はしごのような形をしたこの作品。はしごのような形をしていますが、もちろんはしごではありません。実はこうみえて、収納ラックとして機能する家具なんです。
しかも、それ自体が独立して立つことができるため場所を選びません。部屋のあらゆるところ、どこにでも配置可能な、はしごのようなラックです。
二つのはしごが交差するように束ねられたこのデザインは台湾人デザイナーYenwen Tsengさんによるもの。従来の、はしごの用途と、はしごの配置されている姿からヒントを得てデザインされたものだそうです。
スリムな線のふたつのはしごは、実はそれぞれが独立したものではなく中央部分で上手に交差しています。それによりそれ自体で独立して立脚できるという仕組みになっています。
Ladder Coat Rackは必要最小限の機能に絞って設計する、ミニマル・デザインとなっています。
アミダ状の、非常にシンプルなデザインですね。
はしごをモチーフにしていますが、もちろんはしごとしては使用で来ません。あくまでラックとして機能するものとしてデザインされています。
部屋に帰ってきた時に手軽にパッとコートなどをかける洋服がけとして使用できそうですね。 いつもなら部屋にどさっと置いてしまうコートもこれがあれば手軽に洋服をかけることができそうです。
玄関脇に置けば、このように傘がけとして使うことも出来ます。シンプルなデザインだからこそ、そのものとしての本質が凝縮された作品です。
横から見ると、本当に細く美しい線だということがわかります。
壁に立てかけても良いし、それ自体を独立したものとしても使用しても良い。使う人によって用途事に使い分けられる便利なラックだということには違いありません。
Yenwen Tsengさんの作品は”線”を強く意識したデザインが多いことが特徴です。その他の作品についても非常に面白い作品が多いので、以下のリンクよりご覧下さい。
デザイナー:Ladder Coat Rack : yenwen tseng
▼参考:(外部サイト)
Ladder Coat Rack by Yenwen Tseng
The Ladder Coatrack Is Not for Scaling Scaffolds