ある角度からみると2Dですが、違う角度からみると3Dにみえる家具があります。
トリックアートとはちょっと違う、眼の錯覚をもちいた、この2Dのような3D家具はドイツ人デザイナーTina Schmid氏によってデザイン制作されました。
これが2D家具「Tilt furniture」です。一見すると平面に貼付けられているようにしかみえませんがもちろん、これは3Dの家具です。
だから、このようにハンガーをかけることが出来ます。 みためは2D、ほんとは3Dという家具。面白い試みだと思いませんか。
じーっとみていると頭が変になってしまいそうなほど精巧に出来た、トリックアート(だまし絵)家具だと思いませんか。
ハンガーラックだということを、にわかには信じがたいです。
影がつくと3Dのハンガーラックだということがようやくわかります。逆に言えば影がつかないと、遠くからだと3Dだと認識できないかもしれません。
角度を変えてみても、やはり2Dにみえます。壁に映し出された影によりかろうじて3Dだということがわかりますが、言われなければ気がつかないかもしれません。
こちらが実際に取り付けている様子。この写真を見る限りどうやら左手部分の棒を含む、その下の4点が壁に接着してあるようです。
つまり机の脚は3つということになります。
実は、一番上の写真右側に飾られていた、キューブ状の作品はこのようにテーブルとしても機能します。
壁に取り付けるとこんな感じ。こうしてみると、ただ壁に貼付けてある奇妙なテーブルのようですが・・・・
角度をかえると2Dに。机の脚が3つだからこそできるデザインです。眼の錯覚を巧みに利用したとても面白い作品のひとつです。
デザイナー:Tina Schmid
▼参考:(外部サイト)
Tilt collapsible graphic furniture by Tina Schmid