今回紹介するとってもユニークな建物「Hill House」をデザインしたのは、オーストラリアのアーティストAndrew Maynard氏。
メルボルンに建てられた建物なのですが、中庭と外壁に芝生が敷き詰められたグリーンな住居となっています。
住居の中庭に芝生の丘がある家「Hill house」の外観
上の写真が今回紹介する建物「Hill House」。変わった形の建物であるということは言うまでもないことなのですが、滑らかな斜面の壁に敷き詰められた芝生がとても印象的。
ここの芝生は昇ったり降りたりして、軽い運動など、遊ぶことが出来るように工夫がされています。
この建物の二階部分はどうやら寝室のようです。女の子が二階からこちらの方を眺めています。
上の写真のようにダダダッと丘を駆け上がることが出来ます。
キレイに刈り取られた芝生。こんな中庭があったら子供がとっても喜びそう。
芝生の斜面を駆け上がるとそこは芝生の屋根の屋上となっています。こんな場所で寝そべってみたい。
それにしても圧倒的な存在感の建物ですね。
夕陽がさすとこんな感じ。周りに高い建物がないので空が広い。
住居の中庭に芝生の丘がある家「Hill house」の内観
こちらは建物内部。螺旋階段がとっても印象的な内装となっています。
こちらはキッチン。ここから芝生の中庭を見渡しながらお食事の用意ができます。
左側が芝生の中庭。そして右側がキッチン。中央には2階へと続く螺旋階段です。
実は中庭を囲うように細い通路があります。
この細い通路を使うことによって中庭を通らなくても、螺旋階段のあるリビングダイニングスペースへと向かうことが出来ます。
ちょうど左側にみえるのがリビングキッチンへと続く細い道。
右側の通路を渡っていくことにより、雨の日でも濡れることなく通ることが出来ます。
細い道とは言えど、人一人歩く分には全く問題なさそうです。
こんな使い方も出来るようですね。
芝生の丘がある家「hill house」は、いろんな意味でワクワクする住居であることには間違いありません。
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▼参考:
Hill House Photos by Peter Bennetts