これは非常に面白いデザインの食器棚だと思いませんか。
窓から見える木々の景色を台所に取り入れようと、ワークテーブルの天板にケヤキを植え込んだこの食器棚。
この棚を貫く枝が外交を浴びて生まれ、太陽の光と共に影がゆっくりと変化していくそうです。
ケヤキの木を食器棚に貫通させただけの非常にシンプルなデザインなのですが、この真っ白の空間に非常に調和し、暖かな空間に仕上がっています。
食器などをこの棚に乗せると上の写真のような形に。
公式ホームページ上の素材を見ると、メラミン化粧板、ナラ オイル仕上げ、ケヤキ ウレタンCL仕上となっています。
リビングから見るとこんな感じ。
こちらは斜め横から見たケヤキの食器棚。
アップしてみたケヤキの食器棚。
ぐさっと貫通しているのがよくわかります。
このデザインは小泉忍デザイン事務所によるデザイン。小泉忍氏は人々にもたらされる様々な「体験」をデザインすることをテーマに、空間、家具、プロダクトなどの提案を行なっている日本人デザイナーです。
ケヤキを植えた食器棚も、他の作品にと同様にシンプルだからこそデザインのセンスが非常にひかるデザインに仕上がっています。自然に育まれた、ケヤキの木の形もまた絶妙ですね。
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▼参考:
zelkova in cupboard, Works, Shinobu Koizumi