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雨傘の形をしたティーストレーナー(紅茶のこし器)「UMBRELLA」




雨傘を世界に広めた人はイギリス人のJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏だと言われています。

Jonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏は海運業(貿易)に携わり、世界中を渡り歩き沢山の富を得ていたと言われています。

そんな折り、世界中を渡り歩いていたJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏がヨーロッパ大陸の主要都市であるパリなどを訪れたところ、傘が流行しており雨の日に雨傘をさす姿に関心をもったそうです。

Jonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏が初めて傘を使用した1750年頃、傘は一般的なものではなく主に女性が使うものとされていました。

それゆえに、Jonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏がイギリスで傘を使用したところ、通りを行く人々は彼の姿を見て驚き、次には嘲笑を浴びせたそうです。

雨傘のティーストレーナー

当時のイギリスでは紳士は傘を持ち歩く習慣をもっておらず傘を使うのは女性で、男性(上流階級)は、雨の日は馬車を利用し、傘は馬車から玄関までの間、召使いにささせるものであったそうで、自分で傘を持ったハンウェイは「女の真似」とか「女々しい奴」と見られ、または馬車を使えない(貧乏な)紳士」と見られたため、人々に嘲笑されたと言われています。

また雨の日に傘を持ち歩くことが一般的なものになれば雨の日に、馬車を利用していた男性(上流階級)からの需要がなくなるため、馬を走らせることで生活基盤を築いていた馭者<ぎょしゃ>や馬車の持ち主たちにとってはJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏の行動は死活問題でした。

そのため、わざとJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏の傍に馬車を走らせ、水溜りの泥水を跳ねげたり嫌がらせをしたとも言われています。

批判を受けながらも傘を広めようと辛抱強く、社交場へ行く時なども常に傘を携えたJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏のその行動により、雨傘の実用性と経済性が次第に認識され、そのスタイルが「ハンウェイ風」といわれて流行。やがて傘は英国紳士のシンボルと言われるようにまでなったそうです。

雨傘のティーストレーナー

そんな歴史をもつ雨傘ですが、雨傘をモチーフにしたティーストレーナー、それが今回紹介するデザイン「UMBRELLA」です。

雨傘の形をしたティーストレーナーには幾つもの穴があいており、そこから茶葉の成分が放出される仕掛けとなっています。

また傘の柄はカップの縁に引っ掛けることが出来るようになっており、利便性にも非常に優れています。

雨傘のティーストレーナー

青い色をしたこの傘の形のティーストレーナー「UMBRELLA」。非常にかわいらしいデザインだと思いませんか。

この傘のティーストレーナーはOTOTOデザインによりデザインされました。

雨傘のティーストレーナー

このティーストレーナー「UMBRELLA」をJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏に持たせるとこんな感じ。

もしかすると、当時のイギリスの人たちにとってJonas Hanway(ジョナス・ハンウェイ)氏は上の写真のようにうつったのかもしれませんね。

時代によってモノの見方は随分変わるものです。

▼参考:

洋傘タイムズ 雨傘 日傘 コラム 出版

The History of the Umbrella – www.european-umbrellas.com

Ototo




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