多機能な椅子ならぬ、多機能なユニークな本棚がカナダ、トロントのデザイン事務所FishtnkのMani Mani氏によって制作されました。
この本棚どこが多機能でユニークなのかというと、その収納力はもちろんですが、その名前の通り椅子としても使用することができる点にあります。
またBOOKSEATは、一点一点が決められた職人の手によってすべて手作りで制作されているという入魂の一点です。
こちらが椅子のような本棚「BOOKSEAT」です。椅子のデッドスペースと思われる部分に本棚が備え付けられることで、お互いの機能を補完しあい、椅子の持つ機能と本棚の持つ機能を見事に兼ね備えています。それにしても見事な曲線美です。
この椅子BOOKSEATは公式サイトによると現在、世界100個限定で販売されているようです。しかもそのひとつひとつに1〜100までのナンバーがつけられ、ラベリングされているとのこと。
ただ、”現在”とあるので、今後台数増加の可能性もあります。
上の写真のようにライトを設置すれば、暗いところでもBOOKSEATに座りながら本を読むことが出来てしまいます。しかも、お気に入りの本や読みたい本は、椅子の本棚のスペースに忍ばせておけば、わざわざ椅子から立つことなく取り出すことができます。
写真のようにBOOKSEATにあわせた形状の、自分好みの色でオリジナルのフェルト生地のクッションや、限定版の革のクッションも注文することが出来るようです。
こちらは赤のフェルト生地のクッションを使用しています。シンプルな形状だからこそ何色でも合いそうです。一見派手にみえる赤色の生地でも見事に溶け込んでいるのがわかります。
こちらはグレー。2台並べるとちょっとしたソファーのようにもなります。
本好きのカップルや夫婦で使用しても良いかもしれませんね。
BOOKSEATはすべての工程がハンドメイド、合板を使用しています。事務所から100キロメートル以内の、カナダ、トロントのパークデールで制作されているとのこと。
今まさに職人の手により制作されたBOOKSEATを真横から見た図です。素晴らしいデザインに魅了されてしまいそうです。
BOOKSEATのカタログです。BOOKSEATがどのようなパーツによって組み立てられているのかが図として記載されています。カタログも非常に凝っておりおしゃれですね。
細かい寸法などが載っています。公式サイトの情報によると、このカタログの数字とは若干違いますが、600x920x843 mmで重量は23キロだそうです。
それにしても見事な曲線を描いていますね。木目も非常に美しい。ひとつ家にあってもいいかもしれませんね。
THE BOOKSEAT 公式ページ:The Bookseat
デザインスタジオ:Fishtnk Design Factory
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