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新築で平屋住宅を建てる9つの注意点と21のメリットとデメリット

平屋住宅はバリアフリーのイメージが強い建物ですが、最近では和風からモダンなデザインまで、実に多様なデザインの平屋が建てられており、近年、注目されている住まいの形の一つとなっています。

平屋の人気を裏付けるように、国土交通省の「建築着工統計調査」を見てみると、2014年には平屋の棟数は年間33,168棟だったものが、2017年には41,933棟とおよそ1.26倍の棟数が平屋で建てられており新築で建てられる住宅全体に占める割合も年々増加傾向にあることがわかります。

平屋の人気の秘密は、空間に連続性を持たせることができる自由な間取りや、内外部との距離を縮めることで外を身近に感じられるところにあるのだと思います。

一般的に多い2階建住宅よりも、家族との距離を近くに感じられる特徴も、特に30代、40代の方から平屋が支持される理由の一つだと思います。

ただし平屋を建てるにあたってはきちんとメリットとデメリットを事前に把握することや、平屋を建てるにあたっての注意点を知っておく必要があります。

今回の記事では、平屋の特徴から平屋の注意点、さらにメリット、デメリットをはじめ、平屋を建てる時のコツについてお話しして行きます。

平屋を検討されている方は検討する際に一度読んでいただくことをお勧めします。




Contents

平屋とは

平屋とは一階建ての建物のことを言います。

平屋住宅では、一般的に多く見られる住まいの形の2階建て住宅のような階段を設ける必要がないため、段差のないフラットな空間をつくることができます。

平屋と聞くと細長い「I字型」の一軒家をイメージされる方もいらっしゃいますが、床、天井、屋根、壁で構成された「一階建ての建築物」のことを「平屋建て」というため様々な形の平屋があり、「ロの字型」の建物で中央にプライベートな中庭を設けたもの、「コの字型」や「L字型」の平屋住宅、中には「扇型」をはじめとした複雑な形をした平屋住宅もあり、実に形は様々です。

平屋の間取りの特徴

平屋の間取りの特徴は、「ワンフロア」で「水平方向の移動」がメインとなるところにあります。

平屋ではリビング・ダイニング・キッチンなどの家族が集まるスペースや、寝室を含めた諸室がワンフロアで完結する構造になっています。

段差のない間取りを設計でき、バリアフリーに対応しやすく、部屋間の移動も楽で、天井も高く取れたりと広く開放感を感じやすい家にすることができます。

平屋は一階建ての建物のため、構造上設計の自由度が高く、天井を高くしたり、中庭を設けたり、ロフトを設置することで暮らしやすさを求めた間取りを自由につくることができます。

平屋は構造的にも安定しており、地震などに強い構造であるのも大きな特徴の一つであり、地震の多い日本で平屋が注目され人気の理由の1つだと思います。

平屋住宅の注意点

平屋は建てる場所によって設計の自由度が大きく変わってきます。

平屋を建てる際の主な注意点は下記の9点になります。

平屋の注意点1:一般的な2階建て住宅よりも広い土地が必要となる
平屋の注意点2:平屋は建てる場所に注意する必要がある
平屋の注意点3:プライバシーの確保をクリアした間取りにする必要がある
平屋の注意点4:外部からの視線対策を工夫した間取りを検討する必要がある
平屋の注意点5:間取りに採光をとる工夫を施す必要がある
平屋の注意点6:防犯対策をしっかりと考える必要がある
平屋の注意点7:都市部や住宅街に建てる場合はデメリットが際立つ
平屋の注意点8:部屋の配置に注意する必要がある
平屋の注意点9:廊下の配置には特に気を配る必要がある

下記でそれぞれの平屋の注意点について詳しくお話しします。

1:平屋を建てるには広い土地が必要

平屋は周辺環境の影響を受けやすいため、都市部に建てるのか、郊外に建てるのかによって「暮らしやすさ」は左右されますし、その他、平屋を建てる「敷地の広さ」にも注意する必要があります。

平屋を建てる場合、土地の広さの問題は深刻で、ある程度広い土地に建てないとこじんまりとした窮屈な家になってしまう可能性が高くなります。

また一般的な2階建て住宅よりも、建物の高さがないため、外からの採光を取りづらく、敷地はもちろん間取りにの取り方によっては、ジメジメとした暗い家になってしまうことも考えられるため十分に注意して土地探しをする必要があります。

2:平屋は建てる土地の環境の影響を受けやすい

平屋は建てる土地に影響を受けやすい建物です。

隣家との距離が近い場合や、道路が近い場合など、平屋を建てる土地によっては、風通しが悪くなってしまったり、家の中に光が入ってこないなど、平屋は「建てる土地の環境に影響を受けやすい建物」であるということには十分注意してください。

周辺環境次第では、視線が気になったり、光が届かない、風通しが悪いなど、非常に住みにくい家になってしまう事も考えられます。

また、平屋に適さない土地もあるので、平屋を建てると決めたのなら、土地探しの段階から十分に検討して土地探しを行い、平屋を建てる必要があります。

3:平屋ではプライバシーの確保が難しい

また、よく言われるのが平屋に住まう家族間のプライバシーの問題です。

平屋はワンフロアの構造となるため、家族との距離が近くコミュニケーションが取りやすくなる一方で、しっかりとしたゾーン分けをするなど、平屋の間取りを工夫しないと家族間でのプライバシーを確保することが難しくなります。

4:外部からの視線対策は必須

平屋では、外部からの視線を考慮した設計にすることは必須です。

特に都市部をはじめ、隣家との距離が近い住宅街に平屋住宅を建てた場合、隣の家から家の中が丸見えになる可能性もありますので十分に注意してください。

平屋の住みやすさや暮らしやすさは周囲の環境に大きく左右されるため、隣の家との関係や、平屋を建てる周辺環境を十分に考慮した上で間取りを工夫する必要があります。

5:採光をとる工夫が必要

平屋では、外からの視線を考えた間取りを検討する必要があるほか、内部への日当たりを十分に検討した間取りを設計する必要があります。

平屋の日当たりを良くする工夫としては中庭を設置すること、窓を広くとること、また勾配天井にし天窓を設置するなど、ケースによって違い十分に検討することが必要となります。

6:防犯対策をしっかりと考える必要がある

平屋では、防犯面にも注意する必要があります。

プライバシーを確保するために、外からは内部が全く見えない構造の平屋も目にすることがありますが、おしゃれなデザインである反面、何らかの防犯対策は必須となります。

7:平屋は都市部や住宅街に建てるのには向いていない

平屋を建てるには、十分にゆとりのある敷地面積が必要になります。

そのため、建物が密集している都市部や、隣家との距離が近い住宅街ではメリットを活かすことができずにデメリットが際立つ傾向があります。

つまり、平屋は建物が密集している地域には向いていません。

また都市部では、敷地面積が限られているため、2階建て住宅と同じ延べ床面積を確保することが難しく、都市部で平屋を希望する場合は、部屋数が極端に少なくなることも考えられるので、注意する必要があります。

8:部屋の配置(間取り)には注意が必要

平屋は生活空間がワンフロアで完結するため、暮らしやすいイメージが先行していますが、平屋は各部屋の配置の仕方、つまり間取りに左右されやすく、間取り次第ではとても住みにくい家になります。

居住空間を機能ごとに分類して配置する方法をゾーニングと言いますが、平屋での住みやすさはゾーニングで決まると言っても過言ではありません。

ゾーニングの考え方については「新築の注文住宅の間取りで失敗しないマイホームの間取りプラン作成のコツ」の記事内の「マイホームで生活の基準となる場所を中心にゾーニングする」を参考にして頂くと良いでしょう。

9:廊下の配置には特に注意が必要

平屋を建てる上で、意外と盲点なのが廊下の位置です。

平屋の場合、廊下を単なる通路だと認識してしまうと、非常に暗い廊下になってしまい、使いにくい廊下になってしまうことがあります。

平屋住宅を選ぶ場合は、まず平屋を建てる周辺環境の様子をしっかりとチェックする必要があります。

その上で、窓の配置や各部屋との関係をしっかり考慮し、陽当たりの良い間取りを設計していく必要があります。

思い切って廊下をなくす方法もありますが、その場合、廊下を挟まずに部屋間での移動になり、間取りによっては不便になることもあるので十分に注意してください。

平屋を建てる費用について

一般的に平屋建てというと、費用がかからずコストを抑えて安価で建てることができる、というイメージが強いようですが、決してそんなことはありません。

一般的なイメージとは違い、2階建て住宅よりも平屋の方が費用が高くなることがほとんどです(同じ延べ床面積で建てようとした場合)。

なぜ平屋の方が高いのかというと、2階建て住宅よりも基礎工事に必要な面積が広くなるからです。

また2階建て住宅よりも屋根の面積も広くなるため、屋根にかかる費用も、平屋の方が高くなることが多く、坪単価で見た場合、総じて一棟あたりの建築費用は高い傾向にあります。

「平屋の注意点」でもお伝えしましたが、平屋を建てるには、ある程度、敷地面積の広い土地に建てる必要もあり、総費用で見た場合、平屋の方が高くなると思ってもらって間違いありません。

※平屋の方が建築費用が安くなるという記事を目にすることもありますが、坪単価でみると平屋は高いことの方が多いので注意して下さい。特に都市部に平屋を建てる場合は、費用が高くなることがほとんどで高級住宅と変わらないコストがかかります。家にかかる費用の内訳については「注文住宅にかかる総費用の内訳について、どこよりも詳しく教えます」をご覧ください。

平屋住宅の魅力と人気が高い理由

平屋といえば、以前は古風なイメージがありましたが、テレビや雑誌などの影響でおしゃれな平屋というイメージがつき、近年人気の高い家となっています。

昔ながらの平屋というと古臭いイメージがありますが、現在の平屋は意匠を凝らした外観や、おしゃれな内装のものも多くあり、より暮らしやすさを重視した間取りの平屋もよく見かけます。

また平屋は段差のない、バリアフリーな空間に設計することも検討しやすく、小さなお子様がいらっしゃる場合や、お年寄りの方がお住まいになられる場合、特に相性の良い家の形になります。

さらに平屋は、ワンフロアの水平移動がメインとなるため、移動が楽なほか、人の目が行き届きやすく、間取りの工夫次第では、どの部屋にいても家族の気配を感じられる間取りにすることもできます。

実際、平屋の天井を高く取ったり、開放的な空間にすることも検討できたり、デザインの工夫次第では、意匠性の高いとてもおしゃれな平屋にすることもできます。

平屋は構造的にも安定しており、強風や地震にも強く、階段がないため体に無理なく負担のかからない効率的な間取りを検討できます。

部屋の配置など間取りの自由度も高く、室内外を一体化した、風通しが良い自然に溶け込んだ広々とした空間を設けることもできることから、人気が高い家の形として近年注目されています。

その他、平屋の具体的な費用や魅力などについて

どのような平屋を建てることができるのか、平屋を建てる具体的な予算はどれくらいかかるのかなどについてはカタログで知ることができます。

住宅カタログは無料で手間をかけることなく簡単に取り寄せることができる上に、どんな平屋を建てることができるのか、平屋での家づくりを検討するにあたって参考にできる点が多くあります。

平屋で建てることを検討している場合は下記から一度カタログを請求して見てください。

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※住宅カタログを参考にして平屋の間取りを検討する方法もあります。

平屋の間取りを決める上で、住宅カタログは非常に参考になります。

特に間取りを含めた平屋全体の雰囲気が掲載されている「実例カタログ」は、注文住宅で家づくりを進める上では欠かすことのできない道具の一つになります。

ライフルホームズのカタログ取り寄せサービスでは、無料で、好みに応じた雰囲気の平屋のカタログを複数冊まとめて一気に取り寄せていただけます。

平屋での家づくりを検討しはじめたら、まずは無料でカタログを取り寄せて、どんな平屋にしたいのかを検討する時間を設けることをお勧めします。

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カタログを利用した家づくりの方法については「無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ」も合わせて参考にして進めてください。

平屋住宅のメリット

平屋を建てる場合に限りませんが、注文住宅で家づくりをするときは、メリットとデメリットをしっかりと把握した上で慎重に進めていく必要があります。

メリットがあれば、必ずデメリットも生じてきますが、ここからはまず、平屋を建てる前に知っておきたい平屋のメリットをお伝えし、続いて平屋のデメリットについて話していきます。

・平屋住宅では家族間でコミュニケーションが取りやすい
・平屋住宅は段差が少ないので部屋間の移動が楽になる
・平屋は生活動線が短く効率的なスペース作りができる
・平屋はワンフロアで繋がった空間のため開放感を感じやすい
・平屋は風通しが良い
・平屋では大広間をつくりやすい
・平屋住宅は構造的に地震につよい
・平屋では足場を組む必要がないのでメンテナンスがしやすい
・平屋は水平移動がメインのためバリアフリーな設計に対応しやすい
・平屋は一般的な傾向として冷暖房効率が良くなる
・平屋では2階建て住宅では難しい家具の搬入も容易にできる
・平屋では毎日の家事が楽になる

平屋のメリット1:家族間でコミュニケーションが取りやすい

平屋にするメリットの1つは、同じフロア内に生活スペースが収まり、家族間でコミュニケーションが取りやすくなるところにあります。

平屋はワンフロアでフラットな空間になるため、家の隅々まで目が届きやすく、家中どこにいても、家族の気配を感じられる家になります。

平屋の家は、家全体に目が届きやすくなるため安心感があり、小さなお子様がいらっしゃる場合や、お年寄りの方がいらっしゃる場合に最適な家の形と言えるでしょう。

平屋のメリット2:段差が少ないため部屋間の移動が楽になる

段差がないのも平屋を選ぶ大きなメリットの一つです。

当たり前のように感じますが、段差の「ある」「なし」は生活のしやすさに直結しており、その差は非常に大きいものがあります。

平屋では段差がないため家の中に高低差が生じず、水平移動がメインの空間となります。

家の中の段差によってつまづく心配がないため移動がしやすく、転倒などの危険を少なくすることができます。

平屋のメリット3:生活動線が短いため移動が楽にできる

平屋では、部屋間の移動距離を短く設計できます。

例えば、平屋の中央に中庭を配置した場合、中庭を通って家中の部屋を自由に行き来できる間取りを検討することもできます。

ただ一方で、平屋では間取りの取り方が悪いと、動線が悪く部屋間の距離が長くなってしまい、暮らしにくい家になってしまうこともあるので、平屋を選ぶ場合は十分に注意して間取りを設計して下さい。

平屋のメリット4:開放感を感じやすい

建築家:鳥山敦生「平屋のコートハウス」

平屋はワンフロアでフラットな地続きの空間のため、広さを感じやすい家になります。

また、平屋では2階フロアがない分、天井の高さも調整することが出来るので、天井の高さを活かせば、より広く感じられる開放的な空間にすることもできます。

平屋のメリット5:平屋は風通しが良い

平屋は複雑な間取りでない限り、基本的に風通しの良い間取りになることが多いです。

平屋はシンプルな構造のため、窓を目一杯開けることで建物全体に外気が行き渡り、空気の循環を促すことができます。

※ただし平面的に広い平屋の場合、間取り次第では壁が多くなり風通しが良くない平屋になってしまうことも十分考えられるので注意してください。建物の形を含め設計士とよく話し合った上で間取りを決めて行くことをお勧めします。

平屋のメリット6:平屋は構造がシンプルなため大空間をつくりやすい

平屋は構造がシンプルなので大広間の大空間をつくりやすいメリットがあります。

例えば「I字型」の平屋の場合、玄関を開けてから、一番奥の部屋まで、壁のない広い空間を設計することができるなど、2階建て住宅では考えられないほどの大広間をつくることが出来ます。

平屋のメリット7:地震に強い構造

平屋はワンフロアの構造のため、建物自体が安定しやすく地震に強い構造の家となります。

平屋が地震に強い理由の一つとしては、平屋は1階建てのため2階建て住宅よりも建物自体の重量が軽く、地震時の揺れが少なく建物への負担が軽いことがあげられます。

もちろん平屋を建てる場所や地盤の状況などにもよりますが、一般的に、平屋で家を建てた場合、地震に強い家を建てることが出来ると思ってもらって問題ありません。

平屋のメリット8:メンテナンスがしやすく維持コストが安く済む

一般的な2階建ての住宅の場合、点検や塗装を含むメンテナンスの際に足場を組む必要がありますが、平屋では足場を組む必要がないことが多く、メンテナンスの際のコストが2階建ての家よりも少額で済む傾向にあります。

平屋のメリット9:バリアフリーな設計に対応しやすい

バリアフリーには様々な意味がありますが、住宅においてのバリアフリーとは生活しやすいように障壁となる段差(バリア)を取り除いた(フリー)安全で住みやすい、住宅のことを言います。

平屋では設計次第で、生活しやすくバリアフリーな家を設計することができます。

平屋のメリット10:冷暖房効率が良い

どの平屋もひとまとめにして冷暖房効率が良くなるとは言い難い面もありますが、平屋では暖められたり、冷やされた空気の逃げ場が限定されるため、冷暖房の効きは良くなる傾向にあります。

例えば2階建ての建物ですと、暖められた空気は上昇して2階にのぼっていきますが、平屋は一階建ての建物のため、暖められた空気が2階に逃げることはありません。

※ただし開口部を大きくとったり、窓の数が多いほど家自体の断熱効果がなくなるので冷暖房効率は悪くなります。

平屋のメリット11:家具を搬入しやすい

平屋では2階建て住宅と比べて家具も搬入しやすくなります。

例えば一般的な2階建て以上の建物の場合、大型の家具を2階に搬入するのが難しい場合がありますが、平屋の場合は、ワンフロアのため家具の搬入経路がいくつもあり、大きな家具であっても搬入がしやすい傾向にあります。

平屋のメリット12:家事が楽

平屋では総じて家事が楽になることが多いです。

これもワンフロアのつくりだからこそでしょうが、生活動線を考えた間取りを設計することで、洗濯物を洗ってから干すまでの距離が短く、階段などの登り降りもないため、家事が非常に楽になります。

また一般的に多い2階建ての住宅では、階段の掃除をする必要がありますが、平屋では階段自体がないため階段を掃除する手間を省くことが出来ます。

平屋住宅のデメリット

まずは平屋のメリットを見てきましたが、平屋建ての住宅は、メリットが際立つ反面、デメリットも多い住宅になります。

平屋は近年人気の高い住宅タイプの一つで、様々な間取りが検討されていると思いますが、ここからは平屋にするデメリットについて触れていきます。

・平屋は建築費用が高くなる(価格が高い)
・平屋は同じ面積の場合、坪単価が高い
・平屋を建てるにはある程度広い土地が必要になる
・平屋は部屋数が取りにくい
・平屋は防犯面の不安がある
・平屋は開放的である反面プライバシーの確保は難しくなる
・平屋は周囲の環境の変化に弱い
・平屋は収納スペースを十分に検討する必要がある
・平屋は生活音が漏れやすい

平屋のデメリット1:建築費用が高く割高傾向

平屋は1階建てのため、安いイメージがあるようですが、一般的に平屋の価格は高い傾向にあります。

平屋の価格が高くなる主な理由は、基礎工事の費用や屋根の費用が多く必要になることや、広い敷地が必要になることなどがあげられます。

平屋のデメリット2:同じ面積でも坪単価が高くなる

平屋のデメリット1と同じような内容ですが、平屋では2階建てと同じ延べ床面積の家を建てようとした場合でも、土地を含む建築コストが高くなります。

建物の基礎工事にかかる費用をはじめ、屋根の面積が広くなることが主な理由で、一坪あたりの単価が大きくなり、同じ35坪の延べ床面積でも平屋建ての方が総じて高くつく場合がほとんどです。

平屋のデメリット3:平屋を建てるのには広い敷地が必要になる

平屋を建てるには、広い敷地が必要になります。

一般的に、狭い土地や隣家との距離が近い都市部などでは平屋は向かず、建物が密集した土地で平屋を建ててしまうと風通しはもちろん、陽当たりも悪く周囲からの視線が気になる家になってしまう家になることがほとんどです。

また2階建住宅では間取りの工夫次第で狭小住宅にも対応できますが、暮らしやすさを考えると平屋で狭小住宅を検討することは難しくなります。

平屋のデメリット4:部屋数を取りづらい

また、平屋で部屋数を増やすためには、平屋を建てる敷地が広くなければなりません。

一般的な2階建て住宅の場合、2階を作り部屋数を増やすことが出来ますが、平屋はワンフロアのため、部屋数を増やすと、基礎工事が必要になったり、屋根が必要になったりするので費用もそれだけ膨らんでいきます。

特に都市部に平屋を建てる場合は、土地代が高いことが多いので、部屋数を取りづらい傾向があります。

平屋のデメリット5:収納スペースを取りづらい

平屋では部屋数が少なくなる傾向にある他、それに準じて収納スペースも少なくなる傾向にあります。

設計の段階で、あらかじめ入念に収納スペースを検討しておく必要があります。

平屋のデメリット6:防犯面に不安がある

平屋の家は、ワンフロアのつくりのため侵入経路がたくさんあります。

そのため空き巣に狙われやすく、防犯面に不安が残ることがほとんどです。

防犯面に不安があるのは開放的であるがゆえの悩みですが、窓ガラスを二重ガラスにしたり、防犯フィルムを貼ったりなど、平屋では何らかの防犯対策を必ず施す必要があります。

また家の周りに柵を設置することや、砂利を敷くなどをし平屋特有の開放感を保ちながらも、空き巣に狙われにくくする防犯対策を施すことも必要です。

平屋のデメリット7:プライバシーの確保が難しくなる

平屋の場合はすべての居室が同じ階層のワンフロアとなります。

家族との距離が近くなり、家族の気配を感じやすくなるというメリットもありますが、リビング、客間、寝室、子供部屋を含むすべての部屋が同じフロアになるため、家族間でのプライバシーの確保が難しくなります。

また全体を見通すことができる一方で、来客があった際は、どの部屋からでも見られてしまう構造になるので対策を施す必要があります。

平屋のデメリット8:周辺環境の影響を受けやすい

平屋住宅は、建物に高さがないため家を建てる周辺環境の影響を受けやすい傾向にあります。

例えば、建てる場所によっては、風通しが悪くなったり、隣家から建物の中が丸見えになってしまったり、日当たりが悪くなってしまったりします。

また将来的に家の近くに大きな建物をはじめ、住宅街が出来る予定がある場所には平屋を建てることはお勧めしません。

平屋のデメリット9:生活音が漏れやすい

平屋はワンフロアで開放的であるほど、他の部屋に生活音が漏れやすくなります。

リビングでテレビを見ている音はもちろん、キッチンやバスルーム、トイレなどの水廻りの生活音も家中に聞こえてしまう間取りになってしまうことも多く、音を気にする方は、設計の段階からそれぞれの部屋をゾーン分けして、離しておくなど、何らかの対策を施す必要があります。

平屋住宅の間取りのコツ

ここからは平屋を建てる際の間取りのコツについてお伝えして行きます。

意外に思うかもしれませんが、平屋は2階建て住宅と比べて間取りの難易度が高く、平屋で建てる場合は、2階建住宅を建てる時以上に様々なことを考えて間取りを計画する必要があります。

特に下記の2点に注意して間取りを作る必要があります。

1:間取りの配置に気をつける
2:家の中に光を取り入れる工夫をする

平屋を建てるには広い敷地が必要となり、建てる土地によって住み心地などの快適性が大きく左右されますが、間取りを工夫することで生活しやすい家にできます。

平屋の間取りのコツ1:間取りの配置に気をつける

先ほどの「平屋住宅の注意点」でもお話ししましたが、平屋は平面的な空間で、生活は水平移動がメインとなります。

全てワンフロアでまとめるつくりのため、ゾーニングによる部屋の配置が間取りを決める上で非常に重要な要素となります。

平屋にあったゾーニングを考える

平屋のデメリットでも話したように、平屋は構造上、音が家の中に響き渡るため、プライバシーを確保するためにも、それぞれの部屋の間に、緩やかな距離をつくることが大事です。

ただし、廊下でそれぞれの部屋をつなげた場合は、長い廊下になってしまい、平屋のメリットである「生活動線の短さ」を活かすことができなくなってしまいます。

この辺りのことは、「平屋に何を求めるのか」「平屋でどのような暮らしをしたいのか」によって間取りが変わるため、個別具体的な話をすることはできませんが、設計士に相談の上ゾーニングを最適化し、間取りを決めていくことが大事です。

平屋での生活が暮らしやすくなるかどうかは、設計の段階でどれだけゾーン分けを検討した間取り計画ができるかにかかっています。

プライベートな部屋の配置について

平屋の良さは、内外部の緩やかな繋がりにもありますが、外との関係がゆるやかなため、外部からの視線や、音については十分に配慮した設計にすることが必要です。

平屋では、寝室、浴室などのリラックスできる居室のプライバシーを確保する必要があるほか、道路や隣家との周辺環境との関係性を考慮し、部屋の配置を慎重に行ってください。

プライバシーを確保するために、開口部を少なくすることも検討されると思いますが、開口部を少なくした場合、建物の高さのない平屋では、室内が暗い空間になってしまいがちなので窓の配置などを工夫し、採光を取ることも大事です。

プライベートな空間はしっかりと確保する

平屋を建てる際は、意識してプライベートな空間をしっかりと確保するようにしてください。

家族との距離が近いことはいいことですが、あまりに近すぎるとかえって不都合が生じることもあります。

部屋数には注意する

平屋は水平移動の開放感が魅力の住宅ですが、2階建住宅と同じ要領で、部屋数を多くすると手狭な空間になってしまうことがあるので注意してください。

また、壁を多くつくりすぎると窮屈な空間になってしまいます。

平屋で複雑な間取りにしたい場合は、風通しなどにも十分注意して間取りの配置を計画するようにしてください。

水廻りはプライベートな空間と離すのが基本

平屋の家で、特に注意したいのが水廻りを含む音の問題です。

平屋は構造上、音が伝わりやすい家のため、それぞれのプライバシーを確保するためにも、音が出る空間とはできるだけ離して間取りを検討することが大事です。

平屋の間取りのコツ2:家の中に光や風を取り入れる工夫をする

平屋では間取りをつくる際に、如何に「機能ごとに分けた部屋の配置を計画することが大事」であるということについて、お話ししましたが、平屋の間取りではもう一つ、大事なことがあります。

それは如何にして明るい家にするかということです。

平屋は暗い家になりがちですが、家の中に光や風を取り入れるには主に2つの手段があります。

1:中庭をつくる
2:窓の配置を検討する

この他にも家の形を変えるなど方法はありますが、ここでは省略します。

中庭を設けることで採光を取る

平屋は建物自体が、平面で広がっているため、窓が取りにくく、どうしても家の中が暗くなりがちになります。

家の中に光を取り入れる工夫の一つとしては、中庭を設ける方法があります。

平屋に中庭を設けることで、中庭部分から家の中に自然の光を取り入れることが期待できます。

窓の配置を工夫する

平屋では窓が取りにくいものの、窓の配置を工夫することも大事です。

平屋は建てる土地によって快適性が大きく左右されるため、土地に合わせて窓の配置をする工夫を施してください。

例えばトップライト(天窓)を設置して採光をとるなどの工夫をすることも検討するといいと思います。

窓の配置のコツについては「注文住宅の窓で失敗しないために抑えておきたい21種類の窓と配置のコツ」を参考にしてください。

平屋住宅の間取りのアイデア

続いて平屋の間取りのアイデアについても少しだけ触れていきます。

・平屋の中心に中庭を設けてプライベートな空間を作る
・ロフトをつくって動きをつくる
・屋根のあるデッキをつくる
・スライド式のドアにする
・勾配天井の中央に天窓をつくる

さらに具体的な平屋の間取りのアイデアについては「おしゃれで暮らしやすい平屋にする2つのポイントと15の間取りのアイデア(現在編集中)」を参考にして下さい。

平屋の間取りのアイデア1:中庭を設けてプライベートな空間を作る

平屋では、家の中心に中庭をつくりコートハウス形式にすると外から見えないプライベートな中庭をつくることができます。

平屋の中庭に、ある程度広いスペースが取れる場合は、屋外用のテーブルや椅子を設置し、家族だけのプライベートな空間をつくるのも一つのアイデアだと思います。

実用的な面では、平屋の中心に中庭をつくりコートハウスにすれば、それぞれの部屋に採光をとることができます。

ただし平屋の中心に中庭をつくる場合は、排水計画をはじめ注意する点がいくつかあります。

コートハウスについては「家づくりで中庭のある家コートハウスの15のメリットとデメリット」を参考にしてください。

平屋の間取りのアイデア2:シンボルツリーを設置する

平屋の家の中心にシンボルツリーを植栽するのも一つのアイデアです。

ただしシンボルツリーを植栽する場合は、樹種によっては枯葉が落ち、排水菅を詰まらせ、雨が降った際にうまく排水できずに中庭に水が溜まってしまうことが考えられます。

シンボルツリーを植栽する際は、樹種を含め、そうした点にも十分注意した上で、植えるようにしてください。

また、屋内にシンボルツリーを植栽する場合は、より自然を身近に感じることができますが、シンボルツリーが成長した際のことも良く検討して計画する必要があります。

平屋の間取りのアイデア3:平屋にロフトをつくる

平屋のロフト 出典:マルコーホーム

近年は平屋にロフトをつくる家も増えてきています。

平屋の天井を高くして、広々とした開放感のある空間を作り、そこに収納スペースとしてロフトを設置すれば、平屋の良さを活かしながら収納スペースを増やすことができます。

ただし、ロフトのつくりかた次第では、あまり使わない不便なロフトになることも考えられるので、よく検討した上で設置するようにしてください。

ロフトについては「ロフトは必要?家づくりでロフトを設置するメリットとデメリット」を参考にしてください。

平屋の間取りのアイデア4:屋根のあるデッキをつくる

平屋の魅力の一つは屋外との距離感が近くなることにあります。

そのメリットを活かすためにも間取りの一部に屋根のあるデッキを作り、屋外用のソファーやテーブルなどを設置するなどし、ゆっくりとくつろげるスペースを作る検討をすると、より平屋の魅力を引き出せる空間になります。

屋根のあるデッキを作ることで、天気のいい日にはそよ風を感じながら読書や趣味に講じることができたり、夫婦でゆっくりとお茶を楽しんだり、四季折々の移ろいを感じながらのんびり過ごすことができるようになります。

※平屋にデッキをつくる場合は、デッキにコンセントを設置するとデッキを快適に使用することができます。コンセントがないと延長コードを引っ張ってつなげる形になるため、使い勝手はもちろん見栄えが悪くなります。またデッキの上には必ず照明をつけるようにしてください。照明をつけないと夜は暗くて使うことができません。

平屋の間取りのアイデア5:リビングとデッキの高さを揃える

平屋の魅力の一つは、デッキなどを利用して屋外との関係を緩やかにするところにもありますが、リビングとデッキの段差をなくし、フラットにすることで、より屋外の自然とのつながりを感じられるようになります。

平屋の間取りのアイデア6:スライド式のドアにする

平屋はバリアフリーが魅力の一つの住居タイプですが、特にご高齢の方がお住まいになる場合は開き戸よりも、スライド式の引き戸にすると使い勝手が良くなります。

平屋の間取りのアイデア7:勾配天井にし採光を取りやすい窓を設置する

勾配天井にすることでも開放感のある空間にすることができます。

勾配天井にし室内に光を取り込めるように窓の配置を設置すれば、暗くなりがちな平屋の室内を明るく照らしてくれるでしょう。

ただ、全ての部屋を勾配天井にしてしまうと、鬱陶しく感じてしまうこともあるのでリビングなどの一部の空間に限定するのがポイントとなります。

平屋の魅力をもっと知りたいなら

さらに具体的な平屋の魅力や、アイデアを取り入れた平屋の事例などを参考にしたい場合、住宅カタログが非常に参考になります。

平屋は建てる土地によって住み心地が左右されますが、住宅カタログでは、様々な土地に実際に建てられた事例を参考にすることができます。

また、平屋は間取りのとり方がポイントとなってくるため、実際に建てられた実例カタログを参考にすることで失敗のない家づくりを進めていただけると思います。

ライフルホームズのカタログ請求サービスでは、住宅タイプや予算などに合わせて無料でカタログを取り寄せていただくことができます。

もちろん、平屋に絞って、平屋が得意な住宅会社だけに資料を請求することもできるので、効率よく住宅情報を集めることができます。

簡単に無料で取り寄せることができますので、家づくりを検討しはじめたら一度利用してみると良いでしょう。

こだわりの注文住宅なら、まずはLIFULL HOME’Sでカタログ請求!

平屋での家づくりを検討されている方にとって利用必須のサービスです。

「木の家など自然素材にこだわった家にしたい」「趣味を兼ねた家づくりがしたい」「ローコストで家を建てたい」など、家づくりに対するこだわりでカタログを請求できるのが特徴です。また予算・テーマ・住宅会社で分けて住宅カタログを請求することもできます。

特に、カタログを請求することで、もれなくついてくる特典のはじめての家づくりノートは、家づくりを進める上で非常に参考になるかと思います。

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まとめ:平屋を建てるメリットとデメリット

平屋は近年人気が高い住居タイプですが、2階建住宅とは違った観点から間取りを設計する必要があります。

平屋は、設計士の腕により左右され、提案次第で住み心地が大きく変わってきます。

平屋の魅力は、自由な間取りと、屋外との距離の近さ、開放的な空間にありますが、それは同時にデメリットともなりますので、十分に検討して配置することがポイントとなります。

また平屋は周辺環境の影響を受けやすいので、建てる土地によって住みやすさが大きく変わってきます。

2階建住宅よりも土地探しから十分に検討して家づくりを進める必要があります。

平屋を検討するならまずは無料で間取り依頼

平屋を検討する場合、まずは敷地の広さが問題となります。

平屋を建てる場合は、条件の良い土地に建てられるかどうかが家づくり成功の大きな分かれ目となります。

そのため、くれぐれも慎重に家づくりを進めていく必要があります。

なかなか良い土地が見つからない、良い間取りに出会えない、資金面で不安があるという方は一度家づくりの一括依頼をかけて見てください。

土地探しをはじめ資金計画、間取りの作成などを無料で行ってくれます。

ただし、利用する際は、下記の点に注意して利用するようにしてください。

1:依頼する住宅会社によりどの程度行ってくれるのかは違う。
2:住宅会社の中には住宅カタログしか送ってこない会社もある
3:全体から見れば少数だが、迷惑な営業をかけてくる住宅会社もある
4:対応が遅く、なかなか返事をくれない住宅会社もある

それらを踏まえた上で、複数社に対して依頼をかけてください。

土地探しや無料での間取り作成、資金計画の相談に乗ってくれることがサービス利用の魅力なのですが、中にはカタログを送ってくるだけの住宅会社もあるようです。

また、何度断ってもしつこく迫ってくる住宅会社や迷惑な営業に当たってしまった場合、そうした住宅会社には依頼しないほうが良いでしょう。

家を建てる場合、長い期間をかけプランを検討していくことになりますが、建て主の意向を無視して住宅会社にとって都合の良いプランを建てられる恐れがあるからです。

そうした住宅会社を正式な依頼をする前に見分けることができる点もサービス利用の魅力だと私は考えています。

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平屋の概算見積もりはもちろん、平屋の間取り作成や家づくりの提案内容から住宅会社を選びたい方はタウンライフ家づくりがお勧めです。

複数社から提案を受けることができるのでそれぞれの会社の強みがハッキリとわかり、住宅会社を比較した上で納得のいく家づくりをしていただくことが出来ます。

また対応の違いにも注目することで、トラブルのない家づくりをしていただくことができるのもサービス利用の大きな魅力だと思います。

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予算内でいい家を安く建てるために知っておいて欲しいこと

予算内で、いい家を安く建てるために知っておいて欲しいことが、実は、3つあります。

ここでは、いい家を安く建てるために知っておきたい3つの記事をご紹介します。

1:予算内でいい家を建てるための7つの基本

注文住宅では、ほとんどの場合、当初の予算をオーバーします。

予算をオーバーする原因は様々ですが、打ち合わせを重ね、プランを進めてしまうと、一度プランを白紙に戻さないと引き返すことができなくなるなど、後戻りができなくなってしまうケースもあります。

もちろんプランを白紙に戻した際は、余計なコストがかかることは言うまでもありません

ですから、家を検討しはじめた、早い段階で依頼する側が、最低限の家を安く建てるための基本やコツを知っておき、しっかりとコストをコントロールをする必要があります。

また、何も知らずに依頼先の住宅会社と契約をかわしてしまうと、依頼先の住宅会社では希望している家が建てられないということが、家づくりのプランを進めてからはじめてわかり、納得しないままに家づくりを進めなくてはならないこともあるので、契約をする前にベースとして持っておきたい知識があります。

下記の記事では、家の価格の決まり方の話や、家のコストを決定づける要因やコストダウンの基本などについてお話ししていますので、参考にしていただき、予算内でいい家を安く建ててください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:注文住宅を予算内におさめるために知っておきたい家の形の話

家には、お金がかかる家の形と、お金がかからない家の形があります。

また家の形次第で、間取りに制限がかかるなど、暮らしやすさが大きく左右されたり、長期間住むことで建物がダメージを受ける部分が違うためメンテナンスにかかる費用(維持費用)が変わってきたり、家の形によるメリットやデメリットが少なからずあります。

特に角の多い家は、注意が必要で、角が一箇所増えるにつれて、見積もり金額に10万円から20万円の金額差が生まれます。

下記の記事では、お金のかかる家とお金のかからない家の形の違いについてお伝えすると同時に、どのような家の形はコストが上がるかなどの例も載せておきますので、注文住宅で家づくりを検討しはじめたら、長い目で、家の形にも注意して家づくりを進めていくことをお勧めします。

家の形については下記の記事を参考にしてください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:無料でもらえる住宅カタログを使って理想の家を建てる方法

注文住宅での、家づくりは情報を集めるところからスタートします。

そして、最終的に、いい家を建てられるかどうかの大きな分かれ目は、依頼先選びで決まると言っても過言ではありません。

実際、同じようなプランでも、依頼先によって見積もり金額に違いが生まれますし、予算の違いだけではなく、同じ要望でも依頼先次第で提案されるプランも違ったり、できることやできないことも違い、さらには工事の良し悪しも変わってきます。

だからこそ、失敗のない注文住宅を建てる上では、各社をしっかりと比較し、しっかりと検討してから依頼先を決める必要があります。

依頼先選びで、各社を比較検討をするためには、住宅カタログを利用すると便利ですが、各社のカタログを読み解く上で、押さえておきたいポイントなどがあります。

下記の記事では、無料で住宅カタログを取り寄せて、住宅カタログの見るべきポイントや、押さえたいポイント、住宅カタログを使いこなして賢く家を建てるポイントなどについて書いておりますのでぜひ、参考にして家づくりを進めていってください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ

以上、参考にして家づくりを進めてください。




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