まるでテープのような紙のフックがあります。
壁に貼付けると、壁にテープを貼っているかのような印象をもつこのプロダクト。実は本物の紙で出来ているものです。
名前は「Tapehook」といい、紙製品の新たな可能性を追求していく福永紙工の「かみの工作所」というブランドとしてトラフ建築設計事務所(http://torafu.com)によってデザインされました。
壁にフックをはりつけると、本当に紙テープをそのまま貼付けてあるようにみえます。色とりどりのカラーも部屋に彩りを与え美しいです。
先がくるんと巻かれ、切った形がそのまま残されたテープのデザインが新鮮で、みるものに不思議な印象を与え、非常にかわいらしいと思いませんか。
このテープのような紙のフック「Tapehook」は通常のテープと同様に粘着材によって接着されます。壁に穴をあける必要がないので、場所を選ばず様々な壁にぺたぺたと貼ることが出来ます。
壁に余計な傷をつけることなく取り付けられるのが嬉しいですね。
耐荷重は約50g。
軽いアクセサリーやひっかけるくらいの強度があります。素材が紙で出来ているわりには、思ったよりも強度がある印象を受けます。
かわらいらしい形状は、テープの巻きぐせのように紙を丸め、形を固定して水に浸し乾燥させることでつくられているそう。
このデザインは、デザイナーと印刷加工所が紙を加工してできる道具の可能性を追求するプロジェクト「かみの工作所」による展覧会「かみの道具」のために製作されたプロダクトで、なんでも、その時のテーマが「粘着の技術を活かしたプロダクト」で、テープの性質からヒントを得てデザインされたフックだとのこと。
それにしても「Tapehook」は不思議な存在感ですね。へんに主張することなく、そっと、あるものに寄り添うようなデザインです。
指輪をちょこんとフックにかけるとさらにかわいらしく。インテリアとしても申し分ない出来だと思いませんか。
様々な色のテープを貼付けることによりお部屋の雰囲気が明るくなりそうです。
アパートやマンションなどの幅をとることができない、ちょっとした玄関脇などに貼付けても面白いかもしれませんね。
スペースを有効活用できそうです。
「かみの工作所」は2006年4月1日にスタートしたプロジェクトで、段ボールなどの一枚の四角い紙を打ち抜いたり、穴をあけたり、折ったり、切ったり、のり付けしたり、印刷したりしながら加工して生まれるオリジナル製品を、日夜、考え続け、提案していく工作所。
印刷紙器会社として培ったノウハウと、デザイナーの斬新な創造性を融合し、紙製品の新たな可能性を追求していくプロジェクトだそうです。
様々な製品が発表されていますので興味があれば以下のリンクからのぞいてみても面白いかもしれません。
かみの工作所:かみぐ – かみの工作所直営店
Tapehookの購入は以下から出来ます。
【かみの工作所】tapehook NO.1(3色セット)★在庫限り 価格:735円 |
【かみの工作所】tapehook NO.3(3色セット)★在庫限り 価格:735円 |
かみの工作所 / tapehook(テープフック) 【あす楽対応】 価格:735円 |
デザイン事務所:TORAFU ARCHITECTS トラフ建築設計事務所(http://torafu.com)
▼参考:
・Tapehook by Torafu Architects – Dezeen
・tapehook « TORAFU ARCHITECTS トラフ建築設計事務所(http://torafu.com/works/tap)