パナソニックホームズは、タイル張りの端整な外観が印象的で、空気の質に力を入れているハウスメーカーです。
都市型住宅の提案という意味で、強いハウスメーカーで、CASART(カサート)という商品では、空気の質にこだわった家づくりをし、Vieuno(ビューノ)という商品では「上へ、上へ、ビューノ」のテレビCMでも見られるように、多層階にすることで、二世帯住宅にしたり、賃貸併用住宅の提案をしています。
では、パナソニックホームズにはどんな特徴があり、どのような方にオススメのハウスメーカーなのでしょうか。
今回の記事では、パナソニックホームズでの注文住宅を検討されている方に向けて、どのような家を建てることができるのかについてお話ししていきます。
パナソニックホームズで注文住宅を検討されている方はぜひ、ご一読いただき、あなたの住宅会社選びの一助となっていただけたら幸いです。
Contents
- 1 ハウスメーカーの比較記事について
- 2 パナソニックホームズはどんな会社なのか?
- 3 パナソニックホームズの特徴は何?
- 3.1 1:パナソニックホームズは設計の自由度が高い
- 3.2 2:最大で9階建てまで対応可能
- 3.3 3:敷地境界から30cmの隙間があれば施工可能な「無足場工法」
- 3.4 4:外観上の見た目やデザインが綺麗
- 3.5 5:外壁に光触媒タイル「キラテック」を使用している
- 3.6 6:地震や災害に強い耐震構造「パワテック」
- 3.7 7:パナソニックホームズ独自の空調システム「ピュアテック」
- 3.8 8:全館空調システム「エアロハス」
- 3.9 9:基礎が「布基礎+防湿防蟻シート+土間コンクリート」となる
- 3.10 10:パナソニックホームズは道路が狭くても建築可能
- 3.11 11:直営と代理店があり対応にばらつきがある
- 3.12 12:契約から引き渡しまで同じ担当者になる
- 3.13 13:パナソニックグループのみで一軒家を建てることができる
- 4 パナソニックホームズで人気の高い商品は何?
- 4.1 【パナソニックホームズの住宅商品1:Vieuno(ビューノ)】
- 4.2 現在は9階建までに対応
- 4.3 ・Vieuno(ビューノ)の特徴1:空間対応力
- 4.4 ・Vieuno(ビューノ)の特徴2:敷地対応力
- 4.5 ・Vieuno(ビューノ)の特徴3:デザイン性が高められた住宅
- 4.6 Vieuno(ビューノ)のネーミングの由来は?
- 4.7 Vieuno(ビューノ)シリーズのポイントは多層階住宅
- 4.8 Vieuno(ビューノ)の種類は大きくいって2種類
- 4.9 ・Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)
- 4.10 ・Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)の特徴1:勾配屋根や勾配天井を生かした間取り
- 4.11 ・Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)の特徴2:パナソニック製エレベーターの標準搭載
- 4.12 ・Vieuno 3S (ビューノ スリーエス )
- 4.13 ・Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の特徴1:「動線」「家事」「収納」が便利なプラン
- 4.14 ・Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の特徴2:住宅性能表示最高の構造等級「3−3−2」を標準仕様としている
- 4.15 ・Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の特徴3:個性的なデザイン
- 4.16 2:CASART(カサート)
- 4.17 CASART(カサート)のネーミングの由来は?
- 4.18 ・CASART(カサート)の特徴1:エコナビ搭載換気システムHEPA+(プラス)の搭載
- 4.19 ・CASART(カサート)の特徴2:「住宅向けグリーンガード認証」の取得
- 4.20 ・CASART(カサート)の特徴3:ZEH対応
- 4.21 ・CASART(カサート)の特徴4:ZERO ECO(ゼロエコ)の標準採用
- 4.22 ・CASART(カサート)の特徴5:自由な設計と選べるデザイン性
- 4.23 3:CASART URBAN(カサート・アーバン)
- 4.24 4:CASART PREMIUM(カサート・プレミアム)
- 5 【パナソニックホームズの木造住宅】
- 6 【パナソニックホームズのその他の商品】
- 7 その他、詳しい内容は依頼前に必ず住宅カタログで確認する
- 8 パナソニックホームズで採用されている主な工法や構造の特徴は?
- 9 パナソニックホームズの設計の特徴は?
- 10 パナソニックホームズの現場の施工体制はどうなっているの?
- 11 パナソニックホームズの坪単価はいくら?
- 12 パナソニックホームズはいくらで建てられる?
- 13 パナソニックホームズの値引きの傾向について
- 14 パナソニックホームズの評判はどんなものがある?
- 15 パナソニックホームズで家づくりをされた方の口コミにはどんなものがあるの?
- 16 パナソニックホームズのアフター体制はどうなっているの?
- 17 パナソニックホームズとよく競合されるハウスメーカーはどこ?
- 18 パナソニックホームズを選ぶ時の注意点
- 19 パナソニックホームズがオススメな人
- 20 パナソニックホームズでの家づくりが対応可能なエリア
- 21 【家づくりを失敗しないための住宅会社の選び方】
ハウスメーカーの比較記事について
ハウスメーカーの比較記事では、住宅会社選びで失敗しないために、それぞれのハウスメーカーの特徴や、他メーカーと比較すべきポイント、そのハウスメーカーに依頼するにあたって注意すべきことや、優れている点、そのハウスメーカーで建てた方がいい人などについてお話ししています。
ハウスメーカーの比較記事でお伝えする内容は、見る人によっては、意外と辛口だと言われることもありますが、これから、家を建てる人に向けて良いところと悪いところを含む内容をしっかりとお伝えしていきます。
今回の記事では、パナソニックホームズについてお話ししていきます。
パナソニックホームズの家にはどのような特徴があって、どんな部分に注意すべきなのか、プロの目から見て住宅会社を選ぶ上で必要となるポイントについてしっかりとお伝えしていきます。
雑誌を含む大手メディアでは決して書くことができない内容を含め、パナソニックホームズについてどこよりも詳しく、わかりやすく、できる限り中立的な立場でパナソニックホームズについてお話ししていきます。
今回の記事を読んでいただくことで、これから家づくりをされる方の住宅会社選びの参考にして頂き、失敗のない家づくりをしていただければ、それほど嬉しいことはありません。
注文住宅をご検討中の方へ
注文住宅は、一生に一度と言われるほど大きな買い物です。
そのため、できるだけ失敗をしたくないと思うのが本音だと思います。
注文住宅で家を建てた多くの方とお話しして思うのが、家づくりの失敗を避ける1番の方法は、十分に時間をかけ比較検討を重ねることだと思います。
つまり注文住宅を検討する際は、まずは情報収集をし何社かに目星をつけ、必ず複数の会社にプランの依頼をかけ、見積もりをもらい、時間をかけて比較検討していく方法がベストだと思います。
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パナソニックホームズはどんな会社なのか?
正式社名:パナソニックホームズ株式会社
設立:1963年7月1日
ホームページ:https://homes.panasonic.com
パナソニックホームズの正式社名はパナソニックホームズ株式会社で、文字通りパナソニック系列の住宅メーカーです。
その歴史は、元々は松下電工の事業部としてスタートし、のちにナショナル住宅建材株式会社として会社をスタートさせた経緯があります。
当初は「ナショナル住宅」として売り出され、実はハウスメーカーの中で一番名前が知られた会社でした。
現在はパナホームからパナソニックホームズへ
2002年にブランド変更を伴い、パナホーム株式会社となり、2017年11月にパナソニックの完全子会社となりました。
その後、2018年4月に現在のパナソニックホームズ株式会社に社名変更されたという経緯があります。
一部「直販直施工」ではなく「FC(代理店)」制度をとっている
現在は、直販直施工の体制に切り替えられていますが、ナショナル住宅時代に、FC(代理店制度)を行っており、一部地域ではまだ代理店が残っています。
そのため、FC(代理店)で建てる場合は、FC(代理店)とはそもそもどんな特徴を知っておかなければならなかったりと、少しばかり注意が必要となります。
例えば、FCで契約した場合、あくまでFC(代理店)の工務店との契約になるので、何か問題があった際に、本部であるパナソニックホームズは一切関与してくれません。
パナソニックグループで家を一軒建てることができる
パナソニックホームズは、パナソニックグループの創業者である松下幸之助の言葉「住まいは人間形成の場」を原点としており、「パナソニックグループのみで、家を一軒建てることができる」という大きな特徴があります。
パナソニックホームズの住宅商品について
パナソニックホームズで販売されている住宅商品としては、鉄骨系の住宅では、冒頭でお話ししたCASART(カサート)シリーズや、多層階住宅のVieuno(ビューノ)シリーズがあります。
さらに、住宅にIOTなどの最新のテクノロジーの概念を取り入れたIOT住宅「CASART URBAN(カサート・アーバン)」や、室内の空気の質をさらに高めた「CASART PREMIUM(カサート・プレミアム)」、エコアイディアを意識した「CASART(カサート)」、3階建以上に対応し最大9階建住宅まで建てられる重量鉄骨造の「Vieuno(ビューノ)」シリーズなどがあります。
また、東京都に住む富裕層へ向けた注文住宅となりますが、その他木造住宅として「artim(アーティム)」があります。
積水ハウス、ダイワハウス、ヘーベルハウス、パナソニックホームズは、鉄骨系の大手4大ハウスメーカーと呼ばれています。
それぞれの家づくりには特徴や違いがあり、できることやできないことがはっきりと分かれています。
ここであげた鉄骨系の4大ハウスメーカーについては下記にリンクを貼っておきますのでリンク先の記事も参考にしてください。
>>>ダイワハウスの評判や口コミと、家づくりのプロから見た特徴と4つの注意点
パナソニックホームズの特徴は何?
パナソニックホームズの強みは、都市型住宅の提案が上手いことにあり、「Vieuno(ビューノ)」では「横」ではなく、「縦」に伸ばすことで空間を有効活用する提案をしています。
また、「Vieuno(ビューノ)」では、賃貸併用住宅にすることで一階を店舗、上層階を「住まい」とするプランを提案し、同時に都市部の限られた土地の有効活用を提案しています。
その他、様々な種類の住宅を販売していますが、パナソニックホームズの主な特徴は下記の通りです。
1:パナソニックホームズは設計の自由度が高い
パナソニックホームズでは15cm刻み(150mm刻み)で間取りをつくることができます。
パナソニックホームズでは、制約の多い都市部の住宅の、限られた敷地を有効活用するプランを得意としており、90cm(900mm)が基本モジュールになりますが、15㎝刻みで上下左右に間取りを変更することができます(パナソニックホームズでは15cm刻みでの設計が可能な方法を「マルチモジュールシステム」と呼んでいます)。
2:最大で9階建てまで対応可能
パナソニックホームズの住宅商品の一つ「Vieuno(ビューノ)」では、3階建住宅はもちろん、最大で9階建のプランにも対応しています。
高層階が対応可能なのは現在、ハウスメーカーの中ではパナソニックホームズだけです。
これも都市部の限られた敷地を有効活用するプランの一つです・・・が、この規模の家を建てるには、一定の条件をクリアする必要があります。
例えば、都市計画法の防火地域に多く見られる容積率400%までの場合7階建の建築が可能となり、9階建の場合は容積率500%をクリアする必要があります。
また、住宅密集地では法規など法令上の制限をクリアすることが必要となります。
※パナソニックホームズでは多層階にすることで賃貸併用住宅を提案していますが、低階層を店舗・事務所用途にする場合一階の天井高は最大4mまで伸ばすことができます。
3:敷地境界から30cmの隙間があれば施工可能な「無足場工法」
パナソニックホームズでは、建物の外側に足場を組むのではなく、建物の内部から施工する「狭小地工法」を得意(採用)としています。
これにより、足場を立てずに施工ができるので、狭小地でも敷地を最大限、有効活用して家を建てることができます(パナソニックホームズでは足場を立てずに施工するこの方法を「無足場工法」と言っています)。
「狭小地工法」では外壁などに狭小地パネルを使用しているので、都心部などの密集した場所に住宅を建てる場合でも、敷地境界からギリギリのラインである、およそ30cmの隙間があれば建築可能だとしています。
※メーカーのホームページによるとメンテナンスのために有効300mmのスペースが必要で、4階建の場合は400mm必要となり、5階建から7階建の場合は500mm、8階建、9階建には対応できないとあります。
また、これは私の私見になりますが、外壁やサッシ部分を含むメンテナンスに300mm(30㎝)のスペースで対応するのはおよそ不可能だと思います。
どんなに熟練した職人でも、そのような狭い隙間では体の可動範囲が限られるので十分な仕事をすることができません。
この辺りのことをメーカーがどのように考えているのか気になるところですが、ホームページにはそのように記載があります。
4:外観上の見た目やデザインが綺麗
パナソニックホームズの住宅商品では大判タイルが使われているため、非常に小綺麗なデザインの建物の外観となります。
パナソニックホームズから販売される、どの商品も女性視点を大事にし、女性の感性に応えるデザインとなっているため、どちらかというと男性よりも女性ウケのいいデザインとなっています。
タイルの柄も豊富に用意されていて
・ガラスの粒をスパッタリングした「LBボーダー柄」
・柔らかい波型のテクスチャーが印象的な「WBボーダー柄」
・タイルの素材感を大事にしたレンガ調の「HGブリック柄」、
・端正なグリッドデザインの「LSスクエア柄」
・ラインの柄がスタイリッシュさをうむ「スタイリッシュ柄」
・マットな質感の「S・WNブリック柄」
・より上質感あふれる風合いの「S・HNブリック柄」
・ハイグレードなタイルの「S・BNブリック柄」、
・手彫りならではの自然な凹みを施した「EXスクエア」
などがあります。
5:外壁に光触媒タイル「キラテック」を使用している
パナソニックホームズの住宅では、外壁タイルに光触媒を焼き付けた「キラテック」と呼ばれる外壁材を使用しています。
タイルに光触媒で加工をしているので、太陽光で汚れを分解し表面に浮かせ、雨水が外壁についた汚れを洗い落としてくれる効果が期待できます。
つまり、光触媒ならではの「親水性」で薄い膜ができ、静電気を抑えることで壁面に汚れをつきにくくし、光触媒の「分解力」で壁の表面についたホコリやチリ、排気ガスなどの汚れを浮かせます。
その後に、自然の雨が降ることで、親水性により水分がタイル表面に広がり、雨が汚れの下に入り込み流れ落とすことで外壁を洗わなくても、清潔に保つことができる・・・というわけです。
セルフクリーニング効果(自浄作用)のある外壁を採用しているため、手間をかけることなくいつまでも外壁を美しく保つことができ、メンテナンスを最小限に抑えることができるとされています。
また、タイルは火災にも強い素材なので外部からの延焼を防ぐこともできます。
6:地震や災害に強い耐震構造「パワテック」
パナソニックホームズでは、地震から家を守るための構造技術に「パワテック」と呼ばれる独自の技術が採用されています。
パワテックの構造技術を住宅に採用することで、構造上地震に強くなり、繰り返し発生する地震にも耐えられる、強固な構造体にできるとされています。
※ただし、現在では鉄骨住宅の場合は、構造躯体にそこまでの差がありません。
どのハウスメーカーも独自の技術を採用していますが、現状、大きな差はなく、どこのハウスメーカーもあまり変わらないのが正直なところです。
ではどのように差別化をしているのかというと、各ハウスメーカーを見てわかる通り、外壁(外装材)、断熱システム、空調システム(換気)を差別化することによって、差別化を図っています。
詳しくは後ほどお話ししますが、パナソニックホームズでは、外壁材に光触媒の施されたタイル「キラテック」断熱システムには「家まるごと断熱」、空調システムには「ピュアテック」などを採用し、差別化をはかっています。
7:パナソニックホームズ独自の空調システム「ピュアテック」
パナソニックホームズの換気システムには、「ピュアテック」という空調システムが採用されています。
ピュアテックの特徴は、天井から基礎の内側までを断熱材で包み込み(パナソニックホームズでは、これを「家まるごと断熱」と呼んでいます)床下からの熱を遮断することなく、温度変化の少ない床下基礎の部分からパナソニックホームズの「エコナビ搭載換気システムHEPA+(へパ プラス)」で外気を取り入れて、室内を換気をするという方法です。
ただし、建物の気密性が高くなければ、この方法は意味がありませんので、きちんと気密性が高められた家になっているのかが重要なポイントになってくると思います。
・湿度をコントロールするための石膏ボード
また、パナソニックホームズのピュアテックでは高温多湿な日本の住環境において、湿度をコントロールするために「稚内珪藻土」を使った石膏ボードが使われているところにも特徴があると言えます。
ただし、石膏ボードがどんなに吸放湿性に優れていたとしても、壁のクロスにビニール素材を使用していたら意味のないものとなってしまいますので注意してください。
ビニールには吸放湿性はなく、壁が呼吸するのを妨げます。
8:全館空調システム「エアロハス」
全館空調システムとは、家全体で温度を均一にする空調システムのことを言い、家のどこにいても同じ温度で過ごすことができる特徴がありますが、パナソニックホームズでは「エアロハス」という全館空調システムを採用しています。
全館空調システム「エアロハス」により、部屋間の温度差がなくなるので、廊下はもちろんトイレ、浴室など、家のどこにいても変わらず同じ温度で過ごすことができます。
部屋の個別の温度設定にも「プラス、マイナス2度」で対応しており、全体を均一な温度に保ちながらも、部屋ごとに好みの温度に設定を変えることもできます。
9:基礎が「布基礎+防湿防蟻シート+土間コンクリート」となる
少し説明すると、基礎には大きく分けて2つあり「布基礎」「ベタ基礎」の2通りがあります。
布基礎は、建物の荷重が一定箇所に集中してしまったり、ベタ基礎よりも地面からの湿気やシロアリ耐性が弱い特徴があります。
ベタ基礎は、建物の荷重が分散されるため安定しており、地面からの湿気に強く、シロアリ耐性が高い特徴があります。
パナソニックホームズはどちらかというと、基礎が布基礎となります。
ただし、パナソニックホームズでは防湿防蟻シートをかぶせることで、シロアリ耐性を上げるなど布基礎でも問題ないように工夫がされた方法を取っています。
ピュアテックでは床下の空気を家の中に取り込むように計画されていますが、一般的に使用される薬剤などを塗布していないため、空気を汚染することがなく安全とされたこの方法で床下換気を行なっています。
余談ですが、ピュアテックで使用される「HEPA(ヘパ)フィルター」では、0.3μm未満の微小粒子状物質については除去の確認ができてないとホームページに記載がありますので、微小粒子状物質については除去ができていないということになるので、少しだけ不安が残るところです。
10:パナソニックホームズは道路が狭くても建築可能
鉄骨住宅では、現場で組み立てるのにクレーン車が必要となり、建築現場の道路が狭いと家を建てることができない場合があります。
パナソニックホームズで家を建てる場合は、道路が狭い場所で、他の住宅建築では家を建てることが不可能とされる場所での建築も対応可能としています。
11:直営と代理店があり対応にばらつきがある
パナソニックホームズでは、現在では直販直施工の体制に切り替えられておりますが、一部代理店があり、代理店次第で対応の仕方が変わってきます。
つまり、代理店次第、もっといえば代理店の担当者次第で家の良し悪しが、大きく変わってくる可能性があります。
12:契約から引き渡しまで同じ担当者になる
パナソニックホームズでは、どうやら契約から引き渡しまで同じ担当者になるようです。
これにはいい面もあれば悪い面もあります。
例えば、入口となる担当者の力量次第でその後の家づくりが大きく左右されてしまうといっても過言ではありません。
担当者によってスキルにばらつきがある感は否めませんので、十分に見極めてから依頼するなど注意する必要があります。
13:パナソニックグループのみで一軒家を建てることができる
パナソニックホームズは、パナソニックグループのみで一軒家を建てることも可能です。
例えば、インテリアをパナソニック製品で一式揃えたいという場合、お手頃な価格で揃えることが可能で、水周りのトイレや浴槽、キッチン周りの調理器具に至るまで全てパナソニック製品で統一することができます。
ブランドを統一することで、価格も手頃な値段で導入することができますし、パナソニック製品で揃えたい方にとってはコストパフォーマンスが非常に良いと言えると思います。
つらつらと様々な特徴を話してきましたが、もしかするとこれがパナソニックホームズで建てる一番の特徴と言っていいかもしれません。
パナソニックホームズで人気の高い商品は何?
【パナソニックホームズの住宅商品1:Vieuno(ビューノ)】
Vieuno(ビューノ)は、パナソニックホームズの多層階にすることで、都市での住まいを提案する住宅商品です。
「上へ、上へ、ビューノ」というキャッチコピーで知られるVieuno(ビューノ)ですが、法的規制の多い、都市部向けに住まう方へ向けて多層階住宅を販売しています。
Vieuno(ビューノ)では、都市部の限られた敷地を有効活用するために、建物を高層化して高度利用を図り、さらに立地を活かし下層階を店舗併用住宅にしたり、賃貸で貸し出すことで資産価値を落とすことなく維持できるプランを提案しています。
現在は9階建までに対応
Vieuno(ビューノ)の発売当初は3〜5階建で販売がスタートしましたが、何度かリニューアルを行い、新たに柱の太さ250mmと300mm、梁の高さを400mmと450mmの架構体をラインナップしたことで、現在は9階建までに対応可としています。
Vieuno(ビューノ)は、エコアイディアの家「CASART(カサート)」シリーズと並び、パナソニックホームズの主力商品の一つに位置付けられており、様々なバリエーションのVieuno(ビューノ)を開発しています。
現在では、販売エリアも従来の首都圏から各地方へと拡大していっており、販売の拡大が見込まれています。
色々と話してきましたが、パナソニックホームズのVieuno(ビューノ)シリーズの特徴は、まとめると下記の3つに集約されます。
・Vieuno(ビューノ)の特徴1:空間対応力
Vieuno(ビューノ)では、他のハウスメーカーでは対応不可能な「9階建の住宅」に対応しています。
ハウスメーカーが手がける工業化住宅で、高層階に対応しているのはパナソニックホームズだけで、縦の空間を活かした家をつくったり、低階層を店舗や事務所などに利用する賃貸併用住宅にすることもできます。
・Vieuno(ビューノ)の特徴2:敷地対応力
15cm刻みで、間取りの変更が可能なため、都市部に多く見られる狭小地のプランにも対応しています。
また、無足場工法により外側に足場をたてる必要がなく、工事を行えるので、隣地境界線ギリギリの30cmまで敷地を有効活用することができます。
・Vieuno(ビューノ)の特徴3:デザイン性が高められた住宅
外壁に光触媒が加工された大判タイルが使用されているため、上質で小綺麗な印象の外観にすることができます。
また、光触媒で加工されたタイルを利用することで、建物の汚れを防ぎ、メンテナンスの手間を省くことができるとされています。
Vieuno(ビューノ)のネーミングの由来は?
ホームページによるとVieuno(ビューノ)とは、フランス語の「Vie(人生)」と英語の「View(眺め)」それにイタリア語の「Uno(一番)」を組み合わせた造語だとされています。
Vieuno(ビューノ)シリーズのポイントは多層階住宅
現在のパナソニックホームズの主力商品Vieuno(ビューノ)は、2011年9月1日に首都圏を中心に販売を始め、鉄骨造の多層階住宅として各地方へも展開しています。
Vieuno(ビューノ)の鉄骨造は高層ビルでも採用されているラーメン構造に、パナソニックホームズ独自の技術を取り入れ、溶接施工ではなくボルト接合によって強度を実現させています。
現在では、7階建までの場合は柱間隔で最大10.8mのワイドスパン(柱とばし幅)を取ることができたり、店舗併用住宅にする場合は一階の天井高を最大で4mにすることもできます。
Vieuno(ビューノ)の種類は大きくいって2種類
Vieuno(ビューノ)シリーズには、「Vieuno 3E」「Vieuno 3S」など様々な商品の種類で展開されており、商品展開が複雑に見えますがVieuno(ビューノ)シリーズは、大きく言って2種類にまとめることができます。
【Vieuno(ビューノ)シリーズは、まとめると2種類】
1:【住宅専用3階建】
2:【多用途3〜9階建】
Vieuno(ビューノ)は最大で9階までに対応していますが、「住居専用3階建」と店舗や事務所などを併用する場合の「多用途3〜9階建」の用途に大きくカテゴリー分けされています。
それぞれの主な特徴は下記の通りです。
1:【住宅専用3階建の場合の特徴】
・構造:制震鉄骨構造
・柱の間隔は最大で6mまで広げることが可能
・天井高は2400mmを基準として、2500mm、2700mm、2250mmの四段階
・オーバーハングも可能
2:【多用途3〜9階建の場合】
・構造:重量鉄骨ラーメン構造
・柱の間隔を最大10.8mまで広げることが可能
・建物の張り出しを最大3.6mまで対応可能
・リフォームがしやすい
ただし、9階建の住宅など高層階のVieuno(ビューノ)については、まだ歴史が浅いこともあり、実績が乏しいのも現実としてあります。
・Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)
Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)は、パナソニックホームズの都市型3階建の二世帯住宅やZEH(ゼッチ)に対応した家です。
Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)は、名前の通り、「3つのE」に特徴を持っており、3Eとは「Energy」「Elevator」「Extra- floor」の3つのEを指しています。
Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)は、「隣地境界」や「高さ制限」「斜線制限」などの規制が厳しい、都市部の住宅地へ向けた商品となります。
主な特徴は下記の通りです
・Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)の特徴1:勾配屋根や勾配天井を生かした間取り
都市部では立地によっては斜線制限により、天井を勾配天井にする必要がありますが、Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)では、勾配屋根の形状を生かしたプランを提案しています。
独自開発の2.5寸から12.5寸の異勾配屋根を採用することで、セットバックしなくても斜線制限をクリアすることができます。
その上、勾配天井を生かして3階フロアの天井高を最大3.1mにしたり、2階と3階に吹き抜けを採用することで大きな空間を実現することができます。
・ZEH対応も可能
さらに、Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)では、勾配屋根を生かし、発電効率の良い太陽光発電システムを搭載することでZEH対応も可能としています。
異勾配屋根の開発により、フラット屋根(フラットルーフ)では実現が難しかったZEH対応を可能とし、太陽光発電システムの搭載量アップを実現しています。
また、断熱性に優れた「アルミ樹脂複合サッシS」を標準採用しているため、熱損失を防ぎ、快適な住環境を手に入れることができるとされています。
・Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)の特徴2:パナソニック製エレベーターの標準搭載
Vieuno 3E (ビューノ スリーイー)では、パナソニックホームズでは初となる、パナソニック製のエレベーターを標準搭載した家となっています。
エレベーターを標準搭載しているので、フロア間の移動をスムーズにできます。
・Vieuno 3S (ビューノ スリーエス )
Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )は、パナソニックホームズが提案する都市で暮らす女性とその家族に向けた三階建住宅です。
Vieuno 3S (ビューノ スリーエス )の掲げる基本コンセプトは「安心、快適、健康」をベースとし、「女性と家族のときめき」をテーマにした3階建プランの提案です。
Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の、基本的な構造などはVieuno(ビューノ)シリーズの【住宅専用3階建】と変わりありませんが、Vieuno 3S (ビューノ スリーエス )では、下記のような特徴を持っています。
・Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の特徴1:「動線」「家事」「収納」が便利なプラン
パナソニックホームズの登録商標である「家事楽」をベースにして、家事を楽に楽しくする動線がVieuno 3S (ビューノ スリーエス )のプランで採用されています。
【「家事楽」とは】
家事楽は、家族が協力して家事ができる「家族の協力」、毎日の家事をスムーズにできる「効率を考えた動線」、モノの出し入れを楽にする「適材適所の収納」が考えられたプランです。
家事楽で工夫されている具体的なポイントは下記の通りです。
【1:家族の協力】
・家事をしている姿が見える
・家事の一連の作業が一箇所で作業できる
・作業しやすい環境
【2:効率を考えた動線】
・毎日の負担の大きい「料理」と「洗濯」を中心に動線を計画
【3:適材適所の収納】
・見渡しやすく、取り出しやすい位置への収納
・家族が使いやすい場所への収納の設置
・配置や使い方を変えられる収納
・Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の特徴2:住宅性能表示最高の構造等級「3−3−2」を標準仕様としている
Vieuno 3S (ビューノ スリーエス )の構造計算では「安心のくらしは建物の構造から」の考えをもとに、住宅性能表示の構造等級3種類(倒壊、損傷、風)において、最高ランクを標準仕様としています。
・Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )の特徴3:個性的なデザイン
Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )では、屋根の形を工夫して、高さ制限の法規制をクリアし、シェードスクリーンを利用することで、風通しを良くしながらも、視線を遮られるように工夫されています。
※Vieuno 3S(ビューノ スリーエス )では、屋根の形状を勾配屋根とフラット屋根の2つから選ぶことができます。
また、勾配屋根の場合、寄棟屋根、切妻屋根などのデザインに対応可能で、フラット屋根の場合は屋上にすることもできます。
屋根の形状については「家づくりで知らないと損する8種類の屋根の形とそれぞれの特徴」を参考にしてください。
2:CASART(カサート)
CASART(カサート)は、2011年1月2日にパナソニックホームズより発売されたエコアイディアの家で、現在のパナソニックホームズの主力商品の一つです。
パナソニックホームズの特徴である、150mm刻みの自由な設計にいち早く対応していたり、家まるごと断熱により、省エネルギー性を高めた仕様となっています。
CASART(カサート)のネーミングの由来は?
ホームページによるとCASART(カサート)の「Casa」とはスペイン語で「家」を指し、それに英語の「art(芸術)」を組み合わせた名前となっているようです。
パナソニックホームズのCASART(カサート)には、「高い技術」と「創造性」を融合させて、長く使い続けることのできる家づくりを目指しているとあります。
・CASART(カサート)の特徴1:エコナビ搭載換気システムHEPA+(プラス)の搭載
CASART(カサート)では、精密機器工場のクリーンルームなどで使われる「HEPA(ヘパ)フィルター」を換気システムに搭載しています。
床下から「HEPAフィルター」を通り、綺麗に浄化された空気が室内に運ばれ、いつでも綺麗な空気を取り入れることができるとされています。
・CASART(カサート)の特徴2:「住宅向けグリーンガード認証」の取得
CASART(カサート)では、建材や家具から放出されるVOCについて、未規制のVOCを含む基準値をクリアしています。
・CASART(カサート)の特徴3:ZEH対応
CASART(カサート)では「制震鉄骨軸組構造(HS構法によるもの)」と「大型パネル構造(F構法によるもの)」が使われていますが、どちらの工法でも、ZEH(ゼッチ)に対応しています。
ゼッチについて詳しくは経済産業省の「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について」をご確認ください。
※ZEH(ゼッチ)とは
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)の略称で、「断熱性」や「省エネ性」を上げ、「太陽光発電などのエネルギーを創る」ことで、年間の消費エネルギー量の収支をプラスマイナスゼロにする住宅を指しています。
・CASART(カサート)の特徴4:ZERO ECO(ゼロエコ)の標準採用
パナソニックホームズでは「ZERO ECO(ゼロエコ)」と呼ばれる、暮らしのエネルギー収支をゼロにする取り組みを行い、エネルギーの有効活用を提案していますが、CASART(カサート)では
1:「家まるごと断熱」により断熱性を高めエネルギーを活かす
2:「太陽電池モジュールHIT」によりエネルギーを創り蓄電池にためる
3:「スマートHEMS」によりエネルギーを見える化し賢く使う
の三本柱により省エネに対する意識改革を行い、省エネ性をより高めています。
・CASART(カサート)の特徴5:自由な設計と選べるデザイン性
鉄骨住宅は間取りに制限があるものの、パナソニックホームズでは他社と比べて設計の自由度が高く15cm刻みで間取りをつくることができます。
またCASART(カサート)では、美しい外観や感性に合わせて選べるインテリアスタイルを採用するなど、好みに合わせて内装を変更することができます。
※インテリアは「1:ナチュラル」「2:カジュアル」「3:スタイリッシュモダン」「4:モダンクラシック」「5:ジャパニーズモダン」「6:ヴィラリゾート」「7:ヴィンテージ」「8:フレンチクラシック」より選ぶことができます。
3:CASART URBAN(カサート・アーバン)
CASART URBAN(カサート・アーバン)は、2018年11月3日に発売された都市型のIoT住宅になります。
住宅に「HomeX」を搭載することで、「HomeX Display」から、照明やシャッターを遠隔操作することができたり、天気予報を知ることができます。
また、住宅をまるごとインターネットと繋げることで、より暮らしやすい生活を手に入れるアプローチを試みた住宅となっています。
つまりCASART URBAN(カサート・アーバン)は、パナソニックホームズ版のIOT技術を取り入れた住宅といって差し支えないと思います。
4:CASART PREMIUM(カサート・プレミアム)
CASART PREMIUM(カサート・プレミアム)は、全館空調システムの「エアロハス」を搭載するなど、より空気の質にこだわった家を提案しているパナソニックホームズの住宅になります。
全館空調システムの「エアロハス」では、1棟すべての部屋のどこにいても同じ温度で、快適に過ごすことができ、冬場などに浴室やトイレなどの温度差から生じるヒートショックを防ぐことができます。
また、創業以来こだわり抜いた換気システムにより、常に建物内の空気を清潔に保てるように工夫がされています。
【パナソニックホームズの木造住宅】
5:artim(アーティム)
artim(アーティム)は2016年8月22日から東京都で発売された住宅商品で、都内に住む50代から60代の富裕層向けのパナソニックホームズの住宅商品で、パナソニックホームズの中で、木造住宅で展開している商品となっています。
artim(アーティム)は、パナソニックホームズのフルオーダーメイドハウスとなり、求められるニーズに対して柔軟に対応した家を建てることができるとされています。
artim(アーティム)のネーミングの由来は?
英語で「芸術」を意味する「ART」と、私自身を表す「I’M」、それに積み重ねた人生の時間「TIME」を組み合わせた造語で「artim(アーティム)」と名前が付けられているようです。
artim(アーティム)の特徴
artim(アーティム)の特徴は「フルオーダー型の注文住宅」にあります。
パナソニックのハイクラスの製品を住宅設備機器に使うことができ、構造なども鉄骨住宅で培ったパナソニックの技術を応用した技術を使って木造で家が建てられています。
【パナソニックホームズのその他の商品】
KODOMOTTO(こどもっと)
KODOMOTTO(こどもっと)は、2018年10月27日より発売されたパナソニックホームズの提案する「子育て世帯向けの戸建て住宅」のことです。
パナソニックホームズと学研ホールディングスが協業し「家族みんながいっしょに成長できる家」をコンセプトにしており、学研がもつノウハウをもとに「育ちの基盤」をつくり、「育ちの意欲」をはぐくみ、「育ちの環境」を整えるプランを提案しています。
CASART Share Days(カサート シェアデイズ)は、2016年7月29日に発売された「共働き、子育て家族向けの住宅」になります。
共働き家族向けにアレンジした「家事楽」で間取りを考え、家族みんなで家事をシェアしながら生活をしていく空間設計を提案している住宅になります。
with pet(ウィズ ペット)
with pet(ウィズ ペット)は、ペットとの共生をコンセプトに、人とペットが快適に暮らせる間取りや設備などを提案する住宅です。
JAHA(公益社団法人 日本動物病院福祉協会)が監修し、ペットと人が快適に暮らすための間取りや設備などの空間を提案している商品となっています。
Living BOX(リビングボックス)
Living BOX(リビングボックス)は、パナソニックホームズの規格型住宅で、全9プランの間取りの中から好きなプランを選んで建てていく家になります。
構造としては、工場生産された大型のパネルを、現場でつなぎ合わせて組み立てるモノコック構造を採用した住宅です。
間仕切りの少ない、オープンな間取りを採用しており、将来の暮らしの変化にも対応しやすくなっています。
自由な空間のため「家まるごとリビングの家。」とキャッチコピーでつくられています。
平屋の住まい
ホームページを見る限りでは際立った特徴は感じられませんが、パナソニックホームズ版平屋住宅といったところだと思います。
その他、詳しい内容は依頼前に必ず住宅カタログで確認する
ハウスメーカーの比較記事では、ハウスメーカーを選ぶ上で重要となるポイントや特徴をわかりやすく説明しています。
ただし、より専門的な内容については省略している箇所もありますので、より専門的なことや具体的なことについては必ずカタログを参考にしてください。
つまり手順としては、まずはハウスメーカーの比較記事を読んでいただき、次にカタログを請求して読み進めていただくと、より各社が販売する住宅について理解を深めていただけると思います。
1:「比較記事を読んでポイントを掴む」
2:「住宅カタログを請求する」
3:「見積もりを依頼する」
住宅会社を選ぶ際は、以上の3つの手順で進めていただくことをオススメしています。
(各社から、住宅カタログを請求し、それぞれの家の特徴を比較することはもはや必須だと考えてください)
各社が提供する住宅カタログには、ここで挙げたような家の特徴がさらに詳しく掘り下げられ、写真やイラスト入りで紹介されています。
まとめて住宅カタログを請求できる、一括資料請求がオススメ
各住宅会社のホームページからもカタログを請求することもできますが、余計な時間と手間がかかってしまいます。
ですから、カタログを請求するときは一括請求するなどまとめて請求すると便利です。
下記の住宅カタログ請求サービスを使えば、パナソニックホームズはもちろん、あなたの好みにあった住宅会社を予算、住宅デザイン、建築予定の地域などから探しだし、パナソニックホームズ以外の住宅会社のカタログもまとめて請求することができます。
ちなみにパナソニックホームズと競合する住宅会社は、積水ハウス、ダイワハウス、トヨタホームズあたりですので、パナソニックホームズを検討するときはそのあたりのカタログも一括して一緒に請求すると良いと思います。
住宅カタログは無料で請求できますので、注文住宅で家づくりを検討しはじめたら、ぜひ一度利用してみてください。
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パナソニックホームズで採用されている主な工法や構造の特徴は?
パナソニックホームズには鉄骨系と木造系の住宅がありますが、圧倒的に鉄骨系の住宅が人気があります。
鉄骨プレハブ工法(鉄骨系ユニット)
パナソニックホームズは、鉄骨系ハウスメーカーですので、他の鉄骨系ハウスメーカーと同様に工場で生産された資材を現場に運び、現場で接合し、組み立てていく、プレハブ工法が採用されています。
あらかじめ工場で生産された部材を、現場に運び、組み立てる工法が採用されているため、工期を短くできるなどのメリットがあります。
パワテック(構造技術)
パナソニックホームズの鉄骨住宅の工法は、制震鉄骨軸組構造(HS構法)、重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)、大型パネル構法(F構法)の3種類ありますが、それぞれの構法には共通して「パワテック」と呼ばれる、パナソニックホームズ独自の構造技術が使われています。
つまり、パナソニックホームズで使われている構造技術は3種類ありますが、商品によって使われる構造技術は違い、パナソニックホームズで使われる、それらの制震技術を総称して「パワテック」と呼んでいます。
ちなみに、他のハウスメーカーと同様に、パワテックは工業化認定構法のため「パワテックの家を建てたい」といった場合はパナソニックホームズでしか建てることはできません。
HS構法(鉄骨軸組構法)
パナソニックホームズでは、鉄骨住宅の工法にHS構法と呼ばれる技術が使われています。
ホームページを見てみると、HS構法とは「制震鉄骨軸組構造」とありますが、これは要するに軸組み工法を、パナソニックホームズなりにアレンジしたものと考えて頂いて問題ないと思います。
ですので、基本は鉄骨軸組です。
大きな違いとしては、鉄骨住宅のブレース材に、アタックダンパーと呼ばれるパナソニックホームズ独自の制震装置(構造技術)が使われており、一般的に使われるブレースよりも地震時のエネルギーを吸収し、損傷を軽減できる仕組みになっています。
NS構法(重量鉄骨ラーメン構造)
NS構法とは高層ビルと同じ重量鉄骨ラーメン工法のことを言います。
つまりNS構法とは、重量鉄骨ラーメン構造に、パナソニックホームズ独自の技術を加えたもので、柱と梁を高力ボルトで接合し精度を安定させるなど、無溶接のボルト構法にしているところに最大の特徴があります。
また、高層住宅に対応すべく、工場で生産された外壁パネルを現場に運ぶことで工期を短くし、高層ビルと同じ考え方の、地震時の横揺れによる建物への損傷を防ぐための「カーテンウォール工法」が採用されています。
パナソニックホームズのカーテンウォール工法は、地震の横揺れに柔軟に追従することで建物の損傷を防ぐことができるとされています。
・重量鉄骨の特徴
重量鉄骨は柱と梁だけで建物を支えることができます。
そのため、柱と柱の間のスパンを大きく撮れるところに最大の特徴があります。
柱と柱の間隔を大きくとれるので、より柔軟で自由な間取りに対応が可能となり、例えば開口部を広くするなどの間取りにすることもできます。
ちなみに、パナソニックホームズの「Vieuno(ビューノ)」では、最大で10.8m、柱と柱の間隔を空けることができます。
また、重量鉄骨では、建物をオーバーハングする(建物からはり出す)こともでき「Vieuno(ビューノ)」では、最大で3.6mまでオーバーハングさせることができます。
ちなみに、建物からオーバーハングさせた部分には、柱や壁が必要ないため、軒下を駐車スペースとして利用することで、車の出し入れがしやすいオープンガレージにすることができます。
F構法(大型パネル構造)
F構法は、あらかじめ工場でサッシの組み込まれた外壁などの大型の部材を生産し、大型の部材を建築現場に搬入し、クレーンで釣り上げ組み立てていく構法のことを言います。
つまり、パナソニックホームズのF構法とは、大型パネルを使い、面で建物の荷重を支える構造のことで、モノコック構造のことを言います。
F構法では、1日でシェルター工事をはじめ、屋根の防水工事も終えることができ、現場で組み立てる工期を短くできるなどの、特徴があります。
また、パナソニックホームズのモノコック構法である「F構法」では、外壁面には「パワテックパネル」と呼ばれる独自の構造用面材を使用しており、間仕切りには「アタックフレーム」と呼ばれる地震エネルギーを吸収するフレームを採用しています。
※パナソニックホームズのF構法では、外壁や床、屋根などのパネルを一体化させることで、建物全体で力を受けてバランスよく分散させて耐力を生み出す「モノコック工法」が使われています。
マルチモジュールシステム(150mmで調整可能)
パナソニックホームズでは150mmモジュールを採用しています。
敷地や空間を最大限に活用することができ、900mmを基本モジュールとし、以降150mmピッチで、間取りの調整が可能なので、狭い敷地でも対応することができます。
もちろん、軽量鉄骨、重量鉄骨、どちらもマルチモジュールシステムを採用しているので150mmピッチで調整が可能です。
ただし天井高に関しては、2,400mmを基準として、2,500mm、2,700mm、2,250mmの四段階の設定になるようです。
パナソニックホームズの設計の特徴は?
パナソニックホームズの設計は、社内設計で社員が担当しています。
パナソニックホームズの設計の最大のウリは都市部の狭小地でも対応可能だということ、また、ハウスメーカーのような工業化住宅では最小の15cm刻みで間取りがつくれるところにあります。
さらに、最大で9階まで縦に伸ばすことができるなど、設計の自由度が高いところにパナソニックホームズの設計の特徴があります。
ただし、パナソニックホームズでは、設計部隊よりも営業部隊の方が力が強いようで、設計に無理をしてしまうことが多いと聞くことがあり、設計には少々注意が必要だと思います。
実際に、パナソニックホームズで家を建設中の方の図面を拝見させていただく機会がありましたが、各図面を付き合わせてのチェックが甘く、それぞれの図面での整合性のミスが多い印象を受けました。
わかりやすく言えば、間取り変更に図面が追いついていない印象を受けたということです。
これは、おそらく設計部隊よりも、営業の力が強いことから設計に無理が生じて起きているのだと思われます。
パナソニックホームズの現場の施工体制はどうなっているの?
パナソニックホームズでは、自社で施工部隊を持たず、100%下請けの工務店へ依頼し住宅が建てられています。
鉄骨住宅の場合は、ある程度の品質は担保されていますが、それでもやはり、地域や担当する工務店により品質にばらつきがあり、建物の品質は大きく変わってくるようです。
注文住宅では、どんなに設計が良くても施工時の品質管理により、完成する建物の品質は大きく変わってきてしまうので、依頼する工務店の品質管理や、住宅施工スキルなどを、契約する前にきちんと見極める必要があります。
パナソニックホームズの坪単価はいくら?
他のハウスメーカーと同じように、選択する商品やプランによって金額に差は生まれますが、パナソニックホームズで家を建てる場合、概ね、坪単価70万円から90万円程度で見ておけば問題ないと思います。
もちろん、希望するプランによって価格は大きく変動しますので、ある程度余裕を持って予算を取っておいたほうがいいと思います。
パナソニックホームズはいくらで建てられる?
パナソニックホームズは、大手鉄骨系メーカーの扱う商品の中では、中間くらいの価格帯に分類されます。
つまり、大手ハウスメーカーの住宅で見ると、標準的な価格と言って差し支えありません。
ただし「Vieuno(ビューノ)」を選んだ場合で、4階建以上になるとかなりの高額になってきますので注意してください。
予算を伝える上での注意点
どのハウスメーカーにも共通して言えることですが、予算ピッタリに見積もりを出してきます。
そのままのプランで進められることはなく、ほとんどの場合、そこから希望に近づけるためにプランの変更をし、よりグレードの高いプランになっていきます。
ですから、計画当初の予算をオーバーをすることは珍しいことではありません。
予算オーバーを防ぐためにも、ハウスメーカーに依頼するときは必ず、実際の予算より少なめに伝えておかなければなりません。
どの程度の予算で伝えればいいのかといえば、だいたい8割くらいの予算で伝えると良いと思います。
つまり4,000万円の予算を組んでいた場合、3,200万円程度で伝えておきます。
そうすると、予算内に収められるか、オーバーしてしまっても最小の範囲でとどめられると思いますので、担当者に予算を伝える際の参考にしてください。
パナソニックホームズの値引きの傾向について
パナソニックホームズは、少ないながらも一部代理店方式(FC)をとっていることもあり、値引き率については担当する地域の支店や代理店によって、ある程度の幅があるようです。
プランにもよりますが、なかには大きく値引いてくれることもあるようです。
つまり、パナソニックホームズの値引きは交渉次第といった側面も少なからずあるかと思います。
(※ハウスメーカーでの値引きの仕方については「ハウスメーカーで最も家を安く建てるために値引きをする6つの方法」を参考にしてください)
また、パナソニックホームズでは、パナソニックグループで一棟家を建てることができ、インテリアにもパナソニック製品を使用することでコストを抑えることができます。
キャンペーンには注意をする
パナソニックホームズに限りませんが、大手ハウスメーカーはどこも「キャンペーン」をうたうことで値引きをしています。
「値引き」と表現すると、印象が悪いため、「値引き」を「キャンペーン」という言葉に置き換えることで、「値引き」の印象を良くし、実質的に「値引き」をしている現実があります。
つまり、あらかじめ高い価格を設定し、「限定のキャンペーン」という「値引き」を行うことで安く見せかけてお得感を煽り、契約させるという方法です。
ただ、実はどのハウスメーカーも、毎月のようになんらかの「キャンペーン」を行なっており、どのタイミングで契約しても、実質的な価格差はあまりないのが実情ですので、キャンペーンに惑わされずに、契約をしたいタイミングで契約をするほうがいいと思います。
大幅に安くなるのは決算期
ただし決算期の契約は、どのハウスメーカーも安くなる傾向にあるので、パナソニックホームズを含め、ハウスメーカーで家を安く建てたい場合、ある意味狙い目だと思います。
ただし「ハウスメーカーで最も家を安く建てるために値引きをする6つの方法」でもお話ししましたが、大幅な値引きに持ち込むためには、相見積もりを取ることが大前提としてあり、同じ鉄骨系メーカーの、同価格帯のブランドと競合させる必要があります。
パナソニックホームズと競合するブランドは「積水ハウス」、「ダイワハウス」、「トヨタホーム」あたりだと思いますが、あらかじめ数社から見積もりを取り、話を進めることで、競合させることができるので、大きく値引きをしてもらえる可能性が高くなります。
この時に一括見積もりサイトを利用すると便利ですし、一括見積もりをしているということをハウスメーカー側もわかって対応してくれるので、有利に話を進めることができます。
下記にオススメの一括見積もりサイトへのリンクを貼っておきますので、是非利用してみてください。
▼タウンライフ家づくり
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詳細はタウンライフ家づくりのページで確認いただけます。
パナソニックホームズの評判はどんなものがある?
パナソニックホームズの評判は、「いい家を建てることができた」という方と「失敗した」という方が極端に分かれる気がします。
中にはアフター対応に不満を持っておられる方もいらっしゃるようで、建てた後に不満が残ったという方もいます。
パナソニックホームズの営業方法やスタンス
パナソニックホームズは、設計よりも営業の方が強い印象があります。
そのため、悪く言えば、営業のゴリ押しに設計部隊が悩まされているのではないかと感じることもあります。
パナソニックホームズは、最近では、4階建以上の建築可能なエリアに対して都市型住宅の「Vieuno(ビューノ)」の営業強化をしているようで、今までは首都圏が中心でしたが、地方にもエリアを広げているようです。
また、パナソニックホームズでは一部代理店方式(FC方式)を採用しているので、代理店によっては対応が異なる場合もあります。
パナソニックホームズの営業マン(担当者)の傾向
実際にパナソニックホームズの担当者数名と話したことがありますが、共通して言えることはトークがうまいということでしょうか。
非常に魅力的な言葉を使い、営業をしてくる印象があるので、良くも悪くもウブな方だと、営業の強さに負けてしまうのではないでしょうか。
また、契約時の見積もりは分厚くなる傾向があり、どのハウスメーカーよりも細かく記載してくれます。
それも作戦のうちと捉えたら元も子もない話になってしまいますが、細かく詳細に出してくれる部分では非常に安心感はあるかと思います。
パナソニックホームズのクレームについて
繰り返しになりますが、パナソニックホームズでは一部代理店方式を採用しています。
そのため少しばかり注意が必要となります。
もちろん、代理店方式を採用している全ての住宅会社が悪いというわけではありませんが、やはり対応や、品質に不安が残る場合が多いのがほとんどです。
例えば、パナソニックホームズの場合でいうと、直営とFCでは対応に差があり、FCではアフター対応が悪いと言ったクレームも時折聞きます。
パナソニックホームズで家づくりをされた方の口コミにはどんなものがあるの?
パナソニックホームズの営業マンは口がうまい
「パナソニックホームズの営業マンは口がうまい!」・・・何度聞いたことでしょうか。私自身もそう思いますし、周りに聞いてもやはりそのように思う方が多い印象です。
一般的に住宅会社を決める際の判断基準が、「広告のイメージ」と「営業マンの印象」が大きいと言われていますから、営業マンの印象で選びそうな方は注意したほうがいいかもしれません。
確かにハウスメーカーでの家づくりは、営業マン次第で家づくりが左右されてしまうほど大きなものですが、他にも大事なことはたくさんあります。
トータルで本当に自分たちの建てたい家を建てることができるのかを判断することが必要となります。
メンテナンスフリーと言われることもあるが実際は必要
パナソニックホームズに限りませんが、うちの外壁はメンテナンスフリーですよ、とはよく聞く話です。
しかし、実際何もしないでほったらかしでいい外壁は存在しません。少なからず面倒を見てやる必要があるので、そこを勘違いしないほうがいいと思います。
パナソニックホームズでは営業マンから「メンテナンスフリー」という言葉をよく聞くかと思いますが、実際はそんなことはありません。
確かに外壁タイルに光触媒を焼き付けていることによって、外壁が汚れにくくなっているのは事実ですが、光触媒は、太陽光が当たらない部分は効果が期待できませんし、実際、ちょうど日陰になる部分が汚れている壁を何度も見たことがあります。
注意してください。
契約前と契約後では対応が違うという口コミも
これはパナソニックホームズだけに限らず、ハウスメーカーではよく聞かれることです。
契約前はものすごく熱心に口説いてきたのに、契約後の対応が悪く、契約前後の対応の差に疑問が残るという意見です。
以前よりは、露骨ではなくなってきているという話は聞きますが、このあたりは、やはり担当者をしっかりと見極めた上で選んだほうがいいかと思います。
ちなみに、住宅展示場に行った場合で、アンケートに記入した場合、その時点で担当は決まります。
つまり、モデルハウスを案内してくれた人があなたの担当となります。
もし、相性が良くないと判断した場合は、例えばパナソニックホームズで建てる場合でも、アンケートには記入しないで、また後日モデルハウスに赴くか、違う住宅展示場に行き、気に入った担当を見つけるのが良いと思います。
ハウスメーカーでは、担当が一回つくと、変更するのはなかなか大変なことですから・・・。
パナソニックホームズのアフター体制はどうなっているの?
パナソニックホームズでは、アフターに「生涯おつきあい」という保証・点検プログラムを採用しています。
60年長期保証延長システムというサービスを打ち出していますが、「構造耐力上主要な部分」については、初期保証は20年、「雨水の侵入を防止する部分」に至っては初期保証が15年とされているので注意が必要です。
実際は有料メンテナンスを繰り返すことで最大60年の保証が受けられる内容
60年長期保証延長システムの内容はというと、「構造体力上主要な部分」については、有料メンテナンスを繰り返すことで10年間の保証延長が受けられるようになっており、最大60年間まで保証が延長される内容になっています。
また「雨水の侵入を防止する部分」も同様に、初期保証の15年間が切れる前に有料メンテナンスを行うことで5年間の保証延長が受けられ、最大で60年間の保証を受けることができる内容となっています。
保証が60年と聞くと、アフターが手厚く充実していると感じることもあるかもしれませんが、実際は有料でメンテナンスを実施しないと保証は延長されないので注意してください。
パナソニックホームズの保証について詳しい内容は事前に「アフターサポート – パナソニック ホームズ – Panasonic」を別途、確認するようにしてください。
パナソニックホームズとよく競合されるハウスメーカーはどこ?
パナソニックホームズとよく比較され競合されるハウスメーカーは下記の通りです。
【鉄骨系】
・積水ハウス
・ダイワハウス
・トヨタホームなど
パナソニックホームズを選ぶ時の注意点
パナソニックホームズを選ぶときの注意点は、やはり一番は直営で建てるか、FCで建てるかによって対応が違うということでしょうか。
直営かFCかによっても、対応や品質にばらつきがあり、FCで建てた場合アフターなどの対応が悪いなどとクレームが上がる場合もあります。
(FCで建てた場合は、あくまでパナソニックホームズの名前を借りているだけであり、工事を含めアフター対応などは、FCに委ねられているためばらつきが生まれます。またFCの工務店などが倒産した場合は、「パナソニックホームズ」の家であっても、本部のアフターフォローを一切受けられなくなるので注意してください)
私個人の見解になりますが、パナソニックホームズに限らず、代理店で建てた場合、その後の対応に不満を持ったり、思わぬところでの、様々なクレームが発生するように思え、あまりオススメしていません。
やはり、家を建てる場合は、直営が一番安心だと個人的には思います。
図面のミスにも注意が必要
また、パナソニックホームズでは資料が膨大になることもあるためか、各図面を付き合わせてのチェックが甘く、それぞれの図面での整合性のミスが多い印象を受けます。
つまり、間取り変更に図面が追いつかない傾向にありますので、変更を加えたときは、どこがどう変わったのか、またそれぞれの図面にきちんと反映されていて、問題ないのかを細かくチェックする必要があるといえます。
高層階での実績がまだ少ないので注意が必要
また、鉄骨住宅は公差があるので、高くなるほど組み立ての精度が難しくなりますが、パナソニックホームズの9階建ての実例は実は乏しく、実際に建てるには不安が残ることも事実です。
また、パナソニックホームズは、非常に細かい点で他社と差別化を施していますが、正直いまいちパッとしないところもあります。
パナソニックホームズがオススメな人
パナソニック製品が好きという方はパナソニックホームズを選ぶ理由になると思います。
つまり、パナソニック製品が好きであるかどうかは、パナソニックホームズを選ぶかどうかの一つの基準になるかと思います。
なにより、パナソニックグループだけで家が一軒建てられるというのは本当にすごいことです。
あとは、設計上の間取り対応力も他の鉄骨メーカーと比べると、融通が利くので、そうした部分に魅力を感じる場合は選択肢の一つに入るかと思います。
あとは、パナソニックホームズ独自の構造技術「パワテック」で家を建てたいかどうか、独自の空調システム「ピュアテック」や、光触媒の技術を採用した外壁タイル材「キラテック」に魅力を感じるかどうかも、パナソニックホームズを選ぶ一つの理由になるかと思います。
パナソニックホームズでの家づくりが対応可能なエリア
パナソニックホームズが対応しているエリアは下記の通りです。
【パナソニックホームズで建てることのできるエリア】
東北(宮城県、福島県)
関東(東京都、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県)
中部(新潟県、山梨県、長野県、石川県、静岡県、富山県、福井県、岐阜県、愛知県)
関西(三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県)
中国(岡山県、山口県、島根県、広島県)
四国(香川県、徳島県、愛媛県)
九州(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、鹿児島県)
沖縄県
【家づくりを失敗しないための住宅会社の選び方】
家づくりは依頼する住宅会社次第で成功するかそれとも失敗に終わるのかが大きく分かれてきます。
それでは、家づくりを失敗しないための住宅会社選びのポイントはどこにあるのでしょうか?
下記の記事では、3つのポイントに絞り失敗しない住宅会社の選び方をご紹介しています。