板坂 諭氏率いるh220430がデザインした核兵器撤廃を願ったランプ。以下ホームページにあるポリシーを転載します。
地球環境の悪化や、貧富の差が生み出す様々な問題など、現代社会が抱える多くの難題に対して私はデザインによる有効なアプローチがあると確信しています。
優れたデザインは自発的に世界中へと広がり、同時にそのものが持つメッセージも広範囲に伝播します。それらは時にテキストやアートよりも強い影響力を持ち、そのデザインに触れる者の間に意味のあるコミュニケーションを誘発します。
もちろんその効果は大きいものではありません。しかし、それらの問題に対しては劇的な効果を求めるよりも、わずかな効果の積み重ねに期待するしかないのが現状です。
我々はこの現状を踏まえ社会が本当に必要としているものを世に送り出すための最善策を模索します。国境や言語の壁を乗り越えて、社会の良き代弁者としてデザインに取り組み、メッセージを世界へ向けて発信していきたいと考えています。
その考えのもと生まれたのがこの核兵器撤廃を願ったランプ「Mushroom Lamp」です。Mushroom Lampは現在、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)のパーマネントコレクションに収蔵されています。
以下の動画からMushroom Lampの灯りを確認することができます。
また長崎市のホームページに記載されている「核弾頭保有数と世界の主な核実験場」の図が保有数と国をわかりやすく表現してくれています。
※クリックすると拡大できます。
板坂 諭氏率いるh220430とは・・・
平成22年4月30日に板坂諭を中心に設立。照明や家具などのデザインを世界へ向けて発信している。デザインを単にモノの形状操作として捉えるのではなく、そのモノに込めたメッセージをもとに生まれる二次的なコミュニケーションをデザインし、作品から生まれるコミュニケーションによって地球環境の悪化や世界各地で続く紛争など、多くの難題について今一度考え行動する「きっかけ」が生まれることを願っている。2011年に 中国のメディア “Decoration International” が主催する、 “Media Award”の”Annual Original Products Design Award”を授賞。2012年にはMUSHROOM LAMPがサンフランシスコ近代美術館のパーマネントコレクションとして収蔵された。作品の造形力には定評があり、海外の多くのメディアもこぞって評価している。
h220430がデザインしONE PROJECTでも紹介した記事はこちらからご覧頂けます。
赤い風船の力でふわふわと空を飛んでいるようにみえるベンチ「Balloon Bench」 | ONE PROJECT
h220430のその他の作品はこちら:works(http://www.h220430.jp/works.html)
▼参考:(外部サイト)
世界の核兵器の数 国別ランキング(2012年)【ストックホルム国際平和研究所】世界ランキング統計局
長崎市|平和・原爆|核兵器の廃絶へ|核兵器データ|核兵器の数