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不可能図形であるペンローズの三角形をモチーフにした花瓶「90º」




不可能図形とは目の錯覚により本来あり得ない図形として目に見える図形のことを言います。

不可能図形は紙などに書かれた2次元の紙の上での図形でのみ実現可能であり、実際私たちが生きる世界では実現不可能な図形。しかしそんなあり得ない不可能図形を実際に表現した花瓶があると言ったらあなたはどんなことを思うでしょうか。

まずは証拠、以下の花瓶をご覧下さい。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

どうですか?これが不可能図形であるペンローズの三角形をモチーフにした花瓶、名前は「90º」といいます。

この花瓶「90º」はスペインのデザインスタジオcuatro cuatros(http://www.cuatrocuatros.com/index.php)によって制作されました。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

そしてこれがペンローズの三角形。よくじっくりと観察すると、日本では不可能図形の代表としてよく教科書に載せられている「エッシャーの滝」を思わせる不可能図形ということがわかりますね。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

そしてもう一度先ほどの花瓶「90º」を。

もちろんこの図形は実際には実現不可能であり、この写真にはトリックがあります。ではこの不可能図形をモチーフにした花瓶「90º」はどのような仕組みになっているのでしょうか。

それは以下の写真を見て頂ければわかります。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

これが実際の花瓶「90º」です。

実はこの花瓶「90º」は、ちょっと視点をかえると違ったものとして映る目の錯覚を利用した視覚効果アナモルフォーシスをうまく利用した作品となっています。

アナモルフォーシスはトリックアートによく使われている目の錯覚効果にあたり、ある一点からみるとその図形に見えるものの、その一点を離れると全く別の図形としてみえる視覚効果です。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

こちらは別の角度からみた写真。ちょっと角度をかえてみると形が崩れ本来の形に戻ってしまいます。

ある一点からみた時だけその図形が実現可能になるトリックをうまく活用したデザインの花瓶と言えます。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶 不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

2枚の写真を並べてみると一目瞭然。

でも面白い仕掛けですよね。

不可能図形の三角形をモチーフにした花瓶

こうした目の錯覚を利用した作品は他にもたくさんあり、ONE PROJECT内でも幾つか例があるので、ちょっとだけ如何に紹介したいと思います。

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どれも非常に面白い作品であることには間違いありません。

デザイナー:90º : estudio de diseño(http://www.cuatrocuatros.com/index.php?/proyectos/90/)

▼参考:(外部サイト)

Impossible Geometry: Triangle Vase Not an Optical Illusion | Designs & Ideas on Dornob

ペンローズの三角形 – Wikipedia




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