通常椅子は四本脚で立ちますが、今回紹介する椅子はなんと二本脚で立つ椅子。この椅子をデザインしたのは北フランスで生まれ育ったBenoit Malta氏。なんでもこのプロジェクトの目的は出来るだけ静止した状態を避け、動きやすさを促進するためにデザインされたそうです。
上の写真が今回紹介する椅子。フェイクでも何でもなく、この椅子「- Inactivité – part I」は、本当に二本脚で立っています。
後ろから見るとこんな感じ。
真横から見たときの写真。
最後に斜め横から。
では実際に座るとどうなるのか。それは以下の写真をご覧下さい。
不安定でありながらも、しっかりと床に密着し思ったよりも安定した椅子となっています。
二本脚ですからもちろんグラグラ前後に動きますが、そのぐらぐら具合がとっても心地良さそうな椅子となっています。
近くから見てみるとちょっと変わったデザインの椅子。
さらに近づくとこんな感じ。
継ぎ目が粗いですがこれはこれでご愛嬌と言ったところでしょうか。
木のぬくもりがとっても暖かい椅子となっています。
こちらは真上から見た椅子。実際に座っている動画は以下からご覧頂くことが出来ます。
座ってみたいような・・・でもちょっと怖いような・・・ちょこっとだけ座るのに勇気がいる椅子ですね。
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▼参考:
– Inactivité – part I – Benoit Malta