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【家づくり用語集】家づくりで役立つ!住宅の工法・構造の住宅用語を丁寧に解説します

今回は家づくりの現場で役に立つ、住宅の工法や構造に関する住宅用語を丁寧に解説していきます。

普段聴き慣れないものも多いと思いますが、打ち合わせの現場などで頻繁に飛び交う住宅用語については最低限押さえておくとスムーズに運ぶと思います。

間取りの用語集については下記リンク先の記事にまとめてありますので参考にしてください。

>>>【家づくり用語集】家づくりで役立つ!間取りデザインの住宅用語を丁寧に解説します



家づくりの現場で役に立つ!【土地についての用語集】

建ぺい率って何?

建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合のことを言います。

用途地域や防火規制によって、家を建てて良い建築面積は決められており、上限を超えた面積では家を建てることができません。

理由としては、日照、通風、防火、避難などの確保をするためで、用途地域や防火規制のかかる地域によっては敷地内に一定割合の空き地を確保する必要があるからです。

敷地面積って何

敷地面積とは、土地の面積のことです。

敷地面積が広くても建ぺい率によって実際に建物を建てることのできる建築面積が制限されていることがあるので注意が必要です。

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建築面積って何?

建築面積とは、建物を上から見た時の面積のことを言います。

大体の場合は建物の1階部分が一番広くつくられているため、建物の一階部分の総面積=建築面積になります。

外壁から1メートル以上突き出した軒や庇などは、先端から外壁側に1メートル後退した部分の面積までが含まれることになっています。

用途地域とは?

用途地域とは、地域によって建築できる建物が制限されている規制の一種です。

用途地域は乱開発から住環境を守ったり、商業地域や工業地域など地域を分けることで地域の発達を促すために設けられています。

用途地域は都市計画法によって12種類に分類されており、建物の種類、用途、容積率、建ぺい率、規模、ヒカゲなどが定められています。

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防火地域とは?

防火地域とは、火災の拡大を防ぐために定められる地域の地区のことで、幹線道路沿いや都市部で定められています。

防火地域に家を建てる場合は十分な耐火性能がある建物でなければ建築することができないことになっています。

容積率って何?

容積率とは敷地面積に対する、各階の床面積の合計の割合のことを言います。

上限は用途地域によって定められており、容積率の上限を超えた建物は建てることができません。

建築協定って何?

建築協定とは、住宅地としての環境を維持、推進するために地域住民の合意によって取り決められる協定のことです。

環境保全や街づくりを目的として土地の所有者全員の合意のもと建築基準法などに重ねて建築物の敷地や構造、用途、形態、デザイン、意匠など一定の制限を加える協定のことを言います。

建築協定は特定行政庁が認可します。

家づくりの現場で役に立つ!用語集【建物の構造編】

建築基準法って何?

建築基準法とは、建物を建築するときに関わる、構造の技術基準や設備に関する規制、敷地条件などを定めた法律のことです。

建物を建築する上では建築基準法に則って建てる必要があり、基本的な決まり事やルールが定められている法律のことを言います。

違法建築とは?

違法建築とは建築基準法や都市計画法などに違反して建てられている建築物のことを言います。

違法建築では住宅ローンの融資が受けられないため、家づくりの現場では融資に関わる重要な項目です。

内法(うちのり)って何?

壁や柱などの内側同士を測った寸法のことを言います。

柱と柱の間の距離(柱間)や、窓、出入り口の幅などを測定するときによく用いられます。

このほか建物の床面積などを計算するときも内法による数値が使用されたり、登記簿に記載する面積にも内法が用いられます。

内法に対して外側同士を測る寸法を外法(そとのり)、壁の中心同士を測る寸法を壁芯(へきしん)といいます。

ちなみに一戸建て住宅の延べ床面積は外法か壁芯で算出することが一般的です。

開口部(かいこうぶ)って何?

開口部とは、建物の壁や屋根に取り付けられた、出入りが可能な窓や玄関ドアのことを言います。

開口部には採光や換気、通風、通行、眺望などの役割があり、設置する場所や用途によって様々な大きさや形があります。

このうち採光や換気、通風の役割において重要な役割を果たします。

耐力壁(たいりょくへき)って何?

耐力壁とは建物自身や強風や地震など外から加えられる圧力に対して建物の構造を支持するための壁のことを言います。

耐力壁は建築基準法によって、家の形や面積によって、必要な耐力壁の量が規定されています。

耐力壁は外の圧力に耐える壁を指すのに対して、室内などに使われる間仕切り壁は非耐力壁と呼ばれます。

耐震壁(たいしんかべ)って何?

耐震壁とは地震の横揺れを想定した耐力壁のことです。

構造用合板(こうぞうようごうはん)って何?

構造用合板とは、木造建築物の躯体を支える構造部分に使用される合板のことを指します。

構造用合板は一般的に使われる合板よりもより、強度が高められた合板のことでJASにより品質について細かく規定されています。

JASによる品質がクリアされた構造用合板はスタンプが押されます。

構造用合板は耐震性や耐風性、防音性などを高めることができ、在来工法やツーバイフォー工法の耐力壁や床板、屋根の野地板などの下地材として使用されます。

ただし構造用合板は薄い板のため防火性は期待できず湿気にも決して強くはないため、使用する箇所によっては防水処理を施すことが必要になります。

躯体(くたい)って何?

躯体とは、いわゆる建物の骨組みのことです。

柱、梁、壁、床などのの建物の骨組みのことで住宅の性能を左右する大事な部分となります。

これら躯体で用いられる素材や組み方で工法や構造が決まります。

スケルトン・インフィルって何?

スケルトン・インフィルとは、建物を構造体(スケルトン)と間取りや内装や設備(インフィル)に分けて設計する考え方や、建築方法のことを言います。

耐久性が高いスケルトン(構造体)と設備の変更やリフォームなどを伴うインフィル(間取り・内装・設備)が分離されていることで内装、設備機器の交換がしやすいメリットなどがあります。

家づくりの現場で役に立つ!用語集【工法編】

在来工法って何?

在来工法とは柱、梁、桁、土台などの建物の骨組み部分に木材を用いた工法(建物の組み立てかた)のことを言います。

日本で古くから伝わる伝統的な工法で、木造軸組工法とも呼ばれます。

壁で躯体を支える工法よりも間取りに融通が生まれる特徴があります。

以前は接合部は材木を加工して(継ぎ手、仕口など)噛み合わせていることがほとんどでしたが、最近の建物には金物が使われて接合されています。

ツーバイフォー工法って何?

ツーバイフォー工法とは柱や梁を使わずに壁、床、天井の6つの面で躯体を支える工法のことを言います。

木造枠組壁工法や壁式構造、壁式工法とも呼ばれます。

ツーバイフォー工法では2×4材の角材を組んだ枠組みに構造用合板を貼り付けてパネルをつくり天井、壁、床の6つのパネルで六面体を作り躯体を支えていきます。

面で支えるため耐震性や耐風性に優れていたり高気密、高断熱である特徴がありますが、構造上抜けない壁が出てきてしまうのでリフォームに対応することが難しかったり、在来工法よりも間取りが制限されることがあります。

ラーメン構造って何?

ラーメン構造とは柱と梁などが溶接によって一体化され、強力に接合された構造のことを言います。

ラーメン構造は鉄骨造、もしくは鉄筋コンクリート造の建物でよく利用されている構造になります。

ラーメンとはドイツ語で「枠」のことを指し、その名の通り接合部が剛接合された枠のような構造になっています。

柱と梁だけで横揺れに対応することができ、筋交いや耐力壁を必要としないので、間取りの自由度が広がり、窓の大きさや位置もある程度自由に設定することができます。

混構造(こんこうぞう)って何?

混構造とは、一つの建物で主要構造部に異なる構造方式を併用した建物の構造のことを言います。

例えば、住宅では地下や1階をRC造とし、2階以上には在来工法を併用するケースが多いです。

家づくりの現場で役に立つ!用語集【建物の基礎に関わる住宅用語】

アンカーボルトって何?

アンカーボルトとは建物の基礎部分と躯体の土台とを固定するための接合金具のことを言います。

アンカーボルトで基礎を接合することで建物の耐震性や耐久性を高める役割があります。

布基礎(ぬのきそ)って何?

布基礎とは建物の外周や壁の下を這うようにした連続した基礎のことを言います。

基礎の形としては「T」の字を逆にしたような底部が幅広い形が建物の外周や壁下に作られた基礎となり、幅広い部分を地中に埋めることで水平方向の安定性と地盤の指示力を高めた基礎になります。

基礎の素材としては鉄筋コンクリートが主流で、アンカーボルトを埋め込んで土台と結合してつくられます。

軟弱地盤でない強い地盤のときに布基礎は用いられることが多く、また木造2階建住宅で多く採用されている基礎の形になります。

フーチングとは?

フーチングとは建物の基礎で地面の中に埋め込まれた底辺部分(基部)のことを言います。

布基礎では「T」の形の幅広い部分を地中に埋めて基礎が帯上に設置されていきますが、幅広い部分が地盤に接することで建物の荷重を分散させる役割があります。

ベタ基礎って何?

ベタ基礎とは、建物の底面全体が鉄筋の入ったコンクリート板で作られる基礎のことを言います。

鉄筋コンクリート面全体で建物を支えるため地震や台風などの衝撃を効果的に地盤へ逃す効果があります。

面全体で建物を支えることができるので、地盤が弱い土地に用いられることも多く、地面からの湿気も防ぐためシロアリ対策としても有効です。

基礎の素材としては布基礎と同じように鉄筋コンクリートを用いていきますが、建物下の地盤全体に、鉄筋を配置して、その上にコンクリートを流し込んで基礎を作る特徴があります。

地盤改良・地盤補強って何?

地盤が軟弱(弱い)ときに、建物の重さに耐えられるように地盤の状態を改良したり補強したりすることを地盤改良、もしくは地盤補強と言います。

地盤の表層部分の土を入れ替える方法や、鉄鋼の杭を固い地層まで打ちこんでいく方法など様々な方法があります。

通気層って何?

通気層とは断熱材の外側と外壁との間に空気が通り抜けられるような隙間のことを言います。

外壁との間を空気が徹ことで水蒸気が排出され、内部結露を防止する役割があります。

床下換気口って何?

床下換気口とは床下にたまりがちな湿気を防ぎ換気を行うために設けられた換気口のことを言います。

通気層へ空気を送る目的で基礎に設けられます。

建築基準法により床下換気口は5メートルごとに設置することが義務付けられていますが基礎と土台の間に隙間を設けて換気する基礎パッキング工法などが床下換気口の代わりに採用されることもあります。

家づくりの現場で役に立つ!用語集【長さに関わる単位編】

モジュールって何?

モジュールとは設計の基準となる、基本寸法や基本単位のことを言います。

日本の住宅ではモジュールを一間90cmに設定することが多かったのですが、1mを基本寸法とししたメーターモジュールで建てられる家も最近ではよく見られます。

特にバリアフリー住宅ではメーターモジュールが使われている傾向があります。

関東と関西のモジュールって違うの?

関東では910mm=3尺単位の尺モジュールが使われていますが、関西の伝統的な住宅では955mm=3.15尺単位の京間が用いられてきました。

そのためモジュールは地域によって基本となる単位などが異なることもあると覚えておくと良いと思います。

一間(いっけん)って何?

一間とは日本の伝統的な建築で使われた基本モジュールのことを言います。

畳の長辺程度が目安となっており、一間=178〜182cmとなっていることが多いですが、江戸間、京間、中京間など地域によって長さが異なることもあります。

インチって何?

インチとは欧米で使う長さの単位で1インチ=約2.54cmと設定されています。

まとめ

今回は住宅の工法・構造に関する家づくりの前におさえておきたい住宅用語集をお伝えしました。

どれも大事な用語ばかりを厳選して掲載していますので、覚えていただくと打ち合わせ時などの意思疎通に便利だと思います。



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