座面が宙に浮かんだように見えるスツールのご紹介です。
一体どうなっているのと一瞬戸惑ってしまいますが仕組みを知ってしまえば、あら納得。こうなっていたのねと感心してしまうスツールです。
至ってプレーンなスツールのように見えるのですが・・・スケッチだと椅子がフワフワと浮いていますね。いったいこれはどういうことなのか・・・。
おや?座面部分が本当に浮いています。
・・・っと思ったら、なるほどこういうことでしたか。
つまりは、四角い合板の座面に4本のスチールパイプ製の脚がついており、4本脚のうち2本は座面の下の部分をカットされていることで、座面が宙に浮かんだように見えるというわけ。
側面から見るとその仕掛けがよくわかりますね。
また、後ろ側の脚だけで座面を支えるキャンチレバー(片持ち)の構造を活かすことで座面にクッション性を与え、座り心地にも変化をもたらせたいと考えたのだそうです。
小さい、小型の椅子もあるよう。
二つ並ぶとこんな感じ。
アップしてみたスツール。
反対側からもパシャリ。
この宙に浮いたように見えるスツールのデザインは、佐藤オオキ氏のnendoの作品。
なるほど・・・そうきくと、なんだか納得してしまいますね。
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▼参考:
float | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/float/?release)