>>>「家を安く建てる7つの基本」はこちら

家づくりで快適なテレワークを実現する間取りの7つのポイント

新築の家をテレワークに対応するには様々な課題があります。

実際、多くのテレワーク経験者は自宅の間取りに対して不満を持っていると言われています。

そもそも家とは安らぐ場所ですから、テレワークに対応していない事が普通で、仕事をすることを前提に間取りはつくられていないし仕事をする場所として建てられていませんから当然のことです。

けれどもなんとか工夫してテレワークに対応した間取りにできないだろうかと悩んでいる方も多いと思います。

今回はこれから家を建てる方に向けて、テレワークに対応した間取りにするためのワークスペースづくりのヒントについてお伝えしていこうと思います。

【いい家を安く建てるために知っておきたいこと】

注文住宅を予算内で建てるために、住宅会社に依頼する前に知っておいて欲しいことが3つあります。

依頼前に家の価格を抑えるための基本やコツを知っておくことで、いい家を安く建てることができるようになりますので参考にしてください。

1:家を安く建てるための基本とコツ

注文住宅を予算内で建てるにはコツがいります。それには家の価格の決まり方や、どのように対処すれば家の価格を抑えることができるのかを把握しておかなければなりません。

予算内でいい家を建てるための7つの基本は下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本

2:家の形と家の価格の大きな関係

家にはお金のかかる形の家と、お金がかからない形の家があります。

家の形は家の価格を大きく左右する要素の1つですので、家の形と家の価格の関係はしっかりと抑えておくべきです。

どのような家の形はお金がかかり、どのような形にすればお金がかからないのか、またそれぞれの家の形の特徴については下記リンク先の記事をご覧ください。

>>>家づくりで覚えておきたい家の形とお金のかかる家とかからない家の違い

3:無料でカタログを請求し理想の家を建てる方法

注文住宅は依頼先で決まります。だからこそ、依頼先は慎重に検討したいところですが、検討するにはまずはどんな家を建てたいのかを知らなくてはなりません。

無料で住宅会社から請求できる住宅カタログを請求して、理想の家を建てる方法については下記リンク先の記事を参考にしてください。

>>>無料で貰える住宅カタログを使いこなし賢く家を建てる6つのステップ




Contents

テレワークに対応した間取りのポイント

テレワークに対応した間取りのポイントは下記の通りです。

【テレワークに対応した間取りづくりのポイント】

1:ある程度広さのある机や椅子を確保する
2:仕事に集中できる環境を意図的に作る
3:オンオフを切り替えられる仕組みを用意する
4:通信環境など仕事に必要な環境を整える
5:電源を確保する
6:書類を収納できるスペースを確保する
7:リラックスできるような空間の使い方をする

テレワークの間取りのポイント1:ある程度広さのある机や椅子を確保する

快適なテレワーク実現するためには、必ずある程度広い机や椅子を確保して下さい。

スペースが狭いとそれだけでストレスを感じてしまいますし、必要な書類も広げる事ができず、仕事をするのにストレスを感じてしまいます。

どの程度の広さのある机や椅子を確保すれば良いのかは人やそれぞれが手がける仕事によって違うかと思いますが、テレワークに対応した間取りを検討するなら、少なくとも気持ち広すぎると思うくらいのスペースを確保して下さい。

ワークスペースを広く取るだけで随分とストレスの感じ方は随分と違います。

個室の広さは3畳以上が理想

テレワーク専用の個室にするのであれば、部屋の広さは3畳以上が理想です。

1畳や2畳の広さでもスペースを確保して仕事部屋をつくることもできますが、長時間そこにいることを想定した場合、狭いスペースに無理やり仕事部屋をつくるとストレスを感じてしまう機会が多くなってしまうと思います。

テレワークでは、長時間同じ場所に座っていることも多いため、3畳以下のスペースだと圧迫感を感じてしまい居心地が悪くなってしまうのです。

併用型の場合は、2畳程度から

個室をつくらないまでもリビングやダイニングなどのスペースの一角を利用してワークスペースを確保するのであっても少なくとも2畳程度のスペースは確保してください。

書斎としてみれば1畳程度から作ることもできますが、さすがにテレワークで1畳ではコンパクトすぎます。

併用型の場合であっても長時間の仕事を考慮して、2畳以上の広さを確保し、必要な書類を広げられるようにしたり、足元にプリンタを設置するなど居心地が良くなるような工夫をしてください。

ただそれだけで随分と快適なワークスペースを確保できると思います。

>>>書斎のある間取りをつくるメリットやデメリットと狭くても快適でおしゃれな書斎をつくるコツ

テレワークの間取りのポイント2:仕事に集中できる環境を意図的につくる

仕事部屋には、仕事に必要のないものはできるだけ置かない見えないようにするなど、仕事に集中できる間取り(空間のとり方)になるよう意識して下さい。

例えば机は壁に向かって配置するなど、仕事をする時に、目の前のスペースに仕事をする上で余計なものを置かないなどの工夫が必要です。

視線の先に仕事とは関係のない物が置かれてあると、ただそれだけで集中力が途切れてしまうものだからです。

テレワークの間取りのポイント3:オンオフを切り替えられる仕組みを用意する

自宅での仕事はオンオフの切り替えが非常に難しくなります。

だからこそテレワークに対応するためには、間取りを工夫して、意識的に仕事のスイッチをオンまたはオフに切り替える仕組みづくりがかなり大事になってきます。

具体的には下記のことを意識して間取りづくりに取り組んでみて下さい。

【オンオフを切り替える間取りづくりのポイント】

・内装を変える
・照明で気分を考える
・土間の上に仕事部屋をつくる
・パーテーションで区切る
・スキップフロアを利用する
・部屋の雰囲気をガラッと変えて和室にする

内装を変える

テレワーク専用の仕事部屋をつくる際は、扉を開けた瞬間に気持ちのスイッチが入るように、内装はできるだけ他の部屋とのコントラストをきかせて下さい。

他の部屋とのコントラストをきかせ仕事部屋だということを意識できるように内装を変えれば、部屋に入っただけで仕事モードのスイッチが入るようになります。

例えば他の部屋は明るい色使いをしているのに、テレワーク用の部屋だけダークなトーンになるなど単純な内装の変化でも構いません。

個室でなく併用型の場合は、その部分だけ、椅子に腰かけた時に見える部分だけの印象を変えるだけでも随分と気分が変わりますから、意図的に内装を変えることを意識して下さい。

照明で気分を変える

仕事に集中できる環境をつくるためには照明の使い方も工夫して下さい。

例えば個室の場合は仕事の時だけ部屋を暗くして、手元だけが見えるようにしたり、併用型の場合でも仕事をしている時だけ、他の部分を暗くし仕事と関係あるものだけ見えるようにするなど、照明の使い方一つで気分を変える事ができます。

テレワークスペースに窓がある場合は、仕事をするときはあえてロールカーテンで部屋全体を暗くし、一息つきたい時だけにロールカーテンを開けて外の景色を眺められるようにするなどのちょっとした工夫をするだけでも、気持ちの面でスイッチのオンとオフが入りやすいかと思います。

照明の使い方を工夫して公私の切り替えをスムーズにして下さい。

土間の上に仕事部屋をつくる

またあえて靴を履かなければならない土間の上に仕事部屋をつくるのも良いアイデアだと思います。

靴を履くという一連の動作をするだけで、自宅にいながら簡単にオンとオフの気持ちの切り替えを促せるようになりますし、自宅であっても公私の距離を取ることができるのでテレワークであっても仕事に身が入る環境にする事ができると思います。

パーテーションで区切る

併用型の場合は特にテレワーク時にはパーテーションなどを利用して、空間を区切り、篭れるようなスペースにすると自然と気持ちの切り替えができ仕事モードに入れると思います。

ロールカーテンなどを利用したパーテーションもおすすめです。

一息入れたいときはパーテーションを取り除くなど、仕事との間に一つ動作を挟むことを意識してつくるのがポイントです。

スキップフロアを利用する

スキップフロアを活用して空間を緩やかに区切り、気持ちのオンオフを促す方法もあります。

スキップフロアとは壁ではなく、段差をつけることで空間を区切る間取り(空間のとり方)のことを言いますが、これをうまく組み合わせると土間と同じような感覚でオンオフの切り替えを促す事ができるようになります。

>>>スキップフロアの間取り27のメリットとデメリットと7つの活用実例

部屋の雰囲気をガラッと変えて和室にする

テレワーク専用の部屋の雰囲気をガラッと変えて和室にするのもいいでしょう。

和室にするときはワークスペースを掘り炬燵風にすることをお勧めします。

あぐらや正座では長時間のデスクワークには不向きで、足が疲れてしまうからです。

長時間無理な体制でいると、ちょっとしたエコノミー症候群のような症状になってしまうこともあります。

掘り炬燵をつくるときのポイントは壁に向けてつくり、足元に足をぶらぶらさせられるほどの空間を確保すると良いと思います。

足元の空間が窮屈だとそれだけでストレスとなってしまう可能性があるので注意して下さい。

テレワークの間取りのポイント4:通信環境など仕事に必要な環境を整える

快適なテレワークに対応するには通信環境も必ず整えて下さい。

家の広さや無線LANの設置場所によってはWi-Fiが届かず、十分な通信速度が出ないことも考えられます。

自宅で行うテレワークではオンライン会議などある程度のデータ通信量、データ通信速度が必要となることも多く、通信環境の整備は必須となります。

モデムとできるだけ近い位置にテレワーク用の仕事部屋を配置する

これに対応するには、できるだけ、モデムと違い位置にテレワーク専用の部屋をつくったり、より速い速度で通信できるような周辺機器の設置が必須となります。

大事な会議中に通信が途切れてしまったり、オンラインでやりとりをしている時に、通信が遮断されるとそれだけで仕事のリズムが狂ってしまいますので、大事な仕事のリズムを崩さないためにも必ず通信環境は整備して下さい。

メモを貼っておける壁をつくる

また仕事でタスクを整理するために使うポストイットなどを、まとめて貼り付けられる壁を作っておくとより仕事の効率がアップすると思います。

テレワークの間取りを考える上、会社で使っている環境に近づける事が大事で、便利なアイテムを使って、自分なりのワークスペースの最適化をはかって下さい。

長時間座っても疲れない椅子を用意する

少し高くついたとしても、長時間座っていて疲れない椅子は必ず必要です。

決して安価な椅子が悪いわけではありませんが、安価な椅子の場合、人によっては腰を傷めてしまうリスクがあり、あまりお勧めしません。

私も安価な椅子を利用したこともありますが、腰を痛めた経験があるため、これは自身の経験に基づく体験談だと思って下さい。

テレワークの間取りのポイント5:電源を確保する

案外盲点ですが、きちんと電源は確保して下さい。

テレワークに対応するとなると、多くのコンセントが必要になります。

個室はもちろん併用型の場合であっても、想定よりも多めのコンセントの数を確保しておく事が快適にテレワークをする上で大事なポイントとなりますので必ず覚えておいて下さい。

後付けのタコ足配線は邪魔になる

家を建てる時に、予算の関係でコンセントを少なくし、後付けのタコ足配線で間に合わせようとする方もいらっしゃいますが、快適な環境をつくることを考えるのであれば、後付けのタコ足配線はやめたほうがいいでしょう。

ご承知の通り、家電製品は増える一方で、今後多くのコンセントが必要になる事が予想されます。

それに、後付けしてしまうと見た目にも悪くなってしまいます。

快適な仕事の環境をつくるためにはコンセントの配置はしっかりと多めに確保しておくことをお勧めします。

ファックスやプリンターが必要なことも

例えば今後、ファックスやプリンターが必要になることもあるかと思います。

その時にコンセントがないと、せっかくのワークスペースに取り付ける事ができず、わざわざ別の部屋にいってファックスをしたり、プリンターを使わなくてはならない面倒な間取りになってしまう可能性があります。

ですから部屋のコンセント類はギリギリではなく常に多めに確保しておくようにして下さい。

それがテレワークで快適な間取りにするポイントの一つです。

>>>注文住宅で使いやすいコンセントの配置の仕方と、あると便利な22ヶ所のコンセント

>>>注文住宅のコンセントの位置で失敗しないコツと8つのポイント

テレワークの間取りのポイント6:書類を収納できるスペースを確保する

仕事にもよりますが、テレワークに必要なモノは案外多いモノです。

またテレワークでは仕事に必要なものを置くスペース、収納するスペース、仕事に必要となるメモや資料をおいておくスペース、ペンなどの仕事道具を収納しておくスペースと言ったように、多くのモノが必要になります。

これらが整理されていないと、仕事をする上でストレスになってしまいますし、収納できる場所がきちんと確保されていないと、資料を探すのに時間がかかってしまうため円滑に仕事を進めることができなくなってしまいます。

収納スペースは多くつくる

テレワーク専用の部屋、またテレワーク専用のスペースには今は必要ないと思っていても、収納スペースは多めにつくっておくといいと思います。

収納スペースは足りなくてストレスを感じることはあっても、多くてストレスを感じることはないからです。

今後ワークスペースに必要となるものが増えてくる可能性をあらかじめ予測して、収納スペースは多すぎるくらい確保しておくと良いと思います。

テレワークの間取りのポイント7:リラックスできるような空間の使い方をする

仕事時間の長いテレワークでは、オンとオフの切り替えはもちろん、リラックスできるような空間づくりが必須となります。

具体的には下記のことを意識してテレワークに対応した間取りにして下さい。

【テレワークに対応した間取りの作り方(リラックス編)】

・視線の先に開口部を設ける
・視線の先に緑が見えるようにする
・空間に植物などの緑を取り入れる

視線の先に開口部を設ける

集中できる空間と同時に、リラックスできる空間を目指すのであれば視線の先には必ず開口部を設けて下さい。

仕事に収集したい時など、必要のないときはロールカーテンを利用して外が見えないようにすると良いでしょう。

長い時間拘束されるテレワークの環境では、仕事に集中できる環境を整備することも大事ですが、それと同時にどれだけ息を抜くことを意識した間取りにするかも大きなポイントとなってきます。

そしてリラックスする上で最も簡単な方法は意識的に外に意識を向けられるようにする事にあるのです。

視線の先に緑が見えるようにする

パソコン作業で集中し、少し頭を休めたい時など、顔を上げた視線の先に緑があると気持ち的に大変リラックスできます。

不思議に感じるかもしれませんが、緑には心身をリラックスさせる効果があるので仕事の合間に遠くの景色を眺めるだけで案外心が安まるものなのです。

また視線の先に緑が見えるように窓の位置を配置する事で狭い個室であっても部屋を広く見せる事ができます。

>>>注文住宅の窓で失敗しないために抑えておきたい21種類の窓と配置のコツ

空間に植物などの緑を取り入れる

今お話ししたことと通じる部分がありますが、ワークスペースに植物などの緑をおくのも気分をリラックスさせてくれます。

快適なテレワークをする上で、緑を取り入れることは必要不可欠だと思って下さい。

まとめ

今回は快適なテレワークの間取りにするコツをお伝えしてきました。

家を建てる時に、今回お話ししたことを意識して間取りを作っていけば随分と快適なテレワークの環境をつくりあげる事ができるはずです。

またすでに家を建てた方や、今お住まいの場所でも今回お話ししたコツを取り入れていただく事でテレワークで快適な環境づくりができると思います。

是非、工夫していただいて、快適な環境を作って下さい。



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