佐藤オオキ氏率いるnendoの新作であるステーショナリー紹介シリーズも今回で第四弾。今回は実用的なステーショナリーを3つご紹介します。
まずはじめに、お決まりのラフスケッチを。みたところ手帳のようなものとメモパッドが一体化したような何かのようです。
その正体はこちら。実はこれ、ハードカバー仕様のメモパッド。表紙部分を折り返すことで手に持ってメモをとるときに安定するようにつくられています。
つまり表紙が固いことでそれが下地になり書きやすくなると言う訳。
そしてこちらが表紙部分を折り返した状態のもの。メモ用紙は簡単に切り離すことができるミシン目が入っているそう。
さらに紙には表面には罫線やドットではなく、その中間の「クロス」を淡いグレー色で印刷されています。
これにより、罫線ほど邪魔をせず、ドットよりはガイドがハッキリして、文字やスケッチが描きやすくなっています。
機動性を考慮し、A5サイズと6インチのスマートフォンサイズの2サイズが用意されています。
サイズのバリエーションにより、使い分けが非常に便利そう。このメモパッドの名前は「hard cover memo-pad」ハードカバーにすることにより、ソフトでは実現できない手の届かないかゆい点を見事にカバーしています。
続いてこちらは、一見するにノートのようですが・・・。
やっぱりノートでした。名前は「edge note」。一体どのような工夫がされているのでしょうか。
実はこのノート。小口に着色をして、カドをひとつ切り欠いたノートとなっています。本棚に収納する際に、背表紙をオモテにすると統一感が生まれ、 小口側をオモテにすると、色によって整理することができるデザインのノート。
天地をひっくり返すことで切り欠きの位置が変わり、 まるでノートが一冊だけ浮いているように見え、 「今使っている途中のノート」が簡単に区別できるようにもなっています。
各ページには罫線やドットではなく、その中間の「クロス」を淡いグレー色で印刷することで、 罫線ほど邪魔をせず、ドットよりはガイドがハッキリして、文字やスケッチが描きやすくなっているそうです。
書きやすさの点では先ほど紹介したハードカバーのメモパッド「hard cover memo-pad」と同様のようですね。
そして最後に紹介するのはこちらのもの。なにやらめでたい席に使うもののようにも見えます。
名前を「dot envelope」と言います。その名の通り、単純なドットのみで表現した「のし袋」です。
エンボス加工の上からUV印刷で仕上げることで、独特の立体感とグロスが生まれ、 シンプルで現代的な表現でありながらも、「祝う」気持ちを表すのに充分な質感を実現したいと考え、このデザインがうまれたとのこと。
遠くから見てもどっとの絵柄がとても綺麗に際立っています。
近くから見るとエンボス加工が非常に際立って非常に美しい。
どっとのデザインでここまでののし袋に仕上げるとはさすがとしかいいようがありません。
反対側にするとこんな感じ。
存在感のあるのし袋となっています。
普段みなれていたり、使い慣れたりするものでも、ちょっとだけデザインを加えることで便利になったり、美しいデザインとなったり・・・
本当にデザインの力は面白いものですね。
▼参考:(外部サイト)
・stationery collection | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/stationery-collection-2/?release)
・stationery by nendo for by | n features cubic rubber-band