>>>「家を安く建てる7つの基本」はこちら

注文住宅と建売住宅ってどう違うの?2つの家の違いを徹底解説

注文住宅と建売住宅を迷っているけど、この2つの住宅は一体何が違うんだろう・・・それぞれの家でどんな特長があるのだろう・・・。

そう感じている方は是非、今回の記事を読んで疑問を解決してください。

今回の記事では注文住宅の家としての特長と建売住宅の家としての特長について解説していきます。

今回お話しする内容が、注文住宅と建売住宅、この2つの建物は一体何が違うのか、どんな点が違うのかという疑問に対しての答えとなると思います。

これからお話しすることが、あなたが抱いている疑問に対しての答えとなり、あなたの家づくりの助けとなっていただけたら幸いです。

【建売住宅か注文住宅か?悩んでいるあなたへ】

注文住宅は建売住宅よりも高いと思っている方は多いと思います。実際多くのケースで注文住宅の方がイニシャルコストは高くつきますが、実はポイントさえおさえれば建売住宅よりも、注文住宅を建てる方がコスト的にも安く建てられることがあります。

ここでは家を安く建てるためのコツをお伝えしていきます。

1:注文住宅を安く建てるための方法は?

注文住宅を予算内で建てるためには7つの基本を押さえておく必要があります。

価格の面で仕方なく建売住宅を選ぶという方は、まずは諦めず注文住宅を安く建てるコツをおさえて、住宅会社に依頼してみてください。

予算内でいい家を建てるための7つの基本は「家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本」にまとめてありますのでご覧の上、まずは依頼し見積もりなどを取ってみることをお勧めします。

2:注文住宅を予算内におさめるための家の形の話

あまり知られていませんが、家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。

では、どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのでしょうか?

それぞれの家の形の特徴とお金の関係については「家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い」をご覧ください。

3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法

注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。

無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して理想の家を建てる方法については「無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ」をご覧ください。




Contents

注文住宅と建売住宅って何が違うの?

それでは早速、注文住宅と建売住宅の建物としての特長についてお話ししていきます。

同じ一戸建て住宅なのに、注文住宅と建売住宅って一体何が違うの?という疑問に対して明確な答えとなるようそれぞれの家づくりの大きな違いや家を購入する上でのポイントに絞って具体的に解説していきます。

前回の記事ではそれぞれの住宅を選ぶのに【向いている人】の特徴をお話ししましたが、ここからは、注文住宅と建売住宅のそれぞれの住宅における家購入時の違いや、【建物】としてのそれぞれの家の特長の違いについて解説していきます。

(この記事では注文住宅と建売住宅の建物としての特長の違いについて解説していきます。注文住宅に向いている人と建売住宅に向いている人の違いについては「注文住宅と建売住宅どっちを選ぶ?向いてる家がわかる7つの特徴を解説」を参考にしてください)

注文住宅の特徴(建売住宅との比較)

1:土地と建物を別で購入する必要がある
2:間取りによっては予算オーバーしやすい
3:設計士との打ち合わせが必要
4:入居するまでに半年から1年以上かかる
5:家が建つまでどんな家となるのかわからない
6:打ち合わせによって間取りの変更が可能
7:住宅設備や仕様に至るまで細かく指定が可能
8:リフォームに対応しやすい
9:建主の顔が見えている

注文住宅の家づくりとしての特徴(建売住宅との比較)1:土地と建物を別で購入する必要がある

まず第一に注文住宅を建てるには、土地と建物が必要になり、それぞれ別々に購入する必要があります。

そして、これが注文住宅と建売住宅の大きな違いの1つだと思います。

土地を購入する際は住宅ローンではなく土地取得のためのローンを組む必要がある

注文住宅では、土地と建物を別々に購入しますが、土地購入の際に現金で自己資金が用意できずローンを組んで土地を購入する場合は「つなぎ融資」または「住宅ローンの分割実行」というローン制度を利用します。

住宅ローンは建物が完成し登記されてはじめて融資が降りるローンになりますから、土地取得の時点では住宅ローンを実行することができないためです。

そして、つなぎ融資と住宅ローンの分割実行それぞれに融資の特徴は違い、これによって、ローンを組む際の複雑さや金銭的な負担具合が違ってきます。

例えば土地購入時に「つなぎ融資」を利用すると土地を購入してから家が建つまでの間、アパート代とローンの両方を支払い続ける必要がありある程度の蓄えが必要になります。

このケースでは土地を取得してから、いつまでも住宅会社が決まらないと言ったことも考えられるので変に焦ったりしてしまうので注意が必要と言えるでしょう。

土地取得に際して、住宅ローンの分割実行(土地先行融資)が対応している金融機関もある

もちろん「住宅ローンの分割実行(土地先行融資)」が対応している金融機関であれば建物が未完成でも土地のみに抵当権を設定して住宅ローンの融資を受けることもできますので家づくり全体でかかる諸費用をおさえることはできます。

>>>知って得してスッキリ解消!土地購入時のつなぎ融資と住宅ローン分割実行の疑問点を解消します

こうしたことから、注文住宅で家を建てるには、建売住宅よりもある程度金融関係に詳しくなる必要があります(住宅購入にあたってこうした複雑なことは、住宅会社によっては面倒な手続きは代行してくれる会社もあります)。

※建売住宅では、すでに建物が建っているわけですから土地と建物がセットで販売となり、住宅ローンとして一括して融資を受けることができます。

建築条件付きの土地を購入するとさらに複雑になる

さらに一言で土地と言っても色々あり、借地権付きの土地であったりなかには建築条件付きの土地と言って、特定の土地で家を建てるには、家を建てるための住宅会社が指定されているというケースもあります。

しかもそうした建築条件付きの土地は、あらかじめ定められた期間内で家を建てなければならず、焦って建てようとすると納得いくまで悩むことができず勢いで決断してしまう傾向にあるため、予算をオーバーしやすくなってしまう弊害が生まれやすくなります。

納得の家づくりを進めるには土地探しと依頼先の住宅会社探しを同時進行で進める必要がある

注文住宅では、建売住宅と違って、こうした土地取得に関する違いがあります。

土地に関する悩みはよくあることですのでどんなに気に入った土地があったとしてもすぐに購入するのではなく、注意が必要になります。

もちろん迷っている間に、土地が売れてしまった場合は諦めるしかありませんから、注文住宅での家づくりで考えなければならない負担や心の動揺は建売住宅よりも大きなものになると思ってください。

注文住宅の家づくりとしての特徴(建売住宅との比較)2:間取りによっては予算オーバーしやすい

また注文住宅は、家を建てるためにかかる費用は、ある意味青天井で(グレードをあげればキリがない)上を見ればキリがないものとなります。

間取りによってはすぐに予算オーバーしてしまい、こだわればこだわるほど家づくりにかかる費用が高くなっていくのです。

わかりやすい例で言えば、ちょっと極端すぎる例かもしれませんが、元ZOZOの前澤さんの家はこの記事を書いている現在建築途中となっています(前澤さんの家は何度も設計に対しての修正が入っているため建築費用は100億を超えると言われています)。

このように、注文住宅はこだわればこだわるほど工期も伸びますし、家の価格は高くなるものと思ってください。

注文住宅を選んだほとんどの人は当初の予算をオーバーする

例えばハウスメーカーに依頼すると、面白いことにはじめに提出される概算見積もりは予算ぴったりに合わせてきます。

でもハウスメーカーが予算ぴったりに合わせた「概算見積もり」はそのメーカーで「標準仕様」と言われるプランになっていることも多く、それが後にいたずらをすることも多くあります。

「標準仕様」とは家として成立させるための最低限の設備を組み込んだものに過ぎないからです。言い方を悪く言えば、どこのメーカーで建ててもあまり変わらないハウスメーカー独自の特長を持たない、もしくは特長を押さえ込んだ家のことを標準仕様の家と言います。

つまり、標準仕様では思い描いていた家を建てることができず、細かい部分は後からオプションとして追加していくことになりますが、このオプション一つ一つがとても高い。

例え一つ一つのものが安かったとしても、それが合計されると数千万円の価格差が生まれることも多く、概算見積書として提示された当初の予算に収まることはまずあり得ないことは覚悟しておいてください。

家づくりをこだわればこだわるほど予算が必要になる

今例であげたように注文住宅はこだわればこだわるほど建築費用が高くなります。

しかも、ある程度のグレードにしないと注文住宅を選んだ意味がなく、大きな予算を組まないと手間暇をかけて家づくりをするのにもかかわらず、かかるのは負担だけで建売住宅と対して変わらなくない家になってしまいます。

だから、ある程度大きな予算を確保する必要があるし、概して注文住宅で建てる家は高くなりやすいのです。

メーカー独自の特長を活かせば活かすほど費用が高くなる

そして皮肉なことに、注文住宅としての特長を活かせば活かすほどそれに比例して家の価格はどんどん高くなっていきます。

間取りも(空間のとり方)同様でこだわればこだわるほど複雑になっていきますのでそれに応じて家の価格はどんどん高くなっていきます。

同様に、家の形や屋根の形を違いが際立つ特長的なものに変えれば、それに応じてどんどん家の価格が高くなります。

それを実現するための材料費がかかったり、特長を活かすために特殊な工事が必要になるからです。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

予算のメリハリをつけることはできる

ただし予算のメリハリはつけることができます。

例えば家族の共有するスペースや来客時に人をあげるLDKには予算をかけて豪華なものとして、その他諸室にはあまりコストをかけないと言った予算のかけ方もできます。

予算オーバーしないためにはコストダウンの7つの基本をおさえておく

予算オーバーしないためにはコストコントロールが必要となります。

これは依頼する側もしっかりと把握しておいた方がいいでしょう。

注文住宅のコストを大きく削減するコツについては下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にしてください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

注文住宅の家づくりとしての特徴(建売住宅との比較)3:設計士との打ち合わせが必要

これらに加えて、注文住宅は長い期間、設計士との打ち合わせが必要になります。

本格的に間取りや家の仕様を決める段階になると、少なくとも休日は全て潰れるような覚悟を持っていた方がいいでしょう。

そして注文住宅は高い買い物ですから、期間中は常に家づくりのことが頭から離れなくなります。

暇を見つけては、家づくりについて調べるようになるでしょうし、家づくりのための打ち合わせ期間中は休日などの趣味にかける時間など、全て家づくりに注ぎ込む形になります。

その打ち合わせ期間は少なくても3ヶ月、長ければ半年から1年くらい見ておく必要があります。

この辺りはどのような住宅会社を選ぶのか、つまりはハウスメーカーなのか、建築家や設計事務所なのか、それとも工務店に依頼するのかによって大きく変わってきます。

>>>失敗しないハウスメーカーの選び方!住宅会社選びの9つの基本

>>>工務店とハウスメーカーの違いってなに?失敗しない工務店選びの14の基本

>>>設計事務所(建築家)に注文住宅を依頼する前に知っておきたい依頼先の特徴と9つの注意点

注文住宅の家づくりとしての特徴(建売住宅との比較)4:入居するまでに半年から1年以上かかる

これまでの話で触れたように、注文住宅での家づくりは土地探しから始まり、住宅会社選び、打ち合わせ、工事と進んでいきますが住宅会社選びの段階から期間を見ても、建物が完成して入居するまで大体半年から1年くらい時間がかかります。

そのため入居するまでの期間が決められていたり、何月までにそこに住みたいなど時間が限られている場合は注意が必要になります。

スケジュール通りに進まないことも多々ありますので、注文住宅では余裕を持ってスケジュールを組むことが大事なのです。

注文住宅の建物としての特徴(建売住宅との比較)5:家が建つまでどんな家となるのかわからない

また家が建つまで、どんな家になるのかわからないところも注文住宅の特徴と言えます。

コンピューターなどで、どんな家になるのかシュミレーションすることはできますが、建売住宅のように実際に建てられた家を見学することはできないからです。

ですから、結局どのような住み心地になるのかは家が建つまでわかりません。

残念ながら注文住宅では建売住宅のように完成した家を見学して住み心地を確かめてから購入ということはできないのです。

もちろん完成した家に近い形で、展示されているモデルハウスもありますが、細かい仕様は個人によりやはり違いが生まれますので実際に完成して住み始めるまではどんな住み心地になるのかわからないということになります。

素材選びは注意が必要

また打ち合わせ時の素材選びは十分注意してください。

例えば壁紙(クロス)や床材などは、打ち合わせ時に実際に使われる面積よりも非常に小さい面積で切り抜いて並べられた状態で指定していきますが、それが大きな面積となった時、なんとなく思い描いていたイメージと異なってしまうことが多いからです。

思ったよりも色が暗かったとか、思ったよりも明るすぎたということは往々にしてあるものなのです。

注文住宅の建物としての特長(建売住宅との比較)6:打ち合わせによって間取りの変更が可能

注文住宅は打ち合わせ時に自分の好きなように間取りに変更を加えることができます。

多くの住宅会社で全てが思い通りの自由な間取りにできるわけではありませんが、住宅会社によって指定されているそれぞれの住宅デザインの方向性に従って変更をかけられる特長があります。

>>>あなたは勘違いしていない?注文住宅で失敗しないために心得ておいていただきたいこと

住む人のライフスタイルに合わせて家全体をデザインできる

デザインコンセプト型の注文住宅であれば、家のデザインは大枠では決まっているところからスタートしますから、より少ない負担でそこに住む人のライフスタイルを取り入れたり、生活を考えた間取りにすることができます。

デザインコンセプト型の注文住宅については「建築家や設計事務所に注文住宅の家づくりを依頼する注意点と2つのポイント」に詳しくまとめてあります。

つまり注文住宅は、建売住宅のような家という箱に暮らしを合わせるのではなく、暮らしから家を考えていくことができるメリットが注文住宅にはあるのです。

そうしたことから趣味を活かした家づくりがしやすい特長があります。

例えばペットがいる家庭で、これからもペットを飼い続けていくのであれば、猫や犬も人間と暮らしやすいような家づくりを目指すことができます。

そうした要望を取り込みながら家づくりができるのも注文住宅の大きなメリットだと言えます。

この辺りについて詳しいことは「注文住宅って何?依頼する前に知っておきたいイマドキの注文住宅の3つのタイプとは」にまとめてありますので、一度目を通していただくとより注文住宅に対しての理解が深まると思います。

注文住宅の建物としての特長(建売住宅との比較)7:住宅設備や仕様に至るまで細かく指定が可能

注文住宅では、キッチンや浴室、トイレなどの住宅設備機器は非常に種類が豊富で充実しています。

そしてどれを自宅に取り入れるのか住宅設備機器のショールームを巡って実際に体験したり選ぶ楽しみが増えることになります。

この辺りの選択は奥様方には大変人気がある過程になり、目をキラキラときらびかせる瞬間となります。

ただ、その分値段もピンキリですので注意してください。

こうした住宅設備機器は依頼先の住宅会社が指定した範囲内であれば、非常に細かく指定することも可能です。

特に水まわりの設備については、どこの住宅設備機器メーカーも力を入れていますので設備を選ぶ過程では注文住宅としての家づくりを楽しむことができると思います。

ただ最新の設備は性能としてみれば大して変わらないのに、高価なものとなりがちですのでくれぐれも注意してください。

住宅に備えるけるこれらの設備機器は住宅価格を押し上げる一つの大きな要因となるからです。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

注文住宅の建物としての特長(建売住宅との比較)8:リフォームに対応しやすい

また将来的にリフォームを検討している場合、リフォームに対応した家づくりをすることもできます。

建売住宅ではリフォーム対応することが難しいケースもありますが注文住宅であれば、あらかじめ将来的なリフォームに対応した家とすることができるのです。

ハウスメーカーは関連会社でしかリフォーム対応していないこともある

ただし気をつけていただきたいのは、住宅会社によってはリフォームをする際、グループ企業でしかリフォームが対応していないこともあるので注意してください。

その場合、ライバルがいない独占状態となりますので、相見積もりができないため価格競争が起きず、リフォームにかかる費用が非常に高く見積もりを出されることがあります。

ハウスメーカーなどは、独自の工法を使って建てていることも多く、他社に依頼しようとしても構造計算ができず、リフォームしようにも外部に依頼することができないということが往々にしてあるのです。

(こうした将来的にわたっての顧客の囲い込みは大手ハウスメーカーが得意とすることです)

注文住宅の工事としての特長(建売住宅との比較)9:建主の顔が見えている

これは注文住宅の特徴に直接あてはまるのかはわかりませんが、誰がそこに住むのか家を建てる人(施主)の顔が見えているのも注文住宅の特長だと思います。

実はこれが案外大事で、設計士としても工事を担当する施工者としても誰が住むのか顔が分かっているというだけで自分の仕事に対して緊張感が変わってきます。

そしてこの程よい緊張感がいい設計や施工につながりいい家を建てることにつながっていくのです。

建売住宅と比較した際の注文住宅の建物の特徴のまとめ

ここでは色々言いましたが、建売住宅と比較した際の注文住宅の特徴をまとめると下記の通りとなります。

【建売住宅と比較した際の注文住宅の特徴】

1:間取りや家のディテールを好みに近づけることができる
2:ライフスタイルに合わせて家をデザインできる
3:将来的な増改築(リフォーム)のことを考えて家づくりができる
4:家づくりの過程を楽しめる
5:家が建つまで実物を確認できない
6:家の価格が高くなりがち
7:入居まで数ヶ月から一年以上かかる
8:土地と建物は別々で購入する必要がある

以上が建売住宅と大きく異なる点です。

建売住宅について

ここからは注文住宅と比較した建売住宅の特徴についてお話ししていきます。

ちなみに、建売住宅とは完成された状態で売りに出されている住宅のことをいい「分譲住宅」とも呼ばれます。

>>>建売住宅って何?購入前に知っておきたい建売住宅に関わる3つの会社

建売住宅の特長(注文住宅との比較)

1:土地と建物をセットで購入できる
2:住宅価格が決まっているので予算確保しやすい
3:わずらわしい設計時の打ち合わせが必要ない
4:購入後すぐに入居できる(建築済みの場合)
5:見学が可能
6:間取りの変更ができない(建築前なら可能)
7:設備や仕様があらかじめ決められている
8:リフォームには対応していないことが多い
9:建主の顔が見えない

建売住宅の住宅購入に際しての特長(注文住宅との比較)1:土地と建物をセットで購入できる

建売住宅は土地と建物をセットで購入できます。

そのため注文住宅の項で説明したような複雑なローンを組む必要はなく、土地と建物をセットで一気に購入できます。

そしてこれが注文住宅の家づくりとの大きな違いで、家を購入するまでのハードルが非常に低くなる特長があります。

建売住宅の住宅購入に際しての特長(注文住宅との比較)2:住宅価格が決まっているので予算確保しやすい

建売住宅は注文住宅と違って、住宅販売価格が決まっています。

それだけではなく、多くのケースでは家の価格を値引きもすることができ、価格面で言えば注文住宅よりも安価に購入することができます。

>>>【建売住宅は安くなる】建売住宅の購入で損をしないために購入する前に注意すべきポイント

建売住宅の住宅購入に際しての特長(注文住宅との比較)3:わずらわしい設計時の打ち合わせが必要ない

建売住宅では注文住宅のようなわずらわしい打ち合わせも必要ありません。

土地だけ決まっていて、これから家を建てるタイプの建売住宅の場合は、簡単な打ち合わせをする必要がありますが、それでも注文住宅と比べると面倒な打ち合わせは必要ありません。

建売住宅の住宅購入に際しての特長(注文住宅との比較)4:購入後すぐに入居できる(建築済みの場合)

建売住宅は、住宅購入後すぐに住み始めることができます。

建築途中の場合だったり、まだ家が建築されていない場合は、入居まで時間がかかるのですぐに住み始めることはできませんが、基本的に完成された状態で住宅が販売されているケースが多いので、購入後すぐに住み始めることができる特長があります。

>>>家づくりで知ってトクする4種類の住宅タイプとそれぞれの特徴

建売住宅の住宅購入に際しての特長(注文住宅との比較)5:見学が可能

実際に住むこととなる、完成された家を見学できるのも建売住宅の大きな特長です。

注文住宅では、住み心地は想像力を巡らせることしか出来ませんから。

建売住宅の建物としての特徴(注文住宅との比較)6:間取りの変更ができない(建築前なら可能)

ただ建売住宅は間取りの変更ができません。

細かい家のディテールの変更はできず、それぞれのライフスタイルに合わせた間取りにするということはできません。

建売住宅はどちらかというと角が立っていない家で、その時に人気のある間取りを取り入れていたり、万人に合わせた当たり障りのない仕様となっている事も多く、だから住み心地については、どうしても妥協する部分が出てきてしまいます。

会社としては、家を建ててしまった以上売れ残ってしまうと困るため、その時々の時流を読み売れるような設計で家づくりを行なっていくのです。

この辺りは住み始めてから気がつくことも多く、注意が必要であると言えます。

建売住宅は家に生活を合わせる家

注文住宅がそこに住む家族の暮らしや生活、ライフスタイルから間取りを考えていく家だとすれば、建売住宅は完成された間取りに家族の生活を合わせていく家だといます。

そしてここに建売住宅と注文住宅の住まいとしての大きな特徴があると思います。

建売住宅の建物としての特長(注文住宅との比較)7:設備や仕様があらかじめ決められている

設備や家の仕様は決められません。

変更をかけられるタイプの建売住宅もありますが、基本的にはそのままのセット販売になると思ってください。

建売住宅の建物としての特長(注文住宅との比較)8:リフォームには対応していないことが多い

実は建売住宅はリフォームや大幅な構造の変更を伴うリノベーションに対応していないことも多いです。

ですから将来的に増改築仕様にも対応していないことも多いのでその辺りのことは住宅購入時に確認が必要となります。

建売住宅の特徴(注文住宅との比較)9:建主の顔が見えない

建売住宅はそこに誰が住むのか、どんな人が住むのかわからない状態で家が設計され、工事が進んでいきます。

全ての業者がそうではありませんが、顔が見えていないと手を抜く部分が出てきてしまったり、住宅の品質が不安視される部分が正直出てきてしまうこともあります。

多くの建売住宅の現場を見ることもありますが、明らかに必要な工程を工期短縮のために当然のように省いていていたりしますので、正直、潜在的な欠陥住宅と疑われる住宅は相当数にのぼると思います(つまりは会社の利益を多く確保するため犠牲となるのです)。

もちろん担当者はそんなマイナス要因を口に出すことはありません。蓋をしてしまえばわからないことも多いですから。

そうした闇の部分もあることをしっかりと把握して、建売住宅を選ぶことが必要になると思います。

注文住宅と比較した際の建売住宅の建物の特徴のまとめ

注文住宅と比較した際の建売住宅の特徴をわかりやすくまとめると下記の通りとなります。

【建売住宅と比較した際の注文住宅の特徴】

1:実物を見て家を購入できる
2:注文住宅よりも安い価格で住宅の購入ができる
3:住宅購入後、即入居可能
4:土地と建物をセット購入できる
5:ライフスタイルにあわせて間取りを変更できない
6:住み心地を妥協しなくてはならない
7:増改築が制限される、もしくはできない
8:施工に不安が残る

以上です。

注文住宅と建売住宅の特長のまとめ

以上の特徴をグラフにまとめると下記の通りまとめることができます。

注文住宅と建売住宅の違い

まとめ

今回は建売住宅と注文住宅の家づくりの違いや住宅としての特徴の違い、ポイントなどについて書いてきました。

2つの住宅を比較して違いを示す記事のため、最初に触れた注文住宅の項に多くの情報を入れましたが、両者の住宅における明確な違いについてはおおかた書き記すことができたかと思います。

ちょっと詳しく書き過ぎたためか、予定よりも長いものとなってしまいました。

今回の記事があなたの住宅購入の助けになるものであればこれほど嬉しいことはありません。



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