前回も紹介したナイキ(NIKE)のエアマックス(AIR MAX)の歴史。前回は初代エアマックス(AIR MAX)から一世を風靡したエアマックス(AIR MAX)95までを紹介しましたが、その後も現在に至るまでエアマックス(AIR MAX)は少しずつデザインを変えることでシリーズは続いています。
そんなエアマックス(AIR MAX)ですが、今回は96から2014まで紹介することとします。
Contents
- 1 1996~2014年のエアマックスのデザインの変遷の歴史
- 1.1 NIKE AIR MAX 96 – 1996年
- 1.2 NIKE AIR MAX 96 – 1996年
- 1.3 NIKE AIR MAX 97 – 1997年
- 1.4 NIKE AIR MAX 2003 – 2003年
- 1.5 NIKE AIR MAX 360 – 2006年
- 1.6 NIKE AIR MAX 360 Ⅱ – 2007年
- 1.7 NIKE AIR MAX 360 Ⅲ – 2008年
- 1.8 NIKE AIR MAX +2009 – 2009年
- 1.9 NIKE AIR MAX +2010 – 2010年
- 1.10 NIKE AIR MAX +2011 – 2011年
- 1.11 NIKE AIR MAX +2012 – 2012年
- 1.12 NIKE AIR MAX +2013 – 2013年
- 1.13 NIKE LUNA 90 – 2014年
- 1.14 NIKE AIR MAX 2014 – 2014年
1996~2014年のエアマックスのデザインの変遷の歴史
NIKE AIR MAX 96 – 1996年
まずこちらはエアマックス(AIR MAX)96。エアマックス(AIR MAX)95と比べるとかなりスニーカーっぽいデザイン。
悪く言えば95と比べ安っぽい印象を受けますね。
アウトソール部分も95のような細部にまで貫かれた一貫性のあるデザインではありません。色んなものがまざってごちゃごちゃしている印象を持ちます。
NIKE AIR MAX 96 – 1996年
エアマックス(AIR MAX)96です。95ほどではないにしてもこちらは新たなデザインを開拓することに成功しています。どことなくサメのような、骨のような躍動的なデザインとなっています。
こちらは横から見た感じ。一貫性があり、良い意味でエアマックス(AIR MAX)95を受け継いでいます。
NIKE AIR MAX 97 – 1997年
NIKE AIR MAX 97 – 1997年 エアマックス(AIR MAX)も97になると、さらにエアー(軽い)印象に。初代の頃のぼってりとした印象はもうありません。
アウトソールもこんな感じ。
後ろから見ると線がとてもキレイにでていることがわかります。
NIKE AIR MAX 2003 – 2003年
そしてしばらく間をおいてこちらはエアマックス(AIR MAX)03 。ソール全体を覆うようにエアーが組み込まれデザイン的にもガラリと変わりました。
かかとした部分のぷにっとしたエアーがとても印象的なデザイン。
アウトソールも一新。グリップ力がすごそう。
NIKE AIR MAX 360 – 2006年
エアマックス(AIR MAX)もついに06に。一世を風靡した95から十年。スニーカーっぽいデザインに。
初代のエアマックス(AIR MAX)と一世を風靡したエアマックス(AIR MAX)95を融合させたかのようなデザイン。全体的に軽い印象をもちます。
アウトソールも非常に作り込まれていることがわかりますが、やはり比べてしまうと95には叶わない印象。
かかとの部分がぺろっとめくれているのがとっても可愛らしいシューズですね。
NIKE AIR MAX 360 Ⅱ – 2007年
こちらは、エアマックス(AIR MAX)07。よりスニーカーっぽいデザインに。少しだけデザイン的に瞑想しているような印象を受けます。
しかしながら底のエアーはさらに進化を遂げています。
アウトソールもいい感じ。
NIKE AIR MAX 360 Ⅲ – 2008年
08年のエアマックス(AIR MAX)は07年とほとんど変化がない印象。もちろん細かい部分は違ってきておりますが見比べないとわかりづらい印象。
お尻の部分。
アウトソールも良くも悪くも踏襲されています。
NIKE AIR MAX +2009 – 2009年
この頃になるとエアマックス(AIR MAX)らしさが徐々に失われていっている気がします。もちろんそれが何かは言葉で表すことはとても困難なのですが・・・。
スニーカーっぽいエアマックス(AIR MAX)といえばそれまでなのですが、あの輝きは失われてしまっています。もちろんこれはこれで素晴らしいデザインなのでしょうが、感動はありません。
後ろから見ると少しだけ安っぽい印象。
NIKE AIR MAX +2010 – 2010年
おやっと思わせるデザイン。エアマックス(AIR MAX)の新時代を予感させるデザインです。
NIKE AIR MAX +2011 – 2011年
さらに進化がすすんできました。新しいエアマックス(AIR MAX)、次のエアマックス(AIR MAX)がとても楽しみになります。
アウトソールはシンプルな中にも細部に工夫が施されています。
メッシュがいい感じ。
NIKE AIR MAX +2012 – 2012年
おや・・・。どうしてこうなってしまったのでしょうか。 前回までのデザイン的な路線を全てぶちこわしてしまうかのようなエアマックス(AIR MAX)12。
新しい層を獲得するという意味では有効なのかもしれませんが、悪い意味でエアマックス(AIR MAX)という名前を裏切ってしまっています。
もちろんこれ単独で新しいブランドとして出すのだとしたらありなのかもしれませんが、エアマックス(AIR MAX)というシリーズでは受け入れることが出来ません。
アウトソールはこんな感じ。
NIKE AIR MAX +2013 – 2013年
エアマックス(AIR MAX)13です。これはこれでありなのかもしれませんが、もうあの頃の感動は失われてしまっています。
後ろから見たエアマックス(AIR MAX)13。
アウトソール。
NIKE LUNA 90 – 2014年
つづいてこちらはNIKE LUNAと呼ばれるエアーマックスのニューカマー。
やっぱり、どことなく野暮ったい雰囲気ですね。
NIKE AIR MAX 2014 – 2014年
最後にこちらはエアマックス(AIR MAX)14。どことなく新時代のエアーマックスを予感させますが・・・また来年悪い意味でエアマックス(AIR MAX)らしさをぶちこわされてしまうのが少し怖いデザイン。
そして記事を書いている2014年時点でナイキのエアマックスは27年ということで初代の復刻版モデルが販売されています。
後ろから見た初代エアマックス復刻版。
なかなかいい感じ。
この流れを汲取り、良い意味でエアマックスのデザインを踏襲し、どんどんと進化していってほしいと思います。果たして私たちは、エアマックス(AIR MAX)というシリーズであの95のような感動をこの先味わうことが出来るのでしょうか。
良くも悪くも、エアマックス(AIR MAX)というシリーズで私たちがみたいのはあの95をしのぐ感動なのですから。
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