椅子の半分が壁にのめり込んでいるように見えるハンガーラックをデザインしたのは、スペインのアーティスト兼デザイナーTess Hill氏。
椅子の座面裏部分が簡単な物置になっていたり、脚の部分には帽子をかけることのできる・・・というアイデアのハンガーラックです。
上の写真が噂のハンガー1/2=1(Half = One)。逆さまにした椅子の座面裏部分には本が立てかけられており、椅子の脚の部分にはハットがかけられています。
この角度からではわかりづらいですが、実はこの椅子半分壁にのめり込んでいるかのように見えるデザインとなっています。
少し角度をかえてみるとこんな感じに。かなりインパクトのあるデザインとなっています。
こんなハンガーが家にあったら、友人たちをお招きしたとき話題になること間違いなしです。
なんの特徴もないものでも、ちょっと視点をかえるだけで全く新しい何かに生まれ変わることをはっきりと証明できるデザインですね。
こちらは逆さまにしていないバージョンのハンガーです。これだけでも充分インパクトがありますが、さらに逆さまにすることによって全く違う印象を漂わせます。
それにしても、「ある対象」を壁に半分だけ吸い込まれるようなデザインにするだけでこんなにも人を驚かせることが出来るものなのですね。
このデザインのアイデアは、いろんなものに応用することが出来そうな気がします。
上の写真では香水とほんの少しの本が置かれています。もう一方の椅子の脚にはコートが掛けられています。
アンティーク調の椅子が、何故か壁に埋まっている椅子の魅力を何倍にも引き出しているような気がします。
これがモダンな感じの椅子だったらまた違った印象の作品になって板に違いありません。
2つの角度からのハンガーラックをもう一度。一瞬、なぜこうなってしまったのだろうと考えてしまったあなたは、デザイナーの思うつぼ。見事にデザイナーの意図した罠にはまってしまったと言えましょう。
続いていろいろなモノをのせたときの写真がこちら。椅子を半分にして逆さまにしたハンガー1/2=1(Half = One)は、好き嫌いが分かれそうなデザインではありますが、はまる人には、ものすごくはまりそうなデザインのひとつだと思います。
ちょっとでも気になったのなら、自宅にある壊れてしまった椅子を同じように処理してつくってみてはいかがでしょう。
▼参考:(外部サイト)