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和モダンの家をつくる10のポイントとお勧めな間取り

和モダンの家とは、現代的なデザインを取り入れた和風住宅のことを言います。

洋風と和風をうまく取り入れたデザインがポイントで、シンプルモダンな佇まいが印象的な建物となります。

ただし「和モダン」とは、家の雰囲気や印象の話になりますので厳密にはどこをどうしたら和モダンになる家なのかは決まっていません。ですから和モダンの家を建てるには「和モダン」のテイストやポイントを理解して家づくりを進めることが必要になります。

今回はそんな和モダンの家をつくるポイントと、お勧めの間取りについても触れていきたいと思います。



和モダンの家でよく見られる特徴と家づくりのポイント

和モダンの家とはシンプルモダンな現代的な佇まいの中に、和風テイストを程よく取り入れた和洋折衷の家のことを言います。

和モダンの家でよく見られる特徴は下記の通りです。

【和モダンの家の特徴と家づくりのポイント】

1:全体的に暗めの落ち着いた色の配色にする
2:装飾を省いたシンプルな仕様にする
3:装飾よりも質感を大事にする
4:シンプルな内装に障子や畳がある
5:装飾を省いた和室や広縁(縁側)がある
6:格子状の柵で簡易的に空間を仕切っている
7:陰影を意識したつくり
8:採光は格子戸や障子を使い柔らかい
9:扉やドアに引き戸が使われている
10:漆喰や木材など自然素材を多用している

細かいことを言えばこれ以上ありますが、これらのポイントをおさえて家づくりをしていただければ、和モダンの家づくりができると思います。

和モダンの家の特徴1:全体的に暗めの落ち着いた色の配色

和モダンの家は全体的に暗めで落ち着いたカラーコーディネート(配色)となっていることが多く、外観は直線的でありながら、やわらかい雰囲気を色で纏わせている・・・これが和モダンの家に共通して見られる大きな特徴の一つです。

和モダンな家づくりのポイント:配色はおさえる

和モダンの家にするのであれば、トーンの配色をおさえてください。

全体的に色味をおさえ、配色数を絞ることがポイントです。

明るいトーンよりも暗めの落ち着いたトーンにしていただたいほうが和モダンの雰囲気が生まれやすくなります。

和モダンの家づくりを目指すにあたって、色使いは本当に大事ですので設計士の方と相談しながら落ち着いた色味を探してください。

和モダンの家の特徴2:装飾を省いたシンプルな仕様

装飾的な要素を取り入れると華美になります。

そして装飾をすると雑多な印象になりやすく、装飾的なものを取り入れるほどモダンな印象と遠ざかってしまう傾向にあります。

和モダンの家では、どの家でも装飾性のあるデザインを見せて華美なものを取り入れるのではなく、できるだけ装飾性をおさえながらも、それでいて重厚感のある雰囲気を漂わせてる特徴があります。

和モダンな家づくりのポイント:装飾的な要素を排除する

和モダンの家はいわば和風住宅における引き算の美学です。

和モダンの家では装飾もできるだけ省いて、シンプルなものとしてください。

もちろん和風住宅には装飾的な要素がありますが、モダンと融合し「和モダン」とした場合は、できるだけ装飾はおさえ簡素なものとすることがポイントです。

和モダンな家の特徴3:装飾よりも質感を大事にする

和モダンの家では、装飾性を質感で表現しています。

飾るのではなく、素材や模様などの質感で表現することで華美にならず、デザイン性を排除しながらも、家としての佇まいに重厚感が生まれるからです。

和モダンな家づくりのポイント:質感で表情をつくる

和モダンの家では装飾は極力シンプルなものとしますが、一方で質感は大事にしてください。

例えば内装には木を多用するだとか、外壁には塗り壁を選ぶなどがそれにあたります。

塗り壁は同じ色を塗っても独特な凹凸が生まれ、それが自然の影をうみ平面に表情を与えます。

シンプルにすると直線的でのっぺりとし野暮ったい印象になってしまいがちですが、表面にあらわれる質感を大事にすることで、シンプルでありながら建物に雰囲気を纏わせることができます。

和モダンの家の特徴4:シンプルな内装に障子や畳

和モダンの家では内装に使われる建具、特に障子や畳などはできるだけ装飾的な表現をおさえたシンプルなものが使われています。

素材としては和のものを使い和風の雰囲気を纏わせながらも、余計な装飾を排除することでモダンな印象に近づけているのです。

和モダンな家づくりのポイント:装飾的な表現をおさえる

和モダンの家では、簡素化した和風住宅のようなイメージで家づくりをすると、モダンな雰囲気を漂わせることができます。

純和風の家の装飾性を排除し、代わりに素材ならではの特徴で装飾性を生み出すようなイメージで家づくりをすると「和モダン」というイメージにきれいにまとまると思います。

例えば、シンプルな直線がかった障子に、畳の縁などもできるだけ装飾的な要素を排除したものを選ぶとモダンな家に近づけることができます。

また畳には、琉球畳などを使用すると言ったように、直線的だけれども同時に柔らかいイメージを纏わせていくと、一気に和モダンなイメージに近づくかと思います。

和モダンの家の特徴5:装飾を省いた和室や広縁(縁側)

和モダンの家では、和室や広縁(縁側)も装飾性を排除したものが多く、やはり簡易的なデザインで、素材で勝負している家が多いです。

和室にしても広縁にしても、装飾性を省きさらに色味を整えていくとシンプルな表情になりますが、素材そのものの特徴(模様)を活かしデザイン性を高めています。

和モダンな家づくりのポイント:素材を活かし直線的な表情を意識する

モダンな家づくりではできるだけ装飾を省いていき直線的な表情が出るように心がけることがポイントになります。

和室にしてもシンプルに装飾を省いた雰囲気づくりを目指してください。

また縁側もまるでインフィニティプールのように、リビングのソファーなどに腰かけたときに地続きに見えるようにして設計するとより雰囲気が生まれやすくなります。

和モダンの家の特徴6:格子状の柵で簡易的に空間を仕切っている

和モダンの家に共通して見られるのは、室内に差し込む光が柔らかい光となるように工夫されていることです。

窓には格子をはったり、内部でもドアに引き戸、さらには間仕切りとして格子を使うなどの特徴が多く見られます。

和モダンな家づくりのポイント:柔らかい光を室内に取り入れる

和モダンの家では意図的に光を柔らかくする仕組みがとられます。

それは外観でも内装でも同じで、外観では窓部分に縦の模様の格子をつけると雰囲気が出やすくなります。

素材や色味も統一することが大事で、格子には木材を使うとより雰囲気が出ると思います。

和モダンの家の特徴7:陰影を意識したつくり

和モダンな家ではどの家も陰影を意識して間取り(空間のとり方)がつくられています。

光と影を意識した間取りとすることで簡素でありながらも空間に独特な表情を生み出しているのです。

和モダンな家づくりのポイント:光と影を意識して空間設計をつくる

光が壁にあたった時に、影を生み出す部分を意識して設計していくことが和モダンでの家づくりのポイントとなります。

例えば凹凸がある素材を壁に使えば、光があたったときにその壁に独特な模様を生み出します。

それが自然光であっても、夜の柔らかなあかりでも、意図的につくりだすのだけれども、そうは感じさせない自然体の影が独特な表情を描くような間取りにすることが和モダンの家づくりの一つのポイントとなります。

装飾的なものもデザイン性の高いものではなく、直線的でいて無機質なデザインのものを選ぶといいと思います。

和モダンな家の特徴8:採光は光が漏れるように格子戸や障子を使い柔らかくする

和モダンな家では、内装においても採光は柔らかいものとすることが基本です。

直接的な光ではなく、格子戸や障子を使い間接的な柔らかくする工夫を取り入れると柔らかい光とすることができます。

和モダンな家づくりのポイント:間接的な光を多く取り入れる

ポイントとしては直接的な光ではなく、何かを間に挟んだりして間接的な光を意識することです。

光が漏れるように計算すると言ってもいいかもしれません。

例えば間仕切りとして壁ではなく、格子を使うと光の陰影ができ柔らかいものとすることができます。

さらに、障子を利用するなどして、間接照明のような暖かい光の入り方を意識すると和モダンな雰囲気が出来上がると思います。

和モダンな家の特徴9:扉やドアに引き戸が使われている

和モダンな家では扉やドアに引き戸が使われます。

それもできるだけ装飾を省いたタイプ引き戸で、なかには格子や障子と言ったように光が隙間から漏れるタイプの引き戸を使うこともあります。

和モダンな家づくりのポイント:扉は引き戸にする

扉やドアではなく、引き戸を使うと和モダンな雰囲気になります。

また室内にこぼれ落ちる光のさじ加減も重要なポイントとなりますので、格子戸や障子などを上手に利用するといいと思います。

和モダンな家の特徴10:漆喰や木材など自然素材を多用している

和モダンの家では、漆喰や木材などの自然素材を多用することも多いです。

本漆喰や高価な木材でなくとも、外観はもちろん内装においても、その雰囲気が味わえる素材を利用すると一気に和モダンな家に近づきます。

和モダンな家づくりのポイント:自然素材を多用する

自然素材には、それ自体が持つ素材ならではの独特な印象があります。

そうしたものをうまく家づくりに取り込んでいくのも和モダンな家づくりの大きなポイントとなります。

またコントラストをきかせて、木材などの温かみのある素材と、無機的な雰囲気の強い鉄やガラスなどを組み合わせるとモダンな印象に仕上がることが多くなりますので参考にしてください。

和モダンの家でこれだけはおさえておきたい具体的な家づくりのポイント【内装と外装】

ここからは和モダンの家づくりを進める上で、これだけはおさえておきたいポイントついて【内装】と【外観】の面からお伝えします。

和モダンの家づくりで【内装】でおさえておきたいポイント

和モダンの内装で必ずおさえておきたいポイントは4つです。

1:配色やトーンはおさえたものにする
2:天井や壁、床の色のテイストをまとめる
3:装飾的なデザインは控えめにする
4:間接照明で陰影をつける

1:配色やトーンはおさえたものにする

家の配色やトーンは主張するものではなくできるだけおさえたものにしてください。

配色をおさえたものにすることで、全体的に落ち着きのある空間が出来上がります。

2:天井や壁、床の色のテイストをまとめる

色や素材のテイストは天井から壁、床の色に至るまで統一してください。

例えばクリーム系の色を使うのであれば、床、壁、天井に至るまで全体のトーンを統一してください。

床、壁、天井と配色やトーンは統一し明度や彩度で分けてもいいと思います。

素材選びも大事で、部分部分に塗り壁とするとより、重厚感が溢れるテイストになり、落ち着いた佇まいの空間になります。

装飾性をおさえた和モダンの家では、色選びと素材選びは非常に重要ですから、設計士と十分に相談の上、慎重に選んでいただくことをお勧めします。

3:装飾的なデザインは控えめにする

和モダンな家では、装飾的なデザインや、華美だと思われる要素はできるだけ排除してください。

装飾的なデザインで表現するのではなく、素材の質感であったり、色使い、また陰影の付け方で空間を表現していくことが大事になります。

できだけ素材の特徴を活かした自然のままのデザインを取り入れるようにしてください。

4:間接照明で陰影をつける

照明は間接照明やダウンライトなどを使うとより和モダンを演出できます。

照明は壁に当て、反射した光で空間全体を明るくするような照明の配置を心がけるとより全体的に和モダンの印象が強くなります。

また障子や格子を利用して自然光を柔らかいものとすると、より和モダンな印象に近づけることができます。

直接的な光ではなく間接的なあかりとすることがポイントです。

和モダンの家づくりの【外観】でおさえておきたいポイント

和モダンの家づくりの外観で必ずおさえておきたいポイントは4つです。

1:建物正面は大きめの窓を配置しない
2:色味はおさえてバランスの良い配色を心がける
3:勾配のゆるやかな屋根にする
4:坪庭や広縁をつくる

1:建物正面は大きめの窓を配置しない

まず建物正面のファサードではできるだけ大きめの窓は設置しないことをお勧めします。

大きな窓は装飾性が強く出てしまうため、和モダンな家では極力装飾性を抑えることが大事だからです。

2:色味はおさえてバランスの良い配色を心がける

内装と同じように、色味は極力おさえたものとし、全体のバランスが統一された配色を心がけてください。

また塗り壁は雰囲気が出やすく、職人の手によって塗り重ねられた自然にできた壁の凹凸などで外観デザインを表現するようにしてください。

3:勾配のゆるやかな屋根にする

屋根の勾配はゆるやかな方がどっしりとした佇まいになります。

和モダンの家では、地に足のついたようなどっしりとした重厚感のある佇まいがあっていますから、屋根の勾配をゆるやかにし、おおらかな雰囲気になるようにしてください。

4:坪庭や広縁をつくる

坪庭や広縁をつくると非常に雰囲気が出ます。

和風住宅では取り入れられる要素ですが、和モダンの住宅でも坪庭や広縁を取り入れると良いでしょう。

坪庭は唯一華美なものとしても問題ありません。

シンプルで落ち着いた内装と美しく整えられた坪庭でコントラストが生まれ、お互いの空間に和をもたらす効果があります。

和モダンの家がお勧めな人の特徴

最後に和モダンの家がおすすめな人について少しだけ解説します。

和モダンの家がおすすめな人は下記の通りです。

【和モダンの家をお勧めする人の特徴】

・和風テイストの家が好き
・シンプルモダンな建物が好き
・落ち着いた印象の家に住みたい
・余計な装飾は必要ない
・周りとは一味違うセンスのある家を建てたい

当てはまるものが多ければ多いほど、和モダンの家がお勧めです。

家づくりを検討する際で家のコンセプトをどのようにするのか決める際の参考にしていただければと思います。

まとめ

今回は和モダンの家をつくる時のポイントについてお話ししてきました。

本文でも触れましたが、和モダンの家はいわば和風住宅における引き算の美学です。

和モダンの家はできるだけ装飾的な要素を排除し、全体的な色調やトーンをおさえていただき、さらに和風テイストに近づけていけば和モダンの家に近づけていけると思います。

是非、今回の記事でお話しした、ポイントをおさえていただき和モダンの家を建てていってください。



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