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部屋の雰囲気を美しい和モダンスタイルにするインテリア(内装)の10のコツ

モダンスタイルのインテリア(内装)は非常に人気があります。

どことなく洗練された雰囲気があり、和風のいいところと洋風のいいところをバランスよくミックスさせた表現が目を引き、どこか異国情緒あふれる「表現」や「質感」の雰囲気に惹かれるのでしょう。

ただ和モダンスタイルにするには、和風の雰囲気に欧米で見られる現代的な表現がミックスされた住宅のため、デザインに慣れていない方が和モダンを取り入れると、雰囲気がどっちつかずの中途半端なものになってしまいがちです。

そこで今回は部屋の雰囲気を美しい和モダンスタイルにするインテリア(内装)のコツについて解説していこうと思います。



和モダンスタイルってそもそも何?

和モダンスタイルとは「現代風にアレンジされた和風様式」のことを言います。

和風スタイルを欧米で見られるスタイリッシュでモダンな建築様式と組み合わせたスタイルと言ってもいいと思います。

伝統的な雰囲気はそのままに、現代風に洗練させた、または現代風にアレンジさせた和風スタイルと呼ぶこともあります。

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和モダンスタイルのインテリアの特徴

インテリアを和モダンスタイルにすることで下記のような雰囲気に仕上げることが出来ます。

【和モダンスタイルのインテリアの特徴】

1:木の温もりが感じられる部屋になる
2:無駄がなくスッキリとした印象になる
3:ロースタイルと相性がよく部屋が広く見える

1:木の温もりが感じられる部屋になる

インテリアを和モダンな雰囲気にするにあたって木や自然素材の質感を取り入れていきます。

例えばスギやヒノキなどの木材はもちろん、部屋の壁に珪藻土や漆喰を使って仕上げていきます。

和モダンスタイルにすることで木に包まれるような木の温もりが感じられる雰囲気のお部屋になります。

2:無駄がなくスッキリとした印象になる

和風にモダンを組み合わせるにあたって、部屋の雰囲気がごちゃごちゃしないように「水平ライン」を揃えていきます。

水平ラインを揃えることで、無駄がなく洗練された雰囲気にすることができるからです。

この時生み出される直線ラインによって部屋の雰囲気をスッキリとした印象に仕上げることが出来ます。

3:ロースタイルと相性がよく部屋が広く見える

和モダンスタイルでは部屋全体の重心を落として部屋の雰囲気を落ち着かせていきます。

部屋全体の重心を落とすためにはソファーやベッドなどの家具類のインテリアも背の低いものを選ぶ必要があり、自然とロースタイルでの生活になります。

そして、全体的な重心を下げることで部屋が広く見える作用が働き、実際の広さよりも部屋が広く見えるようになります。

和モダンなインテリアにするコツ

ここからは和モダンなインテリアにするコツについて解説していきます。

和モダンな雰囲気に仕上げる基本的な内容となりますが、一言で「和モダン」といっても様々な和モダンがあり、全てを一括りにすることは不可能です。

間取りはもちろん好みによってはここであげた内容に沿わない場合もありますので、その点を考慮していただき、ポイントで取り入れていただくと和モダンな雰囲気に仕上げることができると思います。

1:琉球畳を使う

和モダンスタイルな雰囲気に仕上げるには、できるだけ装飾的な表現を避けて、直線的な表情を生み出していくことがポイントになります。

素材や質感としては和を取り入れながらも、モダンな表現に見られるような、均整の取れた表現を心がけていきたいので、畳を使用する際は、縁のない琉球畳を使用するとより和モダンな雰囲気が出ます。

もちろん和室をつくる際は一般的に見られる縁ありの長方形の畳を使用しても問題ありませんが、リビングやその他の諸室については正方形の琉球畳を素材として用いるとより和モダンな雰囲気が出ます。

ちなみに琉球畳を配置する際は、色は2色使いにしてください。

部屋の雰囲気に合わせて濃い色と薄い色を交互に並べていくとより印象的な空間を作り出すことが出来ます。

2;床には濃い色を使う

床にはできるだけ濃い色を持ってくると和モダンな雰囲気が出やすいです。

床に濃い色を持ってくることで、部屋全体の重心を下げ重厚な雰囲気が出るからです。

床を明るい色にしてしまうと重心が上がってしまい軽快な雰囲気になってしまいますので、明るすぎる色は避けた方がいいと思います。

ただ、この辺りも好みにもよるので明るい色がいいと言うのであれば、明るい色にしても構いません。

床を明るい色とした場合は、天井や壁を暗い色にするなどすれば、バランスが取れると思います。

3:壁には漆喰や珪藻土を使う

壁は塗り壁として、漆喰や珪藻土を使うとより雰囲気が出ます。

部屋全体を塗り壁としてしまうとコストも高くつきますので、アクセントウォールと言ったように一部を塗り壁にする方法を取り入れても問題ありません。

室内の壁を塗り壁として珪藻土にする場合は、壁に表情をつけてあげるとより和モダンな雰囲気が出るので、均一に塗るのではなく、ざらざらとした質感をわざと出すなど粗さを残した仕上げ方をしていただくといいと思います。

ちなみに天然成分が主成分の珪藻土や漆喰には夏場の湿気や結露などを抑制する調湿効果があります。

こうした機能性のある素材も適宜取り入れていくことで住み心地の良い和モダンな空間になっていきます。

4:壁紙を使う場合は床の色と反対の濃さのものを使う

壁紙を使うときの壁の色は床の色とコントラストをきかせるといいと思います。

例えば床が明るめの色であるのならば、壁は暗めの落ち着いたトーンのも壁紙を選ぶとか、逆に床が暗めの色であるならば、壁は明るい色にしてみるとか、好みの雰囲気に合わせて調整していってください。

この時期をつけなければならないことは、あまり軽快な印象を持たせすぎないことです。

和モダンな雰囲気にするためには、部屋の重心を下げて重厚感のある内装にしていくことがポイントなので、明るい色でまとめすぎると「和モダン」ではなくて「和風」な雰囲気に近づいていってしまいます。

明るめの色でも和モダンな雰囲気に仕上げることはできるものの、難易度は上がると思ってください。

5:壁の一部を華やかな印象に仕上げる

和モダンな雰囲気に仕上げるには、基本的にはできるだけ装飾性を排除していきます。

ただ、装飾性を排除しすぎると、単調な部屋になってしまいやすいため、これを防ぐために、アクセントウォールなどで壁に表情をつけていきます。

粗い仕上げとすることで表情を整えていくことも多いですが、部屋の雰囲気によっては思い切って華やかな模様を壁に描いてしまった方がいいこともあります。

ただそうした模様を壁に加えるときもできるだけ簡素化した表情が組み合わさったデザインのものを組み合わせてください。

6:イグサのラグを使う

床材は複合フローリングもしくは無垢フローリングにするかと思いますが、その上に敷くラグはイグサを使うと雰囲気が出ます。

ただ、部屋の雰囲気によってはイグサのラグが合わないこともありますのでこの辺りは専門のインテリアコーディネーターと相談しながら決めていくとおいいと思います。

7:シンプルにデザインされた引き戸を使う

建具はデザイン的にシンプルなものを使ってください。

例えば扉には引き戸を使用するとより和モダンな雰囲気が生まれると思います。

8:柔らかい自然光を取り入れる

和モダンな雰囲気にするためには、直射日光は避け、部屋に自然光を取り入れるときも、ワンクッション置き、柔らかな光となるように働きかける必要があります。

光の透過性のある和紙を用いた障子やプリーツスクリーンなどを使うと優しい光を部屋の中に取り入れてくれるようになるので和モダンな雰囲気が出ます。

9:カーテンは控えめで馴染みの良いタイプを選ぶ

窓周りの雰囲気は、床や壁、天井の次にお部屋の印象を大きく左右する要素の一つです。

和モダンな雰囲気に近づけるためにはカーテンは控えめで馴染みの良いタイプを選ぶことがポイントになります。

柄がついたものを選んでもいいですが、柄があるタイプを選んでしまうと主張しやすく馴染みが悪いことも多く、また柄によってお部屋の雰囲気との相性が大きく左右されるためコーディネートの難易度は上がると思ってください。

色もできるだけ落ち着いた色味を選ぶといいと思います。

パープルやピンクなどの派手な色でも和モダンな雰囲気に合わせることはできるのですが、それ自体が主張しすぎてしまうため全体的なインテリアを工夫する必要があったり、コーディネートの難易度は上がっていきます。

和モダンな雰囲気に合わせるカーテンの基本は落ち着いた色味、渋目の色味だと思ってください。

10:和紙を使った間接照明を配置する

またお部屋に配置する間接照明は和紙を使ったものにしてください。

和紙特有の独特な紙の粗さが、照明に陰影をうみだし部屋の雰囲気を和モダンな雰囲気にしてくれます。

まとめ

今回は和モダンなインテリア(内装)にするコツについて10のポイントに分けてお伝えさせていただきました。

今回解説させていただいた内容を取り入れることで、より洗練された和モダンな雰囲気のインテリア(内装)に近づけていただけるかと思います。

できるだけ専門的な表現は避けて感覚的に理解していただけるような内容にまとめさせていただきましたので、今回の記事を読んでいただければ、どなた様でも簡単に和モダンな雰囲気の部屋にしていただけるものとなっていると思います。

あなたも和モダンなインテリアで上質な暮らしを手に入れていってください。




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