世の中に溢れる優れた多くのデザイナーは、奇をてらったデザインをするのではなく、私たちが普段見ているものの視点を少しだけ変えることによって新しく魅せるデザインを生み出します。
それはひとつのものをじっくりと観察し、そのものからインスピレーションを受け、何かと何かをくっつけることで新しく魅せるデザインだったり、表から見ていたものを裏から見ることによって新しく魅せるデザインを生み出したり・・・その発想の起点はひとつじゃありません。
今回紹介する「Check」と呼ばれる本棚は、私たちが普段何気なくチェックする時に用いる記号と本棚を結びつけることによってうまれたデザイン。
なかなか面白仕上がりの本棚となっています。
上の写真が今回紹介する本棚「Check」。Jongho Parkがデザインしたクリエイティブな「Check」と呼ばれるこの本棚は、カバの木の合板を使いつくられました。
こちらが正面から見たときの本棚「Check」。斜めに立てかけられた本がひどく印象的な趣を醸し出しています。
縦に三つ並べると上の写真のように。この本棚「Check」はひとつだけ並べるよりも上の写真のように複数並べたときの方が効力を発揮しそうです。
斜め上から見たときの「Check」。合板らしい模様が連なっています。つなぎ目が「Check」にあった良いデザインとして浮かび上がっています。
もう一度のこちらの写真を。大きくそりあがったチェックの線が非常に印象的な効果を私たちに魅せてくれます。
四角い箱の中にチェックの項目を入れることで、また面白いデザインとして全体を際立たせています。
上から「I like books(私は本が好きです)」「I like design(私はデザインが好きです)」「I like furnitures(私は家具が好きです)」とチェックされています。
本の立てかけ方も自由に、自分の好きな立てかけ方が出来るようです。
ちなみに人が立つとこんな感じ。この写真をみると意外と大きな本棚ということに気がつかされます。
Jongho Parkがデザインした本棚「Check」。単純なデザインの中にも、どこかしらユニークさを感じる非常に面白デザインのひとつだと思います。
またこう言ったデザインの本棚は学校や図書館等公共スペースに設置されると非常に面白かもしれません。
▼参考:(外部サイト)
Creative Bookshelf “Check” by Jongho Park