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家事効率が10倍変わる!注文住宅のキッチンのタイプの選び方のポイントについて解説します!

どのようなキッチンを選ぶのかによって、家事効率は変わってきます。

アイランド型のキッチンにするのか、コの字型のキッチンにするのか、II型のキッチンか、壁つけ型のキッチンにするか、キッチンには選択肢がたくさんあります。

だからこそ家づくの現場ではキッチン選びで多くの人が真剣に悩まれます。

今回はどのような基準でそれぞれのタイプのキッチンを選べばいいのか。キッチン選びのポイントについて解説していこうと思います。

キッチンはどんな形にする?

キッチンの形で悩まれた際は下記のポイントで検討してみてください。

アイランド型キッチンに向いているケース

家族や友達と一緒に作業するキッチンにしたい

アイランド型のキッチンはみんなで一緒に作業するスペースにしたいかが選ぶ上での基準になるかと思います。

アイランド型のキッチンは、存在感が出ますし、ただでさえスペースを取りますから間取りが限られ、ある程度間取りの広さを確保しバランスよく配置しないとキッチンだけが浮いてしまうスペースになってしまいます。

ですから、家族はもちろん、友人知人をよく家に招いてパーティーなどをするご家庭には向いていますが、それ以外の一般的な利用にはあまり向いていないケースがほとんどです。

またアイランド型はキッチンの両側からアクセスできる動線になるので入れ替わり立ち代わりキッチンに立つことができますが、キッチン内の動線をよくしすぎてしまうと、キッチン内での衝突事故などが起こりやすくなってしまうため、落ち着かない空間になってしまうことがあります。

アイランド型のキッチンを検討する場合は、以上の点がポイントになりますし同時に配慮する必要があると思います。

使いやすいアイランドキッチンにするためのポイント

アイランド型のキッチンを選ぶ場合は理想としては、1000mm以上の奥行きが欲しいところです。

奥行きがあった方が使いやすいからです。

アイランド型キッチンではダブルアクセスになりますから人が交差しても通り抜けられるくらいの広さが必要になります。

ちなみに一般的な人が一人通れるスペースは650mm程度とされています。

アイランド型キッチンはゆとりを持たせた間取りの方が雰囲気が生まれますが、あまり広くないスペースに配置してしまうとキッチンだけが不自然に目立った間取りになってしまうので注意してください。

ペニンシュラ型のキッチンに向いているケース

ある程度コンパクトなスペースで開放的なキッチンにしたい

ペニンシュラ型はアイランド型キッチンのように両側からアクセスできる動線ではなく片側からしかキッチンに侵入できないシングルアクセスの動線となります。

「ペニンシュラ」とは「半島」と言う意味ですから、キッチンの片側が壁につけられた形になるのでアイランド型よりも落ち着いたキッチンにすることができます。

アイランド型のように左右にスペースを確保する必要がなく、片側の出入り口の部分だけのスペースを確保するだけでつくれるのでアイランド型よりもコンパクトなスペースで設置できます。

ただしアイランド型と同じようにキッチンとしての迫力は生まれますので、やはりそれなりに広いスペースが必要となります。

アイランド型までは行かなくても、同じような開放感のあるキッチンにしたいと言うのであればペニンシュラ型を検討するといいと思います。

ペニンシュラ型キッチンのポイント

アイランド型もペニンシュラ型も、デザイン性には優れているのですが、調理作業中の油はねや水はねが気になることが多いです。

そのため天板カウンターを広めにとったり、油はね防止用の透明なガラスなどを正面に設置しておかなければなりません。

透明なガラスでしたら、見た目のデザイン性も損なわれませんし、かえって雰囲気が出るキッチンになります。

また換気扇は大きなものを選ぶことをおすすめします。

ダクトの吸い込みを強くしておかないと不便が生じることが多いので、アイランド型、ペニンシュラ型では必ず大きなタイプのダクトを設置するようにしてください。

「L字型」や「コの時型」のキッチンに向いているケース

何よりも調理時の家事効率を優先したい

「L字型」や「コの字型」のキッチンはワークトライあんぐるを意識した配列にしやすいため、調理時の家事動線を短くすることができます。

ワークトライアングルとはキッチン作業の効率化を考えた「調理時の作業動線のこと」を言いますが、これを意識してキッチンを作ると調理時の移動が最短距離で済ませることができるようになり、調理作業が非常にしやすくなるのです。

L字型のキッチンは一部が2面が壁付け、コの字型のキッチンは3面が壁付けになることが多いですが、いずれのキッチンでもシンクとコンロの角度がちょうど90度の位置に配置されるので、キッチン内を行ったり来たりする必要がなく調理作業に取り掛かることができます。

「L字型」も「コの時型」も、切った食材を鍋に入れる、フライパンで炒める、そうした時もカウンターがつながっているため動きがスムーズで、床にこぼす心配なく調理をすることができます。

L字型の場合は「コの時型」よりも、多少移動距離が伸びますが「コの字型」の場合は、「洗う」「切る」「炒める」の銅線をとてもコンパクトにまとめることができるようになります。

「L字型」や「コの時型」のキッチンのポイント

コの字型のキッチンでは、冷蔵庫をシンクの近くに配置するといいでしょう。

シンクの近くに配置すると、洗うまでの作業効率が良くなります。

L字型のキッチンは、それほど意識しなくても、自然にワークトライアングルに沿った動きになります。

L字型もコの字型のキッチンも、コーナー部分がデッドスペースになってしまいやすいので注意する必要があります。デッドスペースとなる「コーナー部分」をどのようにして使うのかが使い勝手を左右するポイントになると思います。

壁付け型のキッチンに向いているケース

コンパクトなスペースで調理に集中したい

調理専用の独立型のキッチンとはいかないまでも、コンパクトなスペースで調理に集中したいのであれば壁付け型のキッチンがおすすめです。

壁付け型のキッチンでは、調理時に壁に向かう形になるので調理集中しやすいメリットがあり、圧迫感を感じてしまいそうであれば、手元の高さに窓を設けておけば明るく快適なキッチンにすることができます。

また、壁付け型のキッチンは、壁に沿った形で配置されるので、後ろに配置されるダイニングやリビングのスペースを広くとれることも大きなメリットに当たると思います。

壁付け型キッチンのポイント

壁付け型のキッチンでは隣接した空間であるダイニングやリビングからキッチンの調理台が見やすくなってしまうと言う難点があります。

キッチン内部を見せたくないのであれば、ダイニングとの間にカウンターを設置するといいでしょう。

ただ、キッチン内部は常にきれいに整理整頓されていないと、ダイニングやリビングまでも汚らしく見えてしまいますので注意してください。

II型キッチンに向いているケース

会話を楽しみながらも炊事をしたい

II型キッチンのいいところはカウンターを2列に分けて、設置できる点です。

ダイニング側のカウンターには「作業台」と「シンク」を、壁側には「コンロ」を配置すると言うやり方が一般的ですが、調理時のワークトライアングルも良くなり、非常に調理しやすいキッチンにすることができます。

アイランド型やペニンシュラ型のようにレンジフードがダイニング側に向かないためダイニング側への圧迫感も軽減できます。

また壁側に向かって調理することで、調理時の音もそこまで気にならなくなりますので、ダイニングやリビングにいる家族と会話がしやすくなるメリットがあります。

II型キッチンのポイント

II型キッチンを作るときは通路幅は特に意識してください。

幅が広すぎても狭すぎても使いにくくなってしまいます。

ワークトライアングルを意識するなら、

【キッチン調理動線を考える上で理想的なワークトライアングルの長さ】

・シンク〜冷蔵庫の距離 1200mmから1800mm
・冷蔵庫〜コンロの距離 1200mmから2700mm
・コンロ〜シンクの距離 1200mmから2100mm

この長さを基準に考えていただくといいと思います。

また収納や冷蔵庫などの背面キッチンが遠いと、キッチン内での作業がしにくくなってしまいますので配置には十分に注意してください。

キッチン収納は隠した方がいいの?見せた方がいいの?

続いてキッチンの収納で悩むことの多い、隠す収納か、見せる収納かについて解説していきたいと思います。

どちらを選べばいいのかはそれぞれのご家族のライフスタイルやインテリアの雰囲気にもよりますが、どちらがいいのか悩んだときは、おおむね下記のポイントをおさえていただければいいかと思います。

隠す収納に向いているケース

キッチンをスッキリ見せたい時

隠す収納の最大のメリットは、キッチンがいつでも片付いて見えることです。

キッチンを使わない時は、全て壁に収納してしまいモノを隠してしまえば、キッチン内部がいつでも片付いて見えるようになります。

キッチン周りの備品や小物はたくさんありますから、ものがたくさんあると落ち着かない人、できるだけシンプルな空間作りがしたい人などは迷わず隠す収納を選ぶといいと思います。

特に対面型のキッチンにして、背面を全て収納として使うと大容量の収納スペースを確保することができるのでお勧めです。

背面収納の奥行きは、電子レンジ、炊飯器などがおける450mm程度が標準的ですが、奥行きのあるモノを収納する場合はそれ以上の奥行きを確保するといいと思います。

隠す収納を選ぶ際のポイント

キッチンを使う時だけ収納スペースを開放できる引き戸タイプの背面収納がお勧めです。

キッチン調理家電はもちろん、冷蔵庫までも隠せるタイプもありますが、使い勝手としては、冷蔵庫は隠さない方がいいと思います。

調理しない時も、冷蔵庫の開け閉めはあるでしょうし冷蔵庫までを隠してしまうと、冷蔵庫の開け閉めをするたびにキッチン収納を開閉しなくてはならない面倒な収納になってしまうからです。

ただそうしたデメリットを押さえた上で、スマートな印象を目指したいのであれば、隠してしまってもいいと思います。

見せる収納に向いているケース

お気に入りのグッズを見せて華やかなキッチンにしたい時

見せる収納の最大のメリットは、まずものが取り出しやすいこと、そしてキッチン周りの調理器具などをインテリアの一部として利用できる点にあります。

見せる収納では、キッチンを使わない時は、まるでショールームのように飾っておくことができるため、空間に華を添えることができます。

ただ扉のない見せる収納を選んだ場合は、定期的に掃除をしないと埃などの汚れが溜まってしまいます。

その点には注意する必要があると思います。

見せる収納を選ぶ際のポイント

背面の収納の一部を飾り棚にする方法もあります。

そうすることで色や形を楽しむことができる空間に仕上がります。

また埃が溜まってしまうことが心配であれば扉をつけておけば埃の付着を軽減することができます。

見せる収納を選んだ場合、問題になるのはゴミ箱ですが、シンクの下などキッチンの目立たない位置にスペースを確保しておくといいと思います。

まとめ

今回の記事では注文住宅のキッチンの選び方のポイントについて解説しました。

キッチンの収納の問題についても解説していますので、ぜひ今回の記事をあなたの家づくりの参考にしていただけると幸いです。

 

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