「線」で出来た本棚ときいたら、あなたはどのような印象を持つのでしょうか。
今回紹介するのは、まさしく、そんな、線で出来た本棚。具体的に言うと直径8mmのスチール棒をx軸方向(横方向)に30本、y軸方向(縦方向)に22本、そしてz軸方向(奥行き)に28本並べることによってその間に本を置くことが出来るというデザインの本棚。
この本棚の名前は「rain」と言いますが、まさしくそんな雨のような雰囲気の漂う、本棚のデザインとなっています。
こちらが本棚「rain」。隙間ばかりでいったいどこに本を置くの?と思いたくなるデザインの本棚。
その答えは、こう。線と線の間に本を立てかけるデザインの本棚となっています。縦、横、斜め、どこからでも本を取り出せそうな・・・そんな錯覚に襲われる本棚です。
横から見ればこの通り、まるで理路整然と並ぶ一般的な本棚のよう。
近づいてみると線と線の間に本が気持ちよくおさまっていることが確認できます。
おそらく、サイズが合わないものに関しては落下してしまいますが、その独特な緊張感を楽しむことがこの本棚のひとつの魅力なのかもしれません。
線だけで出来た本棚とはよく考えたものです。
このデザインは佐藤オオキ氏率いるデザインスタジオnendoによるもの。
なんだか不思議な魅力を持った本棚ですね。
デザインとしてはかなり魅力的ですが、実用性には少々欠けるかもしれませんね。
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▼参考:
用語解説 X軸、Y軸、Z軸 用語集 インバータ FREQROL | 三菱電機 FA
rain | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/rain/?release)