>>>「家を安く建てる7つの基本」はこちら

家づくりで知ってトクする4種類の住宅タイプとそれぞれの特徴

あまり一般的に知られていませんが、実は一戸建て住宅の種類は大きくわけて4種類あります。そして一戸建て住宅の4種類とは、それぞれ「建売住宅」、「規格型住宅」、「セミオーダー型住宅」、「注文住宅」に分ける事が出来ます。

もちろん、どれが良いとかそう言うことは一概にはいえません。それぞれにメリットがあり、デメリットもあります。

理想の家づくりをする方が一番に思いつくのはおそらく注文住宅かと思いますが、ひとによっては話を進めていくうちに結果的に建売住宅の方が良くなり建売住宅に決めたという方も少なくありません。

つまり、理想の家づくりといっても注文住宅だけが全てではないのです。

そこで、ここでは一戸建て住宅の4種類の家づくりを比較して頂けるよう、それぞれのメリットとデメリットを明記していこうと思います。

【いい家を安く建てるコツってあるの?】

注文住宅を予算内で建てるために、住宅会社に依頼する前に知っておいて欲しいことが3つあります。

いい家を安く建てるための基本やコツを、それぞれの記事でまとめましたので、これから家づくりをする方は、必ず一読していただくことをお勧めします。

1:家を安く建てるための基本やコツ

注文住宅ではほとんどの場合、当初の予算を上回ってしまいますが、予算内で家を建てるにはコツがいります。

家の価格の決まり方を抑えておくことで、予算内でもいい家を建てることができます。

予算内でいい家を建てるための7つの基本は「家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本」をご覧ください。

2:家の価格を大きく左右する「家の形」の話

家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。

依頼前に基本を抑えておくことで、家の価格を大きく左右する、家の形から決めていくことができます。

どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については「家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い」をご覧ください。

3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法

注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。

無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して理想の家を建てる方法については「無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ」をご覧ください。




1:一戸建て住宅の種類:建売住宅とは

住宅

建売住宅とは、完成された住宅を土地と建物セットで販売する住宅のことです。つまり、ハウスメーカーが予め一部、または全て家を建ててから販売している住宅のことです。おそらく一番なじみ深いのが建売住宅なのではないでしょうか。

まずは建売住宅のメリットをみていきましょう。

建売住宅のメリット:

1:すぐに購入・入居が出来る。

建売住宅を購入する一番のメリットはやはり、そのスピードでしょう。土地とセットで既に住宅が完成しているため周辺環境と言えさえ気に入れば他の種類の住宅と比べすぐに入居することが出来ます。

家づくりは通常、半年から一年くらいはかかりますから、そのスピード感は最大のメリット。例えばそれは賃貸物件に引っ越すような感覚で住み始めることが出来ます。

何らかの事情によりすぐにでも住む場所が欲しい場合や引っ越しを急いでいる場合、建売住宅が一番都合が良いということはいうまでもありません。

建売住宅の購入の流れはおおよそ以下のようになります。

1:物件の見学
2:購入の申込み
3:住宅ローンの仮審査
4:売買契約の締結
5:住宅ローンの本申込み
6:住宅ローンの承認
7:内覧会(引っ越し前の物件確認)
8:再内覧会
9:代金の支払いと引渡し
10:入居

2:多くの場合他の種類の住宅と比べ家の価格が安い

建売住宅は、他の3種類の住宅と比べ安い場合が多いこともメリットのひとつとしてあげられます。価格が安いと言っても特別工事が粗いわけではありません。

また建売住宅のメリットとして土地と建物がまとめて購入できることのは計り知れないものがあります。

ただ建売住宅の場合は施工途中におけるチェック体制が甘いこともあるので注意が必要です。契約前には必ず第三者専門家による住宅診断を受けることをお勧めします。

【建売住宅ではなんで総2階建ての家が多いの?】

建売住宅では、総二階建ての家の形が多いですが、実はこの形は、できるだけコストをかけないで家を建てるためです。

家の形と、費用の関係については下記リンク先の記事にまとめてありますので、家づくりを検討されている方は、参考にしてください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:スムーズに住宅ローンを組むことが出来る

建売住宅の場合、土地代と建物代が明確に決められ分けられています。多くの場合は買い手の状況にあった金融機関を紹介してもらえるのでローンの相談もスムーズに行なうことが出来ます。

多くの場合、建売住宅の場合、時間もお金も節約することが出来ます。住宅に対して特にこだわりがないようであれば建売住宅はメリットを享受することが多いかもしれません。

次に建売住宅のデメリットを見ていきます。

建売住宅のデメリット:

1:間取りなど細かい仕様の変更がきかない。

建売住宅は注文住宅ではないので、当然のようにあなただけのこだわりをもった家づくりをすることはできません。一般的に多くのひとに受け入れられる住宅の設計をしているので、注文住宅のように生活に設計を合わせるのではなく、建物の設計に生活を合わせていく必要があります。

例えば細かい点でいえば、窓の位置やコンセントの位置などこだわりを持っているひとにとっては不向きです。

言い方は悪いですが、建売住宅は少しだけ設備が整っている高級な賃貸住宅のような感覚です。万人向けの設計をしていますから、生活をする上である程度の妥協は必要になります。

2:設備を追加すると予想以上に金額が膨らむことがある

細かい設計の変更はできませんが、オプションで設備や装備を追加したり変更することはできます。ここで注意が必要なのが建売住宅の場合、後付けになると意外にも値が張ることが多いということ。

なので、もしもあなたが購入を検討している建売住宅に設備や装備が不足している場合、しっかりと後になって必要になると思われる全ての設備や装備に対する、追加でかかる費用を確認しておくことをお勧めします。

家づくりでかかる、オプションの費用については下記リンク先の記事に詳しく書いてありますので参考にしてください。

>>>こだわりの家づくりの26のオプションとそれにかかる費用と特徴

3:増改築が難しい

一般的に家づくりをする時には、まずは長期的な視点に立ち、住みたい理想のイメージを思い描き生活に合わせて設計に落とし込む作業からはじまりますが、建売住宅の場合は建物に合わせて生活を変えていく必要があります。

これはあなたが思っている以上に負担となるケースが多々あります。例えばそれは増改築が難しいということも最大のデメリットのひとつにあげられるでしょう。

建売住宅の場合はコストと施工期間を圧縮できる「2×4(ツー・バイ・フォー)」の家であることがほとんどであるため増改築にかなりの制限が設けられます。

そのため建売住宅では、間取りをかえるのはもちろん、増改築などで家に手を入れることが非常に難しくなってきます。

「子供が産まれた時に、新しく子供部屋をつくりたい」

「ゆくゆくは改築や増築をし、おじいさんとおばあさんと一緒に暮らせる家にしていきたい」

など、住宅に手を入れることが前提での購入は、建売住宅は適していません。

建売住宅を購入する上での注意点

1:価格重視で選ぶことをしない

建売住宅ではコストを抑える為に安い部材や資材を使っていることがあります。残念ながらこれは素人には見抜くことが出来ません。

また言葉は悪いですが、ある程度の年数が経ったら、多くの場合解体することを前提につくられている為、孫の世代まで手を入れて長く付き合っていけるような住宅ではありません。

2:建売住宅だからこそ、しっかりと事前調査をする

建売住宅で良くいわれることは「安かろう・悪かろう」であること。一概にそうはいえないのですが、そういうことも起きているのが残念ながら事実としてあります。

建売住宅を購入する上での最大のメリットは他とは比べ物にはならない圧倒的なスピード感。でもだからこそ、しっかりと事前に調査をした上で購入することをお勧めします。

3:アフターフォローがしっかりしているかをきちんと確認する

住宅は買って終わりではなく、買ってからもメンテナンスをし続ける必要があります。しかし建売住宅の場合、最悪のケースではメンテナンスや不具合での対応が受けられないといったことも発生します。

インターネットなどの口コミなどでしっかりと事前に情報収集をし、後に顕在化する不具合やメンテナンスに対してしっかりと対応してもらえるのかを、必ず予め確認しておきましょう。

【自由設計の注文住宅でも建売住宅よりも安くなるケースがあるって本当?】

家を安く建てたいという場合、建売住宅を選択することが正解だとは限りません。

なぜなら自由設計の注文住宅でもケースによって、工夫次第では安く建てることができるからです。

注文住宅を安く建てる基本については下記の記事を参考にしてください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:一戸建て住宅の種類:企画型住宅とは

つづいて、企画型住宅のメリットとデメリットについて書いていきます。企画型住宅とはひと言でいえば予め仕様や間取りが決められているものを基本プランをもとに、カタログなどで細かいプランを選択しつくりあげていく住宅のことを指します。

企画型住宅は自由設計の注文住宅と比べてコストパフォーマンスが高いのが特徴の住宅で、デザインをはじめ間取り、内外装部材、設備などがある程度形になっているため、検討する時間や住宅設計にかける労力を少なくすることが出来ます。

自由設計の注文住宅ほどの自由度はありませんが、予め生活導線など考えられてつくられているプランの中から選んでいくカタチになるので、間取り作成の時間や面倒を大幅に軽減しながらも、家づくりのこだわりにこたえることが出来ます。

そのため企画型住宅では、自由設計の注文住宅に比べてスピーディーに家づくりをすることが可能となります。

企画型住宅は住宅会社によっては「提案型住宅」とよばれたり「規格型住宅」とよばれます。企画型住宅は、材料費や手間が掛からないように、間取りや仕様を出来るだけ統一し、その上で販売価格をなるべく抑えた商品のことを指す場合が多いです。

【家づくりって何から始めればいいの?】

はじめて家づくりをされる方は、何から始めらばいいのかわからないことがほとんどだと思います。

下記リンク先の記事では無料でもらえる住宅カタログを使って家づくりを進めていく方法についてお伝えしています。

これから家づくりを始められる方は、参考にして家づくりを進めていってください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ

企画型住宅のメリット:

1:自由設計の注文住宅と比べコストをかけることなく家づくりをすることが出来る

自由設計の注文住宅ほどの自由度はありませんが、企画型住宅ではコストを抑えてある程度、理想の生活に合わせた家づくりをしていくことが可能になります。

自由設計の注文住宅がゼロから理想の家をつくりあげる住宅なのに対し、企画型住宅では予め企画されたプランが用意されているので、イチからつくりあげる住宅といっても良いでしょう。

自由設計の注文住宅と比べ企画型住宅の方がコストが安い理由としては、自由設計の注文住宅と比べ、多くのものが予め決まっているので、人件費や時間がかからないことによります。

2:コストと打ち合わせ時間を削減することが出来る

企画型住宅は、自由設計の注文住宅と違い、多くのことが既に決まっている中で選んでいく形になりますので設計から建築までのコスト(人件費や打ち合わせ時間など)を大幅に削減することが出来ます。

そのため結果的にコストを抑えて理想に近い住宅をつくることができます。

また自由設計の注文住宅と比べ、膨大な数のものからひとつひとつ吟味して選ぶ必要がないことも、メリットのひとつだと思います。

【いい家を安く建てる方法を教えて!】

いい家を安く建てる方法は1つだけではありません。

家を安く建てるための基本やコツについて、下記リンク先の記事にまとめておきましたので参考にして家づくりを進めてください。

依頼前に基本やコツを抑えておくことで、いい家を安く建てられる可能性が高くなります。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

3:最新のトレンドに対応している

企画型住宅では、今の時代に求められる住まいのトレンドがあらかじめパッケージ化されているのが一般的です。そのため、あれこれと余計なことを考えずに耐震性や気密性、断熱性などの家の性能をはじめ、生活動線が考えられた間取りなどを選択することが出来ます。

また企画型住宅は、トレンドに対応しているだけではなく、住んでからも長く飽きにくい設計となっている場合が多いです。

自由設計の注文住宅だと、建てた当初の生活にフィットしすぎるため、長い目でみれば長く住みにくい家になりがちな傾向にあります。

企画型住宅のデメリット:

1:様々な制約がある

企画型住宅では基本的には間取りや仕様を変えることは出来ません(住宅会社により異なります)。

企画型住宅では予め建物の仕様や間取りは決まっており窓の位置を変えたりコンセントの位置を高くしたりなどに対する自由度は低く、気に入らないからと言って設備や装備を大幅に変更することは出来ません。

ただし最近の企画型住宅は、自由設計のノウハウが凝縮されており「準フリー設計」といって、部分的な設計の変更などに対応可能な企画型住宅も増えてきています。

実際、自由設計とさほど変わらなくなってきていることから、自由設計よりも企画型住宅の方を選択する方も増えてきています。

2:土地を間取りに当てはめる形になる為人によっては理想の家づくりをしにくい。

自由設計の注文住宅と比べ、企画型住宅では基本的には、間取りや窓の位置を変更することは出来ません。そのため、基本的には理想としている位置に窓をつけたり、場所を変更したりすることはできません。

また、企画型住宅では間取りは多く用意されていますが住宅が密集している土地や、条件が厳しい都心などでは法令により、かなり制限されることもあります。

企画型住宅は基本的には特殊な土地や複雑な土地との相性はよくありません。

ただし最近では、狭小地など極端な変形敷地以外だったら対応可能な企画型住宅も増えてきていたりと住宅会社によって異なるので注意が必要です。

3:自由設計ほど自由度は少なく、基本的にオプションで変更することも出来ない

企画型住宅では間取りや仕様を大幅に変えることは出来ません。それはオプションも同じことで企画型住宅では通常オプションはないか、オプション枠が小さいかのどちらかになります。

※ただし、各住宅会社により異なります。

【まずはカタログを請求して確認を】

ハウスメーカーの提案型住宅は、住宅カタログが充実しています。

下記リンク先の記事では、カタログを請求して、家づくりに活かしていく方法についてまとめてありますので、家づくりを検討し始めたら一度ご覧いただき、賢く家づくりを進めていってください。

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企画型住宅を購入する上での注意点

1:会社によって企画型住宅の対応が全く異なる可能性がある

一般的な企画型住宅では、自由設計の注文住宅ほど、自由な間取りはもちろん、細かな配置の変更はできませんが、壁紙や床の色など設備に関して、いくつかの選択肢の中からえらぶことができます。

しかしこの変更に関しては注意が必要で、一概に一般的な企画型住宅全てに当てはめることは出来ません。

例えばあるメーカーでは価格が安く、コストを抑えられる分、自由度はさほどなく、2階にはトイレがないばかりか追加も出来ず、変更も東西の反転のみ可能だったりします。

またあるメーカーでは、法律や構造上の問題さえクリアすることが出来れば、かなりの自由度で家づくりをすることが可能だったりします。

企画型住宅は、住宅会社によって、設計の自由度に幅があるので、家づくりをはじめる前にきちんと確認しておくことが大事です。

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3:一戸建て住宅の種類:セミオーダー型住宅とは

キッチン

注文住宅とよく混同されてしまうのがこのセミオーダー型住宅です。セミオーダー型住宅とは間取りが自由に決められる一方、注文住宅と比べ仕様がある程度決まっている住宅のことを指します。

つまり企画型住宅と比べ間取りを自由に決めることが出来る一方、どうしてもこだわりたい仕様に変更することは出来ません。

また、細かい間取りなどを自由に決めることが出来るので、注文住宅と勘違いしてしまうケースも見受けられます。セミオーダー型住宅は仕様が決まっているので注文住宅よりも自由がないが、注文住宅に近い住宅を建てることが出来る住宅だと考えてください。

ここではセミオーダー型住宅のメリットとデメリットを書いていきます。

セミオーダー型住宅のメリット:

1:間取りに自由がきく

やはり一番のメリットは間取りに自由がきくということ。仕様がある程度決められている一方で、間取りは設計士と担当営業マンが作成するためあなたの理想に近い家づくりをすることが可能となります。

2:比較的安い価格で建てることが出来る

セミオーダー型住宅では、注文住宅と比べ、比較的安い価格であなたの思い通りの家づくりをすることが可能になります。

とにかく仕様にはこだわりはないから、間取りを重視したい・・・という方にはセミオーダー型住宅が適していると言えます。

3:仕様が決まっているとは言え理想に近い家づくりをすることが出来る

セミオーダー型住宅では、あらかじめ標準仕様が決まっているため大量に仕入れることにより、範囲内であれば注文住宅よりも安く仕上げることが可能になります。

とにかく費用を抑えて、ある程度こだわりのある家づくりをしたい方にとって適している住宅かもしれません。

【注文住宅を諦めないで!工夫次第で家は安く建てることができます】

限られた予算でも、注文住宅を安く建てることはできます。

それには家の価格がどのように決まっているのか、またどうすればコストダウンをはかることができるのかを知ることが大事です。

下記リンク先の記事では、家を安く建てるコツや基本について詳しく解説していますので、これから家づくりをされる方に必ず読んで欲しい記事です。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

セミオーダー型住宅のデメリット:

1:建売住宅と変わらない住宅が出来てしまう可能性がある

家づくりにこだわりを持ちたいからと言ってセミオーダー型住宅にしたのに、仕様が決まっているため結果的に建売住宅と変わらない家を建ててしまう可能性があります。

2:手間がかかるものに関しては割高

注文住宅と比べやすく思い通りの家づくりができるのにはそれなりの理由があります。セミオーダー型住宅は注文住宅と比べ最大限、無駄を省くことで家を建て、結果的に安く仕上げることができるようになっています。

そういった無駄を省くことで効率的な家づくりが出来る一方、例えば標準仕様のものは大量に仕入れることでスケールメリットを活かし安くできますが、標準からはずれるなど手間のかかるものに関しては割高になります。

3:思い描く家にならないことがある

セミオーダー型住宅はあくまでセミオーダーのため完全に思い通りの家づくりをすることはできません。設備や仕様、例えばインテリアや素材へのこだわりを持って家づくりをしたい方には適していません。

セミオーダー型住宅を購入する上での注意点

1:はじめは安くても結果的に高くなってしまう場合がある

セミオーダー型住宅はパワービルダーと呼ばれるローコスト住宅メーカーが手がけていることが多いため、はじめは安く見積もっていてもオプションや細かい変更を加えていくと結果的に割高になってしまうことも少なくありません。

パワービルダーが手がける家は、はじめの見積もり段階では家の本体価格が安い場合が多いですが、窓や設備、間取りに変更を加えることによって別途料金がかかり結果割高になってしまうので注意が必要です。

2:オプション工事費が割高

パワービルダーが手がける住宅は概してオプションにかかる費用が割高なケースが非常に多いです。見積もり段階では家の本体価格として価格が提示されるため安く、思い通りの理想の家づくりができると勘違いしてしまいがちですが、棚を付けたり、窓に変更を加えたり、はたまたグレードアップをしたり・・・とすると結果的に割高になってしまうケースも珍しくありません。

【なんで家の価格が高くなってしまうの?】

家の価格が予算をうわまってしまう理由は様々ですが、予算内で家づくりを進めるためには、どういうケースの場合、家が高くなってしまうのかを知ることから始めるべきだと思います。

下記リンク先の記事では、家を安く建てるためのコストダウンの基本やコツについて話していますので、これから家づくりをされる方はぜひ一度読み進めてください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

4:一戸建て住宅の種類:注文住宅とは

ロードサイドハウス

あなたが家を建てる土地の法例に則った範囲内であれば間取りも仕様も基本的に何でも自由。それが注文住宅です。

しかし、多くの場合は工務店により基本的な仕様がきまっておりこだわりの部分に変更を加えていくというのが一般的です。

【注文住宅ってどうやって建てればいいの?】

注文住宅を建てる場合、他の住宅を建てる場合と手順が違います。

ONE PROJECT内の記事「家づくりで注文住宅を建てる時に会社を選ぶ5つのステップ」にまとめておりますので合わせて読むことをお勧めします。

注文住宅のメリット:

1:自由度が高いためこだわりを持った家づくりが出来る

やはり注文住宅の最大のメリットはこだわりを持った家づくりができることでしょう。注文住宅では、基本的にはあなたの思った通りの家づくりをすることができます。

間取りはもちろん、細かな設備や壁紙の色、素材、ドアの好み、細部に至るまであなたの好み通りの家づくりをすることが可能です。

2:建てた後の満足感が非常に強い

注文住宅では他にはない世界にひとつだけのあなただけの家づくりをすることができます。時間とお金がかかる一方で、家が建てられた後の満足感は非常に高くなります。

自分が一生住まう家だからこそ、こだわりと納得の上建てられた家と言うのはやはり充足感はとても強いものとなります。

3:結果的に住宅の品質が高くなる

注文住宅は一定レベル以上を超える職人による家づくりが行なわれるため、結果的に住宅の品質が高くなることが非常に多いです。

注文住宅の場合、多くは施主と大工が顔を合わせる機会も多くなりますので結果的に品質が高い家が建てられることも多くなります。

4:家づくりとそこで暮らす楽しみが増える

注文住宅ではあなたの好みにあった家づくりをすることが出来ます。

要望から間取りや細かい家の仕様を決めていくため、家づくりで悩むことが多くなる一方、家づくりの楽しみも味わうことが出来ますし、完成した家で暮らすことの楽しみも増えます。

【家づくりを検討し始めたら、まずは住宅カタログを請求してみて】

家づくりを検討し始めたら、まずは無料でもらえる住宅カタログを請求してみてください。

様々な家の実例が載っているので、家を建てる際の参考にして頂くことができます。

下記リンク先の記事では無料でもらえる住宅カタログを利用した、家づくりの進め方について解説していますので、参考にして注文住宅での家づくりを進めていってください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ

注文住宅のデメリット:

1:お金と時間が無限にかかる

注文住宅の最大のデメリットとして、自由がきく半面、お金と時間が無限にかかるということがあげられます。

つまりこだわりたいひとにとってはこれ以上ない理想の家づくりができる半面、家づくりにたいしてそれほど大きなこだわりがない方にとってはストレスを感じることが多くなるでしょう。

2:仕上がりのイメージがつきにくい

注文住宅のデメリットのひとつとして、やはり仕上がりのイメージがつきにくいことがあげられます。家を建ててからイメージと違った・・・という話はよくききます。

そのため、注文住宅で家づくりをする為には明確なイメージが必要となり、家づくりのために見学会や住宅展示場などに足を運び雰囲気やサイズ感などイメージを固めることが必要となります。

結果、家づくりに費やす手間や時間は膨大なものになります。

3:家づくりに対して強い思いがないと途中で頓挫する

注文住宅はあなたの思い通りの家づくりをすることが出来る一方、家づくりに対するストレスは大きくなります。

お金と時間がかかるため、家づくりに対して思い入れが強くないと途中で家づくりに疲れてしまい結果的に、企画型住宅やセミオーダー型住宅でつくればよかった・・・と思ってしまいがちになります。

【注文住宅を楽しく、賢く建てるための方法ってあるの?】

下記リンク先の記事では、注文住宅を楽しく進める方法についてもまとめさせていただいています。

注文住宅を建てるのは大変な作業ですが、はじめの面倒な段階をクリアしていただければ、後は割とスムーズに進めている方が多い印象を受けます。

下記リンク先の記事では6つのステップで家づくりを楽しく進める方法についてまとめさせていただいています。

家づくりを検討し始めたら、ぜひ参考にしてみてください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ

注文住宅を購入する上での注意点

1:家を建てる理想の土地を自分で探さなければならない

家づくりにこだわるからこそ、土地もあなたの理想の土地を探す必要性が出てきます。そこで住宅会社、または自分で土地を探す必要が出てきます。

希望の土地を見つける為には最低限、土地に関しての細かい知識も必要となります。

2:建売住宅がメインの会社に注文すると品質が悪くなる可能性がある

注文住宅では一般的には一定レベル以上の職人が手がけますが、建売住宅がメインの会社に注文すると品質が悪くなる可能性があります。

その理由は一定レベル以上に達しなかった職人が建売住宅の会社に流れることにあり、結果的に品質の悪い家が建つことがあります。

注文住宅を建てる場合、注文住宅に力を入れている会社や工務店で建てた方が安心できます。

3:住宅会社や設計担当者のレベルによって家の出来が大きく左右される

実は、注文住宅と言えど家の出来は住宅会社や設計担当者に依存してしまうという側面もあります。担当者のなかには間取りを修正して使い回しているだけということもありますので注意が必要です。

【注文住宅のポイント】

土地探しは依頼先の担当者と一緒に探すこともできます。また注文住宅は誰が担当につくのかによって、家の出来が左右されますが、誰が担当につくのかは依頼してみるまでわかりません。

だからこそ、いい家を建てるためには、複数の住宅会社に依頼して、建てたい家や担当者との相性を含め、しっかりと比較検討をすることが大事です。

複数の住宅会社に依頼をかける場合、下記のリンク先の一括依頼サービスを利用すると便利です。あなたの家づくりにお役立てください。

また複数の住宅会社に依頼し相見積もりを取ることで、家を安く建てられる可能性も高くなりますので、注文住宅では、相見積もりを取ることは必須と考えてください。

家は高い買い物です。勢いも大事ですが、じっくりと納得するまで比較検討をし慎重に進めてください。

>>>注文住宅の依頼先探しや、見積もり、プランの一括依頼はこちらのページで詳細を確認していただけます(プランの依頼や見積もり依頼は、無料で行えます)。

どのタイプの住宅があなたに合っているのかを見極めることが大事

おしゃれなリビング

ここにあげた通り、一概に注文住宅が良いとか、建売住宅が良いとかそう言ったことはいえません。

もちろん品質の面を考えるのならば、多くの場合は注文住宅が一番というケースが多いですが、現実には様々なことを考慮した上で住宅を購入することが多いでしょう。

また、家づくりとは大きくいえば

1:「自分を家に合わせるのか」

2:「家を自分にあわせるのか」

この大きなくくりでまとめることができます。

そこには予算や時間的な制約など様々なことが含まれます。理想の家づくりをするうえで大事なのは自分の優先する項目は一体何なのかを知ることです。

例えば家にこだわりがないのに注文住宅を選択してしまっては、本末転倒な話ですし、家にこだわりたいのに建売住宅に決めてしまうと、後々それがストレスになります。

家づくりをする上で何にこだわるのかは非常に大事

ケース1:家づくりにたいしてこだわりがない

家にたいしてこだわりがなく、モノを決めるのが苦手で、家づくりにあまり時間をかけたくなく、立地優先の場合は建売住宅または企画型住宅があっています。

ケース2:家づくりにたいして非常にこだわりがある

また、家に非常にこだわりがあり、人と同じ家に住むのが嫌で、細かなところに至るまで自分が好きなようにデザインをして、住み心地を優先に考えたいと言うひとには注文住宅があっています。

ケース3:家づくりにたいしてある程度のこだわりがある

さらに、家にたいしてこだわりがあるわけではないが、ある程度は自分の好きなように家づくりを進めていきたく出来れば建売ではなく、時間もかけずに、さらに予算をあまりかけずにローコストで家づくりをしたいと言う方には、企画型住宅やセミオーダー型住宅が適しています。

家づくりのこだわりを知り、住宅会社を選定する

住宅会社によっては複数の商品を展開していることが多く、家を建てたいと思った会社がどのような商品展開をしているのかを知ることは非常に大事になってきます。

例えば建売の他にセミオーダー住宅を展開していたり、注文住宅と企画型住宅を行なっていたりします。

あとで後悔しない為にも、あなたにとって理想の家づくりを進めるうえで住宅会社の選定は非常に大事なことのひとつ。

あなたの家づくりに合っているのはどの住宅会社なのかをしっかりと見極める必要があります。

そしてそのためにはあなたがつくりたい家がセミオーダー型住宅なのか企画型住宅なのか、はたまた注文住宅なのか、明確に知る必要があります。

そしてそこから、あなたの家づくりを叶えてくれそうな住宅会社を選びます。注意点としては注文住宅なのに建売住宅を専門としている住宅会社に頼むなど、畑違いの住宅会社に家づくりを依頼しないことです。

家づくりは考えることも多く大変な作業ですが、一生住まう家だからこそ面倒くさがらずに様々なことを勘案した上でぴったりと合う住宅会社や工務店をみつけ家づくりを依頼することが非常に大事になってきます。

まとめ:

ここでは家づくりをする上での4種類の住宅のタイプと、メリット、デメリットを明記した上でどの住宅があなたにあっているのかを知ることが大事だということをお話しました。

さらに家づくりとは大きくいえば、自分を家に合わせるのか、家を自分に合わせるのかのどちらかであることも話しました。

最後に、家づくりのこだわりにあわせて住宅会社を選ぶことが大事だということを話しました。是非今回書いた記事をよく読んで、あなただけの理想の家づくりをして頂けたらと思います。

その他、無料で貰える住宅カタログを有効的に使って賢く家を建てる方法などがありますが、それは「住宅カタログを使いこなす6つのステップ」を参考にしてください。

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