ニュージーランドを拠点に活躍する建築設計事務所bonnifait + giesenが、設計した家のひとつに小屋のようなデザインの家屋があります。
ミュージシャンのために設計されたということもあり、リビングとダイニングがレコーディングスタジオとして機能する設計となっています。
「McKENZIE HOUSE」の外観
「McKENZIE HOUSE」と名付けられた、この家屋、人知れずひっそりとたたずむアトリエのようです。
正面です。
果樹園の中にあるということもあり木々の隙間をかきわけることで建物に辿り着くようです。秘密の隠れ家のようですね。一体中はどのようになっているのでしょうか。
「McKENZIE HOUSE」の断面図と見取り図
断面図です。二階建てとなっていますが、二階はベッドルームだけのようです。生活に必要なキッチンやリビング、バスルームなどはすべて一階に配置してあるようです。
また中庭も用意されているようです。
こちらが一階見取り図。
1. リビングルーム
2. ダイニングルーム
3. キッチン
4. バスルーム
5. 書斎
6. 中庭
7. 寝室
8. 空き
となっています。リビングと中庭に続く窓ガラスを空けることで、より一層広い空間として機能するようです。
「McKENZIE HOUSE」の内観
リビングの写真です。ウッディーな佇まいです。赤いソファーも空間に彩りを与えています。
一階部分のリビング、またそのつづきのダイニングルームは吹き抜けとなっており空間を広く感じることができます。
中庭からリビングを眺めるとこんな感じ。
天気のいい日に中庭でバーベキューなんてことをしてもいいですね。
このリビングがスタジオとして機能します。壁に立てかけたエレキギターと亜コースてティックギターがとても美しいです。まさしくミュージシャンの為に建てられたという感じがしますね。
実際にスタジオとして機能するとこんな感じ。閉じられた空間ではなく、開放的な空間で音取りをするのは、さぞかし気持ちがいいでしょうね。
こちら1階書斎。シンプルなつくりです。椅子にかけられたヘッドホンをみる限り、とった音をMacBookを使い編集・・・なんてことをしているのかもしれませんね。
小さな部屋ですが、机の正面には外からの自然光を取り入れることができる仕組みになっているので、おもったより狭くは感じません。
1階バスルームです。シンプルなつくりです。音をとり汗をかいた後、ここでシャワー・・・なんてこともしているのかもしれませんね。
すぐ横にシャワールームがあるスタジオ・・・素敵ですね。
キッチンです。調理をしていますね。ここでおいしいご飯などをつくりながら仲間達とどんな曲をつくろうかアイデアを出し合っているのかもしれませんね。
2階の見取り図です。2階にはベッドルームしかありません。
二階ベッドルームです。奥にちらっとみえるのが階段。天窓からのあかりも差し込み、気持ちよく寝ることが出来そうです。
少し遠目で見るとこんな感じ。全体的に木のぬくもりを生かした優しいつくりとなっています。
ベッドの横には二つの窓が。あらゆるところに自然光を取り組む工夫がされているため、部屋の中に十分あかりをとりこむことができそうですね。
「McKENZIE HOUSE」の配置図
実際の建物はこのようにして建てられています。中庭がある方が北側ですね。
まるで日本の田舎町のようなのどかな風景ですね。ニュージーランドはロードオブザリングのロケ地としても有名ですが、こんな素敵な風景があらゆるところに広がっているのでしょうね。
設計:Bonnifait + Giesen | McKENZIE HOUSE(http://www.atelierworkshop.com/mckenzie-house#_)
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▼参考:(外部サイト)
atelier workshop: mckenzie house, new zealand