非常にユニークな発想のまない板です。
食べ物を切った後、一般的には計りにかけ「グラム」を計測します。このまな板を考えたデザイナーはきっと、その一手間が無駄だと考えたのでしょう。なんとこのまな板には、まな板自体にグラム計測器が内蔵されています。
これによりどんなことが起きるのかというと、食べ物をカットした後すぐにグラム数をはかることができるため、よくありがちな余計にカットしてしまうというミスがなくなります。要するに食材ロスがなくなります。
食材のロスがなくなるということは、とてもいいこと。
上の写真が噂のまな板、その名も「cutting scale」です。左側部分が、カッティングスペースとなっており、右側部分が計りになっています。
左側で刻んだ食べ物を右側部分にさっと移動することで手早く「グラム」をはかることができる・・・というわけです。
ちなみに現在は35gと表示されています。
こちらが何ものせていない状態。グラム数が00になっています。こうしてみると一般的なまな板にしか見えないのですが、実はハイテクな仕様な「まな板」です。
それにしてもまな板の中に、計測器を埋め込むという発想は斬新かつ非常にユニークなアイデアだと思いませんか。
主婦の方にも、飲食関係の仕事につかれている方にとっても非常に嬉しいまな板です。
残念ながらコンセプトモデルということで実用化はされていないようなのですが、個人的にはこれが実用化されれば、爆発的に売れないまでも、ある程度需要が見込めるのではないか・・・と思います。
実はこのコンセプトモデル自体が発表されたのは今から7年前の2006年。このまな板をデザインしたデザイナーは、上の写真のようにテクノロジーの進化を予測していた訳ですが・・・
専門家ではないので、テクノロジーについてはわからないのですが、何かしらの問題があって実用化されていないことが真実を物語っている気がします。
みたところ、つくろうと思えば、現在のテクノロジーでも十分作成可能だと思うのですがね・・・
需要が見込めないと判断したのか、ただのコンセプトデザインとして提案しただけなのか・・・いずれにせよ、ユニークなまな板であることには間違いありません。
▼参考:(外部サイト)
cutting scale by jim termeer from usa
giffin’termeer Cutting Scale(http://www.p32.com/cutting_scale.html)