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ものがスッキリ片付く、家づくりで使いやすい収納のつくりかた

暮らし方やライフスタイルによって、使いやすい収納プランは変わってきます。

そして、収納は家で快適に過ごすために生活と切っても切り離せない関係にあります。

今回は家づくりで心地よい暮らしを叶えるための使いやすい収納の作り方についてお話ししていきます。

これから家を建てる方はぜひ参考にしてみてください。



使いやすい収納の鍵は日常の動線にあった

住んでいて快適だな、心地よいなと感じる家はスッキリとモノが片付いているものです。

そして「もの」をスッキリと片付けるためには、適切な場所に収納力を高めた収納スペースをきちんと確保しておく必要があります。

では、適切な場所にある収納スペースとは、どんな収納か。

それは自分の行動に即した「適材適所」に「収納スペースを」設けることであり、それが収納としての使いやすさにつながっていきます。

つまり、家づくりで快適で心地よい暮らしの収納を計画する場合は、家の中の「動線」から「収納」を考える必要があります。

暮らしの変化に対応できる収納

長いこと住んでいて快適だなと感じる収納は暮らしの変化に対応できる収納です。

例えば、そこに住む人の家族構成が変わってもフレキシブルに対応できる収納だったり、持ち物などに変化があったときでも、対応できる収納です。

生活の変化に合わせてフレキシブルに対応できるように収納するものに合わせて高さを変えたり、収納できる広さを調整できたりできる収納にするといいでしょう。

住み手が柔軟な発想で、収納したいものに合わせて収納空間を作り出すことができる、そんな収納にしていくと暮らしが快適で心地よいと感じると思います。

※収納力とは収納できる量だけではなく、住む人の使いやすさを考えて負担をできるだけ少なくした無駄のない収納のことを言います。

キッチンが驚くほど快適になる!キッチンの収納力の高めかた

キッチンを快適にするには「調理動線」を短くすることが一番のポイントです。

「収納」もこの「調理動線」にならい、「頻繁に使うもの」は「取り出しやすい位置」に高さを調整して収納し、「あまり使わないもの」は「調理時の動線から離れた場所」に収納するなどのメリハリをきかせるといいと思います。

例えば「頻繁に使う調理器具」を出すのに体をかがめないと取り出せなかったり、手の届かない位置にあったりするとそれだけで毎日の調理が苦痛になってしまいます。

そうした頻繁に使うものの収納位置は目線の位置から腰の高さまでがベストだと言えましょう。

キッチンカウンター下部の収納はグルービング収納する

またキッチンカウンター下に収納する「もの」は作業ごとの「調理動線」を意識して「グルービング分類」しておくと使いやすくなります。

例えば「コンロの近く」には「調理器具」や「調味料」などを取り出しやすい位置に収納し、また「シンクの下の収納スペース」にはシンクで使う「ザル」や「ボウル」、「作業スペース下の収納スペース」には盛り付けるための「食器」や「ジャガイモ」などの食材などをおいておくと言ったように位置を決めておくと楽になります。

キッチンのカウンター下収納は可動式のオープン棚にするとフレキシブルに対応できる

カウンター下部は引き出しをなくしてオープンにして、さらに可動式の収納棚を採用すると調理器具の高さやサイズに合わせて柔軟に対応できる棚になり、キッチン周りの収納力を上げることができます。

調理器具を取り出したいときに引き出しを引く動作もなくなるので、使い勝手も良くなりさらにコストダウンにも繋がります。

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ただ、キッチンが視線を受けやすい間取りだと、雑然としていたり、汚らしく見えてしまうので注意が必要です。

キッチンカウンター上部にもオープン棚を作る

キッチンカウンターの上部にもオープン棚をつくると使い勝手が良いキッチン収納になります。

対面式のキッチンで、シンクの上部の空間にオープン棚をつくって食器類などを収納すればディスプレーとしても使うことができ、キッチンの満足度は高まると思います。

吊り戸棚は市販の取手付きの籠を選んでもいい

キッチン上部に棚を設置する場合、「吊り戸棚」を一度は検討すると思います。

キッチン収納を「吊り戸棚」とする場合は、高い場所にある場合は手が届きにくいこともありますので、市販の取手付きカゴなどを利用してみてください。

「モノ」の出し入れがスムーズになります。

また、吊り戸棚は高さの工夫をして取り出しやすいような位置に取り付けるようにしてください。

調味料や頻繁に使うものは手前側に収納する

コンロ下部のスペースに収納する「調味料」は、「使用頻度が高いもの」ほど「引き出しの手前」の方に収納しておくと使い勝手が良くなります。

調味料を引き出したときにきれいに横に並べられていることが理想ですが、縦に配置されてしまう場合は、手前側に使用頻度の高い調味料をおいておき、奥側に使用頻度が低い調味料をおいておくといいと思います。

調味料は壁付け式のオープン棚に収納すると使いやすい

調味料を使うときの動線をさらに良くしたいのであれば、コンロの上にオープン棚をつくり、そこに塩や胡椒、スパイスなどのちょっとした調味料を並べておいておくと使い勝手がさらに良くなります。

手を伸ばしやすい高さに収納スペースを持ってくることがポイントで、調理時にサッと取り出し、サッと元の場所にもどせるようになり、一連の動作がとてもスマートになります。

このとき、水平ラインを意識して棚を設置すると美しく見せることができますので参考にしてください。

キッチンの壁面に可動式のオープン棚をつくる

収納量をあげたいのであればキッチンの壁面に可動式のオープン棚を作ると良いでしょう。

可動式のオープン棚とすることで、食器などの出し入れが非常にスムーズになり、インテリアとして映える空間にすることができます。

LDKが驚くほど快適になる!LDKの収納力の高めかた

LDKを快適にするには、LDKまわりのモノの位置をしっかりと決めておくことが大事です。

モノが必要なときに、できるだけ動かずに、モノが自然とそこにある状態を作り出すことが大事です。

例えばソファーの近くに、リモコンを収納できるスペースがあったり、おもちゃで遊ぶスペースをリビングの近くに用意してあげたり、そうした「モノの定位置」を決めておくことで雑然となりがちなリビングをスッキリと綺麗で快適な空間に変えることができます。

LDKの壁面収納を利用する

LDKの収納力を高める方法はたくさんありますが、一つ、壁面収納を活用すると便利になります。

家族別に物の定位置を決め、収納コーナーを作ったり、リビングでよく使う掃除機は「壁面収納」に扉を設置し、すぐに取り出せるようにしたりすると、快適になると思います。

コードレスの掃除機の場合は、このときコンセントがあると同時に充電することもできるので、扉の中にコンセントを配置しておくといいと思います。

>>>注文住宅で使いやすいコンセントの配置の仕方と、あると便利な22ヶ所のコンセント

リビングの壁の背面に収納を作る方法もある

またリビングの裏の背面に、ウォークイン型の収納スペースをつくっておくと、いろんなものを隠して収納しておくことができるので非常に便利です。

備品などのストック類はもちろん、リビングで散らかりがちなものをまとめてリビング壁の背面に収納しておけば、生活の中心となるリビングがいつでも綺麗にスッキリ片付いて見えるようになります。

間取りに余裕があるのであれば、ぜひ検討していただきたい収納スペースです。

>>>家の収納力を高める!ストレスを解消する間取りのアイデア

書類や手紙などは収納コーナーへ

また書類や手紙などはリビングに収納コーナーをつくり、そこに家族別にまとめて収納しておけば、リビングに書類などが散乱することが少なくなります。

どこで何を使うのか、そうした物の性質からできるだけ近くに収納できるスペースをつくってあげることが暮らしていて快適に感じる収納スペースをつくる上で大切な考え方となります。

階段の収納

階段は2階の居室へと続く、動線上に必ずあるものです。

毎日通る場所ですから、工夫次第で非常に便利な収納力の高い空間になります。

例えば階段脇に大きなオープン棚を作れば、家族教養の本棚として使うこともできれば、ディスプレースペースとして飾り棚として使うこともできるようになります。

>>>モノがスッキリ片付く間取り!家づくりの収納計画の4つのポイント

この時、水平ラインを意識してオープン棚をつくると見た目もスッキリします。

階段の脇にオープン棚をつくる場合は、周りとの関係、水平ラインを意識して棚を作っていくと良いでしょう。

また、階段スペースを広めにとって、リビング階段などを採用、さらに明るい場所に階段を配置すれば階段の上り下りをしながら、腰掛けて読書を楽しむなど空間に多様性を持たせたスペースとして活用することもできます。

階段下のデッドスペースは高さを意識してつくる

階段下の収納を作る場合、隠す収納と、見せる収納を計画することができます。

【階段下収納の種類は2つ】

1:隠す収納型(壁や扉を設けるタイプ)
2:見せる収納型(壁や扉を設けないタイプ)

>>>注文住宅ではどんな収納がおすすめ?経験者が取り入れてよかった5つの収納

いずれの収納をつくる場合でも、階段下の高さを意識して、「何を」「どこ」に収納するのか、収納する場所をあらかじめ決めておくと、スッキリとモノが片付くようになります。

リビングの脇の階段下の収納には「掃除機」や「季節ものの家電」をおさめる収納とすると使い勝手が良いものとなると思います。

もちろん階段下収納に洗剤などの買い置きものを収納しておいても使い勝手が良い収納になると思います。

リビングにロフトをつくると使い勝手の良い収納に

諸室にロフトをつくるケースは一般的に多く見受けられますが、実は諸室のロフトはつくってもたいして活用しません。

不便だからです。

ロフトはやはり、リビングにつくる方法が一番賢い選択だと思います。

リビングのロフトは使い勝手が良く、ちょっとしたモノの収納に大変便利で快適な収納空間となるからです。

雛人形などの季節ものを収納するスペースとしての使い方はもちろん、子供が遊ぶスペースとしても活用できるのでぜひ検討してみてください。

>>>ロフトは必要?家づくりでロフトを設置するメリットとデメリット

玄関が驚くほど快適になる!玄関の収納力の高めかた

玄関を快適にするためには、日常的な動線をしっかりと意識した上で、外で使うものをまとめて収納できる空間をつくると良いでしょう。

外出時に必要なモノがまとめられていてサッと取り出せ、帰宅時に収納してから家に上がれるような動線を意識すると、家の中がスッキリと片付いて見えますし、暮らしていて快適に感じられる家になります。

ウォークイン、またはウォークスルー型の収納を玄関脇に設ける

ウォークイン、またはウォークスルー型の収納を玄関に設け、外出時に必要となる、コート、カバン、靴などをまとめて収納できるスペースにしておくとかなり快適な玄関収納として使うことができます。

スペースを広めにとれば、ベビーカーや、自転車、アウトドア用品などもまとめて置いておくこともできますし、外のものをまとめておいておけば、家の中をいつでもスッキリとさせることができます。

外出時や帰宅時の動線も一箇所に纏まるので、使っていて楽に感じると思いますし、何より、忘れ物を減らすことができると思います。

>>>注文住宅ではどんな収納がおすすめ?経験者が取り入れてよかった5つの収納

小物専用の収納スペースを確保する

帽子、ハンカチ、ティッシュ、マスク、メガネ、サングラスなどまとめて収納しておけるウォークイン型のスペースにすれば外出時の身支度も玄関脇で簡単に済ませてしまうことができます。

姿見を置く

玄関前のクロークに姿見を置いておくとさらに便利な空間として使うことができるのでお勧めです。

手洗いスペースがあれば手を洗うことも

また玄関脇のクロークに手洗い場所を設置しておけば、手を洗って清潔にしてから家に上がることができます。

古紙などを置いておくスペースにも

古紙などの要らなくなったものをまとめて収納できるスペースがあると、まとめて保管しておき、たまったらゴミに出すなどの動線が確保できるのでより多様性のある空間として使うことができます。

土間仕様にしておけば自転車を収納しておける

またクロークを土間仕様にしておけば、自転車、ベビーカー、ゴルフバック、サッカーボールなどのアウトドア用品を収納しておけるので収納としての快適性が広がると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

このほか、玄関収納については「注文住宅で圧迫感のない開放的な玄関収納を叶える7つの収納アイデア」の「玄関収納の考え方は4種類」にも詳しくまとめさせていただいていますので、合わせて参考にしていただくと良いと思います。

まとめ

今回は収納力を高めて快適な暮らしにする方法についてお伝えしてきました。

どのアイデアを取り入れていただいても快適になると思う収納をまとめてお話しましたので、これから家づくりをされる方は、ぜひ適宜取り入れていただいて、快適な生活を送ってください。



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