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注文住宅で使われる素材や仕上げを工夫してコストを削るポイントと41の方法

注文住宅では、「素材」や「仕上げ材」を変えることでも、コストを抑えることができます。

今回の記事では、「素材」や「仕上げ材」に変更を加えることで、注文住宅のコストを削減する方法についてお話ししていきます。

具体的には、「コスト優先で考える場合」と「細部にこだわりながらもバランスよくコスト削減を検討する方法」 の2つの方向性で、注文住宅のコストを抑えるコツについてお話ししていきますので、ケースに応じて使い分けてください。

ぜひ、今回の記事を参考にしていただき、理想の家づくりに励んでいただけたらと思います。



コスト優先で考える場合のコストダウンのテクニック:「素材」や「仕上げ」編

まずは、コスト優先で考える場合の、素材や仕上げを変更することで、注文住宅のコストダウンをするテクニックについてお話ししていきます。

コストを優先して考えるポイントとしては、素材を統一したり、できるだけ一般的に普及している素材を使うことです。

また、徹底的にコストを抑えた家づくりをするためには、「工事の種類」を少なくしたり「量産型の製品」を使用することも大きなポイントになります。

具体的な方法については、下記よりお話ししてきますので、注文住宅で家を建てる際の参考にしていただければと思います。

1:「壁」や「床」「ドア」などの内装材のコストをカットし注文住宅の費用を抑える方法

まずは、「壁」や「ドア」などの「内装材」に変更を加えることで、注文住宅のコストダウンをはかる具体的な方法について、お話ししてきます。

ここでは、注文住宅のコストカットをする「9つの方法」について、具体的なコストカットのポイントを交えながら、お話しさせていただきます。

1−1:仕上げ材の種類を少なくしたり内装材を統一する

注文住宅を、コスト優先で考える場合、仕上げ材の種類を少なくして、内装材を統一してください。

仕上げ材の種類を少なくすることは、注文住宅のコストを削る上でのセオリーです。

壁や天井の仕上げの雰囲気を変えたり、部屋ごとに異なる仕上げ材を使い、部屋の雰囲気を変えると、居室ごとにメリハリが生まれ、華やかになりますが、その分、工事の種類が増え、また工事期間も長くなるため単価が上がってしまいます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

注文住宅では、「仕上げ材の種類」を増やすと、その分「工事の種類」が増えたり、「専門の職人」が必要となるため、コストが余計にかかってしまいます。

例えば、壁の仕上げを「クロス張り」にする場合は、クロス屋さんに工事の依頼をする必要があります。

また、壁の仕上げを、「塗装仕上げ」や、「左官仕上げ」にする場合は、左官屋さんの工事の領域となるのが一般的です。

費用は一般的に「1m2あたり◯◯円」という形で、算出されますが、工事単価は職人さんにより違い、かかるコストにも開きがあります。

つまり、注文住宅では、基本的に「工事の種類」や「施工面積」が増えるほど、一人当たりの職人さんの工賃が、コスト(工事費)としてプラスされるので、コストをカットしたい場合は、「工事の種類を少なくする」ことが基本的な考え方となります。

「工事の種類」が増えると、職人さんの「人件費」、「工期」が伸び、さらに「材料費」などのコストが増えるので、コストアップにつながります。注意してください。

1−2:工事担当業者の仕事の領域を把握し「工事の種類」を少なくする

上の項目でもお話ししましたが、「工事の種類」を少なくすることは、注文住宅のコストを削る方法のセオリーです。

「内装材」や「外装材」の価格も、もちろんコストに影響しますが、工事を担当する職人さんの「工賃(人件費や技術料)」もコストに大きく影響します。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

例えば、「造作棚」をつくるときに「引き出し」を、設けると「家具工事」となってしまい、別途、「家具屋」さんに依頼する必要があります。

その場合、コスト優先で考えると「引き出し」のない「造作棚」にすれば、大工さんが行う「大工工事」の範囲で済ませられ「家具屋」さんに依頼する必要がなくなるため、注文住宅にかかるコストを、安く抑えることができます。

また、「室内ドア」についても同様のことが言え、オーダー品の場合は「建具屋」さんに依頼する「建具工事」となりますが、量産型の「既製品」に変更すれば「大工工事」の範囲内で収めることができます。

つまり、「工事の種類」が少なくなるような「仕上げ」を選んだり、「素材」に変更すれば、家づくりにかかるコストを、大幅にカットできる可能性が高くなるので、設計士さんと相談し、是非、検討してみてください。

※この他にも、洗面所など水回りの壁を「クロス張り」にする場合は、床を柔らかい素材の「クッションフロア」にすれば、施工業者が同じになり「工事の種類」をまとめることができ結果としてコストを抑えることができます。

この時の、考え方のポイントとしては、「業者をまとめることができないか」を相談し、検討することです。

1−3:家の中でよく目にする部分や、目立つ部分だけにコストをかける

「左官仕上げ」は、とても綺麗で美しい壁に仕上げることができますが、見た目の華やかさとは裏腹に「左官仕上げ」にはコストがかかります。

そのため、コストを優先したい場合は、「左官仕上げ」は向きません。

しかし、いつも目にする場所や、家の中で目立つ箇所だけ、部分的に「左官仕上げ」にすればコストを抑えながらも「左官仕上げ」にすることができます。

つまり、壁の仕上げをコストがかかる「左官仕上げ」にしたい場合は、「仕上げる場所」を絞った上で、他の仕上げと組み合わせれば、注文住宅の壁の仕上げにかかるコストを、最小限に抑えることができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

一般的な、壁の仕上げにかかるコストを高い順に上げると、まず「左官仕上げ」が最も高くなります。その次に、「塗装仕上げ」、「クロス張り」と続いていきます。

【コストのかかる順で見た壁の仕上げ工事】

1:左官仕上げ(コスト高)
2:塗装仕上げ(コスト中)
3:クロス仕上げ(コスト安)

例えば、6畳間の一般的な「クロス仕上げ」が、「工事費」と「材料費」が込みで、4万円前後だった場合、「珪藻土仕上げ」は、「工事費」と「材料費」込みで15万円前後、費用として計上される計算になります。

もしも、コストのかかる、「珪藻土」を壁に塗りたい場合、家族が集まるLDK(リビング、ダイニング)の壁だけに絞ったり、LDKでもリビングから見える部分だけを、「珪藻土仕上げ」にするなど、仕上げのメリハリをつけることが、注文住宅のコストを抑える上では大事な考え方となります。

ただし、一言で「珪藻土仕上げ」と言っても、使われる「素材」や、仕上げを担当する「職人」によって、かかるコストは大きく変わってきます。

1−4:壁の仕上げには、「量産品」の「壁クロス」を使う

一般的に、「壁の仕上げ」でコストをかけることなく、綺麗に仕上げたい場合は、「無塗装」を例外とすれば「クロス張り」とします。

壁のクロスは、様々な種類がありますが、クロスの中でも一般的に普及している「量産型の製品」を選ぶと、コストを大きく削減できることもあるので、設計士と相談の上、検討してみてください。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

壁の仕上げは、一般普及品の量産されている「クロス」を選べば、コストを抑えることができます。

一般的に工事費用は、1平方メートル(1m2)当たりの単価の合計で表示しますが、「一般普及品の壁クロス」にすれば、物によっては1m2あたりの単価を、およそ1,000円程度で済ませることができます。

1−5:職人による「塗装仕上げ」ではなく、「塗装風のクロス」にする

「一般普及品のクロス」といっても、現在では様々なデザイン(色や柄)のクロスがあり、見た目を本物に近づけた「塗り壁風」のクロスから、「ペイント風」のクロスまで様々と展開されています。

「塗装仕上げ」にしたくても、予算の関係で「塗装仕上げ」を選ぶことが難しい場合は、「塗装仕上げ風のクロス」を検討するといいと思います。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「塗装仕上げ風のクロス」は、つや消しを施した「マットな質感のクロス」であったり、非常に手の込んだものも用意されています。

現在ではそうした「塗装仕上げ風のクロス」の種類も増え、豊富なデザインの中から壁のクロスを選ぶことができます。

ただし、クロスによっては、クロスとは思えないほど高価なものもあるので、その辺りは、予算としっかりと相談して決めてください。

塗り壁については「新築の注文住宅の外壁で失敗しない3種の塗り壁の特徴とメリットとデメリット」も合わせて参考にしてください。

1−6:メーカーから直接仕入れ、単価を抑える

実はモノによっては、代理店を通さずに、メーカーから直接仕入れることも可能で、場合によっては、代理店を通さないことで、安く手に入れられる建材などがあります。

コストを削減したい場合で、独自のルートを持っている場合は、メーカーから代理店を通さず直接仕入れる方法も、検討してみるといいと思います。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

施工会社次第ですが、そうした独自のルートを築いている場合があるので、見積もりが予算オーバーした場合など、もしもの場合は、そうした方法もある、ということを頭に入れておくといいと思います。

ただし、これはあくまでイレギュラーな方法に当たるので、場合によっては代理店を通した時よりも高くついたり、代理店を通した時のような保証が受けることができず、アフターなど総合的に考えると、かえってコストが高くなることもあるので、注意してください。

1−7:無垢フローリングには1枚ものの板(OPC)ではなくUNI(ユニ)タイプのものを使う

無垢材はOPCタイプ(One Piece)の、一枚ものの板を使うと、高価になります。

いくつかの枚数の板をつなぎ合わせたUNI(ユニ ※Unitedの略)タイプを使うと、OPCタイプよりも3割程度安くなることがほとんどですので、コストを抑えながらも、無垢フローリングにこだわりたい場合は、UNIタイプのフローリングを使用するといいと思います。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

より、コストをカットしたい場合は、UNIタイプよりもFJL(Finger Joint Lamination)タイプの方がさらに安くなります。

無垢フローリングにこだわりたいという場合は、UNIタイプや、FJLタイプを検討してみると良いでしょう。

※UNIタイプとFJLタイプの違い

UNI(ユニ)タイプとは一般的な、厚さ15mm、幅90mmの無垢材を3〜6枚程度、縦方向に継ぎ足して1820mmの長さに合わせたタイプの無垢フローリングのことを言います。

UNIタイプのイメージ

対して、FJL(Finger Joint Lamination)とは、縦方向だけではなく、横方向にも継ぎ足して長さを合わせたタイプの無垢フローリングのことを言います。

FJLタイプのイメージ

その他、フローリングについては「新築の注文住宅で失敗しない無垢フローリングの選び方と16の特徴」や、「新築の注文住宅で知らないと損する15種の無垢フローリングの特徴とメリット、デメリット」を参考にしていただくと良いと思います。

1−8:「仕上げ材」に構造材を使う

構造材でつくったキッチン:写真:Houzz

「壁」や「床」などの見えない部分で使われる「下地用の構造材」は、見た目が整っておらず、仕上げ用の綺麗な無垢材と比べると、質感もザラザラとしており表面が荒いため使う場所を選びます。

そうした特徴が、あまり気にならないのであれば、この「下地用の構造材」をうまく活用すればコストを削減することができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「構造材」は、モノによって随分と違います。

「構造材」を頻繁に触れる場所に使用される場合は、特に注意が必要です。

この方法は、私自身は、あまりお勧めはしませんが、こうした方法もあると頭に置いておくと、よりプランに幅が広がると思います。

1−9:タイルを使うときは5〜30cm程度の大きさの小さいタイルを選ぶ(P100)

「タイル」は、「大きなタイル」になるほどコスト高となる傾向があります。

コストを抑えながらも「タイル」を使いたい場合は、「小さめのタイル」を使うことでコストをカットできます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

コストカットしながらも、「タイル」を使いたいときは、一般的に普及しているタイプの「小さめのタイル」を使うといいと思います。

また、このときに、複数箇所に「タイル」を貼りたい場合は、同じ品番のものを使うなど、タイルの種類を絞ると、よりコストを削減することができます。

検討してみてください。

「窓」や「建具」「階段」や「キッチン」などの「素材」や「仕上げ」でコストをカットし注文住宅の費用を抑える方法

ここからは「窓」や「建具」、「階段」、「キッチン」などの「素材」や「仕上げ」を工夫することでコストダウンをはかる、具体的な方法についてお話ししていきます。

上記でお話しした、「壁」や「ドア」の話と同意ように、コストカットのポイントも合わせてお話ししていきますのでぜひ、参考にしてください。

ここでは合わせて16の「窓」や「建具」「階段」「キッチン」のコスト削減のポイントについてお話ししていきます。

2−1:「既製品」の「建具」を選ぶ

「オーダー品の建具」は「既製品の建具」と比べると、かなりコストがかかります。

それだけではなく、「オーダー品の建具」は、建ててから不具合が起こることも多く、扱いにくく面倒に感じることもあると思います。

面倒な手間はもちろん、注文住宅のコストカットを優先する場合、建ててからのことを考えると、「既製品」の「建具」や「サッシ」を使うのが、実は、一番安上がりになることがほとんどです。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「既製品」は、オリジナリティにはかけるものの、安価で品質も安定しています。

また、昔と違い、現在は、既製品でも、素材やデザインにも幅が生まれており、種類も豊富に取り揃えています。

ですから、注文住宅のコストをカットを優先する場合は、「ドア」、「サッシ」、「階段」、「手すり」などは「既製品」のものを使うと安価になり、コストが抑えられることも多いので、是非、検討してみてください。

2−2:「窓」は一般普及品の「アルミサッシ」にする

建築コストを優先し「窓」を、最も安価につくりたいのなら、「アルミサッシ」を使用した「引き違い窓」にすると、注文住宅の「窓」にかかるコストをカットできます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

窓のサッシは「木製」、「樹脂製」、「アルミ製」などがありますが、最も安価なのは「アルミ製のサッシ」です。

また、窓のタイプも、「上げ下げ窓」、「引き違い窓」など様々とありますが、注文住宅の窓のタイプで、最も安価なのは、「引き違い窓」となります。

注文住宅の窓については「注文住宅の窓で失敗しないために抑えておきたい21種類の窓と配置のコツ」に詳しく書いてありますので是非、参考にしてみてください。

2−3:室内出入り口の「ドア(扉)」の数を減らす

開放的なリビング:写真:SUVACO

部屋を出入りするための「ドア(扉)」を1つつくるのには、材料費、工事費を含めると、扉一枚あたり、およそ5万円ほどの費用がかかります。

注文住宅のコストカットを優先的に考えた場合は、扉を少なくするほどコストカットにつながるので、一度検討してみる必要はあると思います。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

オープンプランを採用しても、間取りの工夫次第で、空間を緩やかに仕切ることはできます。

例えば「間仕切り用のカーテン」を、扉のかわりに使用することでも、コストを削減することができます。

「扉のないオープンな間取り」にするほど、注文住宅のコストはカットできますので、一度扉をとっぱらったオープンプランを、検討してみる価値はあると思います。

オープンにすると、かえって使い勝手もよくなることがあるので、是非、一度検討してみることをお勧めします。

2−4:「階段」は、材料費や工事の手間のかからない「箱階段」にする

注文住宅で「階段」を、安くつくりたい場合は、材料費を抑えることができる「箱階段」にするといいでしょう。

「既製品の階段」であれば、「工事の手間」もかからないため、コストをカットすることができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

階段は「既製のユニット品」でも、種類も豊富に取り揃えているので、十分だと思います。

「既製品」は、使い心地がよく考えられてつくられているものがほとんどですので、実は、個々でそれぞれに設計を依頼するオーダー品よりも、扱いやすい側面があります。

2−5:「階段の手すり」は、安価な素材の「手すり」を選ぶ

「階段の手すり」には、「樹脂製」の素材、「ツーバイ材」を使用したもの、「アイアン製(鉄)」の素材などがありますが、このうち最も安価な手すりは「樹脂製の手すり」になります。

注文住宅のコストを抑え、安価に仕上げたい場合は「樹脂製」の素材を選んでください。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

アイアン製(鉄)は人気も高く、見た目もスタイリッシュに仕上がりますが、高価なものとなりますので、コスト重視で選びたい場合は向いていません。

見た目には劣りますが「樹脂製」の素材を選ぶと安価に仕上げることができます。

2−6:「幅木」、「回り縁」、「窓枠」をなくしてコストダウンをはかる

画像:工務店日記

「壁」と「床」に接する場所に、横板として設置される「幅木」や、「壁」と「天井」に接する境目に設置される「回り縁」、さらには、「窓枠」を、なくすことで安価に仕上げることができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「幅木」や「回り縁」、「窓枠」は、主に衝撃などによる傷から壁を守るために設置されますが、これらは取り除くことができます。

また、これらを取り除くことで、コストをカットできるだけではなく、部屋の印象をすっきりと見せることもできます。

「幅木」や「回り縁」「窓枠」を取り除くことで、注文住宅のコストを大きく削減できることもありますので是非、検討してみてください。

2−7:建物本体に予算をかけ、設備機器は既製品のものを多用する

システムキッチン 写真:リクシル

「住宅設備機器」も他と同様に、一般普及品を使用すると、安く仕上げることができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

設備機器は、「システムキッチン」、「化粧洗面台」、「トイレ」、「ユニットバス」などが代表的なものです。

徹底的に、コストを抑えて注文住宅での家づくりを考えた場合、本体にできるだけお金をかけ、「設備機器」では、徹底して無駄を省くことができないかなどを、検討してみてください。

2−8:施工会社が勧める「設備品」や「標準仕様」にする

工事を請け負う施工会社によって、仕入れの状況は違います。

そこで、「施工会社がお勧めする設備品」を使用することで、コストが抑えられることがあります。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

会社によっては、かなり安価に購入できる場合もあるため、どんなものであっても、一度相談してみると良いと思います。

2−9:業者が処分を検討している「在庫処分品」を選ぶ

大量に仕入れてそのまま保管してある、「設備機器」や、「内装材」など、業者が早く処分したいものを選べば、注文住宅にかかるコストを大きく削減できることもあります。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

もしも、可能な限りコストを抑えて「設備機器」を導入したい場合は、在庫処分品に目をつけるのも方法としてあります。

在庫処分品といっても品質には問題のないものばかりですので、検討してみる価値はあります。

2−10:「キッチン」のワークトップには、ステンレスの素材を使う

「キッチン」のワークトップには普及率の高い、「ステンレス製」の素材のものを使うと、コストを抑えることができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「ステンレス製」のワークトップは、独特の金属感があり、見た目が冷たく、肌触りも冷たく感じます。

「見た目」や「質感」は、人気の高い「人造大理石」よりも劣りますが、「熱」や「傷」に強く「手入れがしやすい」というメリットもあります。

キッチンについては「注文住宅のキッチンで抑えておきたい6種類のキッチンとレイアウトのコツ」をはじめ「注文住宅のキッチンで心地のいい間取りにするための7つのコツ」をご覧ください。

2−11:「キッチン」や「洗面台」のカウンター下に「引き出し」や「扉」をつけずオープンな仕様にする

「キッチン」や「洗面台」のカウンターの下など、カウンター下をオープンにすると、引き出しを始め、扉を作るのにかける費用が必要なくなるため、コストカットにつながります。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

このときの、実用的なメリットとしては、モノの出し入れがしやすくなること、好みに合わせて使い勝手を変えることができること、などがあげられます。

カーテンなどで仕切れば、簡易的ではあるものの、収納物を見えなくすることもできますし、使い方によっては、「扉」や「引き出し」がない方が、便利で使いやすいという人もいます。

ただし、オープンにする方法は、雑多な印象になりがちで、収納上手でないと雑然としてしまいがちです。

好みが分かれるところでもあるので、しっかりと検討する必要があると思います。

2−12:シャッター雨戸の設置箇所を少なくする

「シャッター雨戸」の設置には、一般的な大きさの窓でも、一箇所につきおよそ5万円ほどかかり、コストがかさむ原因となります。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「シャッター雨戸」は、家の防犯性を高めるために必須のアイテムです。

ただし、設置にはコストがかかります。

そのため、すべての窓にシャッターをつけるのではなく、重要な場所だけにシャッターをつけるなどにすればコストを抑えることができます。

用途に応じて使い分けることをお勧めします。

2−13:最新ではなく「型落ち」の冷暖房設備を使う

「冷暖房設備」をはじめとする「住宅設備機器」は、型落ちの商品になると途端に価格が安くなり、リーズナブルに設置できることも多くあります。

注文住宅のコストカットを優先で考えた場合は、一度「型落ちの設備機器」で検討してみることをお勧めします。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「家電」を含む「住宅設備機器」は、毎年のように新しいものが発表されますが、性能に大きな違いがあるかといえば、実は、そんなことはありません。

商品の「切り口」や、「売り出し文句」が違えど、性能面で見れば大して変わらないことがほとんどです。

あまり、新商品にこだわりがないようであれば、エアコンなどは、「型落ちモデル」を選ぶと、手頃な値段で設置できますので検討してみてください。

2−14:道路に面している見える部分にだけこだわる

建物が、道路に面している部分だけにデザインの力を入れて、隠れてしまう、それ以外の部分は手を抜くという方法もあります。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

注文住宅を、都市部などの住宅密集地に建てる場合、敷地の関係で、道路側以外は、あまりこだわる必要がない場合もあります。

つまり、家の正面の部分しか通りから見られない場合です。

直接目につかないところにも、こだわることも大事ですが、限られた予算で注文住宅を建てる場合は、思い切って正面だけに力を入れ、「建物の正面以外は外観をシンプルにまとめる」方法もあります。

例えば、正面から見える部分だけに左官仕上げを施したり、窓には木枠のサッシを取り付けるなどの「見栄えを優先とした仕上げ」とし、側面は「コストを抑えた外壁材」を使ったり、「安価なアルミサッシを使う」方法などが考えられます。

ただし、周りの建物がなくなってしまった場合は、力の入れていない箇所が目立つようになりますので、そうした点は要検討する必要があります。

2−15:外構(庭)は、後からつくる

予算が足りない場合は、外構を後回しにする方法もあります。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

外構を後回しにすることで、家を建ててからも暮らしに合わせて、変更を加えていったり、手を加えていく、楽しみができます。

植栽など、自分たちの手では、難しいことだけを、あらかじめ依頼してしまい、無理のない範囲で家族でつくるようにすると、さらにコストを削減することができます。

2−16:「塀」や「門扉」をつくらない

プライバシー保護の観点から言うと、「塀」や「門扉」をつくるのは効果的ですが、「塀」や「門扉」をつくらなくても植栽などで、視界を遮ることができます。

・建築家が提案する、ここでの注文住宅のコストカットのポイント

「塀」や「門扉」をつくることで、敷地が狭くなってしまうこともあります。

ですから、一概に「塀」や「門扉」をつくることが、正解だとは言い切れないところがあります。

また、間取り(空間の取り方)を工夫することで、視界を遮れることもあるので、あえて最初から「塀」や「門扉」をつくらないと言う選択肢を取ることで、家を安く建てることができる可能性があります。

「住宅会社」や「施工会社」を変える方法でもコストを削減できる

この他にも、大きくコストを削減する方法として、「住宅会社」や「施工会社」を変える方法があります。

注文住宅では、同じデザインの家でも、依頼先により仕入れの状況などにより単価が大きく違うため、依頼先によっては、ほとんど変わらないデザインであっても、大幅にコストを抑えて家を建てることができます。

特に大手ハウスメーカーに依頼する場合は、金額の差が顕著に現れることが多いです。

例えば大手中堅の住宅会社で家づくりを進めていると、200万円、300万円程度の金額差であれば、ごくごく一般的によく見かけることができます。

ただし、そうした値引きを期待するのには、実はちょっとしたテクニックが必要となります。

「相見積もり」を取り競合させることで注文住宅は安くなる

では、住宅会社の値引きを期待するには、どのようなテクニックが必要になるのでしょうか。

見出しで、答えはすでに出ておりますが、方法は単純で、引越しなどの依頼先選びと同じような感覚で、相見積もりをとり、住宅会社同士を競合させると、注文住宅を安く建てることができます。

どれくらい安く建てることができるのか、具体的な値引き率はそれぞれの住宅会社や、それぞれのケースによって違いますが、どんなに値引率が悪い場合でも、5%程度であれば、競合させることで普通に値引きしてくれることも多く、結果として安く家を建てることができます。

5%と聞いて、「何だ、大した額じゃない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決して、そんなことはありません。

車一台が買えるくらいならの金額なら簡単に安くできる

ご存知のように、家づくりの現場では、数千万円の金額が飛び交います。

そのため、感覚が麻痺してしまいがちですが、例えば3,000万円の家を建てるとなると、たったの5%でも150万円ほど金額に差がうまれます。

つまりたったの5%の値引きでも、150万円も家が安くなるということです。

これが10%になれば300万円ですから、そこまで値引き額にびっくりすることのない金額です。

ちなみに、私の知り合いでは、後で紹介する方法を使って、希望のプランで、最大で600万円ほど安く注文住宅を建てた方がおります。

600万円というと、高級車が一台買える金額ですので、ほんのひと手間をかけるだけで、かなりの得をしたことになります。

大手ハウスメーカーでは、キャンペーンによって値引きをする

大手ハウスメーカーは、実質は「値引」であっても、あからさまに「値引」と表現すると、あまり印象が良くないことを知っています。

そのため、多くの場合は「キャンペーンの適用」という形で、値引きに踏み切ってくれます。

ただし値引きをしてもらうためには、2つの条件が必要になります。

住宅会社に値引きをしてもらうための2つの条件とは

詳しくは「ハウスメーカーで最も注文住宅を安く建てるために値引きをする6つの方法」を参考にしていただきたいのですが、値引きの条件として「同ランクの住宅会社同士であること」、それに「同じ工法を使用していること」などがあげられます。

(これに契約する「タイミング」や「時期」を入れたら、かなり高確率で値引きに応じてくれます)

つまり「鉄骨住宅」であれば同じ「鉄骨系」の工法を採用している会社で、「木造住宅」であれば「木造系」の工法を採用している、住宅会社同士を競合させなければ意味がありません。

また、住宅の値引きをしてもらうためには、「競合できるブランド同士を競合させること」が大事です。

例えば、「積水ハウス」でしたら、同じ「鉄骨系」の「パナソニックホームズ」や「ダイワハウス」などと競合させるのが一般的です。

つまり、「積水ハウス」の値引きをしてもらいたいのに、同じ工法や構造であっても、「ローコスト系のハウスメーカー」と競合させても全く意味がありません。

家を安く建てるための、「相見積もり」を取るまでの流れ

一般的に相見積もりを取る方法は、非常に手間がかかります。

どの依頼先に依頼する場合であっても、まずは情報収集を行い、複数社に絞り、担当者とコンタクトを取り、アポイントを取り付けます。

続いて、プランの相談をし、時間をかけて、要望の聞き取りを行い、ようやくラフプランが提示され、概算見積もりが提示される・・・という流れが一般的な流れとなります。

こうして文字に書き起こすと、相見積もりを取るまでの流れは、簡単に見えますが、時間に換算すれば、ここまでで数ヶ月かかることもあるでしょう。

それも、同時に複数社と話を進めることになりますから、非常に大変で、家づくりには、時間と労力、それに根気が必要になります。

だからこそ、注文住宅での家づくりは、個人にとっては「一つの事業を手がけるようなもの」と同じと表現されます。

さらに、A社とB社で同じ要望で依頼をかけたとしても、全く違うプランになったり、思い通りにならないことも多いでしょうから、そこでまた、話を振り出しに戻して、違う住宅会社に相談しに行くということもあるかと思います。

そうなると、忙しい仕事の合間の休日の時間を使って、話を聞きに行くわけですから、時間がいくらあっても足りないという状態に陥ってしまいかねません。

実際、そうして家づくりを進めてしまった場合、どこかで妥協してしまい、建てたときは、まあまあ満足していたとしても、時間の経過とともに不満点が多く出てきてしまい、結果として家づくりが失敗してしまう・・・ということになってしまうこともあり、実際、様々な場所で話を聞いていると、そのような方が多い気がします。

相見積もりを、「時間」と「労力」を無駄にかけずに簡単に取る方法

そこで、「一括見積もりサービス」を使うという方法があります。

一括見積もりサービスでは、複数の住宅会社に、一括して見積もりを依頼できる他、あなたに合わせたプランの作成依頼が無料でできるため、非常に効率よく、情報を集めながら家づくりを進めることができます。

また、「同じ条件」で一気に「複数の住宅会社」に依頼をかけられるため、要望の聞き取りに使う時間を大きく削減することができます。

注文住宅の家づくりを進めていると、それぞれの住宅会社はメリットばかりを強調しているため、どの住宅会社の、どのプランが一体自分にあっているのかわからなくなることがありますが、一括して依頼をかけることで、「条件が同じになる」ため、それぞれの住宅会社の違いが明確になることも大きいでしょう。

例えば、A社では、実現ができない、もしくは難しい場合であっても、B社では実現できるということが、注文住宅の現場では、ママあります。

つまり、一括見積もり依頼サービスを利用すれば「比較検討」が容易になり、費用面はもちろん、結果として理想の家づくりをしてくれる会社に出会える可能性を広げることができます。

家づくりを検討している方は、一度利用してみると、様々なメリットがあるサービスだと思いますのでぜひ、一度利用してみることをお勧めします。

ちなみに、先ほどお話しした私の知り合いは、同じ、下記の一括見積もりサービスを上手に利用して、家づくりを進めただけで、600万円ほど安い金額で家を建てることに成功しています。

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例えば「平屋住宅」「3階建住宅」「高気密・高断熱住宅」「ZEH(ゼッチ)住宅」「輸入住宅」「外観デザイン住宅」「二世帯住宅」「狭小住宅」「耐震、免震住宅」「バリアフリー・シニア向け住宅」「ガレージハウス」「住宅展示場・モデルハウス見学」「20~30歳代に人気の家」「長期保証住宅」「別荘・リゾートハウス」「省エネ住宅」「自然素材の家」「木の家」などは人気の高いテーマで、ワンクリックで簡単に希望のデザインを選択することができます。

さらに、予算で絞り込んだ場合「1000万円台」「2000万円〜2500万円未満」「2500万円〜3000万円未満」「3000万円〜3500万円未満」「3500万円〜4000万円未満」「4000万円以上」などで、絞り込んで住宅会社を探すこともできます。

目安となる坪数で探すこともできるので、非常に親切丁寧で、使いやすいサービスとなっているように思います。

はじめての家づくりノートで安心して家づくりを進められる

また、今なら、「はじめての家づくりノート」が、カタログ請求サービスの特典として、もれなく付いてきますので、家づくりで悩んだときは「はじめての家づくりノート」を参考にすることもできます。

「はじめての家づくりノート」では、はじめて家づくりをされる方が、家づくりで、つまづきやすい点や、家づくりの進め方などのフローも記載されており、気になった点は、メモも取れるようになっているため、家づくりをはじめてから、終わりの時期まで、参考にしていただくことができると思います。

家づくりを行うときは、ぜひ、このようなサービスを、どんどん活用していただき、あなただけの家づくりを進めていっていただけたらと思います。

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住宅カタログには様々な間取りのアイデアが、先に家を建てられた先輩の経験談と共にたくさん掲載されています。様々なプランで建てられた住宅を見て参考にすることで、よりよい間取りづくりの参考にすることができます。

つまり、カタログ請求は、家づくりの検討段階から打ち合わせまで活用でき、それぞれのケースによって違う、その後の暮らしに至るまで参考にすることができたりと家づくりを検討されている方にとって利用せずにはいられないサービスとなっています。

ライフルホームズのカタログ請求サービスでは好みによって絞り込むことができ、例えば「北欧風や南欧風などおしゃれな輸入住宅にしたい」「趣味を兼ねてビルトインガレージの家を検討したい」「屋上のある家づくりがしたい」「中庭をつくってガーデニングを楽しみたい」など、それぞれが持つ家づくりの希望やこだわりによって様々な住宅カタログを選んで請求することができます。

予算・テーマ・住宅会社ごとに絞り込んで住宅カタログを請求できますので非常に使いやすく便利な仕様となっていますので、家づくりを検討し始めたら一度利用して見てください。

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3:細部にこだわりながらも、バランスよくコスト削減を検討する方法:「素材」や「仕上げ」編

ここからは、コストダウンを優先に注文住宅を検討する方法ではなく、細部にこだわりながらも、バランスを考えてコストを削減する方法についてお話ししていきます。

全部で16の「こだわりながら同時にコストを削減する方法」について、お話しさせていただいていますので、どれか参考にしていただくことができると思います。

3−1:家を建ててからのメンテナンスのことまで考え「壁」を「塗装仕上げ」にする

「壁の仕上げ」にかかるコストは、1m2あたりで計算すると、価格が高い順に「左官仕上げ」「塗装仕上げ」「クロス張り」となります。

「塗装仕上げ」は、「クロス仕上げ」と比較して、「工事の手間」はもちろん、「人件費」がかかるためコストがかかりますが、後から何度でも塗り替えることもできます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

メンテナンスのことまでを考えると、「塗装仕上げ」にした方が返って楽ということもあります。

家を建ててからも、リフォームを考えている方や、定期的に塗り替えをして雰囲気を変えたいと考えていらっしゃる方は、イニシャルコストはかかるものの「塗装仕上げ」にすることも1つの方法としてあります。

3−2:「高級な素材」を部屋のアクセントとしてポイント使いする

コストとこだわりを両立させるなら、お部屋のアクセントとして、「施工面積」が小さな場所に、「部分的に高級感のある素材」を使う方法が、効果的です。

余計なコストをかけることなく、メリハリを効かせる工夫をすることもできますので、高価な素材を使うと、魅力的な空間を演出することができます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

注文住宅で、コストを抑えるためには、家の素材を統一するのがセオリーです。

しかし、ただ素材を統一してしまうと、味気ないものになってしまうこともあります。

その場合、「高級な素材」と「安い素材」を部分的に使い分ければ、家づくりを楽しみ、またこだわりを感じながらも、バランスよくコストを削減することができます。

例えば、アクセントウォールといったように、お部屋の中でよく目につく、一面の壁だけを「左官仕上げ」や、「塗装仕上げ」にする方法でもいいでしょうし、「高級なクロス」を使って、部屋の雰囲気を変えるなどすれば、気分を上げることができます。

3−3:あえて高価な「自然素材」を使い、家の満足度をアップさせる

自然素材には、「木」、「石」、「タイル」などがありますが、部分的に「自然素材」を用いることで、家づくりを楽しんだり、こだわりながら設計をすることができます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

多くの「自然素材」は、人工的につくられた「化学製品」と違って、単なる「劣化」ではなく、「経年変化」をしていきますので、暮らしとともに、素材ごとに「表情」が生まれ、より味わい深い風合いになっていきます。

つまり、「自然素材」の特徴は「化学製品」には出せない、「素材特有の風合い」にあります。

多くの、「自然素材」は、高価なものになりますが、コストだけを重視するのではなく、暮らしを楽しむという考え方で、家づくりにのぞむと、プランにも幅が広がってくると思いますので、設計士と相談の上、決めていくといいと思います。

家の満足度をアップさせると、家を大事に扱うことにつながり、結果的にコストを抑えることができる場合もあるので、様々な面から多角的に考え、家づくりを楽しむことを、私はオススメしています。

また「自然素材」を使い、心地よい空間にすることで、家族の笑顔も増えることも大きな魅力だと思います。

3−4:「床」には手頃な価格の「無垢材」を使う

「無垢材」は素材により、「高額な無垢材」と、「比較的安価な無垢材」があります。

床には手頃な価格の「無垢材」を使うと、コストを抑えることができるので、検討してみてください。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

柔らかい質感の、肌触りが良い「パイン材」、「スギ材」、「ヒノキ材」は、比較的安価なものが多く、コストダウンにつながることが多いので、手軽に「自然素材」を楽しみたい場合は、「比較的安価な無垢材」を使用すると良いと思います。

ただし、柔らかい質感の針葉樹系の「無垢材」は、傷つきやすいので、神経質な方には向いていないので注意する必要があります。

3−5:「フローリング」に使われる「無垢材」の幅のサイズは狭くする

写真:マルホン

床に使われる「無垢材」は、一枚あたりの幅が広くなるほど、コストがアップしますので、コストを考えた場合は、幅の狭いものを選ぶといいと思います。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

無垢材のフローリングは、同じ無垢材でも、幅のサイズが広くなるほど価格は高くなります。

もしも、安価に仕上げたいのなら、1枚あたりのフローリングの幅が狭いものを選ぶとコストを抑えることができますので参考にしてみてください。

3−6:「節あり」の「無垢材」を使う

「節ありの無垢材」は、「節のない無垢材」よりも安く入手できます。

コストを最優先し、予算内で「無垢材」を選ぶのならば、節ありのものを選ぶと良いと思います。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

例えば、「天井」や「目立たない部分」にのみ、「節ありの無垢材」を選ぶという方法もあります。

ただし、節ありの無垢材は、見た目がうるさく感じることもあるので、人により好みが分かれます。

特に「天井」に使用した場合、節が目のように見えて、いつもみられている感じがして気持ち悪い、という感想を持たれる方もいるので、「節ありの無垢材」を使うときは、慎重に検討することをお勧めします。

「節ありの無垢材」は、クセも強いので、必ず、しっかりと検討した上で選んでください。

3−7:「塗装仕上げ」にする造作は「無垢材」ではなく「集成材」を使う

あらかじめ塗装が決まっている部分には、「無垢材」ではなく「集成材」を使うとコストを下げることができます。

塗装する場合、「無垢材」を使っても、塗装により隠れてしまうからです。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

塗装することで、見えなくなってしまう部分に「無垢材」を使うと、コストアップにつながります。

「塗装仕上げ」をする「棚」などには、「集成材」を使い、コストを抑える工夫を施すことをオススメします。

3−8:和室には手頃な価格の「畳」を使う

「畳」といっても種類は様々でコストもピンキリです。

コストダウンをはかりたい場合は、「藁(わら)」を使わない、和紙畳などを使うと、価格を抑えながらも、畳の雰囲気を感じることができます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

「畳」と一言でいっても、価格や品質は実に様々です。

「畳床(たたみどこ)」に「藁(わら)」を使った「畳」は、現在では、一畳数万円もする高価なものとなっています。

見た目も価格も様々ですので、コストバランスを考えて「畳」を選ぶようにしてください。

※畳は畳表(たたみおもて)に使用されるイグサの種類や、畳床(たたみどこ)に使用される藁の品質や素材、畳縁(たたみべり)によって価格は変わります。

3−9:「天然石」を使用する場合は、タイル状に加工した石を使う

見た目が高級な「天然石」を使用する場合は、大判のものではなく、タイル状に加工された石を使うと安価に抑えることができるので、一度検討してみてください。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

「天然石」は、玄関などのタタキなどに使用されることも多い素材ですが、建築用の薄い「天然石」を使えば、重厚感が増し、厳かな雰囲気に仕上げることができます。

ただし、「天然石」は、価格が高いことが多いのが難点です。

もしも、コストを抑えた上で、「天然石」を使用したい場合は、大判サイズのものではなく、タイル形状のものを使うと、コストダウンにつながります。

見た目に高級感を持たせたい場合は、タイル形状に加工した「天然石」を使うと良いと思います。

3−10:普及品の「モザイクタイル」を使って、コストを抑えながらも華やかな雰囲気にする

コストをカットしながらも、見た目の華やかさを演出したい場合は、磁器タイプの「モザイクタイル」を使用する方法もあります。

「モザイクタイル」は普及品であれば、価格も手頃なものが多いので、水回りスペースのアクセントとして使用すると良いと思います。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

また、「キッチン」や「洗面所」の「壁」や「床」など、場所によって、普及品の「モザイクタイル(1〜3センチメートル角)」を使うと、見た目を華やかにすることができます。

磁器タイプの「モザイクタイル」は、汚れもつきにくく、汚れが目立ちにくくなるので、特に水回りスペースではオススメの素材です。

3−11:「窓の数」を減らし、「大きな窓」にする

「窓」は複数箇所につくるよりも、サイズの大きなものを一つつくると、安く仕上げることができます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

「窓」は、サイズの幅も高さもある大きいものを1つつくった方が、複数箇所に「窓」をつくるよりも安く仕上げることができます。

部屋を明るく開放的な空間にすることもできるので、コストダウンしたい場合は、「窓の数」を減らし、大きな窓にすることを、検討してみるといいと思います。

3−12:「建具」を省き、「間仕切り」に「カーテン」を使う

「扉」などの「建具」をできるだけ省き、「カーテン」を「間仕切り」として代用することで、明るく開放的な空間にすることができ、さらにコストダウンもはかれます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

部屋の出入り口となる、「扉」を設置するにはコストがかかります。

「扉(ドア)」は、一般的に使われることの多い安価なものでも、一箇所、設置するのに5万円程度コストがかかります。

間取りによっては、「扉」を設置しないほうが、開放的で使い勝手が良くなることもあるので、検討してみてください。

「扉」がなくても、カーテンを使用することで、部屋間の「間仕切り」として代用できるので、コストをかけない間仕切りという面からも、一度検討してみることをオススメします。

3−13:「階段」を「スケルトン階段」にする

「スケルトン階段」は、見た目がオシャレになる上に、「材料費」や「工賃」を抑えることができ、安価に設置することができるので、検討してみてください。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

階段のコストを削るには、「既製品のユニット階段」がオススメですが、「階段」も、こだわりながらコストを抑えたい場合は、蹴り込み板の必要がない、「スケルトン階段」を採用するといいと思います。

「スケルトン階段」にすれば、「大工工事」の範囲で賄うことができますし、「材料費」などを削減することができるので、コストを抑えながらもおしゃれな階段をつくることができます。

3−14:「既製品」と「造作」を組み合わせる

オリジナルにこだわりたいのであれば、「既製品」をベースに「造作」と組み合わせてつくる方法もあります。

全てを造作にするのではなく「既製品」をベースに造作することで、コストを削減することができます。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

「既製品」を使いながらも、オリジナリティーにこだわりたいのであれば、「既製品の設備機器」をベースに「造作」と組み合わせる方法もあります。

全てを「造作」にするよりも、コストを抑えた上で製作できることも多いので、こだわりたい場合は、一度検討してみると良いと思います。

3−15:手軽なものは「施主支給」にする

施主自身が材料を手配する、「施主支給」にすればコストを抑えられることがあるので、検討してみる価値はあると思います。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

工務店に、依頼した場合でコストを削減したいときに、よく提案をされますが、「施主支給」にするという方法もあります。

「施主支給」とは、施工会社を通さずに、施主が自分たちで部材や設備などを、用意することを言いますが、使用範囲の狭いものは、「施主支給」にすれば、コストを抑えることができます。

例えば、照明器具などは代表的なものです。

ただし、「施主支給」にすると、逆に高くなってしまう部材や設備もあるので、必ず十分に検討した上で、「施主支給」にしてください。

3−16:自分で仕上げる部分を増やす

自分でできることは自分で行うようにすれば、コストを削減できますので、設計士に相談の上、ぜひ、実行してみてください。

・建築家が提案する、こだわりながら注文住宅のコストをカットするポイント

家を建ててからも、暮らしを楽しみながら、手を加えていくことも、家づくりの楽しみ方の1つです。

そこで、暮らしながら生活に合わせて、徐々に手を入れられるように、庭などをあえて不完全な状態にしておくことを検討すると暮らしに幅が生まれます。

そうした楽しみ方も、一戸建て注文住宅の楽しみ方です。

また初期費用の削減にもつながりますので、設計士と十分に相談し、そうした家の楽しみ方を提案してもらってください。

まとめ:素材や仕上げを工夫してコストを削るポイント

今回は、注文住宅の、コストをカットする方法として様々な方法をご紹介しました。

ただコストをかけることなく家づくりをする方法を優先にする方法もありますが、今回は、それだけではなく、かけるところにはしっかりとコストをかけ、こだわり抜いた注文住宅を建てる方法についてもお話をさせていただきました。

本文でも言いましたが、注文住宅はこだわりながらも、コストバランスを考え進めていくことが大事です。

コストを削減することはもちろん大事ですが、それよりも大事なのはメリハリをつけることです。

ただ単にコストを削減することだけを考えて検討していくと途端に注文住宅での家づくりがつまらないものになってしまいます。

お金のことは大事ですが、そればかりを考えてしまうと家づくりが途端につまらないものとなってしまいます。

様々な方法をあーでもない、こーでもないと根気よく検討しながら、バランスよく、家づくりを進めていくことが非常に大事だと思います。

家づくりは施主にとっても大変なことが多いですが、何よりも楽しんで家づくりをしていってください。

家づくりを真剣に楽しんで欲しいからこそ、今回、こだわりながらもコストを削るコツも紹介させていただきました。

今回の記事を参考にして、ぜひ、あなただけの家づくりを楽しんでいただけたらと願っています。

住宅会社を比較検討したいときに使いたい2つのサービス

最後に記事内でご紹介した便利なサービスを再度2つご紹介しますので必要に応じて使い分けてください。

希望のデザインの家や予算内で建てられる家を探す時に便利なサービス

あなたの希望するデザインが得意な住宅会社を見つけるのは、通常の場合ですと非常に困難です。

好きなデザインがはっきりしない時も含め、希望のデザインが得意な住宅会社を見つけたい場合は、ライフルホームズのカタログ一括請求サービスサイトを使ってみてください。

ここのサービスは検索機能が便利で「テーマ(デザイン)」「予算」「建設予定地」で絞り込み、希望するデザインが得意な住宅会社を探すことができます。

テーマ(デザイン)といっても広い意味合いで探すことができ、平屋、二世帯住宅、3階建住宅といったカテゴリーのものから、輸入住宅、ガレージハウス、高気密・高断熱住宅、狭小住宅、ローコスト住宅、自然素材の家といったカテゴリーのものまで、幅広いテーマから住宅会社を探すことができます。

気に入ったデザインや予算で建てられる住宅会社があれば、項目にチェックを入れていけば、チェックした会社の詳しい内容が書かれているカタログを無料で一括請求することができます。

閲覧するだけでも家づくりの参考になる

もちろん、探してみてもなかなかいいデザインに出会えなかった場合は、閲覧するだけでも住宅会社選びの参考になる点は多いと思います。

カタログを請求する場合も、カタログを請求しなかった場合でも、無料で利用することができるので、家づくりを検討する際は、こうしたサービスをぜひ使い倒して、あなただけの家づくりを実現させてください。

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家づくりを検討されている方にとって利用必須のサービスです>>>HOME’Sで住宅カタログを徹底比較<無料>

住宅会社や施工会社を見直したり、競合させ値引きを行う時に使いたいサービス

複数社に見積もりを取ったり、同じランクの住宅会社同士を競合させて、より安く賢く家を建てたい場合は下記のサービスを利用してみてください。

ライバルとされる複数の住宅会社に依頼し、同時進行でプランを練り、話を進めていくことで、住宅会社同士を競合させることができるので大幅な値引きが期待できます。

住宅会社を競合させることで、結果的には値引きがされることになりますが、個人的にそれよりも大事だと思うことは、競合させることで本気のプランを作成してもらえ、結果的に、より要望を叶えることのできる住宅会社を選べる点です。

ちなみに、金額の面でお話しすると、当初の見積もりから最大で600万円ほど家を安く建てることができた方もいます。

そこまで値引きが期待できなくても、住宅会社によっては、200万円、300万円なら案外普通に安くなります。

つまり競合させることのメリットはここにもあります。

こうしたサービスを利用することで、賢く家づくりを行うことができますので、注文住宅で家づくりをされる場合は、利用することをお勧めします。

★住宅会社を比較して、賢く家づくり★

あなたの希望を叶えるプラン、住宅会社を競合させることで家を安く建てる見積もりを取りたい方は下記のサービスを利用してみてください。

>>>サービス内容や詳細はこちらから確認していただけます。

【家づくりを失敗しないための住宅会社の選び方】

家づくりは依頼する住宅会社次第で成功するかそれとも失敗に終わるのかが大きく分かれてきます。

それでは、家づくりを失敗しないための住宅会社選びのポイントはどこにあるのでしょうか?

下記の記事では、3つのポイントに絞り失敗しない住宅会社の選び方をご紹介しています。

>>>(家づくりを失敗しないための)住宅会社選びのポイントを知りたい方はこちら 




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