世界一の狭小住宅が、ポーランドのワルシャワに建設されました。どれくらい狭いかというと、なんと一番広いところでも横幅が122センチしかないそうです。
計画の段階では、一番狭い場所で92センチメートルで一番広い場所は152センチメートルでしたが、実際に建物をたててみると、一番狭いところは72センチ、一番広いころでも122センチとなってしまったとのこと。
建物の名前はKeret House。建築事務所CentralaのJakub Szczesnyさんによって設立されました。
上の写真がKeret Houseを建てる前の路地の写真です。そして下の写真がKeret Houseが建てられた後の写真。よくもこんな狭いところに住居を建てようと発想したものです。
世界一の狭小住宅Keret Houseの断面図です。この三角形の建物の高さは約10メートルもあるそうです。
そのうちの3メートルは、地上から建物を支える金属とアルミ製の支柱となっており、訪問者はまず、この建物に入る為に、階段を上らなくてはなりません。
実際の階段の様子です。世界一の狭小住宅Keret Houseが、いかに狭い住宅であるかがこの写真をみるだけでもわかります。
世界一の狭小住宅Keret Houseの家の中の様子です。左下に見える写真が階段となっており、むやみに人が入ってこれないように扉をたたむことが出来るようになっています。
階段をのぼるとすぐに、キッチンとトイレがあらわれます。それが左の上の写真になります。少しアップしてみましょう。
左側がキッチン。右側がキッチンのさらに奥にあるトイレです。こうしてみると、こじんまりとした空間によくおさまっていることが確認できます。
ここが世界一の狭小住宅Keret Houseの階段を昇った2階になります。手前側に書斎、その奥にあるのが寝室です。こうしてみると意外にも広く感じることが不思議です。
世界一の狭小住宅Keret Houseの設計図です。
実際にこの建物を設計した建築家のJakub Szczesnyさんは設計をした際、こんな狭小住宅に住めるはずがないといっていたらしいのですが、実際につくってみると、意外と住めることに気がつき同時に、この建物は住居としての可能性を広げたといっているそうです。
この建物には最低でも2年間は住むとのことです。もし居心地がよければそれからも住むことを考えているとのことですが、こんなに狭い狭小住宅でも人は住むことができるのですね。
実際に人が世界一の狭小住宅Keret Houseに入ると上の写真のような形になります。
建築事務所Centralaのホームページは以下からご覧頂けます。
Dom Kereta / Keret House
https://centrala.net.pl
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参考:
Polish Architect Builds World’s Thinnest House | Amusing Planet
https://www.amusingplanet.com/2012/10/polish-architect-builds-worlds-thinnest.html