ガラス同士を接着する技術に着目してデザインされたのが今回紹介する、ズレたような動きを表現した棚とテーブルのコレクション。
佐藤オオキ氏のnendoによりデザンされたテーブルコレクションです。

一体どんなテーブルコレクションに仕上がっているのでしょうか。

こちらが今回紹介するガラスのテーブルコレクション「slide」。すべてガラスでできていて、黒いガラスが1枚、本来の位置から飛び出した状態で接着しているのがとっても印象に残るガラステーブルコレクション。
上の写真は棚ですが、棚については、飛び出した黒いガラスが断面のわずかな面積でクリアガラスと接着されていて、特に難易度が高いのだそう。

下から二段目の部分が微妙にずれています。

こちらは上から二段目の部分が微妙にずれています。


ご覧のようにものをのせても大丈夫。だって棚だもの。

こちらは横から見た写真。

近くで見るとこんな感じ。

絶妙な位置で接着されていることがわかります。

下から見るとこんな感じ。


テーブルは黒い箱の上の面がズレて開いたように見えますが、その下にクリアガラスがあるのでモノを載せて使えるのだそう。

また、箱の内部は白く均一に塗装することで内側が暗くなるのを防ぎながらも、外側とのコントラストをつくり出すことに成功したそう。

近くで見ると穴ではなく、クリアガラスが敷かれていることがわかります。

とっても重厚感漂うガラステーブルですね。


サイズ違いも用意されているよう。どのガラスも天板部分が微妙にずれています。
そしてそのズレがこのガラステーブルに彩りを添え、良質なデザインとして私たちの目に飛び込んできます。

あえてズラすこのデザイン。


こちらは真上から見た状態。ガラス面は真っ黒ではなく透明な透き通った黒と言ったところでしょうか、


微妙なズレがなんともたまらない不思議なガラステーブルです。
天板部分をズラしただけと言われればそれまでですが、そこにこのデザインの洗練された部分はあります。
うん、素晴らしい。
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▼参考:
slide | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/glas-italia-2015/slide/?release)