以前、ポーランド生まれのアーティストPeter Callesenさんがつくった一枚のA4用紙から出来ているペーパークラフトの作品をご紹介しましたが、実はピーターさん、巨大な紙を使ったペーパークラフトにも挑戦しています。
前回紹介したA4用紙一枚で出来た信じられないほど精巧なペーパークラフトでも、その完成度には驚かされましたが、大きな紙で出来たペーパークラフトもそれと同様に素晴らしい作品となっています。
巨大なペーパークラフトピアノです。後ろにあるのは切り抜く前の紙。そして出来上がったのが手前にある巨大な紙で出来たペーパークラフト、ピアノです。
その大きさ1,5 x 1,6 x 1,7 m。かなり忠実に再現されています。
近くでみてもその精密さに、感動してしまいます。
紙で出来た崩れ掛ったお城ペーパーキャッスルです。無酸紙と接着剤で出来ておりその大きさ78 x 68 x 35 cmだそうです。
こちらの作品は近くで見ると紙で出来ているということがわかりますね。
小さい頃、よくこういった紙で出来たお城を造ろうとしたものです。もちろん失敗しましたが、子供の頃にこの作品を目の当たりにしていたらはしゃぎまわっていたでしょう。
まるで魔法が解けたかのようにぱらぱらと紙が鏡から、離れていっています。この巨大なペーパークラフトは「White Window」と名付けられています。
その大きさはなんと、5,3 x 1,3 x 8 m。かなり巨大な紙で出来たペーパークラフトです。
別の角度からみてもその完成度の高さに目を見張る作品です。
よくみると窓として使われている紙一枚一枚に絵や模様、または切り抜きが入っていることがわかります。極めて精巧に作られています。
様々な種類の絵が描かれています。
それにしてもどうやってこれらの大きなペーパークラフトをつくっているのでしょうかね。
こちらのペーパークラフトは「Transparent God」と名付けられています。無酸紙で出来ており、大きさは350 x 450 x 170 cm。
よくみるとたくさんの紙から切り抜かれた人の束で出来上がっています。宮崎駿作品のジブリ映画「千と千尋の神隠し」のあのシーンを彷彿とさせます。
切り抜かれていない人の紙もあるようです。
作品の名前といい、みるひとにたくさんのことを考える機会を与える作品ですね。
「Human Ruin」と名付けられたペーパークラフトです。こちらも無酸紙と接着剤で出来ておりその大きさ、256,5 x 144,5 x 25 cmです。
人形として切り抜かれているまわりの部分はこのような廃墟として浮かび上がってます。
レンガでしょうか。崩れ掛ったレンガから積み方が悪く、隙間をつくってしまったレンガまで・・・すごい精巧に出来ています。
「Fall」と名付けられています。満開のサクラの木からガイコツが・・・もしかしたら、これ一枚の紙から出来ているのかもしれません。
やはりガイコツのペーパクラフトの足の部分がサクラの根にくっついています。
ペーパークラフトで出来たガイコツの部分をアップにしてみました。リアルです。
ペーパークラフト「Erected Ruin」です。廃墟として立体的に浮かび上がった紙の影は豪華なお城。いろいろなことを考えさせられる作品となっています。
大きさは133 x 99,5 x 33 cmです。
どうやら建物の一部のようですね。
つくりが非常に細かいです。
紙でつくった作品であるペーパークラフトでここまでのことが出来てしまうものなのですね。
最後に紙で出来た階段「Mirage」です。本当に家にあったらそのリアルさに気がつかず、知らず知らずのうちに踏みしめてしまうかもしれません。
▼アーティスト
・Peter Callesen
URL:http://www.petercallesen.com/home/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/peterrcallesen/
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