座ると浮遊感を感じることの出来ることのできるベンチ。赤い風船に持ち上げられふわふわと浮いているよう。
板坂諭(いたくらさとし)氏率いるh220430によって制作されたこの作品。1953年にフランスで製作された映画「赤い風船」からインスピレーションを得て創作した二人掛けベンチだそう。
「Balloon Bench」は、あたかも空中に浮いているかのようにみえますが、もちろん実際には浮いている訳ではありません。
4点のアンカーでベンチを天井から吊るし、さらに風船の形をした カバーでアンカー部分を覆い隠すことにより、まるで風船がベンチを持ち上げているかのような浮遊感を実現しているそう。
実際に浮いている訳ではないというが、どんな座り心地なのか非常に気になるつくりとなっている。
ベンチの部分はレザーで出来ており、風船部分は高強度、軽量、耐候性、電波透過性、電気絶縁性、断熱性が特徴の素材FRPで出来ているよう。
小さい子供が不思議そうに眺めている図。ボクも座りたい・・・と思っているだろうか。
それにしてもちいさな子供とこの赤い風船のベンチ、とても絵になる。
風船部分をアップするとこんなに綺麗に。夢が膨らむ。
赤い風船に吊るされたベンチ。
デパートや人通りの多いところに設置すれば、非常に面白いベンチとなることは間違いないと思う。
それにしても映画のワンシーンからこの赤い風船のベンチを思いつくなんて、素晴らしいの一言に限る。
こちらは実際にフランス、ボルドーの旧市街の好立地に位置するレストラン「Manifesto」で使用されている様子。「Balloon Bench」によって、おしゃれな空間をさらにスタイリッシュに仕立て上げている。
今後もいろいろな所に設置されたら非常に面白いと思う。
デザイン:h220430_Balloon Bench
▼参考:
Balloon Bench & Balloon Lamp by h220430
MANIFESTO – BORDEAUX