ちょっと変わったデザインのランプは日本のデザインスタジオnendoによるデザイン。最近ではメディアなどにもたびたび登場する佐藤オオキ氏が率いることで有名なデザインスタジオです。
そんなnendoがLasvitのためにデザインしたのが今回ご紹介する一部を潰すことで光源を支えるランプ「press lamp」。
ガラス状の筒の一部を指でつまんだようにわざと潰すことにより光源を支えているデザインのランプとなっています。
このデザイン画がとてもわかりやすいですね。つまりはそういうこと。筒状のガラスの一部を挟むことによって誕生したデザイン。
そして出来上がったのがこちら「press lamp」。ガラス状の筒の一部をただつまんだように凹ませただけなのに、なぜかガラス特有の独特な緊張感が漂ってくる作品となっています。
公式ホームページによると「金型によるものではなく、ガラスが押し潰された際に自然と生まれた柔らかいフォルムが特徴」だそう。
確かに自然と産まれた優しいフォルムがとても特徴的なデザイン。
真横から見るとこんな感じ。押しつぶされたところが黒くなっています。
上の写真はフロアランプ。
近くでみると、思ったよりガラス管の厚みがあることがわかります。
押しつぶされた部分にコードが射し込まれており、全体のデザインとしてうまくまとまっている印象をうけます。
自然なフォルムなので、綺麗にまとまりすぎていないところがこのデザインの特徴のひとつ。
非常にユニークなデザインのランプとなっています。
やっぱり押しつぶされた部分のきゅっとくねったデザインが非常にいいですね。何度みても飽きのこないデザイン。
日常的に溢れるものをちょっと違う角度から解釈する事により生まれるnendoのデザイン。
やっぱりいつみてもnendoのデザインは素晴らしい。
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▼参考:(外部サイト)