一般的に積み木と言えば、立体的なものを積み重ねて出来上がるものですが、今回紹介する積み木は互いに重ねていくことで擬似的な立体物を作ることができる「平らな積み木」。
この立体的みえる「平らな積み木」は雑誌「pen」の綴じ込み付録の為にデザインされたものだそうです。
それではその平らな積み木とは一体どんなものなのか・・・それは以下からの写真を見て頂ければわかります。
上の積み木が立体的に見える積み木「平らな積み木」です。この平らな積み木は佐藤オオキ氏のnendoによってデザインされたもの。
この積み木は木で出来ているように見えますが、実際は紙で出来ており、三色をうまく組み合わせることによって立体的に見えるデザインに仕上がっているそう。
平らな積み木なので崩れる心配がなく、一般的にはありえない重力に逆らった図形や陰影や遠近感が狂った「ありえない」形状も可能となっているそう。
また、上の写真のようにうまく組み合わせることで立方体もつくれるようで、 パズルとしての楽しみ方も出来るようにデザインされているとのこと。
頭の体操にもなりそうな積み木ですね。
こんなあり得ない図形も、平らな積み木だからこそ可能となっています。
こちらの図形も非常に面白い。
アップしてみると木の質感が非常に良く表現されていることがわかりますね。
なんだか不思議な感じがします。
立体的に見えますが実際は上の写真のように平らな紙。
紙でできた立体的に見える積み木「たいらな積み木」は、子供の心をもった、大人心をぐいぐいつかまれるナイスなデザインだと思います。
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▼参考:
たいらな積み木 | nendo(http://www.nendo.jp/jp/works/たいらな積み木/?release)