プラスチックを織物のように折り曲げることによって、ユニークな空間を創り上げられた建築物があります。
「Aqua-scape(アクアスケープ)」という名前のその作品は,すべてがプラスチックの素材によって構成されており、独特なその形状は折り紙を折り曲げた時に出来る模様を彷彿とさせる奇抜な建築物です。
この作品Aqua-scape(アクアスケープ)はF.A.D.S(http://www.fads-design.jp)+fujiki studioによって制作されました。

こちらがAqua-scape(アクアスケープ)です。表面は柔らかいプラスチックを折り曲げたような素材感によって形成されています。

遠くからみるとこんな感じ。まるで地球外生命体のような雰囲気をかもし出しています。

柔らかいプラスチック素材を折り曲げた時に出来る凹凸を利用し、構造的に強くする形態抵抗構造のアイデアを練り込むことでこの空間は形作られているとのこと。

また、この建築は、一枚のシートを折り曲げてできる形でつくられており、同時に1m×4mの素材を織物のように編み込むことで、大きな空間を作り出すことに成功したのだそうです。

Aqua-scape(アクアスケープ)はすべてプラスチック、ポリカーボネートと中空ファイバー状のポリエチレン・クッション材のダブルスキンで構成されています。

アップでみると、気泡のようなクッション材が印象的です。

クッション材が柔らかいプラスチック素材の中に充満していることがよくわかります。

実際に人が入ると、そこにはなんともいえない不思議な空間が広がっています。

子供達が気持ち良さそうに座り、ニヤッした表情でこちらを向いています。

子供達がとてもうれしそうですね。

子供の頃、こういった世界空間が非常に好きだったことを思い出します。

LEDを使えばこんなに素敵に・・・。

ちなみに、海外サイトArchitype Sourceによると、プラスチックを使ったこの作品の作成コストは200万円だそうです。
▼参考:(外部サイト)
・F.A.D.S Fujiki Architectural Design Studio 一級建築士事務所 藤木建築研究室(http://www.fads-design.jp/others/architec_02/detail.html)
・Welcome to Fujiki Studio, KOU::ARC
・F.A.D.S + fujiki studio: aqua-scape in the orangery, england