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厚さ5ミリの極薄合板を使用してつくった風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツール「 wind」




厚さ5ミリという極薄な合板を使いつつも、強度を保ったスツール、それが今回紹介するスツール「wind」です。

構造的な強度を最大限に保ち、シンプルなデザインを突き詰めた軽やかでシャープな印象を合わせもつスツール「wind」は、高度な合板成型技術によって実現を可能にした作品となっています。

このスツールは佐藤オオキ率いるデザインスタジオnendoによってデザインされました。

風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツール

上の図がラフスケッチ。軽やかな印象を持ち、風で飛んでいってしまいそうな布をイメージしてつくりあげられたようです。ひゅるりと飛んでいってしまいそうな斬新なイメージをスツールで表現したいと考えていたことがよくわかるスケッチです。

風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツール

そして上の写真が「wind」。極薄の合板と樹脂の成型によって実現した厚さ5ミリのスツールです。木工家具の暖かみを残しつつも、どことなく軽やかでシャープな印象を合わせもっているとても不思議なデザインのスツールとなっています。

風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツール

座面部分をみてみても木の暖かさがしっかりと伝わってきます。この作品は海外では、1945年に創設され、北欧スウェーデンで影響力のある老舗家具メーカーのひとつとして知られる「SWEDESE(スウェデッセ)社」により販売されていました。

日本ではCIBONE(シボネ)により販売されていたようですが、2014年現在は終売となっているようです:CIBONE

SWEDESE(スウェデッセ)社は世界的に有名な若手デザイナーたちを起用することで有名で斬新で才能あふれる作品を発表し続けています。

SWEDESE(スウェデッセ)社の新しいデザインへ取り組みつつも、北欧の伝統あるモダンテイストを受け継いだ提案は毎年世界中から注目を集め続けています。

 

風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツール

また、風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツール「wind」は、1958年に結成された、日本を代表するインテリアデザイナーとその分野に関連する企業・組織を結集する集団として幅広い活動を行っている社団法人インテリアデザイナー協会(JID)主催のJID賞ビエンナーレのインテリアプロダクト賞を獲得した作品でもあります。

JID 社団法人日本インテリアデザイナー協会|活動|JID賞

JIDは、日本のインテリデザインの質と認知度を高めること目的とした集団ということもあり、毎年様々なデザインの作品が協会を通して発表されています。

 

▼参考:(外部サイト)

・wind | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/wind/?release)

Swedese

JID賞 ビエンナーレ 2014




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