今回の記事では住みはじめてから気がつくことが多い「浴室」や「トイレ」の水まわりの悩みを解決する方法について解説していきます。
「浴室とトイレの掃除を楽にする家づくりのコツ」「浴室や洗面ボウルのサイズ選びのポイント」「浴室内の寒さ対策のポイント」「浴室をおしゃれにするポイント」「洗面所の収納スペースを確保するポイント」以上5つについて解説していきます。
難しいことではなく、簡単にできるようなコツを掲載させていただきましたので、これから家を建てる方は参考にしていただいて、快適な住まいを実現してください。
Contents
水まわりの悩み解消法1:浴室とトイレの掃除を楽にする家づくりのコツ
まずは浴室とトイレの掃除を楽にする家づくりのコツについてお伝えしていきます。
浴室の汚れをつきにくくする家づくりのコツ
浴室のカビや水垢は一度こびりついてしまうと除去するのが難しくなります。浴室あ
浴室まわりのお手入れを楽にするためには汚れがつきにくく、撥水性の高い床にして乾きやすく、またカビにくい素材を選ぶことが何よりもまず大事になります。
例えば、「アクリル系人造大理石」のバスタブは汚れがつきにくい素材ですし、バスタブの「表面がコーティングされ防汚層」となっているものを選ぶと良いと思います。
ゴムパッキンは一般的なタイプだとカビが生えやすいので、ちょっと値が貼ったとしても「カビが生えにくいタイプ」のものをお勧めします。
浴槽で使われる素材の特徴などについては「注文住宅やリフォームで知らないと損する浴槽に使われる8つの素材の特徴」にまとめてありますので、参考にしてください。
トイレ掃除を楽にする家づくりのコツ
トイレは使い込んでいくうちにトイレの「縁(ふち)」が黒ずんでしまったり、付着した汚れが取りにくくなってしまいます。
トイレの汚れも一度こびりついてしまうと、なかなか落とすことができません。
これを防ぐためには、表面に「防汚性」や「撥水性」の「コーティング」が施されているタイプのトイレを選ぶといいと思います。
また最近では「自動洗浄トイレ」といって、「泡」と「水流」で自動的に汚れを落としてくれるタイプのトイレもあります。
自動洗浄トイレを採用すると、ついていないものと比べてトイレを長い間きれいに保つことができるのでおすすめです。
水まわりの悩み解消法2:サイズについて
お風呂が狭く、リラックスできないという声はたまに耳にします。
また洗面化粧台が小さくて不便だという声も同じように耳にします。
そうした水まわりを快適な空間にするには、下記のことを意識してプランニングしてみてください。
浴室を快適にするサイズ選びのポイント
浴室を快適にするためには浴槽のサイズが一つのポイントとなります。
足を伸ばせる浴槽にするのがポイントで、一般的な日本人の身長であれば1,500mm以上の広さであれば足を伸ばして快適な浴槽にすることができると思います・
もちろんこの辺りは身長によっても違いますので、それぞれの身長に応じて選ぶようにしてください。
また水まわりの設備についてはショールームなどで実際に確認できますので、ショールームで実際に入浴を想定してみて足を伸ばしてみて確認してから選ぶといいと思います。
>>>注文住宅やリフォームで快適な浴室を作る時の注意点と9つのポイント
洗面化粧室を快適にする洗面ボウル選びのポイント
洗面ボウルを「楕円形」にすると顔や手を洗った時の水はねを抑制できるようになります。
また1人ではなく、2人で使う事を想定して「余裕を持った広さ」でつくっておくと実際に使い始めてから狭いと感じることは少なくなると思います。
ぜひ、2人で使う事を想定してサイズを選びプランニングしていってみてください。
水まわりの悩み解消法3:寒さ対策について
冬場の水まわりは極端に寒くなることがあります。
そんな時は下記のような工夫をしてみてください。
浴室の床には断熱シートを敷き浴室の寒さを軽減する
浴室の床に断熱クッションシートのような柔らかくて気持ちいい素材を敷いておくと、冬場でもヒヤリとせずに快適に過ごすことができると思います。
洗面室にはエアコンをつけると快適に
また洗面室にもエアコンを取り付けてみてください。
冬場だけではなく夏場の暑い日でも風呂上がりに快適に洗面室を使うことができるようになります。
浴室には保温性の高い保温材を入れておく
浴室の壁、床、天井には保温材を入れておき断熱性を高くする方法もおすすめです。
浴室の保温性が高いと、家族の入浴時間がバラバラであっても、浴室の暖かさが長い間持続し、快適に使えると思います。
浴室に浴室暖房乾燥機を備え付ける
浴室には浴室暖房乾燥機を採用していただくと浴室内をあたためることができますし、洗濯物を乾かす空間としても浴室を利用できるようになります。
ぜひ、検討してみてください。
水まわりの悩み解消法4:見た目について
お風呂や洗面室は、得手して平凡なものとなってしまいやすく味気ない空間になってしまいがちです。
デザイン性を高めたいのであれば下記のような工夫をしていただくと良いでしょう。
浴室の壁などにアクセントウォールを使っておしゃれに
浴室などの一部の壁をタイル仕様とすると途端にラグジュアリーな空間になります。
それだけで味気ない浴室や洗面室を華やかに彩ることができます。
水まわりの悩み解消法5:収納について
新居で生活し始めてから洗面室の収納量が足りないことに気が付いたという方は案外多くいらっしゃいます。
それもそのはず、洗面室には下着、タオル、洗剤、ドライヤー、ヘアアイロン、化粧品、その他歯ブラシなど衛生用品など様々なものを収納する必要があります。
また洗面室の収納は、見せる収納にしてしまうと、ごちゃごちゃと見た目が悪くなってしまいます。
そんな時は下記のような工夫をしてみてください。
たっぷりと収納できる三面鏡の洗面台を採用する
三面鏡の洗面台は、鏡の後ろが収納できるタイプになっているものが多いです。
そして細々としたものが多い洗面室まわりのものでも、三面鏡の中に歯ブラシ、ドライヤー、ヘアアイロン、整髪料などを収納しておくとスッキリおさまります。
三面鏡の収納の中に細々としたものをまとめて収納しておけば、下着、タオルなどをまとめて収納できるスペースも合わせて確保できるので、洗面室周りの収納が一気に片付くと思います。
鏡の横にキャビネットをつくる
それでも足りないようでしたら洗面化粧台のよこにキャビネットを設置してみてください。
パジャマやタオルなどのかさばるものを収納できるようなキャビネットをつくればスッキリとおさまると思います。
まとめ
今回は浴室や洗面室の悩みを解消する設備を利用した工夫についてお伝えしてきました。
水まわりの設備は事前のちょっとした工夫で、長い間スッキリときれいに保つことができるようになるので、ぜひ、今回お話しした工夫などを取り入れてみてください。
きっといつまでも清潔に、そして快適な家を保てると思います。