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家の建て替えとリフォームどちらを選ぶ?それぞれのメリットとデメリットを解説

今回の記事では家の建て替えにするのか、またはリフォームやリノベーションにするのかで悩んでいる方に対して、それぞれのメリットとデメリットをお伝えしていこうと思います。

今回の記事では家の建て替えにはどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのか、そしてリフォームやリノベーションにはどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのかについて両者を比較して徹底的に解説していこうと思います。

あなたの家づくりの参考にしていただければ幸いです。

※家の建て替えとリフォームやリノベーションの違いについては「家の建て替えとリフォーム、リノベーションってどう違うの?違いについて徹底解説」でまとめさせていただいているので違いを知りたい方は参考にしてください。



家の建て替えのメリット(リフォームやリノベーションとの比較)

まず家の建て替えのメリットからお話ししていきます。

【家の建て替えのメリット】

1:建物の形から自由に設計が可能
2:基礎から新しく家が建てられる
3:最新の住宅設備を備え付けられる
4:メンテナンスにかかる費用をおさえられる
5:各種補助金を利用できる

家の建て替えのメリット1:建物の形から自由に設計が可能

家の建て替えでは、建物の形から自由に設計することができます。

例えば平屋にしたり、二世帯住宅にするといった選択もできます。

>>>新築で平屋住宅を建てる9つの注意点と21のメリットとデメリット

>>>二世帯住宅を建てる前に知っておきたい4つの間取りと38のメリットとデメリット

リフォームやリノベーションでは家の形をそのまま残すことになりますが、建て替えでは家を丸ごと新しく建てる形になるので、家の形から、間取り(空間のとり方)に至るまで設計しなおすことができます。

つまり今の生活に合わせた間取りに変更できるのが建て替え住宅の一番のメリットだと思います。

家の建て替えのメリット2:基礎から新しく家が建てられる

家の建て替えでは一度家の基礎まで解体して更地の状態にし、その上で新しく家を建てることになります。

つまり家の基礎から新しくなるため耐震補強なども現行のルールに則って建築されますので、より強度の高い家づくりをすることができます。

古くなって床下のシロアリ被害などが心配だという方も、丸ごと基礎からつくり直す形になりますので、綺麗な状態で住み始めることができます。

また、今現在お住まいの家の不満点を取り除いた家に設計し直すことができるのも建て替えのメリットだと思います。

家の建て替えのメリット3:最新の住宅設備を備え付けられる

家の建て替えでは、最新の住宅設備を選ぶこともできます。

間取り(空間のとり方)から検討できるため、リフォームやリノベーションでは対応できないシステムバスだったり、間取りの関係で設置が難しいキッチンの設備に至るまで、自由に選ぶことができます。

例えば全館空調システムを取り入れて、家中どの部屋に言っても一定の温度を保てるような設計にすることも家の建て替えでは可能です。

家の建て替えのメリット4:メンテナンスにかかる費用をおさえられる

また古くなった家はメンテナンスが必要となり、メンテナンスにかかる費用はとても高額となります。

例えば、木造住宅では家を建てた後、外壁、床、屋根など30年間でおよそ600万円程度メンテナンスにかかると言われています。

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家は古くなればなるほど傷んできますから、家を新しく建て替えることで、リフォームや、リノベーションでは必要となる、メンテナンスにかかる費用が一旦リセットされ、家を維持するためにかかる費用をおさえることができます。

家の建て替えのメリット5:各種補助金を利用できる

各種補助金を利用できるのも家の建て替えの大きなメリットだと思います。

各種自治体が行っている補助金もありますが、すまい給付金や、地域型住宅グリーン化事業(大手ハウスメーカー以外で認定を受けた中小工務店向け)など様々な補助金を利用することができます。

どのような補助金制度が利用できるのかは、地域やエリアによって違いますので、各自治体にお問い合わせください。

家の建て替えのデメリット(リフォームやリノベーションとの比較)

つづいて家の建て替えのデメリットについて解説していきます。

【家の建て替えのデメリット】

1:建物を取り壊す必要がある
2:家を建てるためのコストが高い
3:造成工事が必要になることもある
4:工期が長い
5:工事中は仮住まいが必要になる
6:引っ越しが必要になる
7:各種税金が新たにかかる
8:土地によって制限を受けることがある

家の建て替えのデメリット1:建物を取り壊す必要がある

家の建て替えでは一度、今ある建物を取り壊す必要があります。

人によっては長く住み続けた思い出の詰まった家を壊す光景を見るのは大変悲しいことでしょうし、苦労して建てた家がなくなるというのは寂しく感じてしまいます。

そうした金銭的な面以外での、気持ち的な面でなかなか辛いことがあるのも家の建て替えのデメリットの一つだと思います。

家の建て替えのデメリット2:家を建てるためのコストが高い

家の建て替えではリフォームやリノベーションよりも、コストが高くつきます。

一度建物を解体し、更地にした状態で新たに建て直すことになりますから、建物解体に際しての費用が新たに発生することになります。

住宅の構造や広さによって建物解体に伴うコストは違いますが、木造では坪あたり3万円〜5万円、鉄骨造では坪あたり4万円から6万円、鉄筋コンクリートでは5万円〜10万円あたりが相場となっています。

【住宅建て替え時の解体費用の目安】

木造:3万円〜5万円(坪)
鉄骨造:4万円〜6万円(坪)
鉄筋コンクリート造:5万円〜10万円(坪)

もちろんこれは目安に過ぎませんので実際はもっと解体費用がかかることはあります。

ただし家の建て替えでは土地を新たに取得する必要はないため、土地の取得を伴う注文住宅よりかはコストをおさえて家を建てることができます。

>>>家の建て替えっていくらかかるの?建て替え時にかかる費用相場について徹底解説

家の建て替えのデメリット3:造成工事が必要になることもある

家の建て替えでは家を取り壊したあと、地盤調査を行いますが、調査の結果、現行のルールで軟弱地盤だと判断された場合は別途地盤改良などの造成工事が必要になることもあります。

造成工事を行うとそれに伴いコストがかかり、さらに工期も延びることになります。

造成工事にかかる費用は、どのような工事をするのかによって大きく変わってくるので何とも言えないところですが坪あたり20万円以上かかることもあります。

土地によってはこの造成工事に伴う費用が別途費用として発生する場合があるので注意して下さい。

>>>家の建て替えでおさえておきたい費用面での5つの注意点

家の建て替えのデメリット4:工期が長い

家の建て替えは、リフォームやリノベーションと比較するととても工期が長いものとなります。

プラン立案の段階から、トータルで言うと1年以上かかることもあります。

対してリフォームやリノベーションは1ヶ月からおよそ半年程度で済んでしまいますから、工期で見ると倍以上変わってくることもありますので注意して下さい。

>>>家を建て替える時の流れと必要な日数について

家の建て替えのデメリット5:工事中は仮住まいが必要になる

家の建て替えでは必ず仮住まいが必要になります。

つまり仮住まい先を確保する必要があり、工期が伸びれば仮住まいにかかる費用も高くなります。

例えば家の建て替えに伴って家賃10万円のアパートに仮住まいししたときは契約時に下記のような費用が発生します。

【家の建て替えに伴い10万円のアパートに仮住まいした際にかかる費用】

契約時家賃:20万円(2ヶ月が一般的)
敷金:礼金:20万円(2ヶ月が一般的だがかからないことも)
仲介手数料:15万円(家賃×1.5で計算)
その他費用:10万円
入居費合計:65万円

その他、より詳しいことについては、「家の建て替えにかかる費用の内訳についてわかりやすく解説します」にまとめてあり余すので参考にして下さい。

家の建て替えのデメリット6:引っ越しが必要になる

仮住まい先にうつるのには引っ越しの費用が必要になります。

また建て替える前の家で使っていた家具を、新しく建て替えた家でも使いたい場合は、保管場所を確保しておく必要があります。

それに伴い費用が発生しますので注意して下さい。

>>>家の建て替えにかかる費用を賢く大きくおさえる5つのコツ

家の建て替えのデメリット7:各種税金が新たにかかる

家の建て替えに伴い、新たに不動産取得税や登録免許税、固定資産税評価額を再計算した固定資産税などの各種税金を納める必要があります。

家の建て替えに伴うこれらの税金については「家の建て替えにかかる費用の内訳についてわかりやすく解説します」でわかりやすく解説していますので別途参考にして下さい。

家の建て替えのデメリット8:土地によって制限を受けることがある

家の建て替えで無視することができないのは、新しくそこに家を建てる場合、土地によっては、制限がかかる土地があると言うことです。

例えば現行の建築基準法では「4メートル以上の道路に2メートル以上接した土地でないと再建築不可」と定められており、その場合建物をセットバック(後退)する必要があったり、斜線制限の影響を受けたり、以前建てた時には問題なかったことでも、現行のルールでは問題となってしまい、思うように家が建てられないと言うこともあるので注意して下さい。

>>>家の建て替えでおさえておきたい費用面での5つの注意点

リフォームまたはリノベーションのメリット(建て替えとの比較)

次に家の建て替えと比較した際のリフォームまたはリノベーションのメリットについて見ていきます。

【リフォームまたはリノベーションのメリット】

1:基本的な家の形を残したまま工事ができる
2:コストをかけずに工事ができる
3:工事期間が短い
4:必要な部分だけを改築することができる
5:既存の設備を再利用できる
6:一部リフォーム減税や補助金が利用できる
7:引っ越しの必要がない(リノベーションは必要)
8:法律の制限を受けない

リフォーム(リノベーション)のメリット1:基本的な家の形を残したまま工事ができる

リフォームやリノベーションでは建物の解体を行わずに工事が進められます。

築年数や建物の傷み具合によっては、部分的に補修が必要になることもありますが、基本的には建物の大幅な解体は必要なく、今ある家の形を残したまま工事を進めることができます。

リフォーム(リノベーション)のメリット2:コストをかけずに工事ができる

リフォームやリノベーションでは建て替えに比べて、コストをかけずに工事を行うことができます。

建て替えの際は目安として坪あたり70万円から110万円ほどのコストがかかりますがリフォームでは坪あたりおよそ10万円から、リノベーションでは坪あたりおよそ100万円以内までと言ったようにコストを抑えることができます。

ただしリノベーションの際に、構造部分に不安が残る場合は、それを補強するための工事が必要になり、ケースによっては家を建て替えるよりも高くなってしまうこともありますので注意して下さい。

>>>建て替えとリフォーム、リノベーションってどう違うの?違いについて徹底解説

リフォーム(リノベーション)のメリット3:工事期間が短い

家の建て替えと比べて工期が短いのもリフォームやリノベーションのメリットと言えます。

家の建て替えでは通常一年以上かかる工期も、リフォームでは1ヶ月程度から、大幅な工事を伴うリノベーションでも半年以内に工期をおさえられるのが一般的です。

【家の建て替えとリフォーム(リノベーション)の工期の違い】

家の建て替え:半年〜1年以上
リフォーム(リノベーション):1ヶ月〜半年

リフォーム(リノベーション)のメリット4:必要な部分だけを改築することができる

リフォームやリノベーションでは必要な部分だけを改築したり、増築したりすることできます。

家を建て替えるとなると、家の基礎部分に至るまで家全体を取り壊し、イチから再建築する必要がありますが、リフォームやリノベーションは改築したい部分だけ部分的に工事を行うことができます。

リフォーム(リノベーション)のメリット5:既存の設備を再利用できる

今使用している設備をそのままの形、もしくは形を変えて再利用することができるのもリフォーム(リノベーション)のメリットだと思います。

リフォーム(リノベーション)のメリット6:一部リフォーム減税や補助金が利用できる

一部、耐震やバリアフリーを目的としたリフォームは減税されるケースがあるほか、家の建て替えと同じように各種補助金が利用できる場合があります。

リフォーム(リノベーション)のメリット7:引っ越しの必要がない(リノベーションは必要)

リフォームでは部分的な改築で終わることが多く、基本的には引っ越しをする必要がありません。

ただしリノベーションの場合は、家の中身を構造だけ残したまま、そのまま新しく作り替えることになるので引っ越しや仮住まいが必要になります。

リフォーム(リノベーション)のメリット8:法律の制限を受けない

家の建て替えは、何かと法律の制限を受けることが多いですが、リフォーム、またはリノベーションは基本的には法律による制限を受けることはありません。

リフォームまたはリノベーションのデメリット(家の建て替えとの比較)

次に家の建て替えと比較した際のリフォームまたはリノベーションのデメリットについてお伝えしていきます。

【リフォームまたはリノベーションのデメリット】

1:家の建て替えよりも設計の自由度がない
2:耐久年数が家の建て替えよりも短い
3:工事後に追加費用がかかる場合がある(補修工事など)
4:耐震性の強化が難しい

リフォーム(リノベーション)のデメリット1:家の建て替えよりも設計の自由度がない

家の建て替えでは、間取り(空間のとりかた)を建物の形から自由に決めていくことができますが、リフォームやリノベーションでは、今ある形を活かしたまま改築をしていくことになります。

そのためリフォームよりも大幅な改築を伴うリノベーションでも、家の建て替えよりも設計の自由度はなく、ある程度間取りが限定されます。

リフォーム(リノベーション)のデメリット2:耐久年数が家の建て替えよりも短い

建物には寿命があります。

特に日本のような高温多湿な住環境においては、内部から腐食して構造を傷めてしまうことも多く、きちんと手入れをしていかないと長く住み続けることはできません(多くは内部結露と雨漏れが原因です)。

ただ、定期的なメンテナンスを行うとかなり高額となるため、だから家を建て替えることを選択される方が多いのです。

リフォームやリノベーションでは、家の基本的な構造はそのまま再利用されますので、ケースによってはリフォームやリノベーションをした後に住める期間が、建て替えよりも随分と短くなるデメリットがあるのです。

リフォーム(リノベーション)のデメリット3:工事後に追加費用がかかる場合がある(補修工事など)

リフォームやリノベーションをしても、家の基本的な構造はそのままとなります。

そのため、リフォームやリノベーションの工事後に建物補修工事などの名目で追加費用が発生することもあります。

これにより、トータル的な金額を合算してみると、ケースによっては家の建て替えと変わらない、もしくは家の建て替えよりも高く費用がついてしまうこともあります。

リフォーム(リノベーション)のデメリット4:耐震性の強化が難しい

全ての建物に言えるわけではありませんが、リフォームやリノベーションでは耐震性の強化が難しい場合があります。

その場合はリフォームをしたとしても長く住むことができなくなりますので注意して下さい。

家の建て替えとリフォーム・リノベーションのメリット比較

ここからは建て替えとリフォーム・リノベーションのそれぞれのメリットとデメリットをわかりやすくまとめていきます。

【家の建て替えのメリット】

1:建物の形から自由に設計が可能
2:基礎から新しく家が建てられる
3:最新の住宅設備を備え付けられる
4:メンテナンスにかかる費用をおさえられる
5:各種補助金を利用できる

【リフォームまたはリノベーションのデメリット】

1:家の建て替えよりも設計の自由度がない
2:耐久年数が家の建て替えよりも短い
3:工事後に追加費用がかかる場合がある(補修工事など)
4:耐震性の強化が難しい

【家の建て替えのデメリット】

1:建物を取り壊す必要がある
2:家を建てるためのコストが高い
3:造成工事が必要になることもある
4:工期が長い
5:工事中は仮住まいが必要になる
6:引っ越しが必要になる
7:各種税金が新たにかかる
8:土地によって制限を受けることがある

【リフォームまたはリノベーションのメリット】

1:基本的な家の形を残したまま工事ができる
2:コストをかけずに工事ができる
3:工事期間が短い
4:必要な部分だけを改築することができる
5:既存の設備を再利用できる
6:一部リフォーム減税や補助金が利用できる
7:引っ越しの必要がない(リノベーションは必要)
8:法律の制限を受けない

それぞれに一長一短がありますので、どちらを選択すれば正しいと言うことは一概に言うことはできません。

あくまでそれぞれのメリットとデメリットを把握し、自分たちに最適なプランを選ぶための参考程度にお考えいただくことをお勧めします。

まとめ

今回の記事では家の建て替えと、リフォーム、またはリノベーションのそれぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説してきました。

今回の記事があなたの家づくりを進める上での判断の参考にしていただけたら幸いです。



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