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おしゃれで気持ちいいアウトドアリビングをつくる4つのポイントと9つの注意点

「最近、アウトドアリビングってよくきくけどどんなリビングのことを言うのだろう・・・」

今回は昨今のキャンプブームからか人気が高くなっている間取り、アウトドアリビングについてお話ししていきます。

まずはアウトドアリビングという「間取り(空間の取り方)または様式」について理解してほしいという思いから、アウトドアリビングの特徴やメリットデメリットを正確にお伝えし、アウトドアリウビングという間取り(空間の取り方)について十分に理解をしていただた上で、後半部分でアウトドアリビングにするならあると便利なものや、より魅力的な活用方法、本当に気持ちの良いアウトドアリビングのつくり方などをお伝えしていきます。

今回お話しするのはマンションのアウトドアリビングに関するものではなく、一戸建て住宅の話になりますが、ポイントは一緒なのでマンションにお住まいの方でもアウトドアリビングについて十分に理解していただける内容になっているかと思います。

昨今のグランピングブームもあってか、アウトドアリビングについての相談が多く、時代が後押ししているのか良い点ばかりが目立つ記事が多いですが、良い点も悪い点も包み隠さず話していきますので、しっかりと検討した上で本当に必要であるのかを判断し、間取りを決めていってください。

【いい家を安く建てるために知っておきたい3つのこと】

注文住宅は予算との戦いです。

理想の家づくりを予算内で行うためには依頼する前に抑えておきたいポイントがあります。

下記リンク先の記事では、家を安く建てるために知っておきたい3つのポイントをまとめておきましたので、あなたの家づくりの参考にしてください。

1:いい家を安く建てるための基本とコツ

注文住宅を予算内で建てるためには、家を安く建てるための基本やコツを抑えておかなければなりません。

予算内でいい家を建てるための7つの基本は下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:家の形の話

家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家がありますが、どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については、下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法

注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。

無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して理想の家を建てる方法については下記リンク先の記事を参考にしてください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ




アウトドアリビングとは何か

アウトドアリビングとは、家族がくつろぐリビング(居間)のそばに、中庭、テラス、デッキなどをつくって屋内と屋外の境界を曖昧にし「リビング+α」の空間として活用するために設けられた屋外にあるもう一つのリビングを指します。

つまり、屋外にありながらリビングのように活用できることを想定してつくられた間取りをアウトドアリビングと言います。

一般的にアウトドアリビングと言った場合、平たく言えば「生活の中心となるリビング隣の屋外空間に設置された、もう一つのリビング」と解釈すると分かりやすいと思います。

「一般的に」と形容したように、通常はリビングに隣接して設置されることが多いですが、例えば中庭や屋上などのリビングから離れた場所にアウトドアリビングを持ってくることもあります。

ネット上には大手のメディアであっても、アウトドアリビングを縁側と同じように解釈している記事が見受けられますが、アウトドアリビングは縁側と違い、椅子やテーブルを置くことを想定して作られたそれなりに広い空間であると思ってください。

※最近は大手であっても適当な情報を垂れ流しているメディアが増えてしまいました・・・。縁側をアウトドアリビングと呼んでいるおかしなメディアもあります。おそらく家のことを何もわかってない外部の素人ライターに依頼して書いているのでしょう。
※通常は新築時に使い方を想定して間取りを考えていきますが、建てた後に増設という形でアウトドアリビングをつくるケースもあります。

アウトドアリビングの特徴と魅力

まずは、アウトドアリビングにはどんな特徴があり、どんな魅力があるのかについて少しだけお話ししていきます。

アウトドアリビングの主な特徴や魅力は下記の通りです。

【アウトドアリビングの特徴と魅力】

1:屋内ではなく屋外にある生活の場として利用できる
2:開放的なリビングとして利用できる
3:サードプレイスとして活用できる
4:内と外の空間を曖昧にし緩やかにつなげることができる

1:屋内ではなく屋外にある生活の場として利用できる

アウトドアリビングの第一の特徴は、日常的に過ごす生活の場としてのリビングの機能を屋外にも持たせ「くつろぐ場」というリビングの機能を屋外にまで拡張させられる点にあります。

つまり、アウトドアリビングの最大の特徴は、リビングの延長にある空間として、屋外でありながら、インドア感を兼ね備え、さながらもう一つのリビングのような使い方ができる点にあると言えるでしょう。

屋外の開放感や「アウトドア感(野外感)」はそのままに、屋内のリビングのように「インドア感」をあわせ持ちながら緩やかに外とつながる生活の場として利用できる特徴があります。

2:開放的なリビングとして利用できる

また、アウトドアリビングの魅力は、自然を楽しむ野外の魅力はそのままに、プライバシーを守りながら自然を楽しみくつろげる開放感のあるリビングを生み出せる点にあります。

「屋内」で過ごすよりも、「屋外」でくつろぐことで、より自然を身近に感じられ四季折々の季節感を肌で直接感じることができるのはアウトドアならではの魅力だと思います。

つまり「屋内」と「屋外」の距離を出来るだけ近づけて、「内」と「外」の境界を曖昧にした空間を生み出せるのがアウトドアリビングの最大の魅力で、例えばハンモックを置いてくつろげるスペースにしたり、屋外用のテーブルと椅子またはソファーを設置すれば、屋外でありながらリビングのような使い方をすることが手軽にできます。

そして、気持ちの良い日に外で食事をしたり、家族団欒のスペースとして自然を楽しみながら楽しく会話をすることで心身の緊張をほぐし、ゆったりとした時間を過ごすことができるようになります。

「今日は天気がいいから、気分を変えて家の外で食事をしよう」と言ったように、その日の気分に合わせて少しだけ日常から距離を置き、非日常的な要素を取り入れることで気持ちの切り替えができたり、天気に恵まれた日には窓を全開にして開け放ち屋外と屋内を一体化させて外に開かれた広いリビングとして気持ちよい空間をつくり出すことができます。

(外と内をつなげるのは、あなたが今思っている以上に気持ちの良いものです)

また間取りの取り方(空間の取り方)によっては、限りなく野外空間との距離を近づけてまるで自然の一部になったかのような一体感を感じることができるのもアウトドアリビングの大きな魅力と言えるでしょう。

3:サードプレイス(カフェのような場所)として活用できる

パーソナルな空間でありながらパブリックの要素を兼ね備えた「サードプレイス(第3の場所)」として利用できるのもアウトドアリビングの魅力の一つです。

サードプレイス(第3の場所)とは自宅や職場、学校以外で過ごす居心地のいい場所のことを指しますが、アウトドアリビングは、このサードプレイス(第3の場所)としての役割も兼ね備えています。

自宅にいながらも心安らぐ場所として、カフェのような役割を果たし、気分を変えたり、趣味に講じたり、息抜きをする場所として利用すると、この間取りの魅力を最大限に活用できると思います。

4:内と外の空間を「曖昧」にし緩やかにつなげることができる

「曖昧な空間」がつくれるというのもアウトドアリビングの大きな魅力の一つだと思います。

「曖昧さ」というと何かとネガティブなイメージを持たれる方が多いですが、この「曖昧な空間」というのは「余白」のような働きをするので非常に大事です。

全ての空間に意味を持たせてギチギチに固めるのではなく、役割があるようで明確な役割がない「間(ま)」を取り入れることで生活にハリが生まれるからです。

住まいにおいてこの曖昧さが非常に大事で、屋内と屋外の2つの空間の距離を曖昧にすることで屋内と屋外の2つの間の距離を近づけ、はっきり分かれていないけれども緩やかにつながっているような、中間的で気持ちの良い空間を作ることができます。

これは日本古来からの芸術的な感覚と似ており、水墨画で見られるようにあえて「間(ま)」を残すことでそのもの自体の奥行きや深みを与える役割をします。

そしてアウトドアリビングはまさにこの2つの空間の中間的な役割を持つ「間」を通して、内と外の境界線を曖昧なものとして、両者の垣根をなくし緩やかにつなげる役割を持ちます。

例えば家を出てすぐに幹線道路だと気持ちの切り替えが難しく緊張感が生まれ外出しにくい雰囲気が生まれてしまいますが、庭を挟んで道路となると気持ちの切り替えをゆっくりと行うことができるので自然と外出しやすい雰囲気に持っていくことができます。

※例えば廊下がない居室ばかりの家はどことなく窮屈に感じることが多いでしょう。それと同じであえて役割が曖昧な部屋をつくることで、住まいのおおらかさや余裕を感じさせ、それが住んでいて気持ちの良い「住まいの心地よさ」につながっていきます。

アウトドアリビングの代表的な使い方

アウトドアリビングは幅広い用途で利用できますので使い方は自由です。

リビングの拡張的な要素が強いので、こうしなければならないという明確な使い方はありません。

くつろいだり集まったり自然を感じたりと使い方は自由ですが、一般的にアウトドアリビングは下記のように使われることが多い傾向があります。

野外の開放感はそのままにリビングとして利用できるのがアウトドアリビングのの大きな魅力といえるでしょう。

【アウトドアリビングの代表的な使い方7選】

1:食事を楽しむ
2:お茶を楽しむ
3:家族や友人知人を呼んでBBQを楽しむ
4:本を読む
5:ライトアップする
6:洗濯物を干す
7:趣味に講じる

空間の使い方は「自由」ですので、ここであげた使い方以外にも様々な使い方を検討することができると思います。

各自のライフスタイルに合わせて使い方を検討するのも楽しいものですので、アウトドアリビングを作ろうと思っている方はここで取り上げた使い方は参考程度に留めていただき、より自由な発想で楽しみながら使っていただくと良いと思います。

1:屋外で食事を楽しむ

やはり、アウトドアリビングの一番代表的な使い方は食事を楽しむ場所としての利用でしょう。

日本の場合、暖かな春先や過ごしやすい秋口など季節が限定されますが、気分を変えて家の外で朝食や昼食、ディナーに至るまで食事を楽しむ場として利用できます。

2:お茶を楽しむ

気分を変えて屋外でお茶を楽しむ場所として活用している人もたくさんいらっしゃいます。

古い日本家屋で言う縁側のような役割を果たし、椅子に腰掛け鳥のさえずりや虫の鳴き声など四季折々の自然の声に耳を傾けながらゆっくりとお茶を楽しむ場所として利用する使い方もできます。

3:家族や友人知人を呼んでBBQを楽しむ

家族や友人知人を呼んで、BBQなどちょっとしたパーティーを催すこともできます。

アメリカ映画などでよく見る、庭先に家族や友人知人を呼び集まり、談笑しているシーンを想像して貰えればイメージしやすいかと思います。

4:本を読む

屋外用の椅子やテーブルを設置しておけば、気持ちの良い日に気分を切り替えて屋外で本を読むこともできます。

ただし、直射日光は反射しますので、想像以上に読みづらく目にとても悪いので、この使い方を考えている場合は気分や用途に合わせて屋根のありなしを調整できるオーニングや、屋根が必要になります。

もちろんホームセンターで売っているような、パラソルでも問題ありません。

5:ライトアップする

夜になると、屋外空間をライトアップして庭先を着飾っている光景をたくさん目にするようになりました。

これをアウトドアリビングで行うとより華やかに着飾ることができます。

室内側から見るとさながらリビングから見るイルミネーションのようにみえ気分を心地よいものとしてくれます。

室外の利用ではなく、室内側から見ても日々の疲れを癒してくれる特別な場所を演出することができます。

6:洗濯物を干す

実用的な使い方としては洗濯物を干す場所としても利用できます。

屋根の代わりとなるオーニングを用いたり、屋根などを設置すれば、屋外で陰干しをすることも簡単にできます。

アウトドアリビングにすることで、リビングと続きの空間になるので動線もよく、洗濯物を干す際や取り込む際に移動しやすいメリットがあります。

リビングの機能を2階に持ってきた2階のアウトドアリビングの場合では、インナーバルコニーとしての要素を兼ね備えた使い方をすることができます。

インナーバルコニーについては「インナーバルコニーでおさえておきたい7つのメリットとデメリット」を参考にしてください。

7:趣味に講じる

植物や花を植えてガーデニングや趣味に講じる場として利用することもできます。

形式上「リビング」という名前がついていますが、使い方に限りはなく、時にはダイニングになったり、時には趣味の空間として利用したり、仕事(テレワークも可)や屋外にある勉強部屋として利用したり、シーンに合わせて自由に使い分けることができり懐の広さがアウトドアリビングにはあります。

アウトドアリビングにする10のメリット

続いてアウトドアリビングのメリットについてお話ししていきます。

一部特徴や魅力と重複する部分もありますが、下記の10項目がアウトドアリビングにすることで得られる主なメリットとなります。

【アウトドアリビングにする10のメリット】

1:気軽にアウトドア気分を味わえる
2:簡単に気持ちの切り替えができる
3:屋外で過ごす時間が増える
4:生活を豊かにする
5:子供の遊び場として利用できる
6:自然との距離が近くなる
7:自然と触れ合える
8:交流スペースとして活用できる
9:内と外の中間となる程よい場所を作ることができる
10:屋内からの眺めが広く見える

1:気軽にアウトドア気分を味わえる

やはり、家にいながらも気軽にアウトドア気分を味わえるのがアウトドアリビングの最大のメリットでしょう。

家から一歩も出ることなく、少しだけ気分を変えて食事をしたりお茶をしたり自宅にいながらバーベキューをするなどアウトドアの要素を兼ね備えたアクティビティを外出せずに味わうことができます。

ハンモックやテーブル、椅子など屋外専用の家具を一式揃えれば、自宅にいながらさながらグランピングでもしているかのような気分になれますし、そこまで大掛かりな家具を用意しなくてもちょこんと端にベンチを置いておくだけでも、ちょっと一息つきたい時に腰掛けて気軽にアウトドアな気分を満喫できるようになります。

簡易的なベンチを設置した場合は、飲み物を置けるようなちょっとしたテーブルを設置すると便利で、時間的、金銭的コストをかけることなく自然と触れ合うことができます。

暑い夏場にはビニールプールを出して子供を遊ばせるといった使い方もできますし、気持ちの良い日には気分を変えてテントを設置して眠るなどの利用の仕方もできます。

2:簡単に気持ちの切り替えができる

アウトドアリビングにはサードプレイス(第3の場所)としての魅力があると書きましたが、自宅にいながら簡単にちょっとした非日常を味わえる特別な場所として活用することができます。

椅子やテーブルはもちろん、ぶらぶらと揺れるハンモックチェアなど屋外ならではの家具を置くことで自宅にいながらにしてカフェにいるかのような非日常感を味わうことができます。

人の気持ちとは不思議なもので、屋外というだけで簡単に華やかな気分になります。

家事や仕事などが一段落し、ちょっと一息つきたい時に外に出てお茶をするといった使い方に勝る贅沢はないと実感できると思います。

3:屋外で過ごす時間が増える

間取りにもよりますが、いい塩梅でアウトドアリビングを取り入れると屋外で過ごす時間が確実に増えます。

内と外とはっきりとした境界がない「曖昧な外」は、自然と触れ合う時間を多くしてくれるように思います。

家から一歩も出ずに、太陽や風を感じながらゆっくりと過ごす時間というのは非常に気持ちの良いものです。

※間取りや設備にもよりますが、きちんとした目的を持ってしかるべき場所にアウトドアリビングをつくれば、家族で屋外で過ごす時間は確実に増えます。

4:生活を豊かにする

アウトドアリビングにすることで、生活にメリハリが生まれたと言う方も多いです。

リビングという名前がついていますが、人それぞれで様々な使い方ができ、園芸をしたり、洗濯物を干したり、お茶を楽しんだりと幅広い用途で利用できるため、人によっては生活の幅が広がり、より生活が豊かになったと感じる方が多いようです。

アウトドアリビングを上手に活用することで、日々の暮らしにささやかな楽しみをもたらしてくれたり、ゆっくりとくつろぐと言った心のゆとりをもたらしてくれます。

5:子供の遊び場として利用できる

子供を安全に遊ばせる場所として、アウトドアリビングを活用しているご家庭も少なくありません。

実際、家の中では汚してしまうため外遊びの道具を使うことを躊躇うケースでも、屋外のアウトドアリビングでは汚れを気にすることなく遊ばせることができるという意見は多く聞きます。

プールの使用もこれに当てはまり、室内のリビングではさすがにプール遊びをさせることはなかなか難しいものの屋外にあるもう一つのリビングなら思う存分に遊ばせることができると考えている方はたくさんいらっしゃいます。

6:自然との距離が近くなる

アウトドアリビングにしたところ、自然との距離が近くなったと感じる方も多いです。

リビングというものの、どちらかというと外に開かれた空間という要素が強いですから、太陽の光や、自然の風、香り、鳥のさえずりや、虫の声などの季節のうつりかわりを目、耳、鼻などの五感を通して感じることができます。

7:自然と触れ合える

自然との距離が近くなるだけではなく、自然と触れ合う時間も増えたという方は非常に多いです。

特に1階リビングにアウトドアリビングを持ってきた場合、土との距離が近くなるので、庭いじりが好きな方はより自然を身近に感じられ、触れ合う時間も多くなったという意見をたくさん聞きます。

8:交流スペースとして活用できる

アウトドアリビングは、リビングというプライベートな空間でありながら、パブリックな要素も兼ね備えている特殊な場所です。

そのため、人を招待しても、家の中にあげることなく庭先のアウトドア要素の高いリビングで来客の方などと交流をはかることができます。

つまり、家の中に招待するほど深い関係ではない方を招く際にも利用することができます。

※誤解のないように断りを入れておきますが、もちろん仲の良い深い関係の方を招待する時にもアウトドアリビングは活用できます。

9:内と外の中間となる程よい場所を作ることができる

アウトドアリビングによって日常の一部でありながら日常の一部ではない、程よい「間(ま)」をつくることができます。

このことにより、外との程よい距離感を保つことができ、気持ちの切り替えやゆとり、日常の生活から少しだけ距離を置く場所をつくれるので、自宅にいながら生活と距離を置く場所を確保することができます。

10:屋内からの眺めが広く見える

アウトドアリビングをつくることで、リビングに奥行きが生まれるので視線の抜けがよく、室内側から外を見た場合、視覚効果で少しだけ広く見えるメリットがあります。

掃き出し窓などで内と外の床の高さを揃えれば、より外との境界が曖昧となりリビングを広く見せることができます。

※ただし、開放的な空間となるように外構にも手を加える必要があります。

アウトドアリビングにする9のデメリット

またアウトドアリビングには、メリットと同時にデメリットも存在します。

アウトドアリビングにすることで生じる代表的なデメリットとしては下記の点があげられるでしょう。

【アウトドアリビングにすることで生まれる9のデメリット】

1:コストがかかる
2:定期的なメンテナンスをする必要がある
3:リビングが狭くなる(傾向が見られる)
4:話し声が丸聞こえ
5:思ったよりもくつろげない
6:虫が気になる
7:人目が気になる
8:庭を手入れする必要がある
9:夏は暑くていられず、冬は寒くていられない

共通して言えるデメリットとしては「屋外であるがゆえに発生するデメリット」と置き換えて考えると理解しやすいと思います。

1:コストがかかる

まず、アウトドアリビングにする第一のデメリットは、コストがかかることです。

アウトドアリビングをにするためのイニシャルコスト(初期費用)はもちろんですが、家が完成した後も「屋外にあるリビング」としての機能を維持するための維持費用がかかるため継続的にコストが発生し、トータルコストは高くなります。

屋外ということもあり、サビや傷みは年数を重ねるごとに酷くなり、外にあるリビングとしての機能を保ち続けるのは非常にお金がかかることを十分に理解する必要があります。

2:定期的なメンテナンスをする必要がある

アウトドアリビングは定期的なメンテナンスは絶対に必要です。

直射日光や雨風など外の汚れをそのままひろってしまうので、非常に傷みや劣化が進行しやすい環境にあるからで、屋内のリビングと同じような感覚で考えていると、数年後に必ず後悔します。

家をいじるのが好きだったり、まめにメンテナンスができる方でないと正直お勧めできません。

特にアウトドア側のデッキなどに木材を使用すると腐食が進みやすいので定期的なメンテナンスは必須となり、メンテナンスをせずに使っていると数年で腐食し底が抜けてしまいます。

また、環境にもよりますが、デッキに木材を使用していた場合は最低でも年に一度は防水塗料を塗り直す必要がありますし、手間を惜しんでいると腐食やシロアリ被害にあいやすくなります。

アウトドアリビングは、感覚的にいうと室内側にある「リビング」ではなく「庭」のような感覚に近いと思いますし、庭と同様に定期的に面倒を見てあげたり、まめに手入れをする必要があります。

3:リビングが狭くなる(傾向が見られる)

特に2階にアウトドアリビングを持ってきた場合に顕著に見られますが、家によっては室内側のリビングが圧迫され狭くなってしまう傾向があります。

屋根を抜くことで、視覚的な広がりが生まれますが、実際の広さはアウトドアリビングの分だけリビングは狭くなってしまうということは十分考慮すべき点だと思います。

4:話し声が丸聞こえ

リビングと言えば聞こえはいいですが、屋外にあるということを忘れてはなりません。

屋外にあるので開放的なことは間違い無いのですが、会話の内容が近所に丸聞こえになってしまう点には注意が必要でしょう。

リラックスできると言っても、会話の内容には気をつける必要があります。

5:思ったよりもくつろげない

また、アウトドアリビングの場所や敷地の特徴にもよりますが、つくってはみたものの想像していたよりもくつろげないといった声も聞きます。

確かに、外である以上会話の内容をはじめ何もかもが筒抜けになるので、どうしても周りのご近所に気を遣いますし、音はもちろん匂いなども気にしながら過ごさなくてはなりません。

視線の問題は壁を高くすれば良いものの、音や匂いの問題はどうすることもできないからです。

例えば、バーベキューをしようにも周りの家で洗濯物が干されていたら、やはり風の流れで匂いがついてしまわないか気になるでしょうし、土日祝日の使用でしたらご近所の方もせっかく家でゆっくり過ごしているのに騒がしくしないようにするなどご近所に迷惑がかからないように配慮する必要があります。

こうした問題は土地の広い郊外の家であれば、問題になることは少ないですが、住宅街などですと近隣の家が気になってなかなか思うような使い方ができないと言ったこともあり得ますので、希望している使い方ができるのか十分に検討する必要があります。

(これは逆の立場になって考えてみればわかるかと思います。たまの休日でゆっくりと過ごしたい日に近所でワイワイされたり、大声で話をされた上に、焼いた食べ物の匂いなどが家の中に侵入してきたらたまったものじゃありません)

6:虫が気になる

家を建てる場所によって差はあるものの、多かれ少なかれ虫は飛んできます。

一戸建て住宅の場合は1階の場合でも2階の場合でも同じように虫の存在は気になるかと思います。

マンションなどで高層階にお住まいの方はそもそも虫が飛んでこないので気になることはないでしょうが、マンションでも階層が下になるほど虫が増えてきますので、季節に限らず虫対策は必要です。

夏場は「蚊」に悩まされるでしょうし、外で食事をした後は食べかすを狙って虫が群がることもあるでしょう。

7:人目が気になる

意気込んでアウトドアリビングにしたものの、いつのまにか使わなくなってしまった人の意見として、理解はしていたもののいざ設置してみると人目が気になり、そうした些細な点が障害となり結局使わなくなってしまったという方も多いです。

やはりリビングという名前はついていますが、屋外の要素が強いのでアウトドアリビングに求めているものによっては使いづらさを感じることもあると思います。

この辺りは実際に使ってみないとなんとも言えない部分だと思います。

つまり人によって向き不向きがありますので、これから家を建てる方は設置する前に本当に必要か、使い続けるのか十分検討する必要があると言えます。

屋上と同じように憧れだけで実際はほとんど使用する機会がないということも十分考えられます。

屋上に憧れる方もたくさんいらっしゃいますが、家を建ててから数年も経つと実際は必要のない空間だったと思う方が多いようです。

屋上については下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にしてください。

>>>屋上のある家ってどう?家づくりで屋上のある家のメリットとデメリット

8:庭を手入れする必要がある

いつ利用しても快適な空間を維持するためには庭いじりが必要になります。

アウトドアリビングから見る庭が汚いと、そこにいることが嫌になってしまうからです。

そもそも土に触れることだったり、庭いじりがあまり好きでない方はあまり向かない間取りです。

9:夏は暑くていられず、逆に冬は寒くていられない

いくら気持ちの良い空間と言えども屋外にあるため、夏場は暑くていられず、逆に冬場は寒くていられないという方も多いです。

間取りにもよりますが夏場は暑くていられなくなりますし、直射日光がきつくてくつろいでなんかいられないという方もいます。

デッキも熱を持ちますし、外に置かれる家具によっては熱くなってくつろいでられなくなることもあるでしょう。

もちろん屋根を設置したり、オーニングなどで日除けすることができますが、それでも夏は暑いです。

屋外のため、リビングのように冷暖房でどうにかできるものではありません。

逆に冬場は寒くなり、ストーブがないと長時間いられません。

毛布などで代用しようと思っても、寒さに耐えることができず、すぐにリビングに引き返すなんてことも当然のように起こりますので、こうしたデメリットを十分に理解する必要があります。

居心地がよく気持ちの良いアウトドアリビングのつくり方とポイント

ここからは居心地が良いアウトドアリビングのつくり方についてお伝えしていきます。

細かいことを言えばたくさんありますが、気持ちの良いアウトドアリビングをつくる上での最大のポイントは「開放性」と「プライバシーの確保」を両立することです。

これなしでは居心地の悪い空間になってしまうので気をつけてください。

いくら開放感が欲しいと言っても、道路側から丸見えになってしまっては居心地が良いとは言えません。

アウトドアリビングを検討する際は必ず目隠しの問題をクリアする必要があります。

快適なアウトドアリビングにする前提条件:必ず外から見えないように目隠しをする

アウトドアリビングをつくる際は、快適に利用するために、必ず敷地外から中が見えないように目隠しをつくってください。

目隠しは壁の役割を兼ね備えた植栽に頼ってもいいですし、フェンスを設置しても、背の高い柵(さく)を設置しても問題ありません。

大事なのは敷地の外からの視線を遮ることなので、この辺りはおうちの雰囲気によってより調和するものを選んでください。

また素材も大事で、素材によっては定期的なメンテナンスが必要なものもありますので、この辺りも設計士に相談の上、お財布と相談しながら決めていくといいと思います。

1階にある気持ちの良いアウトドアリビングのつくり方

その上で、下記の点を意識して空間をとっていただくとより気持ちの良いアウトドアリビングとして活用できると思います。

【1階にある気持ちの良いアウトドアリビングのつくり方】

1:リビングに隣接して設置する
2:「内」と「外」の床の高さを合わせる
3:「庭」とつなげる

1:リビングに隣接して設置する

アウトドアリビングというくらいですから、やはりリビングに隣接して配置するのが望ましいです。

特殊な間取りの家でリビングから離れた中庭や屋上などにアウトドアリビングをつくっても問題はないのですが、やはり家族が集まり、くつろげる間取りの隣につくる方が望ましいと思います。

目的もなくふらっと足を運べる場所にさりげなく配置することが重要で、リビングから離れていると、足が遠くなり結局使わなくなってしまう可能性が高いからです。

※例えば、都市部などではアウトドアリビングをつくるスペースがなく屋上を有効活用しようと検討するものの、屋上は上がるのが面倒だからといった理由で足が遠くなり、結局本来想定した使い方をされずにそのままになってしまうことも多いのです。

屋上は1階や2階以上に外の天気に左右されることになりますから、夏場は足元まであつく、冬場は想像以上に寒くなります。

2:「内」と「外」の床の高さを合わせる

アウトドアリビングを配置するときは、隣接する部屋の床の高さと外の床の高さを合わせると足を運びやすくなります。

屋内側のリビングの床の高さと合わせることで、移動が楽になり屋外空間とスムーズにつながることができるので、生活の質を向上させることができます。

ちょっとした段差であってもリビングとアウトドアリビングの間に段差があると、どうしてもそれが障害となり使いはじめのうちは気にならないものの段々足が遠くなってしまう傾向が強くなります。

アウトドアリビングの良さは内と外の空間を曖昧にし内と外が緩やかに繋がる部分にありますから、せっかくなら出来るだけ双方の垣根を取り除いてあげて、使い勝手を良くして足を運びやすくしてください。

ただし、アウトドアリビングの注意点の項目でもお話ししますが、段差をなくすと外の泥や埃が室内側に入りやすくなったり、雨も吹き込みやすくなるため、雨が侵入しないように雨の逃げ道を用意してあげたりするなど対策をする必要があります。

3:「庭」とつなげる

アウトドアリビングをつくる際は必ず庭を意識してください。

そして庭との一体感を考えて検討していくと、より生活を豊かにするアウトドアリビングを設置できるかと思います。

正直この辺りは設計士のセンスに関わってきますので、必ずプランが得意な設計士に依頼するようにしてください。

2階リビングのケースで気持ちの良いアウトドアリビングをつくる方法

2階リビングの場合は下記の点を意識して間取りを考えると、より気持ちの良いアウトドアリビングをつくることができます。

【2階にある気持ちの良いアウトドアリビングのつくり方】

1:アウトドアリビングの屋根を抜く
2:プライバシー確保のために囲いをつける
3:空の景色を意識する
4:あえて床の高さを揃えない

1:アウトドアリビングの屋根を抜く

2階リビングの隣にアウトドアリビングをつくる場合は、屋根を抜くと気持ちの良い空間を作ることができます。

外側のリビングの屋根を抜くことで、室内外で外を意識できるようになり、非常に気持ちの良い空間にすることができます。

2:プライバシー確保のために囲いをつける

また2階にアウトドアリビングをつくる場合でも、1階リビングにあるアウトドアリビングと同じようにプライバシー確保のための壁は必須です。

2階の場合は理想としては立った時でも周辺の家から覗き込まれないような背の高い壁を設置することが好ましいと思います。

背の高い壁を作ることで1階のアウトドアリビングでは味わえないようなプライベート感を増幅させることができます。

室内側から室外を見た時に一種の絵画のような設計にすると、より空間が生えるものとなりますので検討してみてください。

3:空の景色を意識する

先ほど「絵画」と言いましたが、2階にあるアウトドアリビングの場合は、空の景色を意識するとより気持ちの良いリビングになります。

空は、絵画でいう「余白」の部分に当たりますが、「余白」を用意することでアウトドアリビングに設置された家具や、景色がより象徴的なものとなり、非常に映える空間を生み出すことができます。

4:あえて床の高さを揃えない

また2階リビング横のアウトドアリビングの場合は1階リビング横と違い、あえて床の高さを揃えないことも選択肢の一つに上がるかと思います。

外の汚れを持ち込まないことや雨漏れ対策という意味合いもありますが、あえて両者の境界線を1階のアウトドアリビングのように曖昧なものではなくハッキリとした境界線をつくることで、空間自体を特別なものと仕上げ、1階のようにカジュアルなものではなく、ラグジュアリーな空間に仕上げていきます。

そうすることで、自然と足が運ぶアウトドアリビングから、目的を持って足を運ぶアウトドアリビングをつくることができます。

おしゃれなアウトドアリビングをつくる4つのポイント

続いておしゃれなアウトドアリビングをつくるポイントについて触れていきます。

下記のポイントを取り入れることでアウトドアリビングはグッとおしゃれな空間になります。

【おしゃれなアウトドアリビングをつくるポイント】

1:開口部を大きく取り、折り畳んで開閉できるワイドオープン型の戸にする
2:より自然を感じられる工夫をする
3:室内側からの眺めを絵画のように切り取る
4:テーマを設定する

1:開口部を大きく取り、折り畳んで開閉できるワイドオープン型の戸にする

おしゃれなアウトドアリビングにする方法の一つに開口部を大きく取るという方法があります。

開口部を大きく取ることでより外に開かれた開放的な空間を演出できるからです。

またこの時にガラス戸を両側に畳むことのできる「ワイドオープン型」の戸や「スライド式収納」で収納できる全開放引込み窓にするとより開放感を演出できます。

2:より自然を感じられる工夫をする

アウトドアリビングの特徴は、自然との距離を縮めることにありますから、植栽などを植えて自然を感じられるようにすると、より気持ちが良く外を感じられるおしゃれな空間にすることができます。

1階の場合は屋内にあるリビングと屋外にあるアウトドアリビングの先にある庭に植栽を植えるなど手入れをし、庭先を整えてあげるだけでも随分と見え方は違ってきます。

2階にあるアウトドアリビングの場合は、植木鉢などで植物の存在を演出してもいいと思います。

3:室内側からの眺めを絵画のように切り取る

室内側から眺めた時に、ある種の絵になるように工夫するとより気持ちの良いアウトドアリビングにすることができます。

室内のリビング側から眺める時は開口部を通して風景画を見ているかのように切り取り、アウトドアリビングにいる時は、あたかも絵画の中にいるかのような形に仕上げると、より深みのあるアウトドアリビングにすることができます。

4:テーマを設定する

また「テーマ」を持ってアウトドアリビングをつくると、より一層おしゃれな空間にすることができます。

例えば「リゾート感」をアウトドアリビングのテーマに持ってきた場合、アウトドアリビングに下記のようなエッセンスを加えることが考えられます。

【用意するもの】

・ソファ
・デッキチェア
・木製のテーブル
・ハンモック

【ポイント】

・床はタイルで白くする
・基本色として「白」「青」「茶」「緑」に統一する
・デッキチェアはリゾートの海に設置しているものを利用する
・夜間のライトは間接照明を使用する

「リゾート」なので人によっては、バーカウンターのようなものを設置するというアイデアも生まれるでしょうし、逆にあえて何もモノをおかないことでリゾート感を演出するといった方法もあります。

リゾート感に特別な定義はなく、何を持って「リゾート感」とするのかは完全に個人の自由ですので、細かいところはそれぞれの好みに合わせてそれぞれが感じる最高のリゾートをつくっていいと思います。

あくまであなたが定義する「リゾート」をつくっていけばいいので人に合わせる必要はありません。

続いて、「家族だけのグランピング」をテーマに持ってきた場合は、下記のようなことが考えられます。

【用意するもの】

・タープまたはテント
・テーブルと椅子
・ハンモック
・薪ストーブ

【ポイント】

・床はウッドデッキにする
・基本色は「茶」「緑」を使用し開放的な空間にする
・テーブルやチェアはあえてキャンプ用品を使用する
・夜間の照明は基本的にはカンテラや焚火に頼る

住宅街などに家を建てる場合は、火の使用は周辺のことも考えなければならず本格的な仕様にすることは憚られますが、工夫次第で「キャンプ感」を感じられるようなアウトドアリビングにすることはできます。

細かいところは各自の状況に合わせて工夫し設計してください。

アウトドアリビングの9つの注意点

ここからはアウトドアリビングの注意点についてお話ししていきます。

どんな間取りにも、いい側面もあれば、必ず悪い側面もあります。

【アウトドアリビングにするなら気をつけなければならない注意点】

1:床の高さを同じにすると雨が吹き込んだり外のホコリが室内に吹き込む
2:屋外にあるので思ったよりすぐに汚れる
3:手間がかかる
4:虫対策が必要
5:移動可能で動かしやすい家具を選ぶ
6:土地によって相性が分かれる間取り(土地の広さによってはこじんまりとしてしまう)
7:一般的な規模の住宅である場合は1階リビングの方が望ましい
8:利便性は敷地に左右される
9:音響を伴うものは設置しない方が良い

1:床の高さを同じにすると雨が吹き込んだり外ホコリが室内に吹き込む

床の高さを同じにするとおしゃれで気持ちの良いアウトドアリビングになると書きましたが、実は建築的にいうとこれはイレギュラーな方法となります。

床の高さを合わせてしまうと雨が吹き込みやすくなったり、外の汚れが直接室内に入りやすくなってしまうためあまり好ましくないからです。

つまり、「内」と「外」の床の高さを合わせると地続きになりより開放的な空間として利用できる一方で、雨が室内に吹き込んでしまい雨漏りの原因となってしまったり、外の泥やほこりが室内に侵入しやすくなってしまうので注意してください。

アウトドアリビングとして利用する空間と、床の高さを合わせるときは、必ず、雨対策や屋外の汚れをなかに持ち込まないように何らかの対策を講じるようにしてください。

2:屋外にあるので思ったよりすぐに汚れる

アウトドアリビングは、リビングという名前がついているものの屋外の空間であることには変わりありません。

外に開かれた空間ですので、汚れやすくこまめに掃除をできる人でないとすぐに汚れてしまい、次第に使いづらさだけが目立つようになってきます。

汚れを放っておくと、家の耐久性にも大きく響いてきますので定期的に掃除ができる方でないと荒れ放題で悲惨な状態になってしまうこともあります。

憧れだけで選択するのではなく、十分に検討して本当に必要かどうかを立ち止まって考えてみてください。

3:手間がかかる

デメリットの項目でもお話ししましたが、アウトドアリビングはそのまま放っておくとすぐに素材の劣化が進行してしまいます。

床はもちろん、家具に至るまで常に屋外にあるため強い日差しや雨風の影響をそのまま受けるので、傷みやすい傾向があることは十分に心得てください。

もちろん、デッキの素材に何を使用するかでもメンテナンス性は変わりますが、いずれにせよ定期的なメンテナンスをしながら付き合っていく必要があります。

木材の場合は年に一度防水塗料の塗り直しや防腐処理が必要となり、樹脂の場合でもこまめに掃除をしないとすぐに汚くなって景観を台無しにしてしまいます。

樹脂の場合は紫外線によって傷みも進行しやすく、ささくれのようなとげが所々で発生することもあり、そのまま放っておくと怪我につながってしまうので注意してください。

4:虫対策が必要

屋外にある空間なので、土地によっては非常に虫刺されに悩まされることになるでしょう。

郊外の方が向いていると書きましたが、逆に自然の多い郊外の方が、蚊などの害虫が大量に発生するため、虫除け対策が必要になります。

5:移動可能で動かしやすい家具を選ぶ

アウトドアリビングに設置する家具は必ず動かしやすく移動しやすいものを選んでください。

台風などの強風が想定される時にしっかりと移動できるものが好ましいです。

ただし軽すぎてもいけません。適度に重さがあることも重要です。

ちょっとした強風が吹いた時にすぐに動いてしまうと、かえって使いづらくなってしまうからです。

風が強い日には室内や物置に移動できるくらいの重さやサイズの家具を用意するといいと思います。

6:土地によって相性が分かれる間取り

あまりにも狭い土地ではアウトドアリビングは諦めた方がいいと思います。

土地があまりにも狭すぎた場合、本来必要である部屋にさく余裕がなくなってしまうからです。

アウトドアリビングは、豊かな生活を促すものであって絶対的に必要な間取りではないということを十分に理解してください。

7:一般的な規模の住宅である場合は1階の方が望ましい

一般的な規模の住宅である場合は1階リビングの隣にアウトドアリビングを置いた方が良いでしょう。

2階リビングだと他の居室の面積を圧迫してしまうのでかえって生活がしづらくなってしまいます。

アウトドアリビングはどうしても必要な間取りではなく、余裕があるときに検討する間取りだと思ってください。

8:利便性は土地に左右される

アウトドアリビングの利便性は土地に左右されます。

例えば住宅同士が密集して近い距離にある都市部の住宅街に建てられた家と、郊外に建てられた家と家の距離がある場所のアウトドアリビングでは後者の方がより快適な空間となることは間違いありません。

極論すれば間取りはその土地土地に合わせたものとするべきもので、間取り優先で考えると家づくりを失敗する可能性が高くなりますので注意してください。

まずはどんな暮らしがしたいのかを検討してから土地を選び、希望の家をお任せできる住宅会社や設計士を選定し、思いを伝え、様々な関係者の協力を仰ぎながら家を建てるものだと思います。

言葉を言い換えればアウトドアリビングは土地によって相性が分かれる間取りと言ってもいいと思います。

9:音響を伴うものは設置しない方が良い

アウトドアリビングについて書かれた記事を読んでいるとプロジェクターを使って映画を鑑賞するスペースとして利用できると書いてあってびっくりすることがありますが、この使い方はやめた方が良いでしょう。

まず、この使い方が想定されるのは夜間のあたりが暗くなった時です。

そんな時に、外で大音量で映画を見るなんて近所迷惑以外の何者でもありません。

ですからよっぽどの田舎でない限りこの使い方はできません。

それも隣の家との距離が最低でも数キロ離れていないと近所迷惑となってしまうでしょう。

静かな田舎であるほど、物音がしないので音が響きやすくなり、この使い方はできないと思ってもらった方がいいと思います。

※ヘッドホンを着用して音の問題はクリアできても、チラチラと移り変わる映像からこぼれ落ちる光は対処することはできません。音と同じように光も住まいにとってストレスになりますから、やはりお勧めできません。

アウトドアリビングにするなら備え付けたい設備

続いてアウトドアリビングにするなら是非とも備え付けたい設備やあると便利なモノについてお伝えしていきます。

必須ではありませんが、以下の設備を設置するとより使い勝手の良いアウトドアリビングになります。

【アウトドアリビングにあると便利な設備機器】

1:屋根(ひさしやオーニングなどでも代用可)
2:屋外用扇風機
3:虫除け剤
4:カバー付きコンセント
5:照明機器
6:屋外用ストーブ(冬の使用にはストーブは必須)
7:屋外用家具
8:目隠し

1:屋根(ひさしやオーニングなどでも代用可)

屋根をつけてしまうとアウトドアリビングならではの開放感は無くなりますが、強い太陽光や雨風、それに伴う建物や家具の劣化を防ぐことができるようになります。

屋根をつけることで強い日差しを遮ることができる上に雨風による影響も軽減できますので、快適な空間にすることができ屋外で過ごす時間も自然と増えるでしょう。

もしも開放感をそのまま残したいのであれば巻き取り式のオーニングなどでも代用可能です。

オーニングで代用することで必要な時は広げて、必要がない時は巻き取ることができるようになり、アウトドアリビングならではの開放感をそのまま残すことができます。

ただしオーニングは品物によっては劣化しやすく、その分維持コストもかかりますので細かい点は設計士に相談の上十分に検討して決めてください。

※特に1階にあるアウトドアリビングにいえますが、屋根をつけると使い勝手がよくなります。

屋根を設置することで、野外感は無くなりますが、雨風を凌ぐことができますし汚れにくく、結果として建物が守られ耐久性がぐんと上がります。

2:屋外用扇風機

夏場は屋外用扇風機があると便利です。

扇風機の効用は、まず第一に扇風機によって暑い夏場を涼しく快適に過ごせること、それに強い風によって虫を寄せつけなくする効果もあるからです。

3:虫除け剤

蚊取り線香はもちろん、吊すタイプの虫除け剤なども多少の効果はあります。

ないよりはあった方がいいので、風によって全体に行き渡る効果のある場所を検討し、設置することをお勧めします。

4:カバー付きコンセント

屋外であれど、快適に過ごすためにはコンセントは必要です。

屋外なので雨風の影響を考慮し必ずカバー付きのコンセントを設置してください。

アウトドアであれどフル活用しようと思うと、意外と電化製品が必要になります。

照明、グリル、扇風機、ストーブはもちろん、掃除をする際に使う高圧洗浄機などで必要になります。

使いやすいコンセントの配置の仕方については下記の記事でまとめさせていただいていますので参考にしてください。

>>>注文住宅で使いやすいコンセントの配置の仕方と、あると便利な22ヶ所のコンセント

また、どれくらいのコンセントが必要なのかについては下記の記事を参考にしていただき、それぞれの使い方に合わせたコンセントの数を導き出してください。

>>>注文住宅のコンセントの位置で失敗しないコツと8つのポイント

5:照明機器

リビングの隣と言っても、夜は意外と暗くなります。

ですから、夜の利用を想定した場合は照明機器は必ず用意する必要があります。

屋根をつける場合は、ダウンライトを利用してもいいでしょうし、屋根なしのアウトドアリビングを選択した場合は屋外用の照明機器を好みに合わせて選ぶと良いと思います。

雰囲気によってはカンテラのようなキャンプ用品を使用しても味が出ると思いますので、この辺りは好みに合わせて工夫してみると良いと思います。

6:屋外用ストーブ(冬の使用にはストーブは必須)

屋外用ストーブがあれば冬でも暖かく快適に過ごすことができます。

冬場の利用を想定している場合は、屋外用ストーブを検討してみてください。

7:屋外用家具

屋外用家具は出来るだけ移動可能なものを選んでください。

適度なサイズ感と適度な重量であることがポイントです。

注意点でもお話ししましたが、あまりにも軽すぎると強風で家具が飛んでしまいガラス窓に衝突してしまう危険が高まりますし、あまりにも重すぎると家具を移動させることができず、自由にレイアウトを変更できなかったり、物置などにしまうことができなくなってしまいます。

アウトドアリビングに設置する家具は屋外であるので傷みやすく、まめにメンテナンスをしても屋内用の家具と比べて耐久性が非常に悪いという点を考慮し、十分に検討して選んでください。

9:目隠し

アウトドアリビングで快適に過ごすためには必ず目隠しが必要になります。

そしてこの目隠しの仕方によって、アウトドアリビングの快適性が大きく変わってきます。

目隠しとして使う素材は何にするのか(木材なのか、それともパネルや生垣にするのか)、どの高さにするのかは非常に重要ですので、どのようなスペースにしたいのかと設計士と相談の上慎重に決めて行ってください。

アウトドアリビングと相性の良い間取りは?

最後にアウトドアリビングと相性が良い間取りについてお話ししていきます。

アウトドアリビングと相性の良い間取りは下記の通りです。

【アウトドアリビングと相性の良い間取り】

・平屋
・中庭

ただし、この辺りの微妙な感覚は、設計士のセンスにもよります。

実際は、設計士のセンスに依存する部分も大きいのでできるだけ間取りの性質を理解した実力のある設計士に依頼するようにしてください。

1:アウトドアリビングは平屋と相性が良い

平屋とアウトドアリビングは非常に相性が良いと感じます。

平屋はワンフロアの水平移動がメインとなるのでバリアフリーな設計にしやすく、自然と屋外の空間に足が向くような設計にすることができる点が大きく影響しているように思います。

平屋は天井を高く取ることで、風が家の中を吹き抜けていく居住空間にすることができますし、アウトドアリビングの持つ性質と非常に相性がいいのです。

平屋について詳しいことは下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にしてください。

平屋にする前に知っておきたい住まいのメリットやデメリットについては下記リンク先の記事を参考にしてください。

>>>新築で平屋住宅を建てる9つの注意点と21のメリットとデメリット

おしゃれな平屋にするポイントは下記リンク先の記事にまとめてあります。

>>>おしゃれな平屋にする4つのポイントと17の間取りのアイデア

平屋の形については下記リンク先の記事にまとめてありますので、建物の形を選ぶ際の参考にしてください。

>>>平屋の間取りに差が出る、知っておきたい5つの平屋の形とメリット、デメリット

2:中庭につくる(様々な場所からアクセスできるようにする)

ここではあえて中庭と表現しましたが、家の中の様々な場所からアクセスできる場所にアウトドアリビングをつくるという発想です。

アウトドアリビングへのアクセシビリティを高めることで、屋外にある第二のリビングとしての機能を存分に発揮できるようになります。

この時外部からは見えないようにすることがポイントで、プライバシー性を高めることで自然と家族が集まり団欒する場所として機能するようになります。

>>>家づくりで中庭のある家「コートハウス」にする15のメリットとデメリット

まとめ:

アウトドアリビングには決まった活用方法がありませんが、使わない空間になってしまうとデメリットだけが際立つスペースになってしまいます。

屋外にある空間のため定期的なメンテナンスは必要となりますし、人によっては屋外での過ごし方に逆に居心地の悪さを感じられる方もいらっしゃるかと思います。

それを防ぐ意味でも、本当に必要な空間なのかをこの記事を読んでいただいて精査していただき、必要であると判断すればアウトドアリビングをつくっていただければいいと思います。

大事なのは長期的な視点に立って考えることです。

20年後、30年後も見据えて本当に必要なのかを十分に検討し、時間をかけてプランをたて、家を建てることを強くお勧めします。

焦らず、じっくりと家と向き合い、本当に満足のできる家を建てていただければと思います。




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