今や私たちの生活になくてはならない生活必需品のひとつとなっている文房具。
ひとえに文房具と言えど、たくさんの種類の文房具が世の中に出回っています。
今回はそんな文房具の中でも、主に筆記用具として筆箱の中で使うアイテムをご紹介します。
今回紹介する文房具のデザインは佐藤オオキ氏率いるデザインスタジオnendoによってデザインされたものです。
まずは上のラフスケッチを見てください。牛のイラストがかかれてあり、その下には牛の部分的な色を抜き取ったかのような紙が描かれています。
これは一体何を意味しているのか。
実はこれ目盛りが「白」から「黒」へとグラデーション状に変化している透明アクリル製の定規(ルーラー)。透明なアクリルの上に白と黒を半分ずつ交互に混ぜることにより、地の色が明るくても暗くても読みとれるようになったそうです。
ちなみに上の写真は白い紙の上に透明アクリル製の定規(ルーラー)「contrast ruler」を置いたときのもの。
白い紙の上では黒い色のメモリが非常に映えます。
つづいて黒い紙の上に置いた時。白い紙の上に置いたときとは対照的に今度は白いメモリが浮き彫りになっています。
地の色が明るくても暗くても定規の上に書かれたメモリを読みとれるようになりました。
こうして置いてみるとその違いがよくわかりますね。
続いてこちらはペンのデザインのラフスケッチ。通常のペンとタブレット等に使うスタイラスペンがセットになった新しいペンのデザインです。
本体のほとんどがキャップという斬新な発想のペン「flip pen」は、キャップを反対側に装着することで「ペン」からタブレット用の「スタイラスペン」になります。
ちなみに上の写真は一般的なペンの状態の時のもの。
上の写真のようにキャップをぬくとタブレット用の「スタイラスペン」が出てきます。これを反対側につけることでスタイラスペンとして利用することが出来ます。
左のものがペンとして使用するときのもの。そして右のものがタブレット用のスタイラスペンのもの。
このペンなら1つで2役。持ち運びもこのペン一本で済みます。
そしてさらにこのペンの面白いところは付属の短いキャップに替えることでコンパクトに持ち歩くことができるという点。
こんなにコンパクトになりました。
真ん中のものが付属の短いキャップ。その長さをみると一目瞭然ですね。
続いてはこちら。これ、一体なんだかわかりますか?
そう、これはペンスタンド。名前を「cross pen-stand」といいます。
ペンや鉛筆などを一本一本キチンと固定するだけでなく、定規のような幅のあるものや、 カードやメモ用紙のような平らなものもキレイに固定したいと考えた結果、 上から見ると「クロス」が連続しているようなペンスタンドが生まれたそう。
ペンを立てると上の写真のような感じに。
カードや付箋等もこんなふうにして収納することができます。
ご覧の通り定規等も綺麗に収納することが出来ます。
そして、上から見るとこんな感じ。非常に特徴的な形をしているペンスタンドだということがわかります。
カードやペンを立てた状態で上から見るとこんな感じ。
文房具と言えど本当に奥が深く、まだまだデザインにより文房具をさらに便利にすることができそうです。
▼参考:(外部サイト)
stationery collection | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/stationery-collection-2/?release)
stationery by nendo for by | n features cubic rubber-band