私たちの体の筋肉は年齢と共に衰えていきます。
体の衰えは誰にも避けることはできなく私たちが生きる以上、年齢を重ねると必然的に自然と訪れます。
今回紹介するのは、そんな衰えた体をサポートしてくれる椅子。この椅子には立つことが楽になるデザインが施されており、この椅子を使うことによって楽に立つことができるようになります。
上の写真がその椅子、名前を「Assunta」と言います。ご覧頂くとわかる通り椅子の足手前にフットバーによるアシストがついており、立つ際に椅子を斜めに倒すことができるようにデザインされています。
フットバーがついていることにより、脚がうまくアシストされ一般的な椅子を使うよりも楽に立つことができるようになっています。
さらにこの椅子には杖のように握ることが出来るアームレストがついており、この部分を握ることによって椅子から立つ時にも体を安定させることができます。
椅子自体が軽く全面にロッキングし、またてこの原理により少ない力で重いものを動かすことができる工夫が施されています。
ちょっとした一工夫があることにより、こんなにも利便性が変わってくるとは・・。驚きを隠せません。またこうしてみると利便性だけではなく、デザイン的にも非常におしゃれかつスタイリッシュだということがわかります。
この椅子「Assunta」は2人組デュオlanzavecchia-waiによってデザインされました。
右がクッションを使っていない状態の椅子「Assunta」。そして左側が座面部分やアームレスト、また背もたれ等にクッション素材を使ったもの。
「Assunta」はお年寄りが使う椅子だとは思えない程、デザイン製に富んでおり、またお年寄りだけではなく、年齢問わず、誰が使ってもいいようにデザインされています.
それにしても、一般的なデザインの椅子にちょっとだけアシストを加えるだけで、ここまで便利な椅子になるなんて誰が考えたことでしょう。
私たちは普段生きる上で、不便だと感じる機会がたくさんありますが、それをそのままにしておくのか、それともそれを解決し、また便利にするのか。
ちょっとした発想ひとつで私たちの生活はがらりと変わってしまうのかもしれません。
▼参考:(外部サイト)
Lanzavecchia + Wai: Laterally Thinking | INDESIGNLIVE
Lanzavecchia + Wai | Italy & Singapore » No Country for Old Men – Assunta