階段・はしご、そして・・・３つの方法で昇り降りすることが出来る東京にある日本の家屋「3way House」

通常は一般家屋において建物の上層階にあがる手段としては、階段しかありません。もちろん、ちょっと昔の建物になれば、はしごがついている建物もあります。

しかし今回ご紹介する建物は、上にあげた二つだけでなく、上層階にあがる動線として３つの手段がある建築物です。

３つの方法とは階段・梯子、そして、なんとクライミングウォール。なんと、一般の日本家屋の中でクライミングウォールが出来てしまい、３つの手段で上下に移動することができるなんとも不思議な住宅。その名も「3way House」です。

今回ご紹介する遊び心溢れる建築物「3way House」を設計したのはナフ・アーキテクト＆デザイン（naf architect and design）です。

3way Houseの間取り図

※クリックすると大きくなるので、用途に合わせてご使用ください。

3way Houseの見取り図です。記載がある通り、緑色の部分がクライミングウォール、オレンジ色の部分がはしご、水色の部分が階段となっています。

こちらは3way Houseを横から切り取った断面図です。先ほどと同じように緑がクライミングウォール（５）の部分。オレンジ色の部分がはしご（１６）となっています。

2階建ての建物ですが屋上（１５）もあることが確認できます。

こちらが噂の3way Houseです。3way Houseを外からみると、何の変哲もない一般住宅のようにみえます。この建物の中は一体どうなっているのでしょうか。

少しお邪魔してみましょう。

室内にクライミングウォールのある3way Houseの内観

建物の内部に入ってきました。どうやらここはリビングルーム（３）のようです。さっそく目立つ位置にはしごがみえますね。おもちゃのような、ちょっとしたはしごではなく思ったよりも本格的なはしごですね。

・・・と奥にちらっとカラフルなごつごつしたでっぱりのようなものが。まさかあれが噂のクライミングウォール（５）なのでしょうか。いってみましょう。

・・・やはり、クライミングウォール（5）に間違いがなかったようです。先ほどみた屋内のはしごだけではなく。こちらのクライミングウォールも本格的なようです。

建物の断面図をみる限りではこの部分（１）は吹き抜けになっており、ココを昇っていけば屋上（１５）につながっているようです・・・いってみましょう。

よいしょ、よいしょ、と・・・ちょっとした障害物をうまく交わしながらようやく2階付近まで到着。もうちょっとです。

１階からみると、ものすごい高さだということがわかります。

室内のクライミングウォールをのぼりきると屋上へ

屋上に到着しました。屋上の壁は2メートルほどあるそうです。付近からの視線を感じることなく、屋上を使い家族や友達を呼んでバーベキューなどできそうですね。

１階に戻ってきました。さてさて次ははしご（１６）です。その先はどうなっているのでしょうか。楽しみですね。

室内にある長いハシゴをのぼった先は・・・

なんと、クライミングウォールのあまりの楽しさのため、また昇っている人がいます。さてさて、私たちは、はしごの先を昇ってきましょうか。

はしごを昇りました。公式ページによるとここは趣味室（９）とかかれています。太陽光がふんだんに取り込まれ、日当りがよく気持ちよく過ごせそうですね。

趣味室（９）の全体図です。おやおや、なんと、さらにはしごがあります。この建物は2階建てのはず。どういうことでしょうか。昇ってみましょう。

なんと！屋上わきにさらに小さな隠し部屋（１３）があったんですね！・・・夢のないことをいうと、おそらくここは物置として使われるのでしょう。

なおキッチン横の階段を昇った先は、洗濯物を乾かすサンルーム（８）になっているようです。

建築設計事務所：

・ナフ・アーキテクト＆デザイン（naf architect and design）

URL：http://www.naf-aad.com

・naf architect & design Inc.-広島・東京を拠点に活動する一級建築士、中薗哲也＋中佐昭夫による建築家ユニット(建築設計事務所)/ナフ・アーキテクト＆デザイン-

URL：http://www.naf-aad.com/works/114.html

▼参考：

Japanese 3way House features a 23-foot climbing wall and ladders

naf architect & design: 3 way house

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