2017年の注文住宅動向調査によれば、資料請求などでカタログを請求して家づくりの参考にした人は68.1%と全体の7割にものぼります。
この統計からもわかるように、もはや、注文住宅で家づくりを進める際に、カタログなどの資料を住宅会社から請求することは当たり前となっています。
今回はカタログを請求して効率よく情報収集し、家づくりを成功に導く方法についてお話ししていきます。
いますぐ、注文住宅のカタログを請求したい方はこちらから一気に資料請求を行えます。
予算や、エリア、家のテーマごとに分けてカタログを請求できるので、注文住宅を検討し、情報収集を始めたら一度利用してみて下さい。
Contents
- 1 カタログ請求無しでは家づくりはできない
- 2 カタログは簡単に請求することができる
- 3 カタログはテーマ、予算、住宅会社別に請求できる
- 4 カタログ請求でわかる、カタログの情報
- 5 カタログの種類は4種類
- 6 カタログを請求し、カタログを使い倒して家づくりを進める方法
- 7 カタログを利用して情報収集する5つのコツ
- 8 カタログをまとめて要望整理をする11のコツ
- 8.1 ▼▼基本的な要望の整理の方法▼▼
- 8.2 1:工法や構造などを比較する
- 8.3 2:「間取り」や「外観」など項目ごとにまとめる
- 8.4 3:「キッチン」や「リビング」など各部屋ごとに整理する
- 8.5 4:「内装」や「設備機器」を選ぶ
- 8.6 5:気になる間取りをチェックする
- 8.7 6:好みのインテリアをまとめる
- 8.8 ▼▼カタログの情報を具体的な形でまとめるアイデア▼▼
- 8.9 1:カタログに直接書き込む
- 8.10 2:マーカーで印をつける
- 8.11 3:付箋を使う
- 8.12 4:カタログを数冊、机の上に開いて比較する
- 8.13 5:写真を切り抜きスクラップブックを作成する
- 8.14 要望がまとまらない場合は・・・
- 8.15 暗記カードをカルタのように並べて優先順位をつける
- 9 カタログは家づくりの最後まで使える
- 10 カタログ使いの要点のまとめ
カタログ請求無しでは家づくりはできない
和風住宅、北欧風住宅、カントリー調の住宅など、選択できる住宅の幅が広がり、好みも多様化し、多様化したライフスタイルから家を設計する機会も多くなっています。
そんななかで家づくりを進めるにあたってカタログを吟味することは、家づくりを失敗しないために一般的なものとなっています。
カタログは簡単に請求することができる
カタログの請求方法としては、電話での申し込みはもちろん、FAXでの申し込み、ハガキを利用した方法や、インターネットを使っての申し込みがあります。
それぞれの請求方法には特徴がありますが、インターネットを使ったカタログ請求の場合、選択できる幅も広く家づくりの「テーマ」や「予算」、「住宅会社別」にカタログを請求することができます。
特に一括請求サービスは便利で、住宅の特徴によってわかりやすく分類されており、カタログを請求する前に、地域に対応している住宅会社や、各社の手がける住宅などの情報を確認することができるので、失敗のないカタログ請求をすることが出来ます。
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カタログはテーマ、予算、住宅会社別に請求できる
カタログは家づくりの「テーマ」はもちろん、いくらくらいの「予算」で検討しているのか、どのような「住宅会社」を検討しているのかなど、目的別に請求することが出来ます。
リクルート住まいカンパニーの調べでは、一人あたりの平均カタログ請求数は、およそ17件前後と言われており、家づくりを行うにあたって、それだけの数の住宅会社を比較検討し依頼先を絞り込んでいることがわかります。
またそれと同時に、注文住宅で家づくりを行うにあたって、それだけカタログに掲載されている情報を重視していることがわかります。
ですから、家づくりをはじめたら、日頃から気になっていた住宅会社や、見たい、参考にしたいと思っていた住宅会社のカタログを請求し、候補先を検討しながら家づくりを、じっくりと進めていってください。
気になったカタログは、躊躇せずにどんどん請求するのが家づくりで失敗しないためのポイントです。
カタログ請求でわかる、カタログの情報
請求したカタログは、どのようにして家づくりの役に立てることができるのでしょうか。
カタログに掲載されている情報は大別すると下記の7点となります。
カタログ請求でわかること1:費用がわかる
注文住宅は依頼する住宅会社はもちろん、打ち合わせ内容によって費用が大幅に変わります。
オプションの追加や住宅設備機器のグレードによっても違い、注文の仕方次第で大きく費用が変わります。
実例カタログのデータ欄には、実際に建てられた家のデータが記載されており、同じように家づくりを進めた場合、どれくらいの費用がかかるのかが分かるようになっています。
写真も豊富に掲載されており、どれくらいの予算をかければ、どれくらいの規模の家が建てられるのかを写真付きで参考にすることが出来ます。
カタログ請求でわかること2:段取りがわかる
カタログには、いつ何をすればいいのか、家づくりの流れがわかる「家づくりの段取り」が掲載されています。
家づくりの進め方は会社によって違い、カタログではそれぞれの住宅会社による進め方の違いを知ることが出来ます。
場面場面で、何をすれば良いのか等についても詳しく書かれているカタログもあり、今何をすればいいのか、次に何をするべきなのか、確認をしながら一歩一歩、家づくりを進めていくことが出来ます。
またカタログによっては契約までの流れや、費用などの支払いのタイミングも掲載されていたりするので、家づくりを始めてから、家づくりが終わるまで細かい部分を参考にしながら進めていくことが出来ます。
カタログ請求でわかること3:プランがわかる
実例カタログには、実際にどんなプランを組めば、どのような家が建てられるのか豊富な写真と解説付きで掲載されています。
家づくりのアイデアや、間取りを決める上で参考にできる実例なども多く、プランやデザインの方向性が見えないときなどにも参考にすることが出来ます。
実例カタログには、豊富な写真とともにしっかりとした解説付きで掲載されていることも多いので、それぞれの方にあてはめたケースごとに参考できる点も多く、打ち合わせ時にも要望を伝えやすくなるメリットもあります。
また、打ち合わせ時などに、言葉ではなかなか伝わりづらいこともカタログを利用することでイメージを共有しやすくなります。
さらに、リビング、キッチン、浴室など間取りごとのアイデアはもちろん、収納などの細かいプランの違いによるアイデアも見つけやすくまとめられています。
カタログを眺めているだけで、こんな間取りの家に住みたい、こんなデザインの家に住みたいなど、住みたい家のイメージを見つけることが出来たり、実際に住んでいるイメージが出来るようになります。
カタログ請求でわかること4:アフターサービスがわかる
複数のカタログを比較することで、アフターサービスの違いも明確になります。
家は建ててからも継続的にメンテナンスを行う必要があり、一般的な木造住宅の場合、その費用は30年間で600万円程が相場と言われています。
どうせ選ぶのであれば、ちょっとしたトラブルにも対応できる、アフターサービスが充実した住宅会社を選ぶといいでしょう。
また、カタログには、定期点検の時期を始め、保証年数が掲載されています。
長期優良住宅に対応しているのかなどの細かい違いについても記載されているので、アフターサービスの充実度の違いで依頼先を絞り込むことが出来ます。
カタログ請求でわかること5:設備機器や使われている建材の特徴がわかる
カタログには各社で対応している最新の設備機器や、使用されている建材などの特徴が細かく記載されています。
住宅性能の移り変わりは激しく、機能や設備、また素材にこだわった家づくりを進めていくためにはかたろふは必須のアイテムとなります。
オプションにより対応可能な設備機器や機能などのプランも、費用とともに掲載されているので、カタログを見ながら、どんな家づくりを進めて行くのか楽しみが増えます。
また、実際に依頼するときの、オプションの選び方なども非常に参考にできる点は多いはずです。
カタログ請求でわかること6:技術力がわかる
住宅会社で使われる施工技術については、カタログに図解付きで非常にわかりやすくまとめられているので、特に参考にできる点は多いと思います。
カタログの中にはグラフや写真を多用し、最新の技術力が採用するメリットとともに、わかりやすく丁寧にまとめられているものもあります。
それぞれの住宅会社によって採用している工法や構造は違い、技術的なことはもちろん大事ですが、将来的なことを考えて工法を選んでください。
例えば、将来的に大幅な増改築を予定している場合は、ツーバイフォー工法やプレハブ工法は向かず、リフォームや増改築がしやすい工法を選ぶ必要があります。
カタログ請求でわかること7:会社の特徴がわかる
カタログには、住宅会社各社の商品の特徴をはじめ、家づくりに対する考え方、姿勢などが詰め込まれています。
依頼先の候補を絞り込む上で、そうしたそれぞれの住宅会社の取り組み姿勢は参考にできる点は多くあります。
また複数社からカタログを請求し、机の上に並べて比較することで、それぞれの会社の特徴がはっきりとわかり、建てたい家を立てることができるのかが判断しやすいので、家づくりをスムーズに進めていくことが出来ます、
カタログの種類は4種類
住宅会社が用意しているカタログは大きく分類すると4種類になります。
4種類のカタログの中でも特に、実例集などの、家づくりのノウハウが詰め込まれたカタログは貴重な情報源で、実際の家づくりに役立てることが出来ます。
1:総合カタログ
会社の情報が一冊に凝縮されているカタログが総合カタログです。
名前の通り、総合的な情報が掲載されており、企業理念、基本情報、商品ラインナップ、特徴、施工体制、メンテナンス体制、公的制度への対応状況などがわかりやすくまとめられているカタログとなっています。
2:実例カタログ
住宅会社が実際に施工した家や、そこで暮らしている人の感想をはじめ、間取りの工夫などがまとめられているのが実例カタログです。
名前の通り、それぞれの住宅会社で実際に建てられた家の情報が掲載されており、それぞれの家に対するこだわりがわかりやすくまとめられています。
それぞれの住まいについて、写真や解説付きで詳しく掲載されているので間取りのアイデアなど参考にできる点が多いカタログです。
3:商品カタログ
住宅会社の代表的なプランや、住宅設備機器、商品毎のコンセプトや特徴が詳しくまとめられているのが商品カタログです。
建物の外観をはじめ、内装などの特徴や種類が写真付きで詳しく記載されており、オプションや採用可能な設備などがまとめられているので、どのような設備を住宅に採用するのか、じっくりと検討するのに役立てることが出来ます。
4:技術カタログ
それぞれの住宅会社で用いられる家づくりの技術についてまとめられたカタログが技術カタログです。
住宅に使われる断熱性、耐震性、耐久性などの技術的な要素について、写真やグラフなどのデータを多用してわかりやすくまとめられています。
基礎をはじめ、工法や構造、それぞれの技術のどこがポイントなのかがわかりやすくまとめられています。
★ライフルホームズでは、条件に合わせたカタログ請求にも対応しています★
ライフルホームズのカタログ請求では、テーマ、予算、住宅会社を選んでカタログを請求することができます。
また、それ以外でも様々な観点から細かく絞り込むことができ、例えば・・・
1:価格帯:「ローコスト住宅」や「高級住宅」「受賞歴の有無」
2:構造・形態:「平家住宅」「二世帯住宅」「ガレージハウス」、「中庭のある家」、「屋上のある家」など
3:性能:「高気密・高断熱」「耐震・免震・制震」「防音・遮音性住宅」など
4:エコロジー:「省エネ」「オール電化
5:土地・庭:「狭小住宅」や「エクステリア」また土地がない場合「土地相談対応可能」など
6:デザイン:「外観デザイン住宅」「内装デザイン住宅」「生活動線デザイン住宅」
7:素材:「自然素材の家」や「木の家」
8:工法:「木造軸組(在来)工法」「ツーバイフォー・ツーバイシックス工法」「鉄骨系プレハブ工法」など
9:依頼先:「ハウスメーカー」「工務店」「設計士」
などの細かい条件から絞り込んでカタログを請求することができます。
カタログの請求は無料でできますので、家づくりを検討しはじめたら利用してみるといいでしょう。
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カタログを請求し、カタログを使い倒して家づくりを進める方法
カタログを請求して、カタログを上手に利用して家づくりを進めるにはちょっとしたコツが必要です。
ここからはカタログを最大限、有効的に活用し、家づくりを進めるための5つのコツについてお話ししていきます。
カタログを利用して情報収集する5つのコツ
ただでさえ、情報量が膨大な住宅カタログだからこそ、一字一句読んでいるといつまでたっても家づくりが進みません。
もちろん隅々まで読み込むのが理想的ですが、請求したカタログで情報収集をするにはコツが入ります。
ここではカタログを請求し情報収集をする5つのコツをお話しして行きます。
1:気になったカタログは一通り請求する
まず、大事なポイントですが少しでも気になったカタログは一通り請求してください。
日頃から気になっている会社を始め、「こんな感じの家に住みたいな」、「センスが素敵」など、どんな理由でも構いません。少しでも気になる会社があれば、まずは資料を請求してみることをお勧めします。
今は、インターネットの、住宅カタログ一括請求サイトを利用すれば住宅カタログは無料で簡単に請求することが出来ます。
一括請求サイトであれば、全国の住宅会社から、テーマ、予算、住宅会社ごとにまとめて請求することができるので、手間がかかりません。
まずは少しでもピンときた住宅会社から気軽にカタログを請求して見てください。カタログ請求こそが家づくりの大きな一歩です。
単純にカタログの数が多いほど、比較検討できる幅が広がるので家づくりで失敗する確率が少なくなります。
★住宅カタログの取り扱い数はライフルホームズが一番です★
ライフルホームズでは住宅業界一のカタログ数を取り揃えています。
そのため、平家住宅、2世帯住宅など、様々な住まい方から選ぶことができたり、家の価格帯や月々の支払額などからお気に入りの住宅会社を探してカタログを選ぶことができます。
また、土地なしの方は土地探しができるサービスも提供しているため、カタログ請求後のアフターフォローも充実しています。
好みの住宅が見つからなくても、まずは比較検討をしながら、家づくりを進めていきたい場合でも、少しでも気になるデザインなどがあれば気軽にカタログを請求してみてください。
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2:カタログの内容は項目毎にチェックする
住宅カタログはペラペラとめくり眺めているだけで楽しいですし、読んでいるだけで勉強になります。
1冊のカタログだけでも、ありとあらゆる情報が詰まっていますから、絞り込んで情報収集をしないといつまでたっても家づくりが前に進みません。
カタログで情報収集をするポイントとしては、各社ごとに「間取り」であったり「外観」、または「工法や構造」「デザイン」「素材(テイスト)」「住宅設備機器」「住宅の性能」などに項目ごとに分けて比較しながら情報収集を進めることです。
このとき、いつでも所定の項目を見つけられるように付箋を活用すると便利です。
1冊のカタログで疑問に感じていたことも、2冊、3冊と読み比べるうちに内容を正確に理解できるようになりますし、何より比較することで各社の特徴がわかり、建てたい家を建ててくれるのかがわかりやすくなります。
また、はじめはどんな家を建てたいのかがぼんやりとしていた場合でも、各社の住宅の特徴を読み比べるうちに明確になっていきます。また気になった箇所は、一回だけではなく、時間を空けて数回読み込むようにしてください。
はじめは気にならなかった箇所も複数社のカタログを読み比べるうちに、頭に入ってくる情報の質が変わるので新たな発見があらわれます。
住宅の好みで住宅会社を絞り込むこともできるので、最終的に依頼先を絞り込む際に役に立ちます。
3:家族の意見を聞く
住宅カタログは家族のイメージを共有する上で欠かすことのできないツールです。家づくりは必ず家族の意見を交えながら進めてください。
写真付きでそれぞれの住宅の特徴がまとめられているので、実際「こんな家に住みたい!」と思えるものばかりだと思います。
建てたい家のイメージやこだわりたい間取りなどがある場合は、付箋やコメントを書き込みながら家族で話し合うようにしてください。
家族の求めているものや、家族の意見がバラバラの場合、理想の家を建てることは難しくなりますのでしっかりと話し合うようにしてください。
4:実際に家を見てみる(住宅展示場にいく)
カタログを見ているとその住宅会社で実際に建てられている家を、見て触って確かめたくなります。
多くの住宅会社では、住宅見学会などのイベントを用意していますので実際に足を運んで見るのも失敗しない家づくりを進める上では大事なことです。
また住宅展示場に足を運んで見るのもいいでしょう。
カタログを読み込んだ後だと予備知識がない時と比べ、見るべきところが明確になるので質問できる内容も変わってきます。
担当者に話を聞けばカタログには掲載されていない現場の情報を仕入れることもできます。
ただし住宅展示場に建てられているモデルハウスは、体験型広告の一種のため、全体的に広く作られていることがほとんどですので注意が必要です。
玄関の開放感はもちろん、天井高、廊下の幅、階段の蹴り高、リビングの広さ、洗面室や浴室に至るまで、実際に建てられる家のおよそ2倍近く広めに作られています。
住宅設備機も最新のものが使用されており、実際に同じ間取りと同じ設備で家を建てるとなると、多くの場合6000万円から8000万円ほど費用がかかることがほとんどですので十分に理解した上で足を運んでください。
5:各社から見積もりを取って見る
住宅カタログで、ある程度情報を集めたら、必ず1度見積もりをとってもらってください。
住宅カタログに掲載されている費用は一例にすぎず、建てる土地や、施工する工務店によって金額が大きく変わることがあります。
また使用される住宅設備機器なども各社ごとに価格に幅があるため、必ず複数社から見積もりを取り、比較検討をするように心がけてください。
見積もりを取る際は、住宅カタログ一括請求サービスと同じ要領で利用することのできる、注文住宅一括見積もりサービスを利用すると便利です。
同じ条件で、複数の住宅会社から一気に見積もりをもらうことができるので、家づくりをスムーズに進めることができます。
見積もりに書かれている内容の意味を知りたい場合は「注文住宅にかかる総費用の内訳について、どこよりも詳しく教えます」を参考にしてチェックしていくと良いでしょう。
またもらった見積もりは、必ず住宅カタログに掲載されている価格と照合してください。もしも大幅に値段が上がっていたり、価格に納得できない場合は担当者になぜその価格になったのか理由を聞いてください。
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カタログをまとめて要望整理をする11のコツ
一通りカタログを読み進めたら、次にカタログを利用して要望整理をします。
要望整理をする目的は、家族の意見をまとめることと、設計士と共有するためのプレゼン資料を作ることです。
つまりここでは実際に建てたい家のイメージを具体化させます。
この時に写真などを切り取ったり(またはカラーコピーを取るといいでしょう)、その間取りや素材を好む理由などを、コメントとして書き込んでおくと設計士に要望などの内容が伝わりやすくなります。
▼▼基本的な要望の整理の方法▼▼
ここからは要望整理の大まかな手順についてお話ししていきます。
1:工法や構造などを比較する
ある程度読み込んだら、工法や構造別に整理するといいでしょう。
木造住宅を選ぶのか鉄骨住宅を選ぶのか、またはプレハブ住宅を選ぶのかによって将来的なプランが変わってきます。
それぞれの工法には特徴があり、工法次第で家の構造はもちろん実現できる間取りも変わってきます。
また家づくりの依頼先も変わってくるので、しっかりと精査することが大事です。
2:「間取り」や「外観」など項目ごとにまとめる
好みの「間取り」や、魅力的な「外観」など、それぞれの「部屋」や「部位」ごとにまとめていくと要望整理がしやすくなります。
細かい部分については、次の「各部屋ごとに整理する」でまとめていきますので、ここではざっくりと希望や要望をまとめていきます。
3:「キッチン」や「リビング」など各部屋ごとに整理する
さらに具体的にキッチン、リビング、子供部屋、玄関、和室、廊下、階段などに分けて要望を整理していきます。
この時に、カタログに掲載されている写真を使ってまとめていくと、わかりやすくまとめることができます(コピーや切り抜きを使用)。
細かい部分については、コメントを書き加えるなどして補足してください。
参考にしたい間取りがある場合は、ノートに貼り付けた際にその間取り図から棒線を引き、部位ごとに写真を使っていくとさらにわかりやすくまとめることができます。
4:「内装」や「設備機器」を選ぶ
商品カタログや技術カタログを参考にして、好みの内装や、導入したい住宅設備機器も間取りごとにまとめていくとイメージを共有しやすくなります。
「キッチン」「洗面所」「脱衣所」「浴室」に取り入れたい内装や設備機器をはじめ、「キッチン」の壁や、「リビング」の床、各部屋の「収納」など、請求した住宅カタログに限らず、住宅雑誌やインターネットの情報など、可能な限りまとめていくと良いでしょう。
もちろん依頼先によっては対応していない場合もありますが、少なくともイメージを伝えることができるので、代替案を期待することができます。
5:気になる間取りをチェックする
「リビングは吹き抜けにしたい」などの要望や、「リビングは2階にしたい(2階リビング)」などの要望もきちんとまとめてください。
このときのポイントとしては、なぜその間取りを希望するのかを明記しておくことです。
理由を書いて伝えることで、いざ設計図に落とし込む時に、なぜそのような要望を持っているのかが設計士に伝わりやすくなるので、より優れた提案を期待することができます。
例えば吹き抜けの間取りを希望されているけれども、実際は吹き抜けにしないほうが結果として要望を叶えるプランが出来上がるということもあります。
イメージに近い、間取り図は切り抜いてスクラップブックにまとめるなどをし要望ノートとして仕上げると方向性が伝わりやすいのでお勧めします。
6:好みのインテリアをまとめる
家具のデザインや、全体的にどのようなテイストの家にしたいのかは非常に重要で、好みのインテリア次第では、家全体の方向性が変わってくる可能性があります。
インテリアなどのイメージは、言葉では伝わりにくいものがありますので、できるだけ写真やスケッチなどを利用し、ビジュアルで伝えるようにするとわかりやすくなります。
▼▼カタログの情報を具体的な形でまとめるアイデア▼▼
ここからは要望の具体的なまとめ方について話していきます。
1:カタログに直接書き込む
デジタルな情報だと、書き込むことがなかなか難しいですが、紙のカタログなら簡単にペンで書き込むことができます。
カタログをめくっていて、気になる部分はコメントを書き込むなどしながら情報収集をしていくと、後で要望をまとめる際にわかりやすくなります。
2:マーカーで印をつける
気になる部分は、マーカーで印をつけるとわかりやすくまとめることができます。
この時、カタログに既に印刷の段階でマーカーがつけられていたとしても、自分でもその上からマーカーをつけるようにしてください。
はじめからラインがついていたとしても、自分でもマーカーを付け加えることで、あなたが気になった点をまとめることができるからです。
3:付箋を使う
カタログに付箋をし、どの部分にどんな情報が掲載されているのかをわかりやすくまとめながら、カタログで情報収集をしていくと後でわかりやすくなります。
付箋の使い方に特別な方法はなく、ざっくばらんに「リビング」「キッチン」「子供部屋」などで区切っても構いません。
ここで大事なことは、思いついた時にパッとそのページを探し出すことができるようにすることです。
4:カタログを数冊、机の上に開いて比較する
煮詰まってきたら、机の上にカタログのお気に入りのページを数冊開き、比較するとわかりやすくなることがあります。
数社、同じ内容(項目)のページを開いて比較するのもいいですし、それぞれのカタログで違うページを開いてもいいでしょう。大事な点は、形ではなく要望をわかりやすくまとめることです。
自由にまとめやすい形で数社を比較し、要望を比較しまとめて行ってください。
5:写真を切り抜きスクラップブックを作成する
カタログに掲載されている写真を切り抜き、スクラップブックを作るのもわかりやすいまとめ方です。
その際は、「キッチン」「リビング」「子供部屋」「洗面室」「浴室」など間取りや居室ごとに分けてまとめるとわかりやすい形にまとめることができます。
要望がまとまらない場合は・・・
なかなか要望がまとまらないこともあります。
その際はしっかりと優先順位をつけて家族で話し合って見てください。
予算が足りないことが見込まれるのであれば、住宅会社の担当者に相談し、意見を仰いで見るのも一つの方法です。
暗記カードをカルタのように並べて優先順位をつける
優先順位をつける方法として暗記カードなどを利用して、カルタのように机や床の上に並べて全体を俯瞰する方法もあります。
カルタのように並べて全体を俯瞰することで、自分たち家族の家づくりで、何が重要で、何が重要でないのかを高いところから俯瞰することができるようになります。
個々の項目を見ているとわかりづらいことでも、全体を拾い眺めてみると意外と新しい発想が生まれることもあるので、何が何だか分からなくなってきたら、是非この方法を使って見てください。
カタログは家づくりの最後まで使える
住宅カタログが使用できるのは、家づくりを検討している初期の段階だけではありません。
プランを検討している際や依頼先を選ぶ際にも使用することができますし、打ち合わせ時にも使用します。
また必要に応じて、カタログを読み返すことで、家づくりの心強い味方となってくれることもあります。
家づくりの期間は長期にわたるので、感性や感覚にズレが起きた時に確認用の資料としても役立てることができます。
家づくりの段取りや、全体的な流れを把握するのにも使うことができるので最後まで手元において起き理想の家づくりをされてください。
カタログ使いの要点のまとめ
カタログは家づくりを進める上で大事なことが記載されています。
実際、カタログ無しで家づくりを成功に導くことは非常に難しいと思うほど大切な情報がまとめられています。
家づくりを成功に導くためには、今や住宅カタログは必須のアイテムとなっています。
気になった住宅や、デザイン、インテリアやエクステリア(外構)などは、カタログを利用してまとめておくと非常にスムーズに打ち合わせが進行しますし、後で見返した時に、家づくりの基本に立ち返ることができます。
是非、カタログを有効活用し、納得のいく家づくりを進めて行ってください。
カタログを請求するには下記のサービスを利用すると、複数の住宅会社から無料で一括して好みに応じたカタログを請求することができるので、家づくりを進めるにあたって大いに活用するといいでしょう。
★こだわりの注文住宅なら、まずはLIFULL HOME’Sでカタログ請求!★
家づくりを検討されている方にとって利用必須のサービスです。
「ガレージハウス(ビルトインガレージ)にしたい」「趣味を兼ねた家づくりがしたい」「平屋住宅にしたい」「屋上が欲しい」「中庭のある家に住みたい」など、家づくりに対するこだわりで住宅カタログを請求できるのが特徴です。また予算・テーマ・住宅会社で分けて住宅カタログを請求することもできます。
特に、カタログを請求することで、もれなくついてくる特典の「はじめての家づくりノート」は、家づくりを進める上で非常に参考になるかと思います。
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