ブラジルのサンパウロに3階建ての図書館のようなモダンな佇まいの邸宅があります。地元の建築家のAlvaro Puntoniによって設計されたこの邸宅の中には、なんと7500冊もの蔵書が壁に設置されており、まるで小さな図書館のような蔵書数を誇っています。
Contents
図書館のような邸宅「querosene house」の外観
こちらがその邸宅です。外から見るとまばゆい光が建物内から暗い夕暮れの外に向かって放たれていることがわかります。
ちなみにこちらは昼間の邸宅。目の前の通りから3メートル以下の位置からこの邸宅は建てられています。
この位置からみると通りから3メートル下の位置に建てられていることがわかります。コンクリートで出来た壁がとても重々しい雰囲気をかもし出しています。
図書館のような邸宅「querosene house」の見取図と断面図
※写真はクリックするとすべて大きくなりますので、大きく見たい写真はクリックしてご覧下さい。
こちらは建物1階の見取り図です。
こちらは2階の見取り図。
続いて三階。
さらに屋上です。邸宅と言う名にふさわしいですね。
こちらは断面図です。
続いて反対側からの断面図。
それではつづいて建物の内部はどうなっているのかをおみせします。
図書館のような邸宅「querosene house」の内観
まずこちらの写真は通り3メートル下にある1階のリビングの写真。ちょうど写真の向こう側が、通りとなります。
窓の外に見える階段からこの邸宅「querosene house」に入る形となります。変わった形のロッキングチェアーが印象的です。
続いて一階のリビングの写真です。広々とした室内、コンクリートの壁。そして上の方に7500冊の蔵書がちらっとみえています。
こちらはダイニングルームです。図書館のような邸宅「querosene house」は左側の階段を使って二階、三階とあがっていく形になります。
こちらは2階からみたリビングの図。吹き抜けの家のため、とても開放的な空間がひろがっていることが確認できます。
左側には壁に埋め込まれた本棚にぎっしりと本がしまわれています。
本を取る時はこちらの網の通路を通っていく形になります。下の階が隙間からみえるので高いところが苦手な人にはちょっと大変かも知れませんね。
こんな素敵な本棚があるお家にいたら、毎日本を読むのが楽しくなるかもしれませんね。
位置をかえてみるとこんな感じ。先ほどの写真で見たロッキングチェアーがここからみえています。
こちらは手痛くないの階段。コンクリートむき出しの階段がとてもひんやりとした空間をつくり出しています。また壁につかわれているでこぼこのコンクリートもいい感じですね。
続いてこちらは三階からみた邸宅。正面が通りとなります。蔵書だけではなく、いろんなものが壁に組み込まれた棚の中にしまわれています。
角度をかえてみるとこんな感じ、先ほどとは違う方向を写しています。ミーティングルームのようなところがあるのがものすごく印象的です。
開放感溢れる空間ですが、プライベートな空間をつくり出せるようにほどよく仕切りがあるのが良いですね。
外の庭から見るとこんな感じ。邸宅と言うより、ちっちゃなホテルのようです。
もう少し遠くから「querosene house」をみてみました。周辺の家と比べてみても如何にこの邸宅が異質なつくりだということが確認できます。
夜の手痛くの様子です。灯りの灯し方が素晴らしいですね。ガラス張りで中が丸見えとなっているためさらに空間が広くみえます。
最後に一階のリビングでくつろいでいる様子。
こんなおうちに一度住んでみたいものです。一日中家の中にこもっていてもストレスを感じることなく過ごすことができそうです。
ONE PROJECT編集部 オススメ記事:
・世界中の住宅建築を知り尽くした住宅建築のプロによる、世界に一つだけのこだわりの家のつくりかたを探している方はこちらの記事を合わせてお読みください。
>>>理想の家づくりに向けて
・世界中の住宅建築のデザインをお探しの方は合わせてこちらをお読みください。
>>>世界の住宅建築
▼参考:(外部サイト)
Bookcase Wall House (6 pics) – My Modern Metropolis
Querosene House by grupoSP » CONTEMPORIST
▼関連記事:
アイヌの伝統的な住宅形式チセから多くのヒントを得て、隈 研吾によりされた建築施設「Même」 | ONE PROJECT
ニュージーランドの果樹園の中にあるミュージシャンの為に設計された小屋のような家「McKENZIE HOUSE」 | ONE PROJECT
スペインにある、外壁を8メートルの白い壁で覆われたお城のような建物「Guerrero House」 | ONE PROJECT
コルゲート鋼板を使った造形美。鉄に覆われた建物内に光と風が吹き抜ける、遠藤秀平による「rooftecture OT2」 | ONE PROJECT
東京にある建坪が11坪の屋内のリビングルームで高さ5.2メートルのボルダリングを楽しむことが出来る家「アウトドアハウス」 | ONE PROJECT