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土地を買ってから後悔しないための土地探しの5つのポイントと土地探しのダンドリ

家を建てるための土地探しってどうやるんだろう?

土地探しで失敗しないためのポイントってないのかな?

あります。

今回は家づくりで失敗しないためにおさえておきたい土地探しの5つのポイントについてお伝えします。

合わせて失敗しない土地探しの段取りについても触れていきますので、最後まで読んでいただき、あなたの家づくりに最適な土地探しをしてください。



家を建てるための土地探しで失敗しないための5つのポイント

一戸建て住宅の土地探しで失敗しないためには下記の5つのポイントをおさえてください。

【家づくりの土地探しで失敗しないための5つのポイント】

1:高さ制限や斜線制限を確認
2:建蔽率と容積率を確認
3:地盤の状態を確認
4:環境の変化を確認
5:工事費用の変化を確認

家を建てるための土地探しでは、上にあげた最低限のポイントをおさえたうえで、建てたい家の条件に合った土地探しをしていただき、プラン、費用の両面で希望を満たす土地を探す事が大事です。

ポイント1:高さ制限や斜線制限を確認

土地には様々な条件や制約がありますが、そのうちの一つに高さ制限があります。

実は土地によってはその土地に建てられる建物の高さが制限されていることがあり、制限を超えた高さの建物を建てることができません。

例えば「絶対高さ制限」が定められている地域ですと、高さの限度は10メートル、もしくは12メートルまでが限度となります。

「斜線制限」については、敷地の周囲にある道路や水路、隣地、公園など建物の周辺環境への影響から敷地の端から一定の角度内に建物を収めるように義務付けているもので、真横から空間を斜線で切り取ったような形態で斜線を超えないように建物の配置や形を計画しなければならないものになります。

隣接する建物の採光や風通しを阻害しないような「隣地斜線制限」や、対面の建物や道路面の日当たり、風通し、開放感を確保するための「道路斜線制限」、第1種・第二層低層・中高層住居専用地域の北側に接する敷地の環境を保護するための「北側斜線制限」などがあります。

特に3階建て住宅などの多階層の家を希望している方は「高さ制限」や「斜線制限」に注意してください。

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ポイント2:建蔽率と容積率を確認

家を建てるための住宅用地には、建ぺい率や、容積率と言った土地の面積に対して建物が建てられる割合や、延べ床面積の割合が定められています。

建ぺい率とは

建ぺい率とは敷地面積に建てられる建築面積の割合をいい、敷地100m2の土地に対して建ぺい率が50%と定められているとすれば、100m2の土地に対して建物を建築していいエリアは50m2となります。

建ぺい率は敷地に一定割合の空き地を確保することで、周辺環境の日照や通風、さらには防火、避難などを確保するために設けられます。

容積率とは

容積率とは建物の延べ床面積の敷地面積に対する割合のことをいい、敷地100m2の土地で容積率が200%だった場合は、延べ床面積は200m2を超えてはならない土地ということになります。

延べ床面積は、居住空間の面積なので、その他の制限がない場合は総2階建住宅で2階建て目一杯(100m2 × 2 =200m2)まで建てられるということになります。

注意が必要なのは多層階住宅にする場合で、同時に高さ制限が設けられている場合、4階建て住宅では容積率をクリアしていても高さ制限に引っかかってしまい、建てることができないなどといったことが起こります。

土地探しでは、土地の広さだけではなく、希望する建物の広さが実現できるのかどうかまで合わせて確認するようにしてください。

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ポイント3:地盤の状態を確認

敷地条件も問題なく、一見普通の土地に見えても、なかには深刻な問題を抱えている土地もあります。

例えば、場所によって地盤の状態が違ったり、軟弱地盤の場合はそのままの状態で家を建てることが難しくなります。

その場合は、土を入れ替えたり、地中に地盤の強いところまで杭を打ち「地盤改良」を行う必要が出てきます。

軟弱地盤では建物の重みで家が沈んでしまったり、地震などの揺れに耐えることができず家が傾いてしまう可能性があるからです。

問題を抱えている土地は元々住宅用地ではない農地であったりしますので事前に必要な対策を確認しておく必要があります。

ポイント4:環境の変化を確認

敷地条件は問題なかった、地盤の状態も問題なかった・・・それでもまだ安心してはいけません。用途地域の確認をし、今後、将来にわたりその土地がどのように変わっていくのかを事前に押さえておく必要があるからです。

土地にはそれぞれ用途の条件があり、特にその土地が商業地域であった場合は注意が必要です。

商業地域であった場合は、近隣に大型店舗や遊戯施設がたち周辺環境がガラッと変わってしまう可能性があるからです。

家を建てる前、もしくは家を建てた当初はものすごく閑静で住み心地が良かったのに後から大型の商業施設が建ってしまい休日ともなると道路が混雑してどこにも出かけられない・・・といったことも当然起こり得ます。

ただし住居専用地域として定められていても、学校や公共施設は建てることができるので、事前に土地周辺の環境は今後どのように変化をしていくのかを押さえておく必要があります。

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5:工事費用の変化を確認

今までの条件を全てクリアしても、まだ安心してはいけません。家を建てるために必要となる工事費用は土地の周辺環境によって大きく変化する可能性があるので、その土地で家を建てた場合費用に影響を及ぼすものの有無も確認しておかなければなりません。

例えば、接地道路が狭い土地では建物を建てるのに必要となる建築資材を運ぶのに追加費用が必要になったり、上下水道が近くにきていない場合は、引き込み工事をするために追加費用(1mにつきおよそ2万円)が発生します。

また最悪、重機が通れなかったり現場まで資材を運べない関係で、希望する住宅会社で家を建てることができないといったことも起こり得ます。

そうした条件は住宅会社によって様々ですので、できることなら家を建てることを希望する住宅会社に事前に確認する必要があります。

家を建てるための土地探しの6つのダンドリ

土地探しのポイントは今お伝えしたように5つあります。

ですから家づくりで失敗しないためにはまず先程の5つのポイントをおさえてください。

それを踏まえたうえで、ここからは失敗しない家を建てるための土地探しのダンドリについて解説していきます。

【建てたい家を建てるための土地探しの6つのダンドリ】

1:エリアを絞り希望条件を整理する
2:土地の価格相場を知る
3:住宅会社の候補を決める
4:家の優先順位を決める
5:担当者と一緒に土地を探す
6:土地を決定する

家づくりを検討し始めたときに、土地探しから始めるという方も多いと思いますので、先程のポイントをおさえて理想の家が建てられる土地を探す必要があります。

下記のダンドリで進めていただければ土地探しで大きく失敗する事はないと思いますので、土地探しの際の参考にしてください。

1:エリアを絞り希望条件を整理する

まず大体のエリアを絞ってください。住みたいエリア、家を建てたいエリアを様々な条件を鑑みていくつかに絞っていきます。

これなしでは土地探しはできません。

またエリアを絞ると同時に、どのような家を建てたいのかを同時進行で進めてください。

住宅情報誌、インターネット、カタログ請求、住宅に関する情報は様々なところから入手することができます。

同時に大体希望する家はどれくらいの費用で建てられるのか予算も調べておくことが必要になります。

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2:土地の価格相場を知る

次に住みたいエリアが大方絞れてきたら、エリアごとの土地価格の相場を調べていきます。

エリアごとの土地価格の相場を調べる方法は「公示価格」「路線価」「実勢価格」の3つの方法があります。

公示価格については「土地総合情報システム」で調べることができますし、路線価は各市区町村の「評価倍率表」や国税庁の「財産評価基準書」で調べることができます。

実勢価格は実際に取引されている価格のことを言うので広告チラシなどで「土地の売買を表示する価格」を見ればわかります。

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土地の相場価格は駅からの距離、周辺環境、土地の広さや形状などによって異なるので、建てたい家の工事費用と合わせて家づくり全体の予算を検討することが大事です。

土地広告の見方のポイントを教えて

土地広告を見るときは下記のポイントをおさえてください

【価格】

土地価格の他に、場所によって工事費用は増減します。余裕を持った計画をしてください。

【むき】

日当たりが良いとされる南向きが人気がありますが、北向きでも工夫次第で良い家を建てることができます。また設置道路の状態によっても間取りは大きく変わってきます。

よくありがちな新築一戸建て注文住宅の家づくりを失敗する6つの原因と注意すべき159のこと」も参考にしていただいて、あなたの家づくりであったむきの土地であるかを確認してください

【接道】

敷地道路の幅によって高さや使用可能な面積に制限がかかることもあります。接道状況も必ず確認するようにしてください。

【建ぺい率と容積率】

土地の広さはもちろん建ぺい率や容積率も確認してください。建てる家の延べ床面積などの制限にも注意してください。

3:住宅会社の候補を決める

ここまでで全体の予算が掴めたら、家づくりを依頼する住宅会社の候補を絞っていきます。

間取り、費用、対応、アフターフォローなど様々な観点から複数の住宅会社を比較してください。

また土地によっては、不動産会社などの情報には掲載されていない、特定の住宅会社を通してしか買えない土地もあります。

その場合は建築条件付きとされていることがほとんどですが、希望とする住宅会社であれば、そうした建築条件付きの土地を購入し家を建てることも選択肢に入れてみてください。

住宅会社を決めることで、よりイメージが具体的になり、本格的に家づくりをするんだと実感していただけるようになると思います。

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4:家の優先順位を決める

正直理想の土地に出会えるかどうかは運次第と言っても過言ではありません。

人気のあるエリアの人気の高い土地は市場に出回る事はないか、運よく出たとしてもすぐに売れてしまうからです。

それだけ全ての理想を叶える土地に巡り合う事は難しいと思ってください。

そのため、条件を買えながら、予算と相談し、住まいに求める優先順位を明確にし、そこでしたい暮らし方を考える必要があります。

希望の暮らし方によって、建物や土地の条件に優先順位をつけていってください。

5:担当者と一緒に土地を探す

土地探しをしながら、家に求める条件や家の優先順位がだんだん明確になってきたら具体的な土地探しをはじめてください。

土地の情報はネット、チラシ、情報誌、不動産会社のほか、住宅会社も握っています。

裏筋といった言葉があるように土地の中には特定の住宅会社でしか仕入れることのできない土地の情報もありますので、担当者と密に連絡を取り合い土地探しの段階から担当者と一緒に進めるのも良い選択だと思います。

担当者と一緒に土地を探すことで、希望の家が建てられると言う観点から土地探しをしてくれるようになるので、家づくりの失敗も少なくなると思います。

6:土地を決定する

良い土地を見つけたら、依頼先が決まっている場合は、購入前に住宅会社の担当者に見てもらってください。

建物本体価格から付帯工事費用までの目安となる価格を出してくれます。

また事前に、地盤調査をしてもらうことで軟弱地盤だった等の失敗を防ぐことができます。

ハウスメーカーでは地盤調査は無料でやってくれるところも多いので依頼すると良いでしょう。

費用の面と土地の面、両方から比較することで希望の家が建てられる土地と出会える確率が高くなります。

条件に合致した土地が見つかれば土地探しは終わり、おめでとうございます!あとは本格的な家づくりのプラン作成に入ります。

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まとめ

今回の記事では土地探しで失敗しないための5つのポイントと、理想の土地を探すための6つのダンドリについてお話ししてきました。

【家づくりの土地探しで失敗しないための5つのポイント】

1:高さ制限や斜線制限を確認
2:建蔽率と容積率を確認
3:地盤の状態を確認
4:環境の変化を確認
5:工事費用の変化を確認

【建てたい家を建てるための土地探しの6つのダンドリ】

1:エリアを絞り希望条件を整理する
2:土地の価格相場を知る
3:住宅会社の候補を決める
4:家の優先順位を決める
5:担当者と一緒に土地を探す
6:土地を決定する

今回お伝えしたことを元に土地探しをしてもらえば、家を建てるための土地探しで大きく失敗する事はないはずです。

ぜひ、参考にしていただき、あなたの理想の家を建てるための土地に出会い、家づくりを成功させてください。

この記事があなたの家づくりの助けとなっていただけたら幸いです。家づくりの成功をかげながら応援させていただきます。



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