これはまたおしゃれな引き出しがついているサイドボードです。
「光のひきだし」と名付けられたこのサイドボードは、開けると光が溢れ出す、引き出しを利用した照明器具です
サイドボードと照明器具の機能を兼ね備えた非常にユニークなデザインとなっているこの光のひきだしは、引き出しを開けていくことで明るさが増していく不思議な照明器具として機能します。
上の写真が光のひきだしです。
引き出しから光がもれだし非常にスタイリッシュな照明器具として機能しています。この光はどうなっているのか。どのようにしてこのような光をつくりだしているのか。
それは横から見るとよくわかります。
これが光のひきだしを横から見た図です。
わかるでしょうか。実は引き出しを開けた周辺部分が明るく、しまっている状態の引き出しは隙間から光がこぼれ出るという設計になっています。
上下左右に光がもれている引き出しが開けた状態のものです。
引き出しの開き加減によって様々な灯りのグラデーションをお楽しみ頂けます。
全ての引き出しを閉じると淡い光が隙間から漏れだします。
これはこれで幻想的な照明として機能しそうです。何か近未来的な雰囲気をかもし出している光の照明です。
光が漏れているタイルのような・・・そんな雰囲気をかもし出しています。
少しずつ開けることによって光の引き出しの照明の変化を楽しんで頂けるようになっています。
上の写真が少しだけ、サイドボードである光の引き出しを開けた状態のもの。
ぐいっと引き出しを開けるとこんなに綺麗な光が漏れだします。
もちろん引き出しであるわけですから照明器具として機能するだけではなく、モノをいれることもできます。
写真ではセロテープが入っています。
そして、上の写真が光を出していない状態の時の光の引き出しです。木の素材としてはイタヤカエデを使用しています。
また引き出しの内面にフロストアクリルを利用することによって照明の灯りが暖かくなるようにデザインされています。
こうしてみると明るさの残る昼間は普通のサイドボードとなんらかわりありません。
サイドボードなので上の写真のようにTVを置くことも出来ます。
そして夜になり、部屋を暗くするとこんな風に幻想的な空間をつくり出してくれます。
引き出しをひとつあけるとこんなにあかるくなります。
真ん中の一列だけ引き出しをあけてみました。
上下の光のコントラストが非常に美しいですね。
今度は縦に一列おきに引き出しをあけてみました。
続いて、一マスおきに引き出しをあけてみました。
光の引き出しはインテリアとして部屋にあったら非常にユニークな空間をつくり出してくれること間違いなしのサイドボードです。
引き出しの開け方を変えることでその時の気分によって光の具合を調節できるのも非常に嬉しいですね。
▼参考:
光のひきだし, Works, Shinobu Koizumi(http://www.shinobu-koizumi.com/japanese/works/drawer.html)