注文住宅で家づくりをする人は必ず家のどこかにこだわりを持っています。
例えば「せっかく注文住宅にするのだからパントリーを家につくりたい」や「暖炉や薪ストーブを設置したい」「ウォークインクローゼットをつくりたい」などなど。
でも、その理想を叶えるのには、一体それにどれくらいの予算が必要でどれくらいの費用がかかるのだろう・・・。そのように感じている方はたくさんいらっしゃるでしょう。予め費用の目安を知っていれば、計画をたてやすくなるもの。
そこで今回は、そんな理想の家づくりのためのオプションにかかる費用を1:リビング、2:キッチン&ダイニング、3:洗面室&バスルーム、4:寝室・子供部屋、5:階段・廊下・玄関、6:外構にわけて、ずらっと書き記していきます。
なかには想像以上に安かった、と思われるものや、意外と高いんだな・・・と思うものまであるかと思います。是非今回の記事を読んで目安料金を知ることで、理想の家づくりの参考にされてください。
【いい家を安く建てるガイド】
注文住宅を予算内で建てるために、住宅会社に依頼する前に知っておいて欲しいことが3つあります。
注文住宅を依頼する前に一度目を通しておくことをお勧めします。
1:家を安く建てるための方法
注文住宅ではほとんどの場合、当初の予算を上回ってしまいますが、予算内で家を建てるにはコツがいります。
予算内でいい家を建てるための7つの基本は「家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本」をご覧ください。
2:家の形の話
家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。
どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については「家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い」をご覧ください。
3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法
注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。
無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して理想の家を建てる方法については「無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ」をご覧ください。
Contents
こだわりのリビングにするためのオプション
リビングは家族が集まる大切な空間です。そこに集まる時間が長いからこそ、こだわりのある居心地の良い空間にしていきたいもの。まずは人が集まる場所であるリビングのオプションについて書いていきます。
造作棚
【造作棚の設置にかかる費用 約20万円〜】
造作家具とは建物と一体となったオーダー家具で、そのうち造作棚とは建物と一体となった棚のことを言います。別名として造り付け棚と呼ばれることもあります。
造作家具の特徴は1:家の間取りに合わせたベストな寸法の家具がつくれる、2:アイデアを活かし、手持ちのアイテムに合わせた世界にたったひとつの家具がつくれる、3:室内の雰囲気が統一感のある空間にできる、4:造り付けのため地震に強いなどがあります。
特徴を活かした造作棚をつくれば、家具を建物と一体化することで収納家具の隙間のスペースを埋められる他、塗装をすれば建物との統一感が生まれます。壁一面を覆い尽くし、小物を見せる造作棚をリビングに設置し、こだわりのアイテムを収納すれば、華やかな収納として機能させることが出来ます。
別で購入した棚だと、オーダーではないため、どうしても隙間が出来てしまいますが家ごとに合わせた造作棚だったら、天井まで隙間なく埋め尽くせるので無駄なスペースがありません。また別途購入した家具ではどうしても収まりが悪かったり、地震などに弱かったりします。
それを補強する為に一般的には突っ張り坊や金具で壁に固定する必要があるのですが、見た目が悪くなってしまいます。
しかし、シンプルな棚板だけのオープンシェルフなら予算20万円程度からつくることができます。
もちろんテレビを置く為のスペース「テレビボード」や、オープンではない扉付きのキャビネットをつくる場合は、こだわったぶんだけ金額は高くなりますので50万円以上の予算をみておくと良いと思います。
キャットウォーク
【キャットウォークの設置に必要な費用 約10万円〜】
猫ちゃんをお家で飼っているのなら是非採用してあげたいキャットウォーク。吹き抜けのリビングとキャットウォークは非常に相性がいいので、どうせだったら新築時に吹き抜けの間取りにキャットウォークを採用し、猫ちゃんの遊び場をつくってあげるのもいいかもしれません。
昇り降りを壁に備え付けるタイプのものにして、キャットタワーをつくってあげたり家中を歩き回れるスペースにすると猫ちゃんに喜ばれること間違いなしです。
棚板は壁のデザインのアクセントにもなりますし、室内空間に遊びを持たせることができます。
またキャットウォークをつくることにより、高い位置にある窓のメンテナンスにも利用できるので意外なところでメリットを享受することが出来ます。
使う材料によっては価格が上下しますが、それほど複雑ではないキャットウォークでしたら、材料費と工事費を合わせておおよそ10万円からつくることができます。
「これから家づくりを始めるんだけど、何から始めていけばいいのかわからない・・・」
そんな時はまずは住宅カタログを請求した上で、下記の記事を参考にして家づくりを進めて頂くと良いと思います。
無料で請求できる住宅カタログには、様々な事例が載っています。
住宅カタログを参考にして家づくりを進める方法を下記にまとめておきましたので、参考にして頂き、失敗のない家づくりを進めてください。
薪ストーブ
【薪ストーブの設置に費用 約100万円〜】
薪ストーブや暖炉は、注文住宅で人気の高いオプションの一つです。室内を暖める目的はもちろん、炎がゆらゆらと揺れる様子を眺めると自然と気持ちを和らげてくれる効果もあります。
インテリアとしての魅力も高く、薪ストーブがあるだけでオシャレなリビングに大変身させてしまいます。また薪ストーブがあるだけで、自然と家族が集まってきますし、リビングで過ごす時間をリラックスしたものにしてくれます。
薪ストーブを設置するには、薪ストーブ本体の価格と煙突代プラス工賃、それに炉台・炉壁の費用もかかってきます。
ホームセンターなどで数万円台で売っている薪ストーブもありますが、性能があまりよくないためしっかりとした暖房目的で使用するのなら本体だけで30万円〜50万円程度のものを見ると良いでしょう。その他、煙突代プラス工賃と炉台・炉壁の費用などに50万円〜60万円程度を目安としておくと良いでしょう。
床暖房
【床暖房の設置にかかる費用 約30万円〜】
床暖房の魅力はやはり、輻射熱(ふくしゃねつ)によって、放出された熱が室内の壁や天井に反射して、部屋中に伝わり、部屋全体を暖めてくれるところ。
エアコンは空気の対流により温度差が生じやすく、温風による乾燥があるため健康にあまりよくありません。また、ホットカーペットでは伝導により直に熱が伝わるので低温火傷を起こす危険性があります。その点ホットカーペットは輻射熱(ふくしゃねつ)によるものですので温度が均一に伝わり部屋全体を心地よく暖めてくれます。
床暖房は柔らかい暖かさが特徴で、よく陽だまりにいるような暖かさだと例えられます。床から直に伝わる熱と、室内を下から暖める熱の作用により部屋全体が暖められ、上にいくにしたがって暖かさがやわらいでいくため頭寒足熱でカラダに優しいというメリットもあります。
リビングはもちろん、キッチンや洗面室、子供部屋にに取り入れる例もあるようです。
足下から新築の床暖房の設置にかかる費用はおおよそ6畳の部屋で約30万円程度です。
注文住宅を予算内でおさめたい・・・家を安く建てる方法ってあるの?
注文住宅では、工夫次第では安く建てることができます。注文住宅の家づくりで抑えておきたい基本やコツは下記の記事をご覧ください。
木製サッシ
【木製サッシの設置にかかる費用 約30万円〜】
木製サッシはあらゆるインテリアと合わせやすいのが特徴です。
木製ならではの素材感とぬくもりは他のどのサッシよりも優れています。また和洋どちらの空間にも非常にマッチし、空間になじむためインテリア性が高いのが木製サッシの特徴です。
木製ならではの経年変化を楽しむことが出来る半面、メンテナンスにも気を使わなければならないのが木製サッシの魅力でもありデメリットでもあります。
また、木製サッシはほとんどが物件ごとの特注生産であるため高価となります。木製サッシは窓の形状や開閉方法によって価格を抑えられる場合もありますが、価格は一般的なアルミサッシの約2〜3倍と考えてください。
ペット専用ドア
【ペット専用ドアの設置にかかる費用 約1万円〜】
猫や小型犬などが部屋の行き来を自由にできる潜り戸をつけた室内ドア。新築時に建具の造作と一緒につくることで価格を抑え、他のインテリアとも統一性を持たせることが出来ます。
ペット専用ドアをとりつければ、ドアを半開きにしておかなくてもペットが自由に出入りできるので、飼い主とペットお互いにストレスを感じることがないのが大きな魅力です。
ペット専用ドアの価格は意外とリーズナブルで、ドア本体の価格と工事費としてプラス1万円程度で取り付けることが可能です。
こだわりのキッチン&ダイニングにするためのオプション
それでは次にこだわりのキッチン&ダイニングにする為のオプションとその費用をみていきましょう。
キッチンカウンターをテーブルと繋げて一体化
【キッチンカウンターをテーブルと繋げて一体化にかかる費用 約165万円〜】
キッチンカウンターとテーブルを繋げることで食事の際の配膳や後片付けの動線をスムーズにすることが出来ます。キッチンとダイニングテーブルを一体化すると見た目もかなりスッキリしますし、出来た料理をすぐにダイニングテーブルへ運ぶことができるなど動線にもすぐれ、さらに空間のオシャレ度もぐんとアップします。
ただし費用は割と高めで、キッチンとダイニングテーブルを造作する場合、最低でも150万円程度はみておきたいところ。オープンキッチンの場合など換気扇のダクトをひく場合は、それに伴い追加コストもかかります。
ダクトの追加の場合の目安としての費用は15万円程度といったところでしょうか。
キッチン周りにこだわればこだわるほど費用がかかるのも特徴で、素材やサイズ、設備機器を変更することで価格は青天井となります。
注文住宅を希望の予算でおさめることができるのかは実際に見積もりを依頼してみないとわかりません。
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パントリー
【パントリーの設置にかかる費用 約15万円〜】
パントリーをつくることでキッチン周りが非常にスッキリします。パントリーには、食品類はもちろん、食器類や空き缶や空き瓶などを一時的に保管しておくことで非常に使い勝手の良いキッチンにすることができます。
油や塩などのストックなど、本来ならばキッチン周りにあるものを、パントリーに集中しておくことで乱雑になりがちなキッチンを整理することができるからです。
パントリーは広さによって設置費用が変わって来ますが、およそ1畳分のスペースに棚板、間仕切り壁ドアをつけると約15万円程度で設置することが出来ます。
パントリー内の棚板をシンプルにすれば材料費や工事費は抑えられるので、設計に工夫をすることで設置費用を安くすることも出来ます。
むく材のテーブル
【むく材のテーブルの設置にかかる費用 約30万円〜】
天然木本来の質感と風合いが魅力の無垢材。無垢材は、木を伐採して、それを製材・加工したままの材木でできているためベニアや合板、コンパネの様な貼り物ではありません。そのため木自身が持っている存在感や重量感を存分に感じることが出来ます。
無垢材は伐採した木をそのまま加工しているので、木特有の温もりを存分に感じることが出来るほか、使い込むほどに味わいがでて丈夫で耐久年数も長く、次第にアンティークになっていきます。修復も容易で削りなおすことにより,新品同様によみがえるのも無垢材の魅力の一つです。
木材は樹種や寸法で価格が大幅に変わり、無垢材の一枚板で幅50cm以上のものは樹齢80年以上の木が必要で値段は高くなります。
幅が狭く、半端な長さなどの寸法にこだわらなければ掘り出し物がみつかることもあります。ウォールナット(長さ2050mm×幅630mm〜700mm×厚さ50mm)の目安価格としては約30万円〜となっており、価格にはかなりの幅が設けられています。
無垢材などの自然素材にこだわった家を建てたい方は、家のテーマごとに住宅カタログを請求できるライフルホームズの一括資料請求サービスを利用するといいと思います。
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ビルトイン型のオーブン
【ビルトイン型のオーブンの設置にかかる費用 約35万円〜】
オーブンをビルトイン型にすることでキッチンの見た目が非常にスッキリします。またビルトイン型のオーブンにすればインテリアの一部としてみせることができるため空間にゆとりがうまれます。
ビルトイン型のオーブンは見栄えが良いだけではなく、キッチンの作業スペースを確保出来るので限られた空間を広く使うことが出来ます。
費用の内訳は、設置に際する工事費は約10万円。それに本体のオーブン価格が25万円と試算し35万円〜という価格になります。(食器洗い乾燥機をビルトインする場合も同じくらいの工事費です)もちろんオーブン本体にこだわり、本体の価格が高くなれば、それに伴い価格は上昇します。
アクセントウォール
【アクセントウォールにかかる費用 約10万円〜】
壁の一面だけを違うカラーに変えるアクセントウォール。壁の一面をアクセントウォールにすれば、遊びが生まれ空間全体に彩りが生まれます。
部屋全体に使うと予算オーバーになりがちですが一面に使えば、お部屋のアクセントにもなるし、取り入れやすい一面もあります。
壁紙を変えるだけでも空間全体の印象が変わりますし、ペンキで塗ったり、タイルをはったり、組み合わせは自由。目安の金額は1㎡あたり1万円のレンガタイルを10㎡使用した場合の料金で、材料がタイルや左官工事になると、壁紙よりも若干高めになります。
こだわりの洗面室・バスルームにするためのオプション
1日のはじまりと、1日の終わりを過ごす、洗面室とバスルーム。ここではそんな大切な時間を快適に暮らしていく為のオプションについて見ていくと共に、細かい費用についても解説していきます。
ダブルシンク
【ダブルシンクの設置にかかる費用 約35万円〜】
朝の身支度の時間、特に混雑する洗面所。ダブルシンクを設置すれば、洗面カウンターが広くなるので同時に複数の人が洗面所を使えるため余計なストレスがなくなります。
シンクを2つ置くことで視覚的にも広がりが生まれますし、同時に気持ちのゆとりも生まれます。しかし、部屋の間取りを良く考えてダブルシンクにしないと、洗面所のスペースに部屋の間取りをとられてしまったなんてこともありえますので注意が必要です。
シンクや水栓は種類が非常にあり、価格差も幅があるので一概には言えませんが、シンクを2つにした場合の設備費と配管工事費でおよそ20万円〜、シンクを二つ乗せる為の天板がプラス5万円〜、収納棚付きの鏡を2個所造作した場合プラス10万円〜という計算で総額35万円〜と、算出しました。
タイル
【タイルの設置にかかる費用 約5万円〜】
水はね防止の役割を持つ洗面所のタイル。タイルをはれば水はねによっての壁の傷みを事前に防ぐことが出来ます。また洗面所の壁をタイル張りにすることで、アクセントとなり、メリハリのある豊かな空間が生まれます。
洗面所を華やかにするだけで、1日のはじまりの時間を余裕を持って過ごすことができるようになる効果もあります。
しかし、タイル張りは専門の職人が必要なため工事の手間賃は高くなるケースも多いので気をつけなければなりません。
金額は、1㎡あたり1万円程度のモザイクタイルを貼った場合の材料費と工事費で試算したもの。
タイルの寸法は25角や50角など、デザインによっても異なり、1㎡を貼るのに必要な枚数も違いますのでタイル張りを取り入れる場合は面積とデザインの工夫をした方が良いでしょう。
家の品質を保ちながら、家の価格を大きく抑える基本は、素材選びを含めると7つあります。
家の品質を保ちながらも少しでも安い家を希望されている方は下記の記事を読んでいただくことをお勧めします。
女優ライト
【女優ライトの設置にかかる費用 約2万円〜】
蛍光灯の青みがかった光では肌がくすんで見えてしまいます。そのため蛍光灯の下で化粧をすると化粧が厚塗りになってしまう傾向にあります。
肌が綺麗にみえる女優ライトのもとで化粧をすれば化粧に失敗することも減るでしょうし、何よりも自分の肌に自信がもてます。女優ライトは照明の数や色はもちろん、照射角度によって見え方に差があるのできちんと確認の上取り付けなければなりません。
洗面室はもちろん、女優ライトをウォークインクローゼットの一角に設置するのもアリです。
女優ライトは洗面台の鏡の周囲に設置する方法だけではなく、鏡の裏に仕込む方法もあります。照明器具の費用として1万円〜、配線に1万円程度と試算し金額を算出しました。
調光照明
【調光照明の設置にかかる費用 約1.5万円〜】
調光照明とは、照明の光を調整する機能を持つ照明のことですが、調光照明がついていると、気分に合わせて照明の調色を変化させることが出来ます。
調光照明をお風呂場に設置すれば、気分にあわせて光の加減をかえれるほか、大人が入る時は明るさを抑えたリラックスできる光にして疲れを癒し、子供が入る時は明るく隅々まで行き届く光に・・・といった具合に場面に応じて照明を変化させることが出来ます。
金額は、既存の照明機器に調光をつけた場合の金額ですが、電球により、光の色や雰囲気はもちろん価格も変わってきますので注意が必要です。
また浴室だけではなく寝室に使用するケースも多いようです。
洗面場や浴室、キッチンやトイレなどの水回り設備や間取りは、どの住宅会社も力を入れています。
そのため、住宅カタログに掲載されている事例を参考にして頂くと、よりあなたの好みに合わせた家づくりを検討しやすいと思います。
カタログの内容を活かしながら、家づくりを進めていく方法については下記の記事をご覧ください。
こだわりの寝室・子供部屋にするためのオプション
寝室は1日の始まりと、終わりを告げる場所。だからこそリラックスした落ち着ける癒しの空間にしたいもの。ここではそんな空間にする為のオプションを話していきます。
間接照明
【間接照明の設置にかかる費用 約8万円〜】
照明一つでお部屋の雰囲気がガラッと変わりますが、間接照明を取り入れれば、表情のあるホテルのような寝室にかえることも出来ます。
壁や天井をつかい、光を反射させることでムーディーな空間に仕上がりますし空間全体に優しく暖かみのある明るさをもたらしてくれます。また間接照明次第で、空間を広く見せてくれる作用もあります。
間接照明を使えば陰影がハッキリと現れるのでインテリアの趣も増すというもの。
間接照明に壁に取り付けるタイプのライン照明や、埋め込み型のダウンライトなど、様々な使い方ができます。今回試算した、費用の内訳としては800mm程度のライン照明を2本で5万円、壁に照明を入れ込む為のポケット部分を造作するのに3万円とした場合の金額です。
ウォークインクローゼット
【ウォークインクローゼットの設置にかかる費用 約20万円〜】
収納してあるものがよく見えるため、毎日の洋服も選びやすいウォークインクローゼット。一つの空間で整理整頓できるため、家事の短縮にも繋がります。
ウォークインクローゼットを設置すれば、部屋に物が溢れにくくなるなどのメリットがあります。また、ウォークインクローゼットの出入り口を廊下にも設ければ、廊下からも出入りできるので、使用頻度の多いウォークインクローゼットをさらに快適に使うことが出来ます。
壁や開口部を設ける費用として15万円、ハンガーパイプや棚、鏡を設けるのに約5万円と試算しウォークインクローゼットの金額を試算しました。
引き戸
【引き戸の設置にかかる費用 約30万円〜】
収納の開口部を壁で囲み開き戸にする方がコストが抑えられます。しかし、引き戸をつければ開閉スペースが少なくなり部屋のスペースを有効的に使うことが出来ます。
また、将来的に広いスペースが必要となった時、引き戸を取っ払えば空間を広げて使うことも出来ます。将来に備え、引き戸を採用すれば、限られた部屋のスペースを有効的に使うことが出来ます。
引き戸は物や大きさによって価格が異なりますが、試算した費用は3連の引き戸を採用した場合の金額です。
部屋を仕切る
【部屋を仕切るのにかかる費用 約2万円〜】
子供の成長に合わせて部屋を仕切る壁を設けるのは、同じ家に住む家族にとって必要なもの。子供が成長すれば静かに勉強する時間も必要になるでしょうし、兄弟がいればプライバシーを確保する意味でも独立した部屋が必要となります。
さらに子供が成長し、一人暮らしを始めたり、それぞれの家庭をもった時など、子供が出て行った後も仕切り壁であれば大きなワンルームとして夫婦が使うことが出来ます。
将来を見越した設計という意味でも仕切り壁の使用を検討するのは大事なことでしょう。
空間を後から仕切るのなら、新築時に2万円程度の費用をかければ大きめの梁を入れられるので壁やドアを設けない分、初期費用は安く済ませることが出来ます。
下記の記事でまとめていますが、家の価格は間仕切りの数(壁)が増えるほど、高くなります。
そのため、品質を担保した上で家を安く建てるという視点に立った場合、いかに間仕切りの数を少なくするかを検討する必要があります。
家を安く建てるための基本は7つありますが、具体的な方法やコツについては下記リンク先の記事を参考にしてください。
こだわりの階段・廊下・玄関にするためのオプション
玄関をはじめ、廊下や階段はとくに来客時に目につく場所でもあるので住まいの印象を決定づけます。そんな場所だからこそこだわりのある空間に仕上げたいもの。ここではこだわりの階段・廊下・玄関にするためのオプションの費用をみていきます。
土間空間
【土間空間の設置にかかる費用 約3万円〜】
玄関を開けたらすぐに目に飛び込んでくる土間空間。土間空間をひろくとれば、ベビーカーを折り畳まずに置いておくことも出来ますし、趣味の自転車などをしまっておくスペースとしても活用できます。
土間の有効的な使い方はひとそれぞれ。中には土間の空間を広くとって土間にブランコを設置している住宅まであります。
ディスプレーとしてお気に入りのものを飾ったり、広い土間空間はそれ以外にも様々な用途として活用できるので、意外と使い勝手が良いのも土間の特徴です。
モルタル仕上げの目安として1㎡あたり9000円程度〜が相場。タイル仕上げにした場合は1㎡あたり1万5千円当りが目安となります。
エコカラット
【エコカラットの設置にかかる費用 約3.1万円〜】
エコカラットとは内装用壁材の名称で、原料が土で、調湿性にすぐれ室内の湿度が高くなると湿気を吸収して湿度を下げ、逆に湿度が低くなると湿気を放出して潤いを与える壁材として近年人気が高いインテリア壁材です。
揮発性有機化合物を吸着し低減する他、ニオイを低減させる効果もあるので玄関のほか、ニオイが気になる空間に取り入れると良いでしょう。
エコカラットの壁の下に間接照明を取り入れた玄関をつくれば非常に心地よい空間を作ることも出来ます。
アイアンの手すり
【アイアンの手すりの設置にかかる費用 約30万円〜】
こだわった住宅だからこそ、ちょっとした階段のてすりにも気を使いたいもの。素材にこだわって鉄製のてすりをつけるとがらっと雰囲気が変わるので一気にオシャレ度がアップします。
リビング内に階段があるリビング階段を採用しているのなら、なおさら人とは違うもので差を付けたいところ。
細かな装飾のある手すりはハンドメイドで手間がかかるものが多いため値段ははり、約30万円程度〜をみておきたいところです。
※補足ですがアイアンの手すりと相性の良い螺旋階段を設置する場合は、鉄骨工事となるので工事は通常の倍以上かかります。
こだわった外構のオプション
こだわりのある住宅だから外から見ても、こだわりを感じる住宅にしたいもの。ここでは経済性や防犯面に配慮した設備を取り入れることで外から見ても自慢の我が家にするために必要なものと費用を解説していきます。
太陽光パネル
【太陽光パネルの設置にかかる費用 約150万円〜】
太陽光発電システムを設置し、太陽光エネルギーを活用すると光熱費の節約になるほかその他様々な面でメリットを享受することが出来ます。
特に日射量の多い夏場は、エアコンを使用する機会が多くなりますが、太陽光発電システムを導入することで電気を自宅でまかなうことも出来ます。
また最近では瓦と一体型の太陽光パネルもあり、景観に調和するデザインと取り入れることもできます。
太陽光発電システムを設置する費用は部材と工事費込みで4kwあたり150万円からが相場です。ただし太陽光発電システムはシステムの容量が大きく発電量が大きくなるほど価格も高くなり、設置条件によっては費用も上下するので注意が必要です。
ウッドデッキ
【ウッドデッキの設置にかかる費用 約30万円〜】
ウッドデッキはリビングのように心地よい空間を提供してくれます。ウッドデッキを設置することで気分転換に外でお茶を飲むなんてことも出来ますし、就寝前の一杯のお酒をウッドデッキで嗜むなんてこともできます。
週末になれば、家族水入らずで子供といっしょにウッドデッキでランチなんて言うのも夢があります。子供の遊び場にも最適ですし、目も行き届くので思いっきり遊ばせることが出来ます。
室内の高さにあわせてウッドデッキを設置することで、室内との繋がりをもたせることもできます。
一階の庭部分にウッドデッキをつくり材料費と工事費に腐食処理を施した場合、金額はおよそ30万円〜となりますが、木材によって価格は増減します。
ただしウッドデッキは雨ざらしになるため腐りやすいので、定期的にメンテンナンスを加えるなど維持にもコストがかかります。
宅配ボックス
【宅配ボックスの設置にかかる費用 約7万円〜】
ネット通販で買い物をする機会が増えている昨今、外出時に荷物が届くことが多くなっています。宅配業者からしても二度手間になってしまいますし、買い物をしてもなかなか受け取ることが出来ないのでそれがストレスになってしまいがちです。
その点、宅配ボックスを設置すれば届くはずの荷物を待っていて外出することが出来ないこともなくなりますし、たまの休みの日の時間を有効的に活用することが出来ます。
新築時にポストと合わせて宅配ボックスを設置すれば、エントランスの壁面に収めるように設置でき、みためもスッキリしますし、美しいエントランスをたもつことが出来ます。
金額は宅配ボックス本体のみの価格なので別途工事費が必要となります。設置する場所の状況によって、金額は違うので注意してください。
テレビモニター付きインターホン
【テレビモニター付きインターホンの設置にかかる費用 約2万円〜】
来訪者をモニターで確認出来るテレビモニター付きのインターホン。不用な来客を避ける意味でも、ご自宅のセキュリティの面でも、モニター越しの対応は常識となってきています。
テレビモニター付きインターホンの性能もあがっており、玄関先の様子を、広い範囲でとらえることが出来る広角のものや、録画する機能がついたもの、玄関や門の施錠や解錠ができるものなどがあります。
工事費は別でインターホンだけの価格はおよそ2万円〜と性能によって増減します。
まとめ
せっかく、こだわりの住宅を建てるのだから、細かな部分にも気を配りたいもの。今回はそんな理想の家づくりをする為の参考になるオプションの費用を記していきました。
先に目安金額を知ることで家づくりをスムーズに進行するのが狙いです。
今回の記事であなたの家づくりの参考にして頂けたら幸いです。ただし繰り返しますが、掲載料金はあくまで一定の条件でシュミレーションしたときの金額になりますので実際の価格とは異なる場合がありますことをご承知の上、参考にしてください。
また、建築事務所でこだわりの注文住宅を建てる場合は、ONE PROJECT内の記事「家づくりで注文住宅を建てる時に会社を選ぶ5つのステップ」が参考になりますので合わせて読んでください(建築事務所で注文住宅を建てる時の手順が載っています)。
こだわりの家づくりのポイント
こだわりの家づくりをされる場合、まずは情報収集をしなくてはなりません。
その際に有効的なのが各ハウスメーカーや工務店、設計事務所のカタログを請求することです。カタログには様々な事例がのっているので家づくりの参考書としてもってこいです。
また各会社によって得意分野が異なりますので、それをしる良いきっかけともなります。家づくりをする上で情報収集→要望整理→以来先検討の流れで話を進めると非常にスムーズにことをすすめることができます。
カタログの無料一括資料請求は下記から出来ますので是非ご利用ください。
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たった3分の手間で費用が数百万円変わる場合があります
実際に体験した方にお伺いしたのですが、一括見積もりサイトに複数登録するだけで、数百万円のコストを下げられる可能性があります。
実際に渡された見積書を見せてもらいましたが、わかってはいましたが、会社によってここまで費用に差が出てきてしまうものなのかと、一括見積もりサイトの意味をあらためて実感しました。
ちなみに私が、ネットで相談を受けた人は最大で600万円ほど安く家を建てることが出来ました(条件としてはほぼ、同じです)。面白いですね。
もちろん、あなたがどのような条件によって、家を建てたいのかによって費用は大きく変わってきますが、条件にあった施工会社を見つける為にも、必ず登録しておくべきだと思います。
一括見積もりサイトは以下のサイトがオススメです。
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「木の家など自然素材にこだわった家にしたい」「趣味を兼ねた家づくりがしたい」「平屋住宅にしたい」など、家づくりに対するこだわりで住宅カタログを請求できるのが特徴です。また予算・テーマ・住宅会社で分けて住宅カタログを請求することもできます。
特に、カタログを請求することで、もれなくついてくる特典のはじめての家づくりノートは、家づくりを進める上で非常に参考になるかと思います。
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家づくりをはじめる前に、まずはじめに知っておきたいこと
誰もが『理想の家づくり』を望んでいるにも関わらず、その全てを任せる『住宅会社の選び方』はあまり知られていません。
効率良く情報を集めながら、理想の家づくりをするために最適な住宅会社を見つける方法をご紹介します。