今回の記事では平屋を建てるときの間取りの注意点と平屋で失敗しないためのポイントについてお話ししていきます。
実は平屋は一般住宅と比べて注意しなくてはならない点がいろいろとあります。
今回はそんな平屋を建てるときの間取りの注意点と、平屋を失敗しないための4つのポイントについてお話ししていこうと思います。
【いい家を安く建てるために知っておきたいこと】
注文住宅を予算内で建てるために、住宅会社に依頼する前に知っておいて欲しいことが3つあります。
依頼前に家の価格を抑えるための基本やコツを知っておくことで、いい家を安く建てることができるようになりますので参考にしてください。
1:家を安く建てるための基本とコツ
注文住宅を予算内で建てるにはコツがいります。それには家の価格の決まり方や、どのように対処すれば家の価格を抑えることができるのかを把握しておかなければなりません。
予算内でいい家を建てるための7つの基本は下記リンク先の記事をご覧ください。
2:家の形と家の価格の大きな関係
家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。
家の形は家の価格を大きく左右する要素の1つですので、家の形と家の価格の関係はしっかりと抑えておくべきです。
どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については下記リンク先の記事をご覧ください。
>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い
3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法
注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。
無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して、理想の家を建てる方法については下記リンク先の記事を参考にしてください。
Contents
- 1 平屋を建てるときの6つの間取りの注意点
- 2 平屋を建てるときの間取りの注意点1:プライバシーの確保をしっかりとする
- 3 平屋を建てるときの間取りの注意点2:防犯対策を考慮した間取りにする(防犯対策をしっかりとする)
- 4 平屋を建てるときの間取りの注意点3:日当たりと風通しを考慮した間取りにする
- 5 平屋を建てるときの間取りの注意点4:部屋数を増やすと家の価格が跳ね上がることを意識する
- 6 平屋を建てるときの間取りの注意点5:収納スペースをしっかりと確保する
- 7 平屋を建てるときの間取りの注意点6:廊下の配置に気を付けた間取りにする
- 8 平屋を失敗しないための6つのポイント
- 9 平屋で失敗しないためのポイント1:十分に広い土地を確保する
- 10 平屋で失敗しないためのポイント2:建ぺい率と容積率を確認しておく
- 11 平屋で失敗しないためのポイント3:平屋を建てる場所を入念に検討する
- 12 平屋で失敗しないためのポイント4:土地と建物の予算バランスを考える
- 13 平屋で失敗しないためのポイント5:外部からの視線対策をしっかりとする
- 14 平屋で失敗しないためのポイント6:将来の家族構成を視野に入れて計画する
- 15 住宅会社に平屋を依頼するときに気をつけておきたいこと
- 16 平屋を依頼するときに気をつけたいこと1:住宅会社に希望通りの間取りが対応可能か確認しておく
- 17 平屋を依頼するときに気をつけたいこと2:平屋が得意な住宅会社かどうか過去の実績を参考にする
- 18 まとめ
平屋を建てるときの6つの間取りの注意点
平屋を建てる時には下記6つの点に注意して間取りをプランニングしてください。
【平屋を建てるときに間取りで注意したい点】
1:プライバシーの確保をしっかりとする
2:防犯対策を考慮した間取りにする(防犯対策をしっかりとする)
3:日当たりと風通しを考慮した間取りにする
4:部屋数を増やすと家の価格が跳ね上がることを意識する
5:収納スペースをしっかりと確保する
6:廊下の配置に気を付けた間取りにする
どれも平屋を建てる上で大事なものばかりまとめさせて頂きました。
それぞれの内容について詳しいことはこれからお話しします。
平屋を建てるときの間取りの注意点1:プライバシーの確保をしっかりとする
平屋は建物の構造的にワンフロアの間取りになります。
平屋は家族間でのコミュニケーションがとりやすくなる一方で、何も考えずに家を建ててしまうと、音やニオイが筒抜けで家族間でのプライバシーを確保しにくい間取りになってしまう傾向にあります。
家族が共有する空間と、個人が使用する空間を明確に分ける
特に平屋の中心にLDKをおき、LDKから各部屋にアクセスできるような間取りにすると、一般的な広さの平屋では、間違いなくリビングの音は家中に響き渡るような間取りになってしまいますので注意が必要です。
ですから平屋でプライバシーに考慮するのであれば、共有スペースであるLDKを含む水回り設備は平屋の片側だけにまとめて配置し、それぞれの部屋と距離をとる間取りの工夫が必要となります。
トイレは個室からもアクセスしやすい位置に配置する
平屋ではトイレの問題も生まれやすいです。
例えば共有スペースであるLDKを平屋の片側に配置したり、水回りの配置を一箇所にまとめたプランにすると、LDKからはアクセスしやすくても、個室からはアクセスしにくい場所にトイレを配置しがちになってしまいます。
この場合は、LDKと個室の中間地点か、アクセスしやすい場所への配置を検討する必要があります。
特に建物が「L字型や」「コの字型」「ロの字型」などの複雑な形をしていると、極端な配置になりがちなので注意してください。
平屋を建てるときの間取りの注意点2:防犯対策を考慮した間取りにする(防犯対策をしっかりとする)
平屋の間取りを検討する上で、プライバシーの確保をきちんと配慮することが必要になりますが、同時に防犯対策を考慮した間取りにしなければなりません。
なぜなら2階建て住宅と比べて平屋は窓がないと暗くなりがちで、採光のために窓を多くとることがあるからです。
平屋の場合は、窓の数が増えるほど、室内が明るくなりますが、一方で、不審者に対して侵入経路を増やしてしまうことにつながってしまうのです。
窓は泥棒の侵入経路ともなりますので、快適な空間づくりを目指した結果、泥棒が家の中に侵入しやすい間取りになりやすい傾向にあるのです。
防犯面で考慮すべきは5点
平屋で防犯対策をする際は下記の5点を守ってみてください。
【平屋の防犯面で特に考慮すべき5つのポイント】
1:窓ガラスを二重ガラスにし窓には必ず防犯フィルムを貼る
2:死角になりやすい場所の窓には格子をつける
3:敷地内に砂利など人が通ると音が鳴るものを敷いておく
4:人感センサー取り付けておく
5:外から見えないように塀を作ったり植栽で目隠しをする
侵入者は多くのケースで窓ガラスを破って家の中に侵入します。
ですから窓から侵入ができないような工夫が必要となります。
この辺りはどのような平屋にするのかで考慮したい点は変わってきますので、間取りを検討し始めてから設計士と一緒に防犯対策を考えて行ってください。
家の周辺や敷地内に死角をつくらない
ただ、平屋の防犯上気をつけて頂きたい点もあります。
外から全く見えない高すぎる塀などはかえって死角をつくってしまい、一度侵入を許すと侵入者の隠れ場所になってしまう危険性が生まれてしまうこともあります。
ですから高い壁を作って外から極端に見えないようにするのではなく、程よく外からも敷地内がのぞけるように設計すると良いでしょう。
平屋の防犯は敷地全体で考えることが大事で、外から中が見えるけれども、人感センサーや砂利があるので、どうやって侵入したらいいのかわからないような土地の使い方をするといいでしょう。
外から見えないことも大事ですが、外から見えることも防犯対策上有効で、抑止力にもなるのです。
これらはこうすれば間違いないという、法則などのようなものはないため設計士と相談の上個々のケースに応じて平屋の防犯対策を練るようにしてください。
家のどこにいても人の気配が感じられるような間取りに工夫する
平屋はワンフロアで移動しやすく、そこに住まう人も快適に暮らすことができます。
けれども平屋は縦ではなく横に広がりを持たせた間取りになるので、土地の形や平屋の家の形によっては、家の中でどうしても目の届かない場所が生まれてしまいます。
だからこそ、防犯面は強く意識し、家の中のどこにいても、人の気配が感じられるような間取りにすることも大事なのです。
例えば敷地内に人が侵入したことを知らせるための人感センサーや砂利などを敷いておくことで、光や音で外部からの人間が敷地内に侵入したことを気配として感じられる工夫を取り入れるといった方法もあります。
平屋は家の中を移動しやすいが、侵入もされやすい
平屋は各部屋へと続く動線がシンプルな間取りになることも多いため、泥棒に狙われるリスクも高くなります。
平屋で生活しはじめてからも、日中暮らしの快適さを感じるためや換気のために窓を開けっぱなしにするケースもあります。
ですが、自分がいる場所の目の届かない場所にある窓はできるだけ開けっぱなしにしないなど気を付けてください。
平屋を建てるときの間取りの注意点3:日当たりと風通しを考慮した間取りにする
平屋は周辺環境に非常に影響されやすい建物です。
ですから必ず平屋を検討する上で日当たりと風通しを計算した間取りにしてください。
平屋は敷地外部の影響を受けやすい建物
平屋を建てるときは周辺環境などの外部の影響を受けやすい建物であることをしっかりと把握した上で間取りを計画していくことが大切です。
将来的に家の周辺に高い建物ができそうならその土地に平屋を建てるのはやめておいた方がいいでしょう。
なぜなら、高い建物の近くに平屋を建ててしまうと日蔭になってしまいやすく、さらに風通しも悪くなりやすいからです。
例えば、建物周辺に二階建て住宅やアパートなどができてしまうと、それだけで家の中が日陰になってしまう点も考慮して敷地内のどの位置に建てることが、平屋を建ててからも周辺の影響を受けづらいか、その土地を活かした平屋を建てることができるのか、まで真剣に考える必要があります。
採光のために天窓を設ける
平屋は立地条件によっては側面から採光するのが難しいケースがあり、その場合は天窓やできるだけ高い位置に窓を設け部屋の中に自然光を取り入れる工夫をすることが大事です。
また平屋に天窓をつければ夏場などに家の中に溜まった暖かい空気が抜けていく風の通り道とすることもできるので、家の中を風が駆け巡り快適に過ごすことができると思います。
特に平屋で吹き抜けのリビングにした時はこのプランは有効です。
平屋を検討するなら、できるだけ高い位置に明かりとり用の窓を設けて、高い位置から採光することが間取りを検討する上で大事な考え方になります。
採光のために中庭をつくる
平屋では、中庭をつくって採光する方法もあります。
中庭をつくることで部屋の奥まで自然の光が入るように考えて設計するのです。
例えば平屋の建物の形を「コの字型」や「ロの字型」にすれば外部からの視線が気にならないプライベートな中庭を作ることができます。
L字型の平屋であっても、敷地内に高い壁をつくれば、気持ちの良い平屋にすることができます。
ただ、建物の形を複雑にするとそれだけ家の価格が高くなりますので注意してください。
>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い
>>>平屋の間取りに差が出る、知っておきたい5つの平屋の形とメリット、デメリット
平屋を建てるときの間取りの注意点4:部屋数を増やすと家の価格が跳ね上がることを意識する
平屋は部屋数を増やすと基礎工事が必要になったりで家の価格が跳ね上がりますので注意してください。
平屋に限りませんが、家の価格は部屋の数を増やすと、建材や工事費などが必要となりますので、部屋数に応じて価格は高くなると思ってもらって構いません。
>>>新築で平屋を建てるにはいくらかかる?平屋の費用相場について徹底解説
平屋は2階建て住宅と同じ床面積で、同じ数の部屋数をつくると割高になってしまいます。2階建て住宅では縦の空間を活かして部屋数を増やしていくことができますが、平屋では横に伸ばして部屋数を確保するため、部屋数を多くするとそれだけ基礎工事が必要になったり、屋根の面積が増えて行ってしまい、家の価格が高くなってしまうのです。
だから、部屋の割り当てなど間取りには十分注意してください。
これは平屋を計画する上で注意する必要があります。
家の建築費用をおさえるコツについては下記リンク先の記事にまとめてありますので、家を建てるときの参考にしてください。
平屋を建てるときの間取りの注意点5:収納スペースをしっかりと確保する
平屋は部屋数を多くすると価格が高くなってしまうため、収納スペースが不足してしまいがちです。
ですから、収納スペースを意識して間取りを考えることが平屋のプランニング上大変大事なこととなります。
それも、今だけではなく将来にわたって計画することが大事です。
壁面ををうまく活用して収納スペースを確保する
平屋では収納スペースが不足しがちですので、間仕切りとなる壁面を収納スペースとして機能させるといいでしょう。
また、デッドスペースとなる部分にうまく収納機能を組み込むのも効果的だと思います。
平屋を建てるときの間取りの注意点6:廊下の配置に気を付けた間取りにする
平屋は廊下が暗くなりがちです。
そのため廊下をつくるのであれば、明るい場所に作るか、採光を工夫していただくことをお勧めします。
実は廊下が明るいだけで家の中の移動が感覚的に楽になります。
例えば「コの字型」や「ロの字型」の平屋を建てるのであれば中庭に近い部分を廊下にすれば明るい廊下にすることができます。
ただし、この場合それぞれの部屋の採光には注意する必要があります。
>>>平屋の間取りに差が出る、知っておきたい5つの平屋の形とメリット、デメリット
廊下も天窓を使い、外からの自然光を取り入れる方法もお勧めです。天窓から差し込む明かりはとても気持ちいいものだからです。
ただし天窓を使う場合は、日差しの強い季節に、室内に注ぎ込む明かりを柔らかくするためのカーテンなどを忘れずにつけるようにしてください。
天窓は使い方を間違うと、そこにいられないほど暑くなる場所がスポット的にできてしまうので、その辺りは十分に設計士と相談の上決めるようにしてください。
※その他平屋の間取りについては「新築で平屋住宅を建てる9つの注意点と21のメリットとデメリット」でも解説していますので参考にしてください。
平屋を失敗しないための6つのポイント
ここからは平屋で失敗しないためのポイントについてお話ししてきます。
平屋を建てる時は下記6つのポイントを意識してください。
【平屋を失敗しないための5つのポイント】
1:十分に広い土地を確保する
2:建ぺい率と容積率を確認しておく
3:平屋を建てる場所を入念に検討する
4:土地と建物の予算バランスを考える
5:外部からの視線対策をしっかりとする
6:将来の家族構成を視野に入れて計画する
平屋で失敗しないためのポイント1:十分に広い土地を確保する
まず近隣の環境を十分にチェックしてください。
平屋は都市部などの住宅密集地には向かず、平屋の良さを活かすには十分なほど広い土地を確保する必要があります。
平屋は1階建ての建物ということもあり高さがありません。
家を建てる土地によっては周辺の建物の影響を少なからず受けてしまいますので採光や風通しなどに影響してくることを前提にして土地を選ぶことが大切です。
平屋で失敗しないためのポイント2:建ぺい率と容積率を確認しておく
土地を決める際は、必ず建ぺい率と容積率を確認してください。
地域ごとに「建築物の用途制限」があるため、それぞれの土地で土地に対してどれくらいの広さの建物を建てていいのかが明確に決まっています。
平屋は2階建て住宅ではありませんので、敷地の広さに対して「建ぺい率(1階部分の床面積)」をある程度広く確保できないと狭苦しい平屋になってしまいます。
平屋で失敗しないためのポイント3:平屋を建てる場所を入念に検討する
平屋の周辺環境はどのような環境であるのかは入念に確認し、また検討してください。
将来的に大きなビルやマンションが建つような場所は平屋には向いていません。
大事なことなので繰り返しになりますが、平屋は周辺環境の影響をそのまま受けてしまい、同じ間取りであっても、どのような土地に建てるかで住み心地を大きく左右するものだということは意識して土地探しをしてください。
平屋で失敗しないためのポイント4:土地と建物の予算バランスを考える
平屋は建物に対して、土地取得費用が高額になりがちです。
土地購入をして平屋を建てるのであれば、どれくらいの予算を土地にかけ、またどれくらいの予算を建物にかけるのかをあらかじめ決めておくことをお勧めします。
開放感のある広い土地がいいからといって土地に予算をかけすぎると建物部分に予算を充てることができず満足した平屋を建てられなくなってしまう可能性があります。
平屋の費用については「新築で平屋を建てるにはいくらかかる?平屋の費用相場について徹底解説」を、また平屋を安く建てるコツやポイントについては「平屋を安く建てるための4つのコツと賢くコストをおさえる6つのポイント」を参考にしてください。
平屋で失敗しないためのポイント5:外部からの視線対策をしっかりとする
「平屋を建てるときの5つの間取りの注意点」でもふれましたが、外部からの視線対策は必ずプランに組み込むようにしてください。
外から丸見えになっていると防犯上好ましくありませんし、気持ちよく暮らすことができません。
植栽などをし、外からの視線を緩やかに遮断するようにすると、平屋ならではの開放感を損わずに外部からの視線を遮断することができますので、是非検討してみてください。
平屋で失敗しないためのポイント6:将来の家族構成を視野に入れて計画する
また平屋は将来の家族構成も視野に入れて計画することが大事です。
2階建て住宅なら対応可能なことも、平屋では難しいこともあるからです。
例えば土地に対して建ぺい率ギリギリで平屋を建ててしまった場合、将来的にリフォームなどをして部屋数を増やすことはできません。
そうした将来的な変化を考慮して平屋は計画する必要があります。
リフォームで部屋を広げたい時も注意が必要
例えば、生活していて使わない部屋の壁を抜いて、大きなリビングにしようとしたときにも注意が必要になります。
平屋は設計時の工法によっては抜けない柱や壁も出てくるからです(2階建て住宅でもありますが)。
平屋は2階建て住宅よりもそうした抜けない柱や壁の影響を受けやすいので、平屋を新築する際に将来的なリフォームのことまで考えて計画するようにしてください。
住宅会社に平屋を依頼するときに気をつけておきたいこと
最後に住宅会社に平屋を依頼するときに気をつけたいことについて合わせてお話ししていきます。
本当に大事なポイントを2点伝えさせていただきます。
【住宅会社に平屋を依頼するときに気をつけたいこと】
1:住宅会社に希望通りの間取りが対応可能か確認しておく
2:過去の実績を確認する(平屋が得意な住宅会社かどうか)
平屋を依頼するときに気をつけたいこと1:住宅会社に希望通りの間取りが対応可能か確認しておく
必ず希望通りの間取りにできるかは契約前に確認してください。
特にハウスメーカーは中身も決まっていないのに、仮契約と称して契約を迫ってきますが、プランも何も固まっていない段階で絶対に契約はしないでください。
仮契約という名前は紛らわしいですが、解除しようとすると違約金がかかります。
平屋の規模にもよりますが住宅会社によっては数百万円〜から一千万円近く違約金がかかることもあります。
>>>注文住宅の仮契約前に知っておきたい2種類の見積書と必ず確認するべき3つのこと
規格型住宅の場合は注意が必要
ほとんどのハウスメーカーでは規格型住宅を採用しています。
規格型住宅(住宅会社によっては企画型住宅とも)とはあらかじめ「家の型(家の形ではありません)」が決まっている住宅のことを言います。
規格型住宅の場合、それぞれの土地に合わせて柔軟に対応することが難しくなってしまいますので、思い通りの家づくりができなくなってしまいます。
規格型住宅は間取りの自由度がかなり限られてしまうからです。
中には土地がない状態でも一緒に探すからと仮契約を迫ってくる住宅会社もあるようですが、土地がない状態で住宅会社を信用して仮契約をしてしまうと、家づくりを失敗する原因となりますので十分に注意してください。
>>>注文住宅って何?依頼する前に知っておきたいイマドキの注文住宅の3つのタイプとは
どこまでが標準仕様で建てられるのかは事前に確認しておく
また住宅会社は契約前にどこまでが標準仕様に含まれるのかを担当者の口から明確に示すことはありません。
標準仕様とは、オプションも何も追加していない、いわゆるすっぴんの状態の家のことを言いますが、住宅展示場などに展示されている家はハイグレードのものを使っていることが多く、現実に建てるのにどこまでが標準仕様なのかがわかりづらくなっています。
標準仕様を確認していないと、実際に家を建てるとなった場合、標準仕様のままでは、どこのメーカーで建てても変わらないような家になってしまうこともあります。
また希望通りの家になるようにとオプションを追加していった結果、予算オーバーしてしまったということもよくある話ですので、事前にどこからどこまでが標準仕様で、その住宅会社で建てたい家を建てることができるのか、予算オーバーにならないかまでしっかりと確認してから契約を結ぶようにしてください。
>>>失敗しないハウスメーカーの選び方!住宅会社選びの9つの基本
平屋を依頼するときに気をつけたいこと2:平屋が得意な住宅会社かどうか過去の実績を参考にする
住宅会社に平屋を依頼をする時は、過去どのような平屋を建てた実績があるのかは必ず確認してください。
住宅会社によっては平屋が得意でないこともあり、そうした住宅会社に依頼すると思った通りに家づくりを進めることができません。
住宅会社は全国に数万社ありますから、それぞれ得意とする工法、得意とする素材、得意とする設計など、細部によって細かく違います。
本当にいい家を建てたいのであれば、平屋を建てた確かな実績のある、経験が豊富な住宅会社に依頼するようにしてください。
例えば、下記サービスを利用してもいいと思います。
>>>注文住宅の依頼先探しや、見積もり、プランの一括依頼はこちらのページで詳細を確認していただけます(プランの依頼や見積もり依頼は、無料で行えます)。
こうしたサービスを利用して、あなたにあった住宅会社を探すようにしてください。
家づくりは一生に一度のことですから、面倒だと思っても最後まで悩んで確かな家づくりを進めていってください(これは平屋に限らず家づくり全体について言えることです)。
まとめ
今回の記事では平屋の間取りの注意点と失敗しない平屋を建てる上でのポイントについてお伝えしました。
平屋の間取りの注意点は下記の6つです。
【平屋を建てるときに間取りで注意したい点】
1:プライバシーの確保をしっかりとする
2:防犯対策を考慮した間取りにする(防犯対策をしっかりとする)
3:日当たりと風通しを考慮した間取りにする
4:部屋数を増やすと家の価格が跳ね上がることを意識する
5:収納スペースをしっかりと確保する
6:廊下の配置に気を付けた間取りにする
また平屋を失敗しないためのポイントは下記6つのポイントにまとめてお伝えいたしました。
【平屋を失敗しないための5つのポイント】
1:十分に広い土地を確保する
2:建ぺい率と容積率を確認しておく
3:平屋を建てる場所を入念に検討する
4:土地と建物の予算バランスを考える
5:外部からの視線対策をしっかりとする
6:将来の家族構成を視野に入れて計画する
平屋はシンプルだからこそ設計士の設計力が試される間取りだと思います。
平屋は特に、土地に始まり、土地に終わるものだと思って土地探しの段階から真剣に検討し家づくりを進める必要があると思ってください。
理由は本文でもお話しした通り、平屋は外部環境の影響を受けやすいからです。
今回の記事で触れた注意点やポイントを守り、是非あなただけの平屋を建てていってください。