波紋がそのまま花瓶になったかのような花瓶がある。
まるで時が止まったかのようにみえるこの花瓶はとても美しい形をしており、思わずみとれてしまう。ただの波紋を利用したデザインなのに、なぜ、こんなにも美しいのだろう。
上の写真が波紋で出来た花瓶だ。口の部分が今まさに波紋が広がるような形をしている。底に向かうに従って一般的な花瓶と同じようになっていくが中心部分まではなんと美しい花瓶だろうか。
触ったら崩れてしまいそうなこの花瓶。美しく儚いと言う言葉がよく似合う花瓶だと思う。
くびれの部分をアップしてみてもなんともいえない美しさを感じる。きゅっとなったくびれの部分。
口の部分と底の部分がこのまま離れていってしまいそうな・・・それを必死で守っているかのようにさえみえる。
こちらは花瓶の口の部分のアップの写真。四方八方に波紋が広がりをみせていることがわかる。
中心を境に様々な形で広がりを魅せる波紋はまさしく芸術の域に達していると言えよう。
思わず花瓶の中に入れる花を選んでしまう。どんな花が似合うのだろうか。花を選びそうな花瓶だが、その花とこの花瓶の思いが一致した時、この花瓶と同じように時間が止まるような感覚を味わうことができるかもしれない。
触ったら壊れてしまいそうな、でもさわってみたい・・・美しくも儚いこの波紋で出来た花瓶。
あなたならどんな花を生けるだろうか。
▼参考:(外部サイト)